JPS5969931A - ポリイミドを遠紫外線で食刻する方法 - Google Patents

ポリイミドを遠紫外線で食刻する方法

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JPS5969931A
JPS5969931A JP11298883A JP11298883A JPS5969931A JP S5969931 A JPS5969931 A JP S5969931A JP 11298883 A JP11298883 A JP 11298883A JP 11298883 A JP11298883 A JP 11298883A JP S5969931 A JPS5969931 A JP S5969931A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔本発明の分野〕 本発明は、ポリイミドを食刻する方法、特に、ポリイミ
ドの光分解を可能にする、220 nmよりも短い波長
の遠紫外線を用いて、ポリイミドを食刻する方法に関す
る。そして、本発明は、支持基板の加熱作用を伴わずに
、バルク部分を劣化しないで、少なくとも1000^の
ポリイミドを光化学的に食刻することを可能にする。
〔背景技術〕
ポリイミドは、周知の重合体であり、重合体の骨格(、
back’bone  )又は側鎖にイミド結合を有す
るような重合体を含んでいる。ポリイミドは、種々の商
標名で市販さ扛ているが、電子回路のパッケージングに
おいては、良く知ら扛ている。ポリイミドは、非常に熱
的に安定していて、電気特性も優nているので有用であ
る。ポリイミドは、耐熱性及び誘電特性に優tており、
溶剤に侵さ扛にくく、その上、簡単に適用することがで
きる。
ポリイミドは、しばしば、成形及び複合を行う産業で使
用さnているが、電子産業においては、広くフィルムと
して使用さ扛ている。
ポリイミドは多くの魅力ある特性を有しているが、ポリ
イミド・フィルムをパターン化することは、非常に困難
である。なぜなら、普通の技術で、ポリイミドを食刻即
ち溶解することは、容易でないからである。このように
、ポリイミドを溶液で溶かすことは、非常に困難である
。当分野では・ポリイミド・フィルムをパター/化する
技術として、反応性イオン食刻が知られている。しかし
ながら、この食刻は、CF+のような反応性イオンがポ
リイミドと反応する、非常に食刻速度の遅いプロセスで
ある。この食刻は、反応性イオンをポリイミドの表面ま
で持って来る機械的なプロセスである。
ポリイミド・フィルムは非常に有用なので、このフィル
ムを確実てパターン化する信頼性のある技術を確立する
ことは、大変有益なことである。
特に、ポリイミド・フィル7、を高分解能でパターン化
できろプロセスを確立することが望ましい。本発明は、
このようなプロセス技術に関するものであり、ポリイミ
ドの光分解を可能にする220nmよりも短い波長の遠
紫外線で、ポリイミドを、制御良くフォトエッチして、
パターンを形成するものである。食刻の深さは、少なく
とも1DDOAであり、ポリイミド・フィルムを全く貫
通して食刻することができろ。
1982年7月9日出願の米国特許出願通し番号第69
6985号は、220 nm よりも短い波長の遠紫外
線を用いて、マイラー(デュポン社の商標)のようなポ
リエステルをフォトエッチする方法を開示している。
当業者には明らかなように、ポリイミドのような物質と
マイラーのような物質とは、その構造においても使用に
おいても、大きく異なっている。
例えば、マイラーは、テープ及びディスク並びにキャパ
シタの絶縁体として使用さnているうこのように、マイ
ラーは、パターン化する必要はなく、しばしば、粗い処
理のままでテープ物質として用いることができる。他方
、ポリイミドは、細かいパターン化を欠くことができな
