JPS596886A - 巨大多孔質で親水性の酵素用担体 - Google Patents

巨大多孔質で親水性の酵素用担体

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JPS596886A
JPS596886A JP58107985A JP10798583A JPS596886A JP S596886 A JPS596886 A JP S596886A JP 58107985 A JP58107985 A JP 58107985A JP 10798583 A JP10798583 A JP 10798583A JP S596886 A JPS596886 A JP S596886A
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enzyme
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チユン−ジ−・チヤン
シユテフアン・マルチノウスキ−
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、巨大多孔質で架橋された親水性の重合物、及
び酵素を固定化するためのその使用方法に関する。
固定化されたすなわち担体に結合された酵素は、特に医
学上の分析イ秦#、医薬品の製造、光学活性物質の製造
、ならびに栄養剤たとえばイングルコースの製造に利用
される。固定化された酵素を使用する利点は、それが再
使用可能なこと、基質又はその溶液からの分離が容易で
あること、溶解された形に比して、それが多くの場合安
定性を高め、したがって与えられた条件下で寿命が長い
こと、反応生成物の夾雑化を回避しうろことならびにカ
ラム又はそれに類似の反応器内での連続的反応が実施可
能であること等にある。
酵素の固定化を可能にする多くの方法がすでに知られて
いる。詳細な概説はたとえばメソツズ・イン・エンジモ
ロジーXT−rv 巻ヶ「イムモビライズド・エンザイ
ムズ」 (アカデミツク出版社1976年)及びイムモ
ビライズド・エンザイムズ(シバタ著コウダンシャ/ジ
ョン・ウィリー・アンド・ザンズ社1978年)に記載
されている。普通に行われる方法は、酵素の担体への吸
着、イオン又は共有結合による結合であり、その場合に
有機及び無機の担体材料ならびに天然起源のものが用い
られる。
近年ポリエチレンイミンを用いて製造される多数の担体
が報告されている。若干のものでは骨格材料として、酵
素の共有結合のための機能性基を備えたポリエチレンイ
ミンが用いられる( 2 クロモレクラーレ・ヘミ−1
82巻1981年2641〜2657頁、ナツールヴイ
ツセンシャフテン68巻1951年525及び526頁
参照)。他の場合ではポリエチレンイミンが共有結合で
ナイロンに結合され、そしてこれにより酵素の共有結合
を起こす無水マレイン酸/ビニルメチルエーテル共重合
物を結合するために役立っている(スギタチらトロムボ
ース・ヘモスタス、シュツットガルト1978年、lS
9巻426〜465頁参照)。ポリエチレンイミン含有
担体の第三の群は、部分的に重合体により包囲された無
機物質を基礎とし、この物質」二にポリエチレンイミン
が伺着され、次いでグルタルジアルデヒド、ジイソシア
ネ−1・又は他の多機能性物質が架橋される(ビオヘミ
力・工・ビオフユジ力・アクタ、485巻1977年3
67〜678頁、゛西゛ドイツ特許出願公告26057
97号明細書、米国特許4141857号、同4268
419号、同4268423号各明細書参 5− 照)。これらの担体は、その中に又はその上に存在する
ポリエチレンイミンが共有結合により架橋されている点
ですべて共通している。これには追加の操作工程及び」
二記の記載から知られるように毒性のある物質たとえば
ジイソシアネートの使用が必要である。さらにこの担体
物質は、酵素結合基たとえばインシアネート基又は無水
マレイン酸基を結合すると水分に過敏になり、使用前に
水を遮断して保管せねばならない。
