JPS597019A - インフレ−シヨンフイルム成形用冷却装置 - Google Patents

インフレ−シヨンフイルム成形用冷却装置

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JPS597019A
JPS597019A JP57116204A JP11620482A JPS597019A JP S597019 A JPS597019 A JP S597019A JP 57116204 A JP57116204 A JP 57116204A JP 11620482 A JP11620482 A JP 11620482A JP S597019 A JPS597019 A JP S597019A
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film
suction
blowout
opening
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Katsuhiko Fujimori
勝彦 藤森
Toshiharu Futasugi
二杉 俊治
Hideyo Rouyama
蝋山 英世
Shiro Utsuki
宇津木 史朗
Tetsuo Watanabe
哲夫 渡辺
Terukazu Kiyota
清田 輝一
Aritsune Moriyama
森山 有恒
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Eneos Corp
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SANKO KUKI SOCHI KK
Nippon Petrochemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はインフレーション法による熱可塑性樹脂フィル
ムの成形用冷却装置に関する。
インフレーションフィルムの成形に際しては、そのフィ
ルムの厚さが、例えば0.01〜0.1 +utMtJ
後の軽包装用フィルムの場合、適宜の剛性を有しスリッ
プ性や開口性が良好な品質のフィルムが成形でき、かつ
チューブ幅が広い範囲で任意に成形できることが望まし
く、したがってインフレーションフィルム成形用の冷却
装置は、押出機で浴融され環状ダイスからチーーブ状に
押出された熱可塑性樹脂のインフレーションフィルムが
均一厚さに延伸冷却されてダイス出口の上方5〜5m上
方に設置されたニップロールで引上げられ、適宜の押出
し擬、膨張比、延伸比、折径長さもしくは巻取速度で巻
取り成形されるに際し、成形されたフィルムがその厚み
の均一性、透明性、4度、光沢性、衝撃強度および引裂
強度などの適正な品質のものとして安定的にかつ高い生
産速度で成形できることが必要である。
そのため、インフレーションフィルム成形用の冷却装置
は次に示す特性を具備しなけり、ばならない。
(す、フィルムの進行方向での各高さにおける水平面で
のフィルムの表面温度がそれぞれ一様に均一であること
。したがって冷却気体の吹出しもしくは吸引速度がそれ
ぞれの水平面で均一分布にな(2)、チューブ状に押出
された進行フィルムに、しわ、たるみ、偏肉もしくは寸
法変動などが生じないよう、適正な温度区間に応じた適
切かつ均等な延伸を行ない、とくに冷却気体による振動
を起さないこと。
適正な温度区間に応じた適切な延伸についてさらに具体
的にいえば、例えばダイスからの押出し温度が200℃
の樹脂の場合、200〜190°C区間においてはフィ
ルムはあめ状の軟融状態にあって引張強度は極めて弱い
ので、その区間では極めて徐々に延伸を行ない、190
〜170℃の区間で吸引冷却環にて吸引力を働かせ、横