いバツケージンダその他の適用において、広く使用さn
ている。ポリイミドの表面を粗い処理のまま単に提供す
るのでは、全く意味がない。
同じ波長範囲の遠紫外線をマイラー及びポリイミドのフ
ォトエッチに使用したが、効果の多くは全く異なってい
る。例えば、真空中又は窒素雰囲気中で遠紫外線をパル
ス的にマイラーに照射すると、マイラーの食刻速度は速
くなる。しかしながら、放射源としてH2ランプを用い
ると、マイラーの食刻速度は遅くなる。このような照射
は、またフィルムの劣化を生じる。即ち、架橋構造にな
ったり、硬化したり、黄変したりする。これに対して、
真空中又は窒素雰囲気中でH2ランプを用いてポリイミ
ドを露光しても、ポリイミドは、はとんど化学変化しな
い。また、ポリイミドは、これらの同じ条件でレーザを
用いてポリイミドを露光しても、はとんど化学変化しな
い。
ポリエステルとポリイミドとの間の他の相異は、空気雰
囲気中でH2ランプを用いて食刻するときに生じる。空
気中では、マイラーは、真空中又は窒素中よりも約10
倍も速く食刻されろ。他方、ポリイミドは、空気中、室
温では、非常に遅い食刻(マイラーの食刻の約6分の1
)を示す。この食刻速度は、ポリイミドを200℃まで
加熱すると、6倍に増加する。
さらて、30 m J / c m’よりも大きな強度
の紫外線を出力するArFエクサイマー・レーザ(λ−
193nrn )を用いて、マイラー・フィルムとポリ
イミド・フィルムに遠紫外線を照射すると、他の相異が
生じる。350ηL J / c m 2 のノ々ルス
を用いたときには、マイラーの食刻速度は、ノクルス当
り1500′Aとなる。これに対して、同等の・くルス
を用いたときには、ポリイミドの食刻速度は、パルス当
り750人となる。温度が上昇しても、ポリイミドの食
刻には、何ら測定可能な効果は生じなかった。
先に述べたように、ポリエステルとポリイミドの構造は
、大変異なっている。マイラーの鎖結合この鎖結合は、
非常に簡単なので、分割するには、1つの破壊で十分で
ある。小さな分子にして除去するには、2つの破壊で十
分である。このために、マイラーは、遠紫外線に対して
非常に良く感応する。
ポリイミドは、次のような化学式によって表わされる。
即ち、 0         0 全てのポリイミドは、次のようなイミド結合の官能基を
有している。即ち、 1 示したポリイミドでは、縮合環の性質から、単一の結合
が紫外線により破壊されても、はとんどポリイミドの鎖
結合を分割することにはならないであろう。小さくして
除去するのに十分な程度にまで、鎖結合を破壊するには
、さらに多くの結合破壊が必要である。また、ポリイミ
ドは、マイラーのようなポリエステルに比べて、水素に
対する炭素の割合が太きい。
ポリイミドがマイラーはど遠紫外線の影響を受けない一
般的な理由は、おそらく、ポリイミドが非常に熱的に安
定しているからである。重合体の鎖結合を破壊する光子
は、また、重合体を加熱することになる。この加熱効果
は、ポリエステルにおいては分離をさらに促進するかも
知牡ないが、しかし、ポリイミド・フィルムにおいては
・そのようにはならないであろう。
米国特許第4247496号は、プラスチック物質の薄
い表面層を処理する方法を開示している。
この米国特許では、プラスチック物質は、紫外線で処理
さ扛、その後、引き伸ばされる。紫外線の波長は、18
0nm乃至400 nmであり、紫外線は、水銀ランプ
、螢光ランプ、キセノン・ランプ及び炭素アーク・ラン
プのような発生源から放射される。
このような紫外線の処理は、プラスチックの表面層(5
0乃至100^)に亀裂(c’racking)を生じ
る。こ扛らの亀裂によって、プラスチックは容易に延伸
してしまい、表面では亀裂が広くなってしまう。
米国特許第4247496号は、薄い表面層のみを処理
