JPS597430B2 - 魚肉類を直方体に加工する方法 - Google Patents

魚肉類を直方体に加工する方法

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JPS597430B2
JPS597430B2 JP52013506A JP1350677A JPS597430B2 JP S597430 B2 JPS597430 B2 JP S597430B2 JP 52013506 A JP52013506 A JP 52013506A JP 1350677 A JP1350677 A JP 1350677A JP S597430 B2 JPS597430 B2 JP S597430B2
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JP
Japan
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meat
fish meat
solid
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rectangular
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JP52013506A
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忠一 石原
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ISHIHARA SUISAN KK
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ISHIHARA SUISAN KK
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【発明の詳細な説明】 この発明は、例えば鮪肉なまりや鰹肉なまりなどの魚肉
なまりを最終形体である采の目形体に成形するため直方
体に切截する際多量に排出する魚肉なまりの屑廃物的切
り屑を有効に活用し、この切り屑を主原料とし、その適
量にその結着用粘結物として、生魚肉の摺り身、例えば
生の「すけそう」鱈の摺り身、又は生魚肉の腹肉、例え
ば生鮪の腹肉や生鰹の腹肉、若しくは生鮪や生鰹の正肉
を混和し、攪拌混合して混練物を得た後、この混線物を
直方体のプレス成形型枠内に填装し、加圧、圧縮により
含有水分や空気を排除して固形直,方体に成形すると同
時に粘結物によりポーラス状の前記切り屑相互を固く結
着させて、直方体の固形物を得た後、この直方体の固形
物を煮熟、燻蒸して燻成固形物となし、この燻成固形物
を長時間冷却して全体を均質に固化することを特徴とす
る魚肉類なまりの切り屑を固形直方体に成形する方法で
ある。
従来、采の目形体に切截して得た魚肉なまりを醤油など
の調味液中において煮熟加味し、これを取出して乾燥処
理し、魚肉なまりによる采の目形体の水産物加工食品を
製出することは知られてい゛るが、主原料である魚肉な
まりを采の目形体に成形するためには、このフイレーで
各異形体の魚肉なまり片を正しい直方体に切截しなけれ
ばならなG1oこの切截工程において各魚肉なまり片の
周辺部などを切り除いて直方形体に成形するのであるが
、この切り除いた周辺部などの部分が屑廃物的の切り屑
となって多量に切り出される。
そのために前記采の目形体の加味食品の製産上歩止りを
著しく低下させるばかりでなく、各魚肉なまり片を正し
い直方形体に切截する工程において型崩れによるロスを
生じそのためにコスト高による製品高となる欠陥があっ
た。
この発明は前記従来方法の欠点損失を排除すべく種々研
究を重ね、幾多の実験を行った結果遂に前記魚肉なまり
を直方体に切截する際に多量に排出される屑排物的の魚
肉なまりの切り屑を有効に活用し、これを主原料として
廉価に固形直方体を製出する方法に成功したものである
即ち、この発明においては前記のように屑排物的の魚肉
なまりの切り屑を主原料とし、この魚肉なまりの切り屑
にその結着用粘結物として例えば、生の「すけそう」鱈
の摺り身、又は生の鮪、鰹の腹肉若しくはこれらの正肉
を混和攪拌して混練物を得る工程と、この混練物を直方
形体のプレス成形型枠内に填装し、加圧、圧縮成形する
と同時に粘結物によりポーラス質の前記切り屑相互を固
く結着させて直方体の固形物を得る工程と、さらにこの