方向を主体にした延伸でチューブの半径方向に膨張させ
れば、軟融状態のフィルムがたれないように適宜の張力
を維持させることができる。
170〜120℃区間では、…1半は外部からの冷却気
体を直交流ではなくほぼ平行流方向に吹出せば、ダイス
からフィルムの内部に圧入された気体の内圧により半径
方向での膨張比が一定のままの状態(チューブの直径が
一定)で徐々にフィルムは冷却されながら、縦方向の延
伸は逐次増加される。次にその後半では縦方向の延伸が
急増されるとともに、フィルム内部の気体内圧も加わり
、横方向の半径方向膨張もこれに加味されて、フィルム
面の進行方向での総合延伸比が急激に増加される。
160〜100℃の区間においては、少なくともフィル
ムの外表面はその硬化温度に到達するので、縦方向の延
伸は勿論、横方向の膨張も終了する。この温度に到達し
所望折径長さが得られる膨張比になったチューブ状フィ
ルムの進行方向と直交する水平面の線が70ストライン
とされるものである。
(3)、フロストライン以降は、フィルム内向に残され
た余熱を冷却し、上方のニップロールにはさまれて巻取
られるに際し、そのフィルム表面もまた冷却され、開口
性が良好でかつ付着もしくは表向劣化などが生じないよ
うに、60〜40℃まで十分に冷却されること。
次にドラフトと冷却との関係について説明する。
(す、先ずトータルドラフトfil(縦方向および横方
向の総合ドラフト量)は、ダイスの開口幅とその直径、
製品の所望厚さおよびその折径長さくチューブ状のフィ
ルムをニップロールではさんで形成された2枚の平面フ
ィルムの幅)によっ−C決定され、樹脂の性状、フィル
ムの品質に応する生産速度に対応し゛Cフィルムの表向
が少なくともその硬化温度のノロストラインに達するま
でに/yr要のトータルドラフト量与える必要がある。
(2)、横方向のドラフトh士、即ち彫り長肘は実績上
トータルドラフト量の/20〜/4L1である。
(5)、トータルドラフト量をフィルムの温度に対応し
ていかに配分すべきかは、フィルムの内MBに圧入され
た気体の熱気流挙動にもとより、マ秀明チーープ状フィ
ルムの温度、とくに肉厚の検出手段が困難のため、現時
点では理論的解明がなされていない。すなわち実験的に
試行錯誤の域を出ず、主として生産速度に応じてフロス
トラインを設定しつつ、種々の冷却手段を講じ、結果と
しての夷品々質を判定する以外にない。
しかしながら、想定されることとしては、軟融状態にお
いては極めて微開、のドラフトを加わえつつ、フィルム
の厚みを漸次減少させ、ある程度フィルムが冷却された
時点で一挙にドラフトを増加し、次にこのドラフトを逆
に逐次減少してフロストラインに至る捷でにこれを完了
することが8袈であり、これらの配分をフィルム面の温
度に対応していかに設定するかにあり、とくにフィルム
の肉厚をいかにスムースに漸減、急減、逐次減にもつ一
〇いくかがポイントである。
(4)、これを冷却の面からいえば、生産速度に応じて
割(=jけられるそれぞれの区間が極めて短かく、しか
も短時間に所望の冷却効果が必要とされるので、いかに
有効な熱交換を達成させるかがポイントになる。この場
合の外面からの冷却手段としては、直交流型の噴流はフ
イルノ・而に撮動もしくはしわなど會与えるため採用さ
れず、平行流(自流型または並流型)による冷却以外に
有効な手段はない。
平行流による冷却の場合には、フィルム面上に速度およ
び温度境界層が形成され、それらの境界層の厚さは吹出
し気流流速が速い程、またフィルム面の温度が低い程う
ずくなり、冷却効果は境界層厚さがうすい根太である。
またこれらの境界層は冷却気体が吹出開口から陥れて下
流に向かうにつれ気流流速が漸減するので剥離が生じ、
冷却効果は減少する。なおこれら境界層による熱交換に