することが重要なので、フォトエツチングを含んでいな
い。この米国特許では、その選択した波長の紫外線を用
いると、ポリイミドが効果的にフォトエッチできるとい
うことは、認識されていない。実際、ポリイミドは、延
伸可能なプラスチックではないし、延伸を可能とする直
鎖状結合を有していない。
〔本発明の概要〕
本発明の目的は、ポリイミドを効果的に食刻する方法を
提供することである。
本発明は、その実施によって、次のような効果を達成し
得るものである。即ち、 (1)後で化学的な現像ステップを必要とすることなく
、ポリイミドを食刻できる。
(2)加熱効果を必要とすることなく、ポリイミドをフ
ォトエッチできる。
(3)高分解能のパターンを生じるように、ポリイミド
を食刻できる。
(4)ポリイミドを光分解できる特定波長の紫外線を用
いて、ポリイミドを効果的に食刻できる。
(5)液体の溶剤を必要とすることなく、また熱効果に
依存することなく、ポリイミドをフォトエッチできる。
(6)ポリイミドのバルク部分を変更することなく、ま
た、ポリイミドの未食刻部分を劣化することなく、ポリ
イミド・フィルムにパターンを食刻できる。
(力 従来よりも大変速い食刻速度で、ポリイミド・フ
ィルムを食刻できる。
このように、本発明は、化学的な溶剤乃至は加熱効果を
必要とせずに、ポリイミドを食刻する方法である。ポリ
イミドは、バルク状又は薄いフィルム状に形成して準備
できるし、ポリイミドの貫通を含むどのような深さにも
ポリイミドを食刻できる。本発明によって食刻可能なポ
リイミドには、鎖結合の骨格又は側鎖にイミド結合を有
するものが含まれる。本発明の実施においては、ポリイ
ミドを少なくとも1000^食刻する。
ポリイミドを食刻するために、220 nm よりも短
い波長の遠紫外線をポリイミドに照射する。
このような波長範囲の紫外線を放射する装置ならどれで
も使用できる。例えば、ArFエクサイマー・レーザ(
λ−193nm)及び低圧水銀ランプ(λ−185nm
 )が、市販さnており利用できる。パルス動作する装
置又は連続動作する装置のいず扛も、使用することがで
きろ。
このような装置の出力即ち放射する紫外線の強度が、ポ
リイミドの食刻に最も重大な影響を及ぼしているようで
ある。実験から、実質的なフォトエツチング効果を生じ
ろためには、少なくとも60 rn J/ c rn−
2の紫外線強度が必要であることがわかった。
220 nmよりも短い波長の遠紫外線で露光すること
により、ポリイミドを光分解して、除去可能な揮発生成
物を形成できる。この過程で、重合体の鎖結合が破壊さ
汎、さらに再破壊さnて、最終的に、揮発生成物が生じ
る。ポリイミドをこのような紫外線に露光することは、
空気中で又は真空中(食刻の効果は非常に小さい)で行
うことができるが、酸素を含む雰囲気中では、フォトエ
ツチングを最も速くしかも効果的に行える。
ポリイミドの露光の際に、マスクを用いたり、紫外線ビ
ームをスキャンすることにより、ポリイミドに選択的に
パターンを形成することができる。
〔本発明の実施例〕
ポリイミドをフォトエッチするために、220℃mより
も短い波長の遠紫外線を、ポリイミド・フィルム又はバ
ルク・ポリイミドに照射する。エツチングは、室温又は
高温で並びに空気又は酸素を含む種々の雰囲気中で生じ
る。以下の例において、基板、雰囲気、温度及び紫外線
源のような種々のパラメータの影響を、詳細に説明する
本発明の実施においては、220 nmよりも短い波長
の遠紫外線を用いろことができるし、この紫外線を連続
的に又はパルス的に与えることができる。次のような市
販されている紫外線源を利用することができる。即ち、
このような波長範囲に設計さnた低圧水銀共鳴ランプ(
λ−185nm)ト、アルゴン・フッ化物のエフサイマ
ー・レーザ(λ−193nm )とである。この水銀共
鳴ランプは、遠紫外光の光子当り最小のコストで動作す
