JPS5973487A - 耐熱性硝安爆薬組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、耐熱性の優れた硝安爆薬等の組成物に関する
ものである。

詳しくは、硝安爆薬等に熱源が接触した場合、もしくは
、分解を促進するような物質が硝安爆薬等に混入し、さ
らに熱源が接触した場合でも、熱的に安定している耐熱
性の優れた硝安爆薬等の組成物に係るものである。

本発明でいう硝安爆薬等とは、硝安を主成分とし可燃剤
を楢加串合することＫよって得られる爆薬をいう。中で
も硝安油剤爆薬（以下、ＡＮＦＯと略称する）は、多孔
質粒状硝安と燃料油を混合することによって製造される
もので、ＡＮＦＯは特に原料が安価で、製造が容易であ
り、さらに安全性も高いことから産業用爆薬として現在
広く使用されている。

しかしながら、通常の発破とは違う条件下、例えば、硝
安爆薬等を高温の岩盤中の穿孔内に装填して発破を行う
時、硫化鉱のようなイオウを含有する鉱物の存在する高
温の岩盤中の穿孔内に装填し発破を行う時、もしくは、
穿孔内での加圧状態で熱源が存在する時、硝安爆薬は容
易に分解反応が生じる可能性があった。

発破の際に、この様な分解反応が生じると、暴発事故が
生じたり、又周囲に可燃性ガスが存在すると、ガス爆発
を引き起す等、保安上束髪な問題の発生することが予測
され友。従って、硝安爆薬熔を分解し、やすい条件下に
於いて穿孔中に装填した時でも容易に分解しないような
耐熱性の優れた硝安爆薬等を得るだめに鋭意研究した結
果、分解抑制剤を少ｋｔ添加すると飛躍的に熱安定性が
白土する知見を得、本発明を完成するに至った。

即ち、本発明は、硝安及び可燃剤力・らなる硝安爆薬に
、分解抑制剤を添加した耐熱性硝安爆薬組成物である。

本発明に使用される分解抑制剤は、ギｅ、ンユウ酸、ｎ
石酸の塩、カルゼジイミド類、ビグアニド類、ジシアン
ジアミド、チオ尿素があげられる。

分解抑制剤の添加量は、爆薬全体に対して、外削で０．
１〜５重門チの範囲であるが、０．１重量％未満である
と効果が少なく、又５重Ｍ％以上はコスト高となり、爆
薬の性能ｆｃ損うおそれがあるため実用的でない。好ま
しくは、０．３〜３重量％の範囲で添加することが最も
望ましい。

本発明に用いられる蛸安シ１−１通常、ＡＮＦＯ用とし
て使用される、例えｉ７ｔ’　、粒度が８メツシュスト
ップ０％、８〜１０メツシュ１０〜３５％、１０〜】４
メツシユ５０〜・８０チ、１４〜・２０メツシュ５〜３
０％、２０〜３５メツンユ０〜１チ、３５メツンユパス
Ｏ〜０８％、水分０．２％ｖ下の多孔實粒状硝な、１°
たは、通常、硝安爆薬として使用される、例えば粒度、
６０メツシユストツプ１〜ｌ　Ｏ％、　６０〜１００　
メ　ツシ刻　０〜５０　チ、　１００メツシユパス４０
〜５０チ、水分０２％以下の粉状硝安である、。

本発明に用いられる可燃剤は、通常１．ＡＮＦＯに用い
ら第１る２号軽油、または、通常、硝安爆薬に用いられ
る木粉、澱粉である。

本発明拠おける硝安爆薬としては、上記多孔質粒状硝安
と上記２号軽油と：９１らなるＡＮＦＯ，または、上記
粉状硝安、木粉、澱粉、も３感剤及び消焔剤からなる硝
安爆薬が膠げられる。

分解抑制剤を添加する方法としては、特に制限されるも
のではないが、硝安と可燃剤を混合する時点で混合する
のが最も簡便である。例えばＡＮＦＯの場合、多孔質粒
状硝安と燃料油を混合する前、又は混合した後に、分解
抑制剤を添加してもその効果に差は見られない。

本発明の耐熱性硝安爆薬組成物は、硫化鉱のようなイオ
ウを含有する鉱物と接触しかつ加熱された場合、あるい
は、加圧された状態で加熱された場合においても容易に
分解しない耐熱性に優れた爆薬組成物である。