おいて表面熱伝達率(C)、もしくは熱貫流率(K)は
、気流流速が大なる根太になり、冷却効果が増大するこ
とはすでに自明の理である。
次に、伝熱係数(λ)を同一とすれば、フィルムの肉厚
がうすい程冷却効果が大であることから、適正なドラフ
トにより早期にフィルムの肉厚をうすくしていけば、ド
ラフトを急増すべき温度区間に早く到達でき、短時間で
の急冷効果を増Duさせることができる。
また同様の効果が平行流による熱交換において、向流型
と並流型との差異についてもいえる。すなわち短区間で
冷却気流とフィルム温度との差が犬でかつフィルムの進
行速度が気流速度に刈して無視できる状態における熱交
換の場合、巨視的には総合熱交換量はほぼ同一であるが
、微視的に見るとフィルムはその進行方向に向かって肉
厚が減少するので、これと逆方向の冷却気流の吹出しを
行なう向流型の方が、フィルムの温度がより降下した区
間での急冷効果は増大されることになる。
さらにこの向流型吹出冷却気流の進行方向の前方にその
ブツシュ気流に対向するごとく吸引冷却用のプル開口を
設けたことは、その吸熱排気を整流されたままの状態で
吸引排熱する吸引開口を設けたことになり、さらにその
吸引力によって生ず、  る周辺空気の2次的伴流気流
層によるダイス出口付近のフィルムを自然対流のみの場
合に比しより速い冷却効果を得るとともに、軟融フィル
ム自体の張力にほぼ見合った横方向を主体とした膨張ド
ラフトを行ない、その膨張に相当するだけのフィルム肉
厚の減少が無理なく得られ、以降の冷却効果もさらに漸
増し、適正な縦方向の延伸の漸増も可能となる。
本発明者は、上述の知見に基づいて、冷却装置として並
流型吹出開口を有する冷却環にIJIJえて、その下面
に隣接して向流型の吹出開口を有する冷却環を設け、さ
らにダイスと向流型冷却環との間にそのブツシュ気流に
対向して吸引冷却環を設けたものであり、その冷却装置
の諸元を良好な製品の品質、適切な生産速度およびトー
タルドラフト酸が得られるように設定したものである。
本発明に用いる熱可塑性樹脂eよ、高圧法ポリエチレ/
、中低圧法ポリエチレン、ポリプロピレン。
ポリブテン−1、ポリ4−メチル−ぺ/テン−1、エチ
レン−プロピレン共重合体、エチレン−ブチ/−1共重
合体、エチレン−ヘキセン−1共重合体、エチレン−オ
クテン−1共車合体、エチレン−′4−メチルーペンテ
ンー1共重合体等のエチレン−α−オレフィン共重合体
、エチレン−鉛酸ビニル共重合体等のポリオレフィン糸
樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ
塩化ビニリデン系樹脂、ナイロン6.6、ナイロン6等
のポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリビニル
アルコール系樹脂等が挙げられ、これらのうちでポリオ
レフィン系樹脂が好ましく、特にダイス出口直後の冷却
が大きく影響する結晶性で、溶融張力の小さな樹脂、例
えば低圧法ポリエチレン、エチレ/−α−オレフィン共
重合体、ポリプロピレン、プロピレン−α−オレフィン
共重合体、ホリフ゛テンー1等で、とりわけエチレン−
ブテン−1共重合体、エチレン−ゾロピレン共重合体、
エチレン−ヘキセン−1共重合体、エチレン−オクテン
−1共重合体、エチレン−4−メチル−ペンテン−1共
重合体吟のエチレン−α−オレフィン共重合体が顕著な
効果を発揮する。
また、これらエチレン−α−オレフィン共重合体の樹脂
物性としてはMIがO,+〜57/10分、好ましくは
0.5〜3グ/10分、密度が0.91〜0.94 f
 / ccl  メルトテンショ/が0.6〜67、好
ましくは0.8〜51、N値が1.3〜2,0、分子量
が8〜20万、分子量分布(Mw / Mn )が2.