直方体の固形物を煮熟と燻蒸とにより燻成固形物となす
工程と、この直方体の燻成固形物を長時間冷却して全体
を均質に固化させる各工程の結合方法であるから、主原
料である魚肉なまりの切り屑を前記のように直方形型枠
内に填装し、これを粘結物の存在の下に加圧圧縮成形す
ると同時にポーラス質の魚肉なまりの切り屑に前記結着
用粘結物を容易に圧入し、強力に結着させて高密度の直
方形体の固形物を容易にしかも廉価に製出することがで
きる。
さらにこの直方体の固形物を煮熟、燻蒸して直方形の燻
成固形物を得た後、この直方体の燻成固形物を長時間冷
却して固化させるので、この冷却作用により外部より中
心部迄均質に固化させることができる。
従って、この固化状態の直方形体の燻成固形物をカッタ
ーにより采の目形体に自動切截する際、カッターによる
側圧により直方体の固形物にクラツクを生じたり、また
破断や崩かいにより細片化する損失が無く、適正な采の
目形体に容易に切截することができる。
また、前記のように采の目形体に切截した燻成固形物の
多量(約40K2量)を醤油などによる調味液を満した
煮熟釜中において加熱煮熟加味する味付け作業において
も前記のように魚肉なまりの切り屑を主原料として加工
製出された采の目形体の燻成固形物は結着用粘結物の存
在による加圧、圧縮成形により強固な相互結合と、長時
間の冷却によって外部より中心迄均質に固化されている
ので、調味液中において加熱により熱分解したり、破解
したりして適正な采の目形体を崩し細片化する損失がな
く、主原料である魚肉なまりの切り屑による采の目形体
の美味食品を量産し、廉価に提供することのできるなど
水産物加工食品の加工製造上多くの実益を有する発明で
ある。
この発明において、前記のように魚肉なまりの切り屑を
圧縮成形結着した後、煮熟、燻蒸とにより得た直方体の
燻成固形物を冷凍化することなく長時間冷却する理由は
結着している魚肉なまりの切り屑相互を均質強固に締固
しで合体化させることと、従来の方法である冷凍によっ
て凍結させるもののように魚肉質中のタンパク質のミオ
シンなど冷凍による変性や、リパーゼなどの酵素分解な
ど化学的変性による食味などを低下させることがないこ
とと、固化された前記直方体の燻成固形物を采の目形体
に切截する作業においてカッターによる側圧によりクラ
ソクや破断により細片化するようなロスをなくして適正
の采の目形体に確実に切截し得る切截上の実益によるも
のである。
この発明の実柿例を示すと次の通りである。
実施例 例1 例えば鮪肉なまり、又は羽生かじき肉なまり、若しくは
鰹肉なまりなどの魚肉なまりを直方形体に切截するとき
多量に排出される周辺部などの屑廃物的切り屑を主原料
とし、この魚肉なまりの切り屑32Kノと、この切り屑
に結着用粘結物として生魚肉の摺り身3 Kpと水1リ
ットルを混和し、そしてこれらの混和物を攪拌機にて約
5分〜10分間攪拌混合して混線物を得た後この混合物
を、数区画に仕切った周壁や底壁に多数の排水小孔を設
けた直方形体のプレス成形型枠(1区画の容積が、例え
ば320imX1 50mmX5Qmm程度の型枠)の
各区画内に填装して閉蓋し、この加圧蓋を加圧して水分
と空気とを排除しながら圧縮成形すると同時に前記結着
用粘結物の粘結特性によりポーラス質の各切り屑相互を
強力に結着合体させて直方体の固形物を得る。
そして、この直方体の固形物の所要数個を籠粋に入れて
煮熟釜中の熱湯で約1時間30分加熱煮熟した後、これ
を煮熟釜より取り出し約45分〜1時間燻蒸して直方体
の燻成固形物を得る。
この燻成固形物を冷蔵庫に入れて±0゜C温度において
約3日間の冷却により中心部まで均一に固化させる冷却
固化工程を行って完成させる。
このようにして製出した燻蒸固形物の形体は、何れも前
記直方形体のプレス成形型枠により加圧、圧縮成形結着
し、さらに燻成と長時間冷却固化させた規定の直方体で
あるからカッターによりほぼ正確な采の目形体に確実に
切截することができる。
例2 前記魚肉なまりの切り屑32K2に結着用粘結物である
生魚肉の腹肉として生鮪の腹肉又は、生鰹の腹肉3 K
yと水1リットルを混和し、攪拌混合した混和物IK2
(全量の25%)を混和し、これらを約5分〜10分間
攪拌混合して混線物を得た後、この混線物を前記と同様
に数区画に仕切った多数の排水小孔を設けた直方形体の
プレス成形型枠の各区画内に填装して加圧、圧縮成形す
ると同時に生の鮪の腹内又は生の鰹の腹肉の粘結力によ
り魚肉なまりの各切り屑相互を強力に結着させて直方体
の固形物を得るものである。
