JPS5969464A - 石炭灰を主原料とする硬化体の製造方法 - Google Patents

石炭灰を主原料とする硬化体の製造方法

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JPS5969464A
JPS5969464A JP17684182A JP17684182A JPS5969464A JP S5969464 A JPS5969464 A JP S5969464A JP 17684182 A JP17684182 A JP 17684182A JP 17684182 A JP17684182 A JP 17684182A JP S5969464 A JPS5969464 A JP S5969464A
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coal ash
weight
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water
coal
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JP17684182A
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宏之 松村
泰典 柴田
廣川 虎之助
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Kawasaki Jukogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、石炭燃焼時に排出される石炭灰を主原料とし
て硬化体を製造する方法、詳しくは石炭灰に消石灰また
は/および生石灰、ならびに27J<石こう、半水布こ
うまたは/およびn型無水石こうを添加してなる混合粉
体を水とともに混練し、常温養生によつ丁機械的強度の
大きい水和硬化体を製造する方法に関するものである。
近年我国においては、石油依存度を小さくするだめの石
油代替エネルギーの開発が国家的な課題であり、なかで
も石炭エネルギーが一つの柱として注目されている。−
次エネルギー源としての石炭の大量消費に対処するため
の石炭利用技術の実用化における課題の一つに、石炭燃
焼時に発生ずる多量の石炭灰の処理が挙げられる。
石炭燃焼時には通常、石炭使用量のほぼ10〜20重量
%の石炭灰が発生ずる。通常の微粉炭燃焼ボイラより発
生するいわゆる微粉炭燃焼灰は、その発生場所によって
ボトムアッシュ、シンダアツシュおよびフライアッシュ
に区分され、そのうちフライアッシュが発生量の大部分
を占める。従来我国においては、フライアッシュの一部
はセメント混和利、セメント原料などに再利用されてお
り、残りは埋立地などにて処分されている。
しかしながら、現在の方式による再刊mたけてけ、将来
発生するであろう膨大な石炭灰量に対応し得るだけの需
要量は期待できず、一方、現行の石炭灰の埋立地など−
、の処分については、環境規制の強化に伴い石炭灰処分
用地の確保が難しくなりつつあり、本格的な石炭火力発
電所の稼動の際には、現状の石炭灰の処分方式および有
効利用方式によって発生する全ての石炭灰を処理するこ
とは鎚しくなる見通しである。また石炭灰の大量処理技
術の検削に際しては、環境汚染がなくかつできるだけ再
利用を志向することが必要である。これは国産資源に乏
しく国土が狭隘な我国においては、単なる投棄処分ては
なく石炭灰を資源として再利用を図ることが重要となる
ためである。
本発明は上記の諸点に鑑み、石炭灰を海面埋立および土
地造成のための土盤材、軟弱地盤を対象とする土盤亀良
材、ならびに道路建設用路盤材などの土木部門に大量に
活用すべく、石炭灰を原料として曲げ強度の大きい土盤
状硬化体を製造することを目的としてなされたもので、
石炭灰50〜90重量%、望ましくは60〜80重量%
、消石灰または/および生石灰e以下、消石灰などと略
す)5〜40重量%、望ましくは15〜30重量%、2
水石こう、半水石こうまたは/およびB型態水石こう(
以下、2水石こうなどと略す)4〜40重量%、望まし
くは5〜20重量%からなる混合粉体に10〜60重量
%の混水量(粉体100重量%に対して添加する水の重
量%)の水を添加して硬化体を製造する際に、混合粉体
’IOQ重量部に対してQ、1〜2重量部の硫酸を添加
し混練した後、この混練物を形枠または成形容器などを
用いて成形し、ついでこの成形体を8 [1)−100