5〜10の範囲のものが好ましい。
以下本発明による冷却装置の実施例について図面を参照
して説明する。
第1図において、1はインフレーシぢンフイルム、2は
環状ダイス、6は吸引冷却環、4は第1吹出冷却環、5
は第2吹田冷却嬢であり、吸引冷却iJ3は環状ダイス
2の上面に近接して同心的に配設され、第1吹出冷却環
4は吸引冷却環6の上方に同心的に配設され、第2吹田
冷却頃5は第1吹出冷却環4の上面に近接して同心的に
配設されている。
環状ダイス2にはその上面に所定の口幅及び直径の押出
開口6が設けられ、吸引冷却環6にはその内周面に多孔
または多段、例えば・・モニカ状で縦方向隙間が均一な
横向き吸引量ロアが設けられ、第1吹田冷却倶4にはそ
の内周面にスリットの隙間が均一な内側下向き吹田開口
8が設けられ、第2吹出冷却頃5にはその内周面にスリ
ットの隙間が均一な内側上向き吹田開口?が設けられて
いる。
軟m状tQの(ンフレー7ヨンフィルムiハI4i状ダ
イス2の押出開口6から上方に向かって押出され、気体
圧入口1Uから圧入された気体の内圧によりチューブ柱
状のまま、1@次吸引冷却項6、第1吠出冷却壌4およ
び第2吹出冷却!J!5の内111!lを通って上方に
配役された二ツノロール11によって引上げらり、てゆ
く。
その間、インフレーションノィルム1は、吸引冷却環6
の吸引量ロアに図の矢印のように吸引される冷却気体に
よって予冷されつつその吸引力の加味によって逐次図示
のように横方向の膨張が行なわれ、ついで第1吹出冷却
頃4の吹出開口8から図の矢印のようにフィルムの進行
方向に対して向流するように吹出された冷却気体とチー
ーブ内の気体内圧とによって所望寸法の大きさに膨張し
縦方向のドラフトと同時に横方向の処伸を受けつつ、か
つ吹出開口8に近づくにつれて、@、冷の度を増加して
ほぼフロストライン12近辺にまで到達する。
ついで第2吹出冷却儀5の吹出開口9からフロストライ
ン12の近辺で図の矢印のようにフィルム進行方向に対
して並流するように吹出された冷却気体によっ゛C冷却
固化されると同時にフロストジイン12に達するまでに
縦方向の延伸と横方向の膨張が行なわれる。
なお、さらに生産量を増7JIJするに際し、第2吹出
冷却嬢5の上方におけるフィルムの冷却効用を増加する
場合には第2吹出冷却頃5の上方の適当な位置にその冷
却環と同様の並流型吹出冷却環を1つ以上配設すること
もできる。
これら本発明装置の生産条件としては、第2図において
、環状ダイス2の押出開口6の直径り5、トータルドラ
フトtおよび生産量(速朋)が与えられるので、90寸
法は固定条件となり、フロストライン12の環状ダイス
2の上面からの商さH4は与条件fでの縦、横方向の延
伸比配分と、本発明の各種冷却環の構成諸元ならびに冷
却風景諸元とによる冷却効用によって左右される変m粂
件になる。
一般にこの固定条件り、を基準にした8決寸法条件の設
定は次のごとくになる。先ず横方向の姑伸比配分として
は、その均一な緩、速冷却効用の面から、第1段膨張後
のフィルムの直径金D2.7日ストライン12における
フィルムの直径をD8とすれば、 1.05≦LJ2/、L11≦Ds / ”+≦4望ま
しくは、1.05≦D2 / D+≦L13/lJ、≦
2.5となる。次に変動条件としてのフロストライン高
さ1140寸法は 2≦n、 / D、≦10 となり、その最小値2はH4を低くすることが設備上型
まれる条件ではあるが、極めて短時間(秒単位)に急冷
するための冷却環設置のスペース確保上の限度がある。
またその最大値10は、生産条件上の要請で114は旨
くならざるを得ないとしても、硬化illのチューブ柱
状フィルムの自立ドラフト機構上、これ以上の高さは実
用できない。
すなわち本発明者はその構成条件諸元について種々検討
の結果、次に示す具備条件範囲のものが良好であること
を見出した。
すなわち第2図において El:吸引冷却IR6の吸引量ロアのスリットの開口幅
、 1(、:吸引冷却環6の吸引開口下端の環状ダイス2上
面からの高さ、 S、:吸引冷却環3に直而するフィルムの外周面と吸引
冷却環6の吸引量ロア人口端面との水平隙間距離、 ■、:吸引冷却環6の吸引量ロアのスリットでの吸引気
流の流速、 E2:第1吹出冷却項4の吹出開口8のスリツ、トの開