以後この直方体の固形物を実施例の例1に記載した通り
煮熟、燻蒸、冷却固化させて規定の直方体の固形物を得
る。
例3 前記魚肉なまりの切り屑32K2に結着用粘結物として
生の鮪の腹肉や生の鰹の腹肉の代りに生魚肉の正肉とし
て安価で多量に入手できる生のめばち鮪の正肉や、羽生
がじきの正肉IK汗混和することもある。
前記実症例の例2における粘結物として生の鮪の腹肉、
又は生の鰹の腹肉を混和する理由は、これらの腹肉は魚
肉なまりの切り屑の相互結着物としての強力な粘結力を
有するためである。
又、前記生のめばち鮪の正肉や生の羽生かじきの正肉を
混和する理由は、これらの正肉は安価に多量に入手し易
いのと、魚肉なまりの切り屑が鮪肉のなまりやかじき肉
のなまりの切り屑を使用した場合に鮪や、かじき肉の味
覚をできるだけ多くするためと、ある程度増量のためと
、魚肉なまりの切り屑の結着を補助する粘結物の役割を
果す特性を有するためである。
上述のとおり、この発明においては、ポーラス質の魚肉
なまりを最終形体である采の目形体に成形するため直方
体に切截する際多量に排出する魚肉なまりの屑廃物的切
り屑を有効に活用し、安価な主原料となし、この魚肉な
まりの切り屑の適量に前記各実施例に示す結着用粘結物
を混和し攪拌混合して混線物を得る工程と、この混練物
を直方体のプレス成形型枠内に填装し、加圧、圧縮によ
り直方体に成形すると同時に粘結物により魚肉なまりの
切り屑相互を固く結着させて直方体の固形物を得る工程
と、この直方体の固形物を煮熟、燻蒸して燻成固形物を
得る工程と、この燻成固形物を長時間冷却して全体を均
質に固化させる工程との結合を特徴とする方法であるか
ら、次に列挙する実質的効果を奏することができる。
1)魚肉なまりを最終形体である采の目形体に成形する
ため直方体に切截する際に多量に排出する魚肉なまりの
屑廃物的切り屑を主原料とするから、主原料として極め
て廉価で低コストで安価に製出することができる。
2)魚肉なまりの切り屑の適量に結着用粘結物を混和し
、その混練物をプレス成形型枠に填装し、加圧、圧縮し
て直方体の固形物を得る際、魚肉なまりの切り屑はポー
ラス質であるために結着用粘結物が切り屑の繊維組織内
への侵入を促進して切り屑相互の粘結を強化して合体化
することができる。
従って、直方体の固形物の形体の型崩れがないので安定
化することができる。
3)成形製出した直方体の固形物を煮熟、燻蒸して燻成
固定物となすので直方体の固形物の固化を強化すること
ができる。
4)直方体の燻成固形物を長時間冷却するので全体を均
質に固化させることができ、これによりこの直方体の固
形物を最終工程の采の目形体に切截する際にクラツクを
生じたり、破断や崩かいすることなく適正の采の目形体
に切截することができる。
又、この采の目形体の固形物を煮熟釜中において加熱調
味する作業においても加熱により熱分解したり溶解して
細片化する製品のロスがなく、適正な采の目形体の加味
食品を安価に製出することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 魚肉なまりを最終形体である采の目形体に成形する
    ため直方体に切截する際に多量に排出する魚肉なまりの
    切り屑を主原料とし、この魚肉なまりの切り屑の適量に
    その結着用粘結物として生魚肉の摺り身、又は生魚肉の
    腹肉、若しくは正肉を混和攪拌して混練物を得る工程と
    、この混練物を直方体のプレス成形型枠内に填装し、加
    圧、圧縮成形すると同時に粘結物によりポーラス質の前
    記切り屑相互を固く結着させて直方体の固形物を得る工
    程と、この直方体の固形物を煮熟と燻蒸とにより燻成固
    形物となす工程と、この燻成固形物を長時間冷却して全
    体を均質に固化させる工程との結合を特徴とする魚肉類
    なまりの切り屑を固形直方体に成形する方法。
JP52013506A 1977-02-12 1977-02-12 魚肉類を直方体に加工する方法 Expired JPS597430B2 (ja)

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JPH026417Y2 (ja) * 1984-08-10 1990-02-16
JPH0489910U (ja) * 1991-02-15 1992-08-05

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