°Cの水蒸気で処理することを特徴とする石炭灰を主原
料とする硬化体の製造方法を提供するものである。
以下、本発明の構成を詳細に説明する。一般に、石炭灰
の代表的性状である成分、組成および粒度分布は石炭の
産地および燃焼時の履歴に大きく依存する。まず第一に
、石炭の産出地によって5i02、Al2O8,0aO
1Fe208、Na2O、K、Oなとの成分の配合割合
が異なり、第2に我国にて現在発生する石炭灰は微粉炭
燃焼灰が主であり、発生場所および採取方式によってそ
れぞれ粒度分布が異なる。
このため石炭灰を主原料とし水蒸気処理によって機械的
強度の大きい水和硬化体を製造する際には、石炭灰の組
成および粒度分布によって水和硬化体の適正製造条件は
微妙に異なる。製造条件として寄与率が大きい要因は、
原料粉体の配合割合、混練時間、水蒸気処理湿度および
水蒸気処理時間である。なお水蒸気は常圧水蒸気を用い
るのが望ましい。
水蒸気処理によって生成する水和硬化体の主成分は、エ
トリンガイト(3CaO・Al2O3・6Caso4・
32H20) 、i々の形態のケイ酸カルシウム水和物
(xo ao −’ySiO,・ZH20)であるが、
早期の強度発現に最も寄与するのはエトリンガイトであ
る。このため、原料粉体の配合割合は、エトリンガイト
の生成に最も好都合なものが適切であり、消石灰などの
添加量は5〜40重量%、望ましくは15〜30重量%
、2水石こうなどの添加量は4〜40重量%、望ましく
は5〜2−0重M%に限定される。また水蒸気処理条件
は処理温度および処理時間が主な要因である。
一般に水蒸気処理温度が低い際および水蒸気処理時間が
短かい際には、反応の進行が緩慢となり、水和硬化体は
カルシウムモノサルフォアルミネート水和物(30aO
・Al2O8・0aSO4・12H20) 、271(
石こうおよびエトリンガイトの混合物からなり強度が小
さい。反応の進行ととも′にエトリンガイトの生成量が
大になり強度も大きくなる。
石炭灰の粒度分布も水和硬化体の性状に大きな影響をお
よぼず。一般に石炭灰の粒度が小さくなるにしたがって
、すなわち比表面積が大きくなるにしたがって短かい養
生時間で水和硬化体は所定の強度を呈する傾向にある。
これはエトリンガイトの生成反応はスルーソルーション
リアクション(through 5olution r
eaction)であり、また石炭灰中に含有されるア
ルミナ(Al2O8) の溶解速度が消石灰、2水石こ
うに較べて著しく小さく、工) IJレンガトの生成速
度はアルミナの溶解速度に依存すると推定できるためで
ある。このように、水和硬化体の性状は、石炭灰の成分
および組成、他の原料粉体の添加量、混水量、混練方式
および混練時間ならびに水蒸気処理温度および処理時間
なとの製造条件によって大きく影響され、水和硬化体の
要求特性にあわせて各製造条件を適切に選定することが
必要である。
本発明は、混合粉体と水の混練時に少量の硫酸を添加す
ることにより、水蒸気処理後の水和硬化体のとくに曲げ
強度の向上を図ることを目的としたものであり、硫酸添
加量・は原料混合粉体100重量部に対してQ、1〜2
重量部が好適である。なお硫酸は予め水に溶解させてお
いてもよく、また石炭灰などに添加しておいてもよい。
本発明において、混水量を10〜60重量%としている
が、混水量を少なくすると強度が高くなるが成形性が悪
くなり、混水量が10重量%程度以下では成形できなく
なる。また混水量を多くすると流動性が大きくなって固
化し難くなり、混水量60重世%程度が限度である。し
たがって本発明において、望ましい混水量は60〜50
重量%である。
つぎに実施例および比較例につl/)で説明する。
実施例および比較例における原料石炭灰!i市販フライ
アッシュであり、そ、の組成および性状を第1表に示す
(以下余白) 石炭灰および水和硬化体の試験方法i次Gこ示す。
ブレーン比表面積測定は、高滓製作所の粉体比表面積測
定器5s−100形を使用し、空気透過法Gこよった。
曲げ強度試験は試験片として2.0X20X80 (a
)のものを使用し、圧縮強度試験は試験片として20 
X 20 X 20 (m)のものを使用し、試験装置
としてインストロン社製の万能試験機をイ吏用した。試
験方法は定たわみ法によった。実施例および比較例にお
いては、常温養生は直射日光を恒すない室内にて実施し
た。実施例および比較例の詳細を第2表に示す。
実施例1 石炭灰81.5部、消石灰12.5部、2水石こう6部
、硫酸0.5部、水35部を混練してステ1ノーとし、
このスラリーを型枠中に注入して成形体を得た。