口幅、 α:第1吹出冷却嬢4の吹出開口8での吹出方向の水平
面に対する下向き角度、 Lt=β:第1吹出冷却壊4出開口8のスリット部の長
さ、 L;:第1吹出冷却環4の吹出開口8のスリット部への
導入ダクト部の長さ、 H7:第1吹出冷却頃4の吹出開口8の出口下端の環状
ダイス2上面からの高さ、 v2:第1吹出冷却環4の吹出開口8のスリットでの吹
田気流の流速、 E8:第2吹出冷却嬢5の吹出開口9のスリットの開口
幅、 β:第2吹出冷却壊5の吹出開口9での吹出方向の水平
面に対する上向き角度、 シ3:第2吹出冷却環5の吹出開口9のスリット部の長
さ、 L::第2吹出冷却項5の吹出開口9のスリット部への
導入ダクト部の長さ、 )13:第2吹出冷却頃5の吹出開口9の出口下端の環
状ダイス2上面からの高さ、 ■s:第2吹出冷却IJ!5の吹出開口9のスリットで
の吹出気流の流速、 S3:第2吹出冷却頃5に直而するフィルムの外周面と
第2吹出冷却頃5の吹出開口9出ロ端而との水平隙間距
離 としたとき、これら諸元ならびにこれらに付随する冷却
風量(流速)諸元について述べれば、吸引冷却環6に関
する設置位置は、 0.02≦1−1. / D、≦1.5となり、その最
小値0.02は、環状ダイス2がらフィルムが押出され
た直後の軟融状態での自然対流による徐冷効果を図るた
めの誘引気流として周辺気流を導入するための最小限隙
間流路を確保するためのものであり、最大fra:1.
5は横ドラフト効果の加味によって所要の徐冷が終るに
充分の高さであり、急冷が許容されるフィルム面に上方
からのブツシュ冷却気流効果を付与するためには11□
はより低いことが有効であり、望ましくはこの値は1.
0以下である。
第1吹出冷却項4の吹出開口8とこれに対向して設けた
吸引冷却IJ3の吸引量ロアとのグツ/ニブル気流によ
る協力冷却作用に関連する諸元では、1≦E+/Et≦
10 望ましくは、2≦E+/Et≦8 0、01 ≦V、 /V、 <:: 1望tL<t;1
..0.05 ≦V、 /V、 ≦0.5であり、かつ
これらのプッシュプルの風量比から、また前記Hv D
、式の最小値の項について述べた点からも、 vt Et < ■を鳩 であることff:要し、またS、に関しては、0.3≦
St/”+≦2 1≦S!/へ を要することから、 0.6≦”t/E+≦S!/”2≦16となり、これら
の条件は、第1吹出冷却環4の吹出開口8のスリットか
ら吹き出されたすべての冷却気流がフィルム1の而を冷
却熱交換した熱エネルギを吸熱したまま吸引冷却環6の
吸引量ロアを通って吸引排熱され、かつ押出開口6の押
出直後のフィルム面を徐冷するための伴流吸引気流も確
保するための要件であり、またS!については、これを
小にし過ぎた場合は、吸引力が過大になってフィルム面
へのドラフトむら、接触損傷などを起し、S2が過大に
なった場合は横ドラフト効果を付与する吸引力が期待で
きなくなる。
第1吹出冷却壌4および第2吹出冷却頃5に関する設置
位置、吹出角度および形状諸元については、それらの各
部ドラフト配分に応じての冷却効率ならびにチューブ状
フィルム1面へのそれらの環状均一吹田要件から、まず 2≦H,/D、≦H4/D、≦10 )14/l)、−1≦l−4,/ l)、≦H,/ l
)、+ 1となり、いずれもフロストライン12近辺の
硬化直AiJの急速冷却ゾーンに集中して設置、するこ
とが望ましい。なおこれらの諸元Qよ生産廂、冷却能力
に応じた七jしらの設置スペースを勘案しての最適のフ
ロストライン高さ■I4を設定するうえからも重要であ
る。
次に吹出角度については、 60°≦α≦85゜ 60°≦β≦120゜ 望ましくμ、45°≦β≦120゜ となり、α、βの角度共にそれぞれの被冷却面に対しほ
ぼ平行流方向に、しかもフィルム面への吹きつけ気流に
よる衝撃波形#ケ少なくし、なおかつ境界層の剥離点を
できるだけ遠方へ到達させるための手段として、フィル
ム表面に湾曲して抑制するごとく気流方向を押しつける
吹出角度を維持して縮流させることが有効である。した
がりてαの角度についていえば、第2図に乃くす位置か
らフロストライン12を離れて下方位置に下げるにつれ
対向するフィルム面は鉛直方向になるので、逐次その角