る連続発生源である。しかしながら、こnは、放電ラン
プの表面光度が低い。例えば、69ワツト入力のランプ
では、はぼ1rrLの距離位までである。
この紫外線源は、正味の反応が低い大面積の照射用とし
て、良く研究されている。185℃mの紫外線を42ミ
リワツト/ c 、、 2で9DOOc♂の面積に照射
するために、6個のランプ列を用いる。
アルゴン・フッ化物のエフサイ々−・レーザは、パルス
的に動作するよう設計さtており、典型的には、300
 mJのパルス(j 5. cm2の面積)を、1秒当
り10回の反復率で利用することができろ。
パルスの強度は、何千個の・くルスについて不変である
。このレーザを適切な光学手段で通常の写真機構に結合
すると、ポリイミド・フィルムを被覆したウエノ・即ち
半導体装置を、マスクを通して投射した遠紫外線に露光
する装置が提供できろ。
本発明の実施においては、220 nmよりも短い波長
の紫外線を提供する源乃至システム(周波数を乗除する
光学手段を含む)も、ポリイミドの照射に適している。
この波長範囲では、フォトエツチングの歩留りは高く、
ポリイミドの鎖結合を破壊する効率も高い。
しかしながら、温度を上げろ(〉100℃)ことなくフ
ォトエツチングを達成するためには、入射紫外線の電力
量即ち強度が重要である。ArFレーザでは、例えば、
ポリイミドを食刻するときに、はとんど温度依存性が見
らnないような電力を達成することができる。一般に、
約60 J/efi2よりも大きな強度では、食刻速度
が温度に対して全く不変となるような重要なフォトエツ
チングが生じる。小さな強度では、温度を約100℃よ
りも高くすると、食刻は増加する。
大電力のレーザを用いるときは、フォトエツチングの過
程は、非線型となり、低圧のHrランプを用いるときよ
りも、ずっと速くなる。このようなレーザは、Hり共鳴
ランプに比べると、入力電力量について効率が大変良い
。H1ランプの場合には、フォトエツチングの過程は、
線型となるが、ArFレーザの場合に比べてかなり遅く
なる。
紫外線は、ポリイミドの鎖結合を破壊して、ポリイミド
番手さな構成部分に分割する。この構成部分は入射紫外
線を吸収し続けて、さらに小さな構成部分へと壊nてゆ
き、最終的K、最終生成物である小さな分子が蒸発して
、光子の過剰エネルギを、並進、振動及び回転のエネル
ギとして持ち去る。はとんどないのであるが、もしポリ
イミドの鎖結合において加熱効果があったとしても、鎖
結合の光化学的分解が、フォトエツチングを生じる機構
である。このような鎖結合では、1つの結合の破壊は、
結果的には鎖結合の分割を生じそうもない。鎖結合を分
解して、揮発性分子を除去するためには、多くの結合破
壊が必要である。しかしながら、光化学的分解は光が当
っているところで起きるので、光が当っているところの
物質が全て、最終的に除去されることになる。基板又は
フィルムのバルクへの加熱はほとんど起きないし、入射
紫外線によって、ポリイミド・フィルムの除去が起きる
。さらに、光化学反応は、入射紫外線を吸収する深さま
でに限定さnる。ポリイミドの最終的な食刻の深さは、
入射紫外線の強度が一定のときは、露光時間に依存する
付着さnる前駆物質をそのポリイミド状態に硬化する限
り、ポリイミドの付着(噴霧、回転等)又は硬化(ホッ
トプレート、赤外線ランプ等)の方法は、この波長範囲
の紫外線に対するポリイミドの感応に影響を及ぼさない
除去プロセスにおける酸素の働きは、2次的なものであ
る。即ち、ポリイミドは、入射紫外線を吸収して光分解
する。この過程は、酸素が光を吸収して開始するのでは
ない。しかしながら、この過程は、酸素の存在によって
加速される。なぜなら、酸素は、鎖結合が分解して出来
る最終生成物と結合して、こnらの最終生成物が再結合
するのを防ぐと、考えられているからである。このよう