本発明の課題は、毒性物質をできるだけ回避して、使用
に際し問題なく取扱うことができる、すなわち特別な留
意基準なしに貯蔵が可能で、かつ良好な機械的及び流体
力学的な性状を有する、高い酵素活性をもつ酵素を永続
的に固定化するための、簡単に製造できる担体を開発す
ることであった。
本発明は、重合物がスルホン基を含有し、そしてポリエ
チレンイミンが架橋されずかつ重合物に共有結合もされ
ていないことを特徴とする、ポリエチレンイミンを負荷
した重合物からの、巨4− 犬多孔質で親水性の酵素用担体である。
スルホン基含有の重合物力、(a)シヒニルヘンゾール
10〜100重滑%、 (b) C,−C,−アルキル
基によりモノ置換又は多置換されていてよいスチロール
0〜90重量%及び(C)スチロール及びジビニルペン
ゾールと共重合可能なモノマー0〜20重量%からの重
合物を、重合後にスルホン化したものであるものは特に
優れている。
この担体は、巨大多孔質の架橋されたスルホン基含有重
合物粒子を、ポリエチレンイミンで処理することにより
得られる。その場合意外にもポリエチレンイミンの架橋
が省略でき、これにより全く予想外であるが、結合され
た酵素の活性が高められる。
ラジカル重合により製造される重合物は、ジビニルペン
ゾール10〜100ii%好マt、 <は15〜40重
量%、核において01〜C4−アルキル基によりモノ置
換又は多置換されていてもよいスチロール0〜90重量
%好ましくは輸60〜85重鼠%、ならびにジビニルペ
ンゾール及びスチfii −ルと共重合が可能なモノマ
ーたとえばアクリル酸又はメタクリル酸のアルキルエス
テル0〜20重量%好ましくは0〜10重量%を重合含
有する。水溶性モノマーたとえばアクリル酸、メタクリ
ル酸又はビニルイミダゾールの添加も、同様に少量(1
0重量%まで)で可能である。特に好ましい重合物は、
工業用ジビニルペンゾール(ジビニルペンゾール約50
%、残部は主としてエチルスチロールで、そのほかトリ
ビニルペンゾールも少量含まれる)60〜60重量%と
スチロール70〜40重量%から成る。
モノマー(又はその混合物)の重合は、外相としての水
による懸濁重合の形で行われ、その場合に0.05〜3
Trrm好ましくは0.2〜0.8 mの粒径に達する
ようにする。重合物の巨大多孔質性を得るためには、孔
隙形成剤が用いられる。
孔隙形成剤としては、この重合を妨害することがなく、
水と混合せず、モノマーを溶解するが重合体は溶解しな
いか又はわずかに膨潤させる程度の液体、たとえば7〜
12個の炭素原子を有するアルカン、好ましくはn−オ
クタン又は100℃以−にの沸点を有するベンジンが適
する。
孔隙形成剤の量はモノマーに対し50〜400重量%で
ある。孔隙形成剤量の」−眠は、重合物の機械的性状か
ら定められ、またそれぞれの孔隙形成剤にも依存する。
水銀ポロシメーターによる測定で0.8〜4 Cm”/
g 、好ましくは1.2〜6゜Ots”/jiの孔容積
を生ずることが重要であって、その場合の孔径は2.5
 X 10−’〜2 X LO−”咽好ましくは4X1
0−5〜5X10’mmである。孔隙形成剤は出来」二
つだ重合物から低沸点溶剤たとえばアセトンにより洗出
され、次いで重合物は乾燥される。巨大多孔質の粒状重
合物の製造は公知であって、たとえば英国特許8491
22号明細書が参照される。
重合を塊状で行うことも当然可能であるが、その場合は
重合物を後から粉砕せねばならず、その結果粒子の形状
が不規則となって流体力学7− 的性質の低下を来たすという欠点がある。
固定化酵素のより高い活性を得るために、欧州特許出願
公開49385号明細書の方法によって、重合物の表面
を機械的に後処理することが有利である。
重合物を親水性にするために、その表面をスルホン化す
る。スルホン化は自体既知の手段で硫酸又はクロルスル
ホン酸を用いて行われる。
スルホン化法の説明は特に下記文献が参照される。ブラ
ウン、チャドロン及びケルン著[プラクティクム・デル
・マクロモレクラーレン・オルガニツシエン・ヘミ−J