度を大にし、最大値の85°に近づけた方がよい。また
βの角度についても、第2図に示す位置から70ストラ
イン12を越えて下方位置に下げるにつれ対向するフィ
ルム面は鉛直方向から逆に膨張湾曲面へと移るので、逐
次その角就を大にし、90°以上にする必要が生じてく
る。
ilJ述のようにフィルム面にttぼ平行流方向で、か
つ縮流してフィルム面に冷却効力の大きい薄くて均一な
境界層を形成させ、かつその剥離距離をより遠くにする
ためには、Vt、Vsについての環状開口面での流速分
布が±5%以内の均一分布とするための絞り抵抗、整流
装置を各冷却環に内装付設するとともに、各吹出開口8
,9のスリット部を開口端に向かって絞り加減に形成す
るとともに、上記各吹出冷却環の吹出角度αおよびβ条
件のほかに、 1≦Lt / Et≦4 2≦L; / ”2≦81≦
Ls /Es≦4 2≦i、; / E3≦80.01
≦”s / Es≦5 望ましくは、0.2≦”s / Es≦5とすることが
望ましく、またこれらの吹出気流によってフィルム冷却
面に形成される境界層の厚みδは吹出風速−2Vとすれ
ばJiに逆比例して薄くなるので、 2r/EJ<Vt<30”/;  5”/<V8<40
”/にて、 2 ≦E2/δ2≦10   2≦”s/δ3≦10の
条件が望ましく、δに比しての最小限のE2もしくはE
3の開口幅寸法は必要であるが、あまり犬にしてもその
吹出気流の一部のみが冷却効果に寄与し、他の部分は無
駄に消費されることになジ、かつE2が過大になること
は、前述のごとくこれに関連してL2. L’、ならび
にS!が太になりE、寸法にも影響をおよぼし、また据
付スペース上の問題にも波及する。
なお、吸引冷却環5の吸引量ロアはi++述の様におだ
やかに冷却するために吸引帯域を形成し、均一に吸引さ
れるような構造、例えばハモニカ構造、井桁構造、波状
構造のようにして、多孔または多段にすることがより効
果的である。販吸引開ロア0角度ハフィルム1の進行方
向に対して拡開しても良いが、フィルム保持性の点等か
らフィルム1に対して平行的に設けることが好ましい。
また8閥によりガスの#、通を調節できる様に吸引冷却
環6の上端または下端に気体案内板13.14あるいは
フィルム1の周辺に多孔のカラー15を配すると良い。
第1、第2吹出冷却壊4,5からの冷却気体は通例、室
温の空気が使用されるが、P5を望によっては冷却空気
全1吏用すればより透明性を有するフィルムの製造が望
める。
上記のごとく、本究明は先ず吸引冷却環5で吸引し、第
1、第2吹田冷却頃4,5で気体を噴出させることによ
り、吸引冷却環6を用いた効果の他に次に示す効果を有
する。すなわち (リ 吹出冷却環4から吹出した冷却気体をも吸引冷却
環6にて吸引置換して常に新鮮な気体で冷却されるので
冷却効果が太きい、 (2)  フィルム10周辺の空気が冷却気体によって
剥ぎ取られかつ吸引冷却環6にて吸引されるので冷却効
果が著しく大きい、 (3)吸引冷却環6と吹出冷却環4,5との使用である
ため、冷却気体を吹出す2個の冷却環を便用する場合の
ように冷却気体同士が干渉し合うことがない、 (4)成形が定常状態にある場合は吸引冷却環6と吹出
冷却IJj4 、5との間に一種のエアーカーテン状態
が生成されるとみられるのでフィルム安定性が良い等の
多くの利点がある。
以上説明した様に本発明の装置によれば、フィルムは吸
引冷却環で均一かつおだやかに予冷され、フィルムが安
定した状態て吹出冷却環にて冷却が急速に行なわれるた
め、厚みむら、しわ、寸法変動のない透明性の優れたフ
ィルムを成形することができる。特に本発明にあっては
吸引冷却環と吹田冷却環の気体同士が互いに干渉するこ
とがなく、吸引冷却環におけるフィルム捕捉性が良好な
ことなどから、従来溶融張力が小さくて高速成形が難し
く透明性が悪いとされているエチレン−α−オレフィン
共重合体等、の樹脂に好適に用いられ、従来のインフレ
ーションフィルムに比して為明性が著鳴く改善され、高
速成形性も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はインフレーシヨンフイルムの成形装置の概要を
示す説明図、第2図は本発明による冷却装置の諸元を示
す説明図である。 1・・・インフレーシヨンフイルム、2・・・環状ダイ
ス、6・・・吸引冷却環、4・・・第1吹田冷却頃、5
・・・第2吹出冷却環、6・・・押出開口、7・・・吸
引開口、8・・・吹出開口、?・・・吹出開口、10・
・・気体圧入口、11・・・ニップロール、12・・・
フロストライ/、15・・・気体案内板、14・・・気
体案内板、15・・・力代理人 弁理士  藤 本  
  礒

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 インフレーション法による熱可塑性樹脂フィルムの成形
    用冷却装置にして、環状ダイスからチューブ状に上方に
    向って押出された軟融状態の熱可塑性樹脂のインフレー
    ションフィルムを直径方向に膨張させるように吸引する
    ために内周面にほぼ水平の吸引開口が設けられた吸引冷
    却環と、前記吸引冷却環に対向するごとくその上方に配
    設されかつ該フィルムの進行方向に対して向流するよう
    に該フィルムの外周面に冷却気体を吹付けてフィルム而
    を急冷するために内周而に内側下向き吹出開口が設けら
    れた第1吹出冷却壌と、前記第1吹出冷却頃の上面に近
    接して配設され該フィルムの進行方向に対して並流する
    ように該フィルムの外周面に冷却気体を吹付けて冷却固
    化させるために内周而に内1則上向き吹出開口を備えた
    第2吹田冷却頃とを有し、前記吸引冷却環の吸引開口の
    スリットの開口幅をE3、その吸引開口スリットでの吸
    引気流の流速をV7、前記第1吹出冷却頃の吹出開口の
    スリットの開口幅をE7、その吹出量ロスリットでの吹
    出気流の流速を■7、その吹出量1コでの吹出方向の水
    平面に対する下向き角度をα、前記第2吹出冷却項の吹
    出開口での吹出方向の水平面に対する上向き角度をβと
    したとき、相互に1 ≦E!/E、≦11J VC(、
    テVt ”! < v+ E+ 。 60°≦α≦85°。 60°≦β≦120゜ の関係にあることを特徴とするインフレーションフィル
    ム成形用冷却装置。
JP57116204A 1982-07-06 1982-07-06 インフレ−シヨンフイルム成形用冷却装置 Granted JPS597019A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4728277A (en) * 1986-12-30 1988-03-01 Mirek Planeta Film-handling devices for thin flexible films
JPH0617925U (ja) * 1992-08-06 1994-03-08 昭和電工株式会社 エアリング
US5562926A (en) * 1991-05-10 1996-10-08 Karl; Veit-Holger Film-blowing plant for manufacturing plastic films
EP1982819A2 (de) 2007-04-17 2008-10-22 Kdesign GmbH Verfahren und Vorrichtung zur Kühlung eines Folienschlauches bei der Blasfolienherstellung
DE102009037524A1 (de) * 2009-08-17 2011-02-24 Kiefel Extrusion Gmbh Kühlvorrichtung, Verwendung einer Kühlvorrichtung und Blasfolienanlage

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DE102009037524A1 (de) * 2009-08-17 2011-02-24 Kiefel Extrusion Gmbh Kühlvorrichtung, Verwendung einer Kühlvorrichtung und Blasfolienanlage

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