JPS597215Y2 - ラベル貼着装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はラベル貼着装置に関し、その目的とするところ
はラベル発行機の剥離板により台紙から剥離されてラベ
ル保持部に搬入されてきたラベルを確実に保持すること
ができる装置を提供することにある。

以下、本考案の第１の実施例を第１図、第２図に基いて
説明する。

１はラベル発行機、２は該発行機１の正面に取付けられ
たラベル貼着装置であって、上記発行機１から水平方向
に張り出している。

３は貼着ボックスであって、該ボックス３内は仕切板４
で大部屋５と小部屋６とに区切られている。

７はボックス３の底板３ａの上記小部屋６下部の個所に
形戊されたラベル保持口、８は上記大部屋５内に配設さ
れたファンであって、該ファン８の吹出し口、８ａは前
記仕切板４を貫通してラベル保持口７の上に位置してい
る。

１０は該保持口７とエアー吹出し口８ａとをつなぐエア
ー吹出し経路を開閉する一対のゲートであって、該ゲー
｝ １０が第１図に示す水平状態のときには、小部屋６
内を上方室６ａと下方室６ｂとに区切り、上記エアー吹
出し経路を閉鎖する。

１１はボックス３の両側壁に形威された上方室６ａと外
気とを連通させる第１の連通孔、１２は仕切板４の両端
に形威された下方室６ｂと大部屋５とを連通させる第２
の連通孔、９０はボックス３の両外側面に上記両第１の
連通孔１１の下部から保持口７近傍まで配設されたダク
トであって、上記第１の連通孔１１を介して外へ吹き出
そうとしているエアーの一部を受取って、その受取った
エアーを保持口７に向けて斜め′下から吹き付けるもの
である。

１６は前記ゲート１０の回転軸９にそれぞれ固着された
円盤、１７は下端が該円盤１６の外周縁近傍にピン連結
された連結杆であって、該連結杆１７をソレノイド等の
駆動手段により第１図に示す状態から上方へ引張ると、
第２図仮想線で示すごとくゲート１０が９０゜回動して
直立し、前記エアー吹出し経路が開放されて、ファン８
の吹出し口８ａから吹き出されたエアーがラベル保持口
７に到達する。

２１はボックス３の下に設けられたラベル搬送装置であ
って、ボックス３下面に固着されてラベル２５をラベル
保持口７に案内する案内板２２と、該案内板２２下面に
接近して設けられたベルトコンベア２３とを有し、該ベ
ルＩ・コンベア２３は、ボックス３下面に固着された互
いに平行する一対のフレーム３５と、ラベル保持口７近
傍において両端が上記フレーム３５に回転自在に支持さ
れた小径ローラ３６と、ラベル発行機１近傍において両
端が上記フレーム３５に回転自在に支持された支軸３７
と、該支軸３７上に固着された４つの環状溝３８ ａ
＊有する大径ローラ３８と、該大径ローラ３８の各環状
溝３８ ａと上記小径ローラ３６間にかけ渡された伸縮
自在な４本のゴムベルト３９と、ボックス３の底板３ａ
上に装置されると共にベルト４１を介して上記支軸３７
および大径ローラ３８を高速回転（約１００ｍ／ｍｉｎ
）させる駆動モータ４３と、両端がフレーム３５に回転
自在に支持されると共に前記大径ローラ３８の上端に接
近する押えローラ４４とを有する。

４５はラベル発行機１に設けられた剥離板、４６は該剥
離板４５と大径ローラ３８との間に配設されたラベル案
内台、４９はラベル２５に重量、単価、値段などを印刷
するためのプリンタードラム、５０は該ドラム４９にラ
ベル２５を押し付けるためのハンマである。

２４はラベル保持口７に搬入されてきたラベル２５の位
置決め用ストツパであって、ボックス３下面にラベル保
持口７に沿ってビス止めされている。

２６は保持口７内に一定間隔ごとに配設されたラベル支
持バーである。

上記構戊の作用を説明する。

たとえば計量値付装置では、はかりで計重すると、その
計重値に基いてラベル発行機１内において所定のラベル
２５がハンマ５０によってプリンタードラム４９に押し
付けられ、該ラベル２５に重量、単価、値段などが印刷
される。

次に台紙５１および上記ラベル２５が矢印口方向に送ら
れると、剥離板４５によってラベル２５が台紙５１から
剥離され、案内台４６上を通って該ラベル２５の端が大
径ローラ３８と押えローラ４４との間に挿入される。