 1966年234頁;ウルマンス・エンチクロイ14
4版16巻601頁;ホーペン−ワイル著「メトーデン
・デル・オルガニツシエン・ヘミ−j 1963年XI
V/2巻682〜685頁。スルホン化は、重合表面が
それに続くポリエチレンイミンの負荷のため充分に酸性
でかつ親水性になるまで行われる。
ポリエチレンイミンは、スルホン化重合物の上に水溶液
で施される。直鎖状でも分岐状でも8− よいポリエチレンイミンの分子量は、1000〜500
00好ましくは50000〜45000である。
浸透作用による重合物の機械的損傷を避けるため、ポリ
エチレンイミンを数回に分けて添加すべきであり、その
際のその溶液濃度は最初に約2重量%で、いずれの場合
も3重量%を越えないようにする。スルホン化された重
合物の量に対して10倍景の水溶液を用いる場合は、溶
液のポリエチレンイミン最終濃度は1〜6重量%である
。最適なポリエチレンイミン負荷は、予備試験において
固定化可能な酵素活性を測定することにより容易に定め
られる。ポリエチレンイミンの添加は、0〜100℃好
ましくは室温で1〜12時間好ましくは4〜8時間の間
行われる。ポリエチレンイミンの濃度が低いので、溶液
の粘度を下げるために高温度を適用する必要がない。ポ
リエチレンイミンを5〜30重量%好ましくは10〜2
0重量%添加したのち、担体な水洗できる。しかしそれ
は必要ではない。
担体は酵素を負荷するまで適宜に乾燥状又は湿潤状で貯
蔵することができる。
酵素を担体に負荷させることは、酵素の種類により好1
:(〜くは緩衝液を含有してもよい酵素水溶液を用いて
行われる。酵素水溶液中の濃度は1〜100 mg /
me、負荷時間は1〜80時間好ましくは10〜40時
間である。酵素溶液の温度は、酵素によって異なるが0
〜90℃である。負荷ののち水洗して担体から過剰の酵
素を除き、酵素活性を有する不均一触媒として、非連続
又は連続の操作において、たとえばカラム中に装入する
。酵素負荷担体の貯蔵性は、酵素によって異なる。通常
は酵素負荷を、使用の短時間前に行うことが好ましい。
共有結合は別として、他の結合機構を原則的に除外する
ことなしに、担体上に酵素がイオン結合されることが認
められる。
この担体は取扱いの簡単な点で優れている。
なぜならば担体が水分により不活性化されることがなく
、また使用前に活性化する必要もないからである。これ
は高度の酵素活性な鴇固定化することを可能にし、卓越
した流体力学的性質を有し、かつ微生物により侵されな
い。
実施例1 A)巨大多孔質粒状重合物の製造 攪拌器及び還流冷却器を備えたフラスコに窒素を導通し
ながら、スチロール509、工業用ジビニルペンゾール
50g、n−オクタン180 ml、ラジカル生成剤と
してのラウロイルパーオキシド1g、水500 rnl
!ならびに懸濁助剤としてのポリビニルピロリドン1g
を装入し、70°Cに4時間次いで95℃に4時間加熱
して粒状重合物を製造する。重合物を順次にアセトン、
水及びメタノールで洗浄し、次いで70℃で真空乾燥す
る。この重合物を3.1 X 10−2〜5×1010
72cの粒子大きさにふるい分け、こうしてふるい分け
された重合物25gを、内容250m1のガラス製フラ
スコ中で機械的に激しく振とうしたのち、再度アセトン
、水及びメタノールで洗浄し、次いで70℃で真空乾燥
する。
B)巨大多孔質粒状重合物のスルホン化A)により製造
された重合物20gを、濃硫酸soomeと一緒に室温
で1時間、次いで100℃で8時間攪拌する。重合物を
ガラスP材上で吸引1過し、まず半濃硫酸中に、次いで
水中に移し、水を多数回交換して充分に洗浄し、その後
に70°Cで真空乾燥する。収量:31.5,9゜C)
スルホン化された粒状重合物のポリエチレンイミンによ
る負荷 B)によりスルホン化された重合物10gを、約400
00の分子量を有するポリエチレンイミン1.5gの水
溶液90m1中で、室温で2時間攪拌する。次いでさら
に水8.5 ml、に溶解したポリエチレンイミン1.
