JPS596757B2 - Ni−Cr基被覆ア−ク溶接棒 - Google Patents
Ni−Cr基被覆ア−ク溶接棒Info
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- JPS596757B2 JPS596757B2 JP11337576A JP11337576A JPS596757B2 JP S596757 B2 JPS596757 B2 JP S596757B2 JP 11337576 A JP11337576 A JP 11337576A JP 11337576 A JP11337576 A JP 11337576A JP S596757 B2 JPS596757 B2 JP S596757B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はNi−Cr基被覆アーク溶接棒に係り、特に厚
板または極厚板の拘束が厳しいところの溶接、工数低減
の溶接においても溶接金属の耐ミクロ割れ性に優れたN
i−Cr基被覆アーク溶接棒に関するものである。
板または極厚板の拘束が厳しいところの溶接、工数低減
の溶接においても溶接金属の耐ミクロ割れ性に優れたN
i−Cr基被覆アーク溶接棒に関するものである。
近年石油資源の枯渇に伴ない天然ガスおよび原子カエネ
ルギー力I世界的に脚光をあび、その消費量は急速に伸
びる傾向を示している。
ルギー力I世界的に脚光をあび、その消費量は急速に伸
びる傾向を示している。
天然ガスを運搬、貯蔵に便利なように液化したのがいわ
ゆるLNGであり、この−162℃という極低温の沸点
をもつLNGの容器として主に9%Ni鋼が用いられる
力ゝ この鋼は低温靭性のすぐれたフェライト系合金鋼
としてもつとも強度が高く溶接性も優れている。この9
%Ni鋼の低温貯槽容器の溶接に使われる溶接棒にはボ
ンド靭性の良好なNi−Cに基の70%Ni、15%C
r、2%Mo、2%Nbのものが従来もつとも多く使用
されている。しかるに最近の容器大型化の傾向に伴ない
、適用される最高板厚も30Tmと従来よりも厚くなつ
てきており、必然的に拘束も厳しいものとなわ、それに
伴なつて溶接施工法も見直す必要が生じてきた。即ち、
従来は最高板厚が20rrrm程度で、開先形状は第1
図aに示すとおl!)650〜750V開先が適用され
ていた。各ビードの積層方法はほぼ板厚中央以上から溶
接棒のウイービング巾を小さくして2バス以上の振ク分
け溶接をし、かつビード形状を凸型として第1図aの斜
線部に当る部分を夫々各バス毎にグラインダー削除して
成形していた。このような方法で溶接された溶接部の継
手引張強さは低温貯槽容器の設計応力の基準となる67
Kv/wliltを上まわる値が得られ良好であつた。
しかし20−以上の板厚に従来と同様にV開先をそのま
ま適用すると開先面積が広くなり過ぎ、高価な溶接材料
が異常に多く必要になることおよび溶接ひずみが異常に
大きく発生するなどの欠点が生じる。そこで第1図bに
示すようにX開先にして開先面積を小さくすると共K1
溶接棒のウイーピング巾を大きくして各層毎に1パスの
ウイーピング溶接を行なうと、平らなビード形状のもの
が得られビードのグラインダーがけ工数の低減になる。
しかしながら、この場合には溶接金属の柱状晶の会合部
の最終凝固線が溶接金属の中央部に一直線上にそろうよ
うになり、しかも厚板の狭開先であるがゆえに拘束が大
きくなるということと相まつてこのような方法で溶接し
た溶接部の継手引張強さはばらつきが大きく、設計応力
の基準となる67Kク/Mdを下まわる場合も生じ、そ
の場合は、最終凝固線に一致した溶接金属の中心部で破
断する。また、原子力の圧力容器には板厚75T!Rr
ft以上の極厚のインコネル合金が使用され、特に開先
角度をさらに小さくせざるを得ない。
ゆるLNGであり、この−162℃という極低温の沸点
をもつLNGの容器として主に9%Ni鋼が用いられる
力ゝ この鋼は低温靭性のすぐれたフェライト系合金鋼
としてもつとも強度が高く溶接性も優れている。この9
%Ni鋼の低温貯槽容器の溶接に使われる溶接棒にはボ