すると、この人径ローラ３８は高速回転しているから、
上記ラベル２５は高速度で巻き込まれ、各ベルト３９と
案内板２２との間を高速度で矢印口方向に搬送され、保
持口７内に入ってストツパ２４に当たり、該保持口７に
止められる。

この状態では、ゲー１−１０は水平でエアー吹出し経路
は遮断されており、かつファン８の吸引口８ｂにより保
持口７および連通孔１２を介してエアーが吸引されてお
り、吸引されたエアーはファン８の吹出し口８ａから上
方室６ａの第１の連通孔１１を介してボックス３外に吹
き出され、この吹き出されたエアーの一部はダク｝ ９
０内を通って保持口７に向けて斜め上方に吹き出される
。

したがって上記したごとく保持口７のところにきたラベ
ル２５はファン８の吸引口８ｂによる吸引力と上記ダク
ト９０から吹き上げるエアーの吹出し力とによって保持
口７に向けて押し付けられ、該ラベル２５はしっかりと
支持される。

次に商品２８を保持口７の下にもたらし、連結杆１７を
上昇させると、ゲート１０が矢印イ方向に９０゜回動し
て直立状態となる。

すると、ダク｝ ９０からのエアーの吹上げが消えると
ともにファン８の吹出し口８ａから吹き出されたエアー
は保持口７に向けて吹き出されることとなり、その吹き
出されたエアーによって保持口７内のラベル２５が矢印
八方向に飛行し、商品２８の所定個所に貼着させられる
。

本考案の第２の実施例を第３図に基いて説明する。

この実施例の構戊は上記第１の実施例の構戊とほぼ同じ
であり、ただダクｌ− ９０と第１の連通孔１１とを完
全に連結してあり、またファン８の吸引口８ｂをボック
ス３外に臨ませてある。

したがって第３図実線状態では、ファン８の吹出し口８
ａから吹き出たエアーはすべて第１の連通口１１および
ダクト９０内を介して保持口７に向けて斜め上方に吹き
上げ、該保持口７のところにきたラベル２５をバー２６
に押付けている。

換言すればラベル２５を吸引することなく、吹き上げて
保持しているのである。

次にゲート１０を矢印イ方向に回動させて第３図仮想線
で示すごとく直立させると、ダクト９０を介し吹き上げ
るエアーが消え、ファン８の吹出し口８ａから吹き出た
エアーは真っ直ぐに保持口７内に入って、該保持口７の
ラベル２５を飛行させるものである。

以上述べたごとく本考案のラベル貼着装置によれば、ボ
ックス内を小部屋と大部屋とに区切り、さらに小部屋を
ゲーＩ・によって上方室と下方室とに分断し、上方室の
端からラベル保持口の下まで吹出しエアー案内経路を形
戊してあるから、上記ラベル保持口のところまで搬送さ
れてきたラベルを上記エアー案内経路を通って吹き出す
エアーによってしっかりと支持することができるもので
あり、従来の吸引のみによってラベルを保持口に保持す
る場合に比べて、より確実にラベルを支持することがで
きるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本考案の第ｌの実施例を示し、第
１図は縦断面図、第２図は第１図のＩＩ − ＩＩ線に
沿う断面図である。 第３図は本考案の第２の実施例を示す断面図である。 １・・・・・・ラベル発行機、２・・・・・・ラベル貼
着装置、３・・・・・・貼着ボックス、４・・・・・・
仕切板、５・・・・・・大部屋、６・・・・・・小部屋
、６ａ・・・・・・上方室、６ｂ・・・・・・下方室、
７・・・・・・ラベル保持口、８・・・・・・ファン、
８ａ・・・・・・吹出し口、１０・・・・・・ゲート、
２５・・・・・・ラベル、９０・・・・・・ダクト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 密閉ボックス内を仕切板で小部屋と大部屋とに区切り、
   大部屋内にファンを配設すると共に該ファン，の吹出し
   口を小部屋内に臨ませ、上記ボックスの底板の上記吹出
   し口に対向する個所に、搬送装置により送られてきたラ
   ベルを保持するためのラベル保持口を形或し、上記小部
   屋内の上記吹出し口とラベル保持口との間に水平状態で
   は小部屋内を上方室と下方室とに分断し、垂直状態では
   上記ファンの吹出し口をラベル保持口に連通ずるゲート
   を設け、前記ゲートが水平状態において上記小部屋内の
   上方室に吹き出されたエアーの少なくとも一部を下方よ
   り上記ラベル保持口に臨ませるように案内する吹出しエ
   アー案内経路を形或したことを特徴とするラベル貼着装
   置。