5gを加え、4時間攪拌する。担体をガラス沢材上で吸
引f過し、水100 mlで洗浄し、次いで70℃で真
空乾燥する。
D)担体の酵素による負荷及び固定化された酵素活性の
測定 担体0,2gを、0.005M酢酸ナトリウム水溶液(
pH5,6)中のインベルターゼ100■(12− 150国際単位/mg)の溶液’10m1に添加し、室
温で21時間攪拌する。次いで担体を、5分間2回及び
1時間1回それぞれ0.0025M酢酸ナトリウム水溶
液(pH!5.3 ) 50 mlで洗浄する。
酵素活性(固定化された活性)を測定するため、重合物
を0.01 M酢酸ナトリウム水溶液(pH5,5)中
の蔗糖1Z59の溶液!50 mlの中で振とうする。
蔗糖の加水分解を旋光針により調べると、担体11及び
1時間当り蔗糖45.6.9の固定化活性が認められる
比較例(架橋されたポリエチレンを有する担体〕実施例
1(A)〜(C)により製造された担体10gを、攪拌
器、還流冷却器及び乾燥管(塩化カルシウムを充填)を
備えた丸底フラスコ中で、無水アセトン中のエピコー)
 828 (シェル社製)10gの溶液100 m、l
と一緒に50℃で5時間攪拌する。次いで溶液をガラス
r材上で吸引1過して担体を分離し、そして担体を70
°Cで真空乾燥する。インベルターゼによる担体の負荷
とそれに続く結合されたインベルターゼ活性の試験を実
施例1(D)によって行うと、23.4.9蔗糖/Jf
1体1g・1時間の活性が得られる。本発明による担体
に比して活性が低いことが知られる。
実施例2 実施例1と同様にして、担体0.5gを直径1゜6 c
mのカラムに充填する。次いで0.05M酢酸ナトリウ
ム緩衝液(pH5,5) 100ml中のβ−フラクト
シダーゼ500 m9の溶液を、室温で1QQm(!/
時間の速度で、16時間カラムを通してポンプ循環させ
る。非結合酵素の除去のため、0℃で86 me 7時
間の速度で、0.05 M酢酸ナトリウム水溶液(pH
5,3)中の蔗糖350 j;l/影の溶液をカラムを
通してポンプ輸送する。蔗糖の加水分解を旋光針により
測定する。初めにはβ−フラクトシダーゼを負荷した担
体1g当り、蔗糖215g/時間が加水分解される。7
0日後に担体は、その最初に固定化された活性糸や7%
を有する。
実施例6 実施例2で用いた担体0.2gを、0.、05 M酢酸
ナトリウム水溶液(pH4,8)中のβ−アミラーゼ1
00m9(28国際単位/m9)の溶液20m1中で、
4℃で64時間振と5する。次いで担体を、それぞれ室
温で5分間2回及び1時間2回、pH4,8の0.05
M酢酸ナトリウム水溶液各5Dm1で洗浄する。固定化
した酵素の活性を測定するため、担体を0.016M酢
酸ナトリウム水溶液(pH4,8)中のズルコウスキー
による殿粉(メルク社製)5gの溶液50m1中で、3
0℃で60分間振とうする。生成したマルトースヲ、ヘ
ーレンフエルト法(メソツズ・イン・エンジモロジー5
巻149頁1955年)により3,5−ジニトロサリチ
ル酸を用いて定量する。担体の活性は、11及び1時間
当り生成マルトース1.1gである。
実施例4 実施例6と同様にしてアミログルコシダーゼ 15− を担体に結合させる。担体の活性は、1g及び1時間当
り生成グルコース0,6gである。
出願人 バスフ・アクチェンゲゼルシャフト代理人 弁
理士 小  林  正  雄 16− ドイツ連邦共和国6700ルードウ イツヒスハーフエン・コペルニ クスシュトラーセ49

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 重合物がスルホン基を含有し、そしてポリエチレ
    ンイミンが架橋されずかつ重合物に共有結合もされてい
    ないことを特徴とする、ポリエチレンイミンを負荷した
    重合物からの、巨大多孔質で親水性の酵素用担体。 2、 スルホン基含有の重合物力、(a)ジビニルペン
    ゾール10〜100重量%、 (b) C,〜C4−ア
    ルキル基によりモノ置換又は多置換されていてよいスチ
    ロール0〜qo重x%及ヒ(C)スチロール及びジビニ
    ルペンゾールと共重合可能なモノマー0〜20重量%か
    らの重合物を、重合後にスルホン化したものであること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の担体。 6、担体が0.8〜4Cm37gの孔容積及び2.5 
    X 10−5〜2)<10−’inの孔径を有すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の担体。 4、担体が1.2〜6.0 cm379の孔容積及び4
     X 10−’〜5X10−’aの孔径を有することを
    特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の担体。 5、 使用するポリエチレンイミンが1000〜500
    00の分子量を有することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項に記載の担体。 6、特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記
    載の担体な酵素の固定化に使用する方法。
JP58107985A 1982-06-26 1983-06-17 巨大多孔質で親水性の酵素用担体 Pending JPS596886A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
DE32238851 1982-06-26
DE19823223885 DE3223885A1 (de) 1982-06-26 1982-06-26 Makroporoese, hydrophile traeger fuer enzyme

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EP (1) EP0097898B1 (ja)
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