ンド靭性の良好なNi−Cに基の70%Ni、15%C
r、2%Mo、2%Nbのものが従来もつとも多く使用
されている。しかるに最近の容器大型化の傾向に伴ない
、適用される最高板厚も30Tmと従来よりも厚くなつ
てきており、必然的に拘束も厳しいものとなわ、それに
伴なつて溶接施工法も見直す必要が生じてきた。即ち、
従来は最高板厚が20rrrm程度で、開先形状は第1
図aに示すとおl!)650〜750V開先が適用され
ていた。各ビードの積層方法はほぼ板厚中央以上から溶
接棒のウイービング巾を小さくして2バス以上の振ク分
け溶接をし、かつビード形状を凸型として第1図aの斜
線部に当る部分を夫々各バス毎にグラインダー削除して
成形していた。このような方法で溶接された溶接部の継
手引張強さは低温貯槽容器の設計応力の基準となる67
Kv/wliltを上まわる値が得られ良好であつた。
しかし20−以上の板厚に従来と同様にV開先をそのま
ま適用すると開先面積が広くなり過ぎ、高価な溶接材料
が異常に多く必要になることおよび溶接ひずみが異常に
大きく発生するなどの欠点が生じる。そこで第1図bに
示すようにX開先にして開先面積を小さくすると共K1
溶接棒のウイーピング巾を大きくして各層毎に1パスの
ウイーピング溶接を行なうと、平らなビード形状のもの
が得られビードのグラインダーがけ工数の低減になる。
しかしながら、この場合には溶接金属の柱状晶の会合部
の最終凝固線が溶接金属の中央部に一直線上にそろうよ
うになり、しかも厚板の狭開先であるがゆえに拘束が大
きくなるということと相まつてこのような方法で溶接し
た溶接部の継手引張強さはばらつきが大きく、設計応力
の基準となる67Kク/Mdを下まわる場合も生じ、そ
の場合は、最終凝固線に一致した溶接金属の中心部で破
断する。また、原子力の圧力容器には板厚75T!Rr
ft以上の極厚のインコネル合金が使用され、特に開先
角度をさらに小さくせざるを得ない。
開先角度を小さくすると溶接金属の柱状晶の会合部の最
終凝固線がより一層明僚に現われるようになり、しかも
極厚板の狭開先であるがゆえに拘束が極めて大きくなる
ということと相まつて、溶接金属の180くの側曲げ試
験でその部分に微小なわれ即ちミクロわれが多く発生す
る傾向が強い。本発明者らは最近のこのような厚板また
は極厚板の拘束が厳しいところの溶接,工数低減の溶接
の現状に鑑み、溶接金属の最終凝固部の耐ミクロわれ性
の改善について種々検討を重ねた。
終凝固線がより一層明僚に現われるようになり、しかも
極厚板の狭開先であるがゆえに拘束が極めて大きくなる
ということと相まつて、溶接金属の180くの側曲げ試
験でその部分に微小なわれ即ちミクロわれが多く発生す
る傾向が強い。本発明者らは最近のこのような厚板また
は極厚板の拘束が厳しいところの溶接,工数低減の溶接
の現状に鑑み、溶接金属の最終凝固部の耐ミクロわれ性
の改善について種々検討を重ねた。
即ちNi−Cr基心線に被覆剤中の全水分量を0.20
%以下に規制した被覆剤を被覆してTaを心線重量比で
Oから20%まで添加した被覆アーク溶接棒を製造し、
SM4lB(25wrf1t:)の開先面及び裏あて金
にそれぞれの溶接棒で2層のパタリング溶接を施して、
本溶接は立向姿勢で行ない、側曲げ試験を実施した。こ
の結果を第2図に示すが、被覆アーク溶接棒の被覆剤を
極低水素型に制御すること及び心線又は被覆剤の一方又
は両方にTaを添加することの相乗効果により、前記厚
板または極厚板の拘束が厳しいところの溶接,工数低減
の溶接においても溶接金属の耐ミクロわれ性を著しく改
善しうるという新たな知見を得て本発明をなしたもので
ある。即ち本発明は心線が60%以上のNi,lO〜2
5%のCr,かつ心線又は被覆剤の一方又は両方に心線
重量比で0.05〜3.0%のTaを含有し、且つ被覆
剤全重量に対して25〜60%の炭酸塩,10〜30(
:!)の金属弗化物が配合された被覆剤を被覆し、さら
に被覆剤中の全水分量を0.20%以下に規制したこと
を特徴とするNi−Cr基被覆アーク溶接棒である。
%以下に規制した被覆剤を被覆してTaを心線重量比で