この成形体を95°Cの水蒸気で15時間処理してA(
和硬化体を得た。水和硬化体の特性Gま第2表のごとく
であった。
実施例2 石炭灰81.5部、消石灰12.5部、2水石こう6部
、硫酸1.Q部、A(35部を混練してスラリーとし、
このスラリーを型枠中に注入して成形体を得た。
この成形体を95°Cの水蒸気で15時間処理して水和
硬化体を得た。水和硬化体の特性は第2表のごとくてあ
った。
比較例1 石炭灰82.5部、消石灰12.5部、2水石こう6部
、水35部を混練してスラリーとし、このスラリーを型
枠中に注入して成形体を得た。この成形体を95°Cの
水蒸気で15時間処理して水和硬化体を得た。水和硬化
体の特性は第2表のごとくであった。
比較例2 石炭灰77.5部、消石灰12.5部、2水石こう10
部、水ろ5部を混練してスラリーとし、このスラリーを
型枠中に注入して成形体を得た。この成形体を95°C
の水蒸気で15時間処理して水和硬化体を得た。水和硬
化体の特性は第2表のごとくであった。
比較例ろ 石炭灰81.5部、消石灰12.5部、2水石こう6部
、硫酸25部、水35部を混練してスラリーとし、この
スラリーを型枠中に注入して成形体を得た。この成形体
を95°Cの水蒸気で15時間処理して水和硬化体を得
た。水和硬化体の特性は第2表のごとくであった。
(以下余白) 第2表より原料粉体と水との混練時に硫酸を添加した後
に水蒸気処理を施すことによって、曲げ強度の大きい水
和硬化体を製造し得ることがわかる。
以上説明したように、本発明によれば石炭燃焼時の排出
物である石炭灰、安価な原料である消石灰または/およ
び生石灰、2水石こう、半水面こうまたは/および■型
態水石こうを使用し、水にて混練した後に水蒸気処理を
施すことによって曲げ強度の大きい水和硬化体を容易に
かつ安価に製造することが可能であり、本発明は石炭灰
を有効に活用し土木・建築の分野における埋立、上地造
成、道路建設等のための土盤利などの製造に寄与する技
術として有益である。
代理人弁理士塩出真−/′

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 石炭燃焼時に排出される石炭灰50〜90重量%、
    消石灰または/および生石灰5〜40重量%、2水石こ
    う、半水布こうまたは/およびn型無水石こう4〜40
    重量%からなる混合粉体に10〜60重指%の混水量の
    水を添加して硬化体を製造する際に、混合粉体100重
    量部に対して0.1〜2重h重電1硫酸を添加し混練し
    た後、この混練物を型枠または成形容器などを用いて成
    形し、ついでこの成形体を80〜100″Cの水蒸気で
    処理することを特徴とする石炭灰を主原料とする硬化体
    の製造方法。
JP17684182A 1982-10-06 1982-10-06 石炭灰を主原料とする硬化体の製造方法 Granted JPS5969464A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE1007017A3 (fr) * 1991-03-21 1995-02-21 Chemstar Lime Co Procede de recouvrement d'un bassin a effluents.
JP2012201527A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Tokyo Electric Power Co Inc:The 保水性路盤材用固化体の製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54143436A (en) * 1978-04-28 1979-11-08 Matsushita Electric Works Ltd Production of inorganic cured body
JPS56149365A (en) * 1980-04-21 1981-11-19 Kawasaki Heavy Ind Ltd Manufacture of hardened body chiefly based on coal ash
JPS56149763A (en) * 1980-03-28 1981-11-19 Philips Nv Low pressure mercury vapor discharge lamp

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