に、酸素によって、光分解の過程は、揮発性の最終生成
物を生じるまで続く。また、酸素によって、光分解の過
程は、より容易に繰返さn、さらに、食刻速度も速くな
る。
本発明の実施においては、紫外線は、波長が220 n
mよりも短くなければならない。パルス化して入射する
紫外線の強度は、効果的なフォトエツチングを生じるた
めにぽ、少なくとも60raJ/amでなければならな
いし、また、炭素物質の残留物を生じないきれいな揮発
性の光分解を生じるためには、少なくとも約1oorn
J/cm2でなけnばならない。紫外線を連続的に入射
するときは、強度は、それらよりもずっと低くなる。
第1図に、本発明を実施するのに適した装置を概略的に
示す。紫外線発生源12が、矢印1oで示さ扛た紫外線
を提供する。紫外線を集束するためにレンズ14を用い
る。
紫外線は、透明な石英の窓16を通過して、チェンバ1
8に入る。そして、入った紫外線は、マ釆り20を通過
して、基板24に設けら扛たポリイミド層22に当たる
。チェンバ18には、酸素、空気等のような種々のガス
を矢印28で示すように導入できる入口部分26がある
。チェンバ18には、また、ポンプ32に結合さ扛た出
口部分3゜がある。ポンプ62を用いて、ポリイミド2
2をフォトエツチングすることにより出来る揮発性の副
産物を除去し、また、チェンバ18内の雰囲気中におけ
る残留ガスを除去する。
ポリイミド層22は、必ずしも基板24で支える必要は
なく、バルク状のものであっても良い。
基板24は、ポリイミド層22を上に形成した半導体ウ
ェハその他の基板である。紫外線への露光時間は、適宜
定めら牡るが、ポリイミド層22を基板24まで完全に
食刻するような十分な長さに定めると良い。
1930mの紫外線を発生する適切なレーザとしては、
アルゴンとフッ素の詰ったLambdaPhysik社
のEMG500(商標)というノくルス・し・−ザがあ
る。このレーザの出力は、IHzで16メガワツト/C
ア2である。レンズによってコリメイト可能なビーム中
心径Q、5cgの円を選択するために、アイリス絞りを
用いる。このレーザでは、ポリイミドへの入射エネルギ
を、ノくルス当り100乃至500 n1J7’cm’
とすることができる。パルスの持続時間は、約12n秒
である。
第2図に、ポリイミド層を照射するために用いる6個の
低圧水銀共鳴ランプ56A乃至56Gから成る列64を
示す。第1図と同じ参照番号を用いて、マスク20、ポ
リイミド層22及び基板24を示しである。こnらのラ
ンプは、波長185nmの紫外線を連続的に放射する。
こ扛らのランプの出力は、調整可能であり、典型的には
、照射面において1.6ミリワツ) / c m2であ
る。
〔例〕
第6図に、温度(℃)に対する食刻速度(^/時間)を
プロットして示す。2つのポリイミド層を、前記の18
5 nmの紫外線を発生する低圧Hタラ7プを用いて、
フォトエツチングした。このフォトエツチングは、空気
中で行なった。一方のポリイミド層はシリコン基板上に
設け、他方のポリイミド層は、セラミック基板上に設け
た。
第6図のグラフから明らかなように、約1DO℃よりも
高い温度では、フォトエツチングの速度が増加している
。この速度の増加は、両方の基板にみられた。こnは、
温度の上昇とともに、光分解の過程が酸化を伴って促進
されるからである。
入射紫外線の強さは、60 mJ/cm2よりも小さい
ポリイミドは縮合構造をなすので、放射線では容易に食
刻できない。しかしながら、温度が上昇すると、副次的
効果が生じて、正味の食刻速度が増加する。酸素が存在
していてさえも、約150℃よりも低い温度では、食刻
速度は高速にならない。
先に述べたように、高出力のパルス・レーザt[いると
きは、温度の上昇は、測定可能な効果を生じない。
窒素又は真空の雰囲気中での遠紫外線によるポリイミド