Oから20%まで添加した被覆アーク溶接棒を製造し、
SM4lB(25wrf1t:)の開先面及び裏あて金
にそれぞれの溶接棒で2層のパタリング溶接を施して、
本溶接は立向姿勢で行ない、側曲げ試験を実施した。こ
の結果を第2図に示すが、被覆アーク溶接棒の被覆剤を
極低水素型に制御すること及び心線又は被覆剤の一方又
は両方にTaを添加することの相乗効果により、前記厚
板または極厚板の拘束が厳しいところの溶接,工数低減
の溶接においても溶接金属の耐ミクロわれ性を著しく改
善しうるという新たな知見を得て本発明をなしたもので
ある。即ち本発明は心線が60%以上のNi,lO〜2
5%のCr,かつ心線又は被覆剤の一方又は両方に心線
重量比で0.05〜3.0%のTaを含有し、且つ被覆
剤全重量に対して25〜60%の炭酸塩,10〜30(
:!)の金属弗化物が配合された被覆剤を被覆し、さら
に被覆剤中の全水分量を0.20%以下に規制したこと
を特徴とするNi−Cr基被覆アーク溶接棒である。
以下、本発明を詳細に説明する。
先ず、本発明溶接棒と母材との組合せによつて得られる
溶接金属の低温,常温および高温の機械的性質および耐
食性等を確保するために必要な合金元素および脱酸剤は
心線へ添加しても被覆剤へ添加してもさほど大きい違い
はない。
溶接金属の低温,常温および高温の機械的性質および耐
食性等を確保するために必要な合金元素および脱酸剤は
心線へ添加しても被覆剤へ添加してもさほど大きい違い
はない。
しかし、偏析の少ない良好な溶接金属を得るために、少
なくとも主成分となるCr<5Niの大部分の合金元素
は心線へ添加して、被覆剤中へ配合する金属類はそのN
1−Cr基心線を使用して目的とする溶着金属成分を得
るために必要な調整量程度の少量に留めるべきである。
したがつて本発明は溶着金属がJISZ3224および
AWSA5.ll一69に規定されているNi−Cr系
の成分を得るため、心線中にNiが60%以上,Crが
101:!)以上必要である。ただし、Crが25%を
越えると鍜造性が劣化するのでCr量を10〜25%に
匍以する。なお、N1については上限は特に設けないが
、実用的見地から、80%程度迄が好ましい。この他、
心線にはMO,Nb,Mn,Ti等の合金元素が,MO
lO%以下、Nb5%以下,Mn5%以下,Ti4%以
下の範囲で適宜選択して1種以上用いられる。次に、炭
酸塩の配合はスラグに高塩基性を与え溶接金属のP,S
およびSiを低下させ、かつ分解生成するCO2ガスに
よつて水素分圧を下げ、溶接金属の耐われ性を良好なら
しめる主成分として被覆剤中へ25%以上を配合する。
なくとも主成分となるCr<5Niの大部分の合金元素
は心線へ添加して、被覆剤中へ配合する金属類はそのN
1−Cr基心線を使用して目的とする溶着金属成分を得
るために必要な調整量程度の少量に留めるべきである。
したがつて本発明は溶着金属がJISZ3224および
AWSA5.ll一69に規定されているNi−Cr系
の成分を得るため、心線中にNiが60%以上,Crが
101:!)以上必要である。ただし、Crが25%を
越えると鍜造性が劣化するのでCr量を10〜25%に
匍以する。なお、N1については上限は特に設けないが
、実用的見地から、80%程度迄が好ましい。この他、
心線にはMO,Nb,Mn,Ti等の合金元素が,MO
lO%以下、Nb5%以下,Mn5%以下,Ti4%以
下の範囲で適宜選択して1種以上用いられる。次に、炭
酸塩の配合はスラグに高塩基性を与え溶接金属のP,S
およびSiを低下させ、かつ分解生成するCO2ガスに
よつて水素分圧を下げ、溶接金属の耐われ性を良好なら
しめる主成分として被覆剤中へ25%以上を配合する。
しかし、60(fl)を越えるとスラグの流れが悪くな
り良好なビード形状が得られない。従つて25〜60%
に制限する。なお、ここで炭酸塩とは、たとえば炭酸石
灰,炭酸バリウム,炭酸マグネシウム,炭酸リチウム,
炭酸マンガンあるいはこれらの複合添加物などを指す。
また、金属弗化物は溶接金属の水素量を下げ、溶接金属
の耐われ性を良好ならしめ、かつスラグの流動性