以下、本発明を実施例によシ説明するが、本発明は、こ
れら実施例に示した範囲内に限定されるものではない。

なお耐熱性の評価方法としては、以下に示す２種類の試
験方法で行なった。また、爆速の測定力法はＪＩＳ規格
のドートリコシュ法にて測定した。

試験方法ｌ（発火試験） 試験爆薬０．５９−に、硫化鉱０．５ｙ−を加えて、試
験管にとｐ、１ｓｏ℃のオイル、６ス中にて加熱し発火
するまでの時間を測定する。

試験方法２（耐圧発火試験） 試験爆薬５ｏｙ−を、３０ｍｍψＩリチューブに充填し
その末端に黒色火薬５ｚを張りつけ、それに点火玉を数
句ける。これを内径５０■ψ、外径９０闘ψ、長さ２０
００關の圧力容器に入れて、空気ボン４で加圧した後、
点火玉を発火させ試験爆薬の燃焼の有無を圧力センサー
にて判定する。

実施例１〜９及−び比較例１ 多孔質粒状硝安９４ｙ−（粒度８〜１０メツシユ８チ、
１０〜１４メソジュロ５％、１４〜２０メツシュ２６％
、２０〜・２５メツシュ１％）と２夛軽油６１とを混合
しｆｒ、、、ＡＮＦＯに、表−１に示す分解抑制及びが
を添加して分解抑制剤ぼ有ＡＮＦＯを製造した。

得られた分解抑制剤含有ＡＮＦＯの発火試験、耐圧発火
試験、爆速を測定した。その結果を表−１に示す。なお
、比較のため、分解抑制剤を添加しないＡＮＦＯについ
で、上記発火試験、耐圧発火試験、爆速の測定を行い、
その結果を表−１に示した。

実施例６〜１０及び比較例２ 下記表−２に示す硝安爆薬に、表−３に示す分解抑制剤
及び量を添加して分解抑制剤含有硝安爆薬を製造した。

得られた分解抑制剤含有硝安爆薬の発火試験、耐圧発火
試験、爆速を測定した。

その結果を表−３に示す。なお、比較のため、分解抑制
剤を添加しない硝安爆薬について上記発火試験、耐圧発
火試験゛、爆速の測定を行い。その結果を表−３に示し
た。

以下余白 手続補正書（自発） 昭和５７年１り月／メ日 特許庁長官　若　杉　和　夫　殿 １、事件の表示　　　昭和５７年特許願第　１８２０７
７号λ　発明の名称 耐熱性硝安爆薬組成物 ａ　補正をする者 事件との関係　　特許出願人 大阪府大阪市北区堂島浜１丁目２番６号４、補正の対象 明細１０１％許請求の範囲」の欄 ５　補正の内容 明細誓の特許請求の範囲を、別紙の通り訂正する。

２、特許請求の範囲 １　硝安、及び、可燃剤からなる硝安爆薬に分解抑制剤
を添加したことを特徴とする耐熱性硝安爆薬組成物 ２　分解抑制剤か、ギ酸、シュウ酸、藺石酸の塩、カル
ボジイミド類、ビグアニド類、ジシアンジアミド、チオ
尿素から選ばれた少なくとも１種である特許請求の範囲
第１項記載の耐熱性硝安爆薬組成物 ３　硝安爆薬が、多孔質粒状硝安と軽油からなる硝安油
剤爆薬である％軒請求の範囲第１項記載の耐熱性硝安爆
薬組成物 ４　分解抑制剤の添加量が硝安爆薬全体に対し又、０、
１〜５重量％（外削）である１１１！Ｊ許請求の範囲第
１項記載の耐熱性蛸安爆薬組成物

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　硝安、及び、可熱剤からなる硝安爆薬に分解抑制
   剤を添加したことを特徴とする耐熱性硝安爆薬組成物 ２、分解抑制剤が、ギ酸、シ斗つ酸、酒石酸の塩。 カルデジイミド類、ビグアニド類、ジシアンジアミド、
   チオ尿素から選ばれた少なくとも１種である特許請求の
   範囲第、１項記載の耐熱性硝安爆薬組成物 ３、　硝安爆薬が、多孔質粒状硝安と軽油からなる硝安
   油剤爆薬である特許請求の範囲第１項記載の耐熱性硝安
   爆薬組成物 ４、分解抑制剤の添加量が硝安爆薬全体に対して、０、
   １〜５重量％（外側）である特許請求の範囲第１項記載
   の耐熱性硝安爆薬組成物