のフォトエツチングは、最小になる。こわらの雰囲気中
では、ポリイミドは、水銀共鳴ランプ及びArFニーク
サイマー・レーザからの紫外線によってはほとんど化学
作用を生じない。
空気中の遠紫外線については、その波長に依然して種々
の効果が生じた。185 nmの紫外線を発生するH2
ランプを用いると、食刻速度は非常に遅かった。しかし
、200℃まで加熱すると、食刻速度は、室温のときに
比べて約6倍に増加した。この効果が、第3図に示さn
ている。
193 nmの紫外線を放射するレーザを用いて、空気
中でポリイミドを食刻すると、パルス当りろ50mJ/
cm2の紫外線がポリイミドに当るときは、食刻速度は
、パルス当り約750人となった。パルス・レーザの出
力は十分に大きい(>60mJ/C,,2)ので、温度
を上昇しても、測定可能な効果を生じなかった。この場
合には、重合体の錯結合が数多く破壊さ扛て、フォトエ
ツチングが容易に行なえろ。ポリイミド乃至基板の加熱
の形跡は、何ら見ら牡ず、ポリイミドは容易に食刻され
た。
レーザによるフォトエツチングは、全てのタイプのポリ
イミドを食刻するのに好ましい技術である。
他の例として、5μmの厚さのポリイミド・フィルムを
次のように処理した。即ち、公称エネルギがパルス当り
0.300 Jである波長193 nmのレーザ・パル
スを300回照射するのである。
このとき、適切なレンズを用いて、レーザ・ビームを種
々のサイズに集束した。ポリイミド・フィルムは、シリ
コン基板上に設けた。ポリイミド・フィルムの表面には
、クロムの配線ノくターンを設けた。ポリイミド・フィ
ルムへの実際の照射量は、レーザ・パルスの数で制御し
た。紫外線を照射してポリイミド・フィルムを食刻した
。フィルムのうちの照射した部分は、基板から完全に除
去さ扛た。シリコン表面の導電性測定によって確かめら
nたのであるが、基板は、ポリイミドの残留物もなく、
非常にきnいであった。紫外線は、クロムのストライプ
・パターンに影響を及ぼさなかった。
第4図乃至第6図に、220 nmよりも短い波長の遠
紫外線によってポリイミドを光分解する際に見ら扛る種
々の効果を、定性的に示す。
第4図は、紫外線の強度に対する食刻の深さを示してい
る。破線は、水銀共鳴ランプを用いた場合である。実線
は、ArFレーザを用いた場合である。明らかなように
、水銀ランプを用いたときは、食刻の深さは原点から始
まり、実質的に線型になっている。これは、紫外線が連
続的に当り、このようなランプからの紫外線強度が先に
示したように約60rnJ/cWL2のしきい値よりも
小さいからである。他方、ArFレーザは、連続的な出
力よりも、パルス出力を生じる。そ扛故に、パルスの強
度が約60TrL’J/cm”のしきい値を越えるまで
、ポリイミドのフォトエツチングは生じない。このしき
い値を越えると、典線で示さnているように、食刻の深
さくパルス当り)は、急激に増加する。
このようなしきい値効果が存在するので、紫外線の強度
と食刻の深さの関係は非線型となり、レーザ・パルス当
りの食刻の深さは、急激に増加する。
第5図は、種々の雰囲気について、温度に対する食刻速
度を示している。このグラフは、前述のArFエクサイ
マー・レーザからの波長193nmの紫外線による光分
解において、種々の雰囲気が有する効果を、概略的に示
している。このレーザを用いるときは、温度差の影響は
、はとんど測定できない程度である。しかしながら、第
5図から明らかなように、酸素雰囲気及び空気雰囲気で
の食刻速度は、窒素雰囲気又は真空での食刻速度に比べ
て速い。窒素中での食刻速度と真空中での食刻速度は、
はぼ同じに示されているが、明らかに真空中での食刻速
度の方が、窒素中での食刻速度よりもわずかに速い。し
かし、その差は、無視できるくらいに小さい。
第6図は、ポリイミドのフォトエツチングにArFパル
ス・レーザとHfランプとを用いたときの食刻速度の差
を概略的に示している。このグラフは、温度に対する食
刻速度を示している。先に示シタように ArFパルス
[F]レーザを用いた食刻速度は、実質的に温度によっ
ては変らない。しかし、Hfランプを用いた連続的照射
による食刻速度は、約100℃後に、温度の上昇に伴な
って増加する。温度が上昇して約100℃を越え副次的
効果が生じるようになるまで、Hfランプを用いたポリ
イミドの食刻は、非常に遅い。こnに比べて、ArFパ
ルス・レーザは、パルス当り約60mJ/cm2の最小
強度を生じるまで、食刻を生じないようなしきい値効果
を示す。出力がさらに大きくなると、本来の光分解機構
がずっと優勢になって、ある種の副次的効果を要するこ
となく一フォトエツチングが生じる。
本発明の実施においては、約100D^を越える深さま
でポリイミドを光化学的に食刻するために、200nm
よりも短い波長の紫外線を、ポリイミドのフィルム又は
バルクに照射する。この食刻は、ポリイミドの表面だけ
でなく、ポリイミドの厚さを貫通して完全にポリイミド
を除去できる。
例えば、1乃至3μmの厚さのポリイミド・フィルムを
、この技術によって、容易に基板まで完全に食刻するこ
とができる。約60 mJ/cm”の強度よりも大きな
所定強度の入射紫外線に対しては、食刻の深さは、露光
時間にのみ依存する。約60mJ/crrL2よりも大
きな強度の紫外線を出すレーザが好ましいが、22’0
ninよりも短い波長範囲の紫外線を放射する発生装置
なら、どのようなタイプのものでも用いることができる
【図面の簡単な説明】
第1図は、本゛発明の実施に使用できる装置の概略図で
ある。第2図は、ポリイミドのフォトエッチに使用する
Hfランプの列を示す概略図である。 第6図は、Hfランプ(λ= 185 nm )を用い
て空気中でセラミック基板上のポリイミド・フィルムと
シリコン基板上のポリイミド・フィルムとをフォトエッ
チしたときの、温度に対する食刻速度を示すグラフであ
る。第4図は、Hfランプ又はArFレーザを用いてポ
リイミドをフォトエッチするときに生じる食刻速度の差
及び食刻速度の変化の違いを概略的に表わした、光強度
に対する食刻の深さのグラフである。第5図は・ArF
レーザを用いて種々の雰囲気でポリイミドをフォトエッ
チしたときの、温度に対する食刻速度を示すグラフであ
る。第6図は、ArFレーザ(λ−193nm)又はH
2ランプ(λ−185nm )を用いてポリイミドを7
オトエツチしたときの、温度に対する食刻速度のグラフ
である。 1Q・・・・紫外線、22・・・・ポリイミド層。 出願人インターナンタナノいビジネス・マシーノズ・コ
ーポレーション代理人 弁理士  岡   1)  次
   生(外1名) FIG、 1 36A  368 36C36D  36E  36F
  36GFIG、3 温度 0゜ 光強度 温度 沢度

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)220nmよりも短い波長の紫外線をポリイミド
    に照射して、ポリイミドをフォトエッチすることを特徴
    とする、ポリイミドを遠紫外線で食刻する方法。
  2. (2)前記フォトエッチが、少なくとも1oooXのポ
    リイミドについて行わ扛る、特許請求の範囲第(1)項
    記載の方法。
  3. (3)前記フォトエッチが、酸素を含む雰囲気中で行わ
    扛る、特許請求の範囲第(1)項又は第(2)項記載の
    方法。
JP11298883A 1982-10-07 1983-06-24 ポリイミドを遠紫外線で食刻する方法 Granted JPS5969931A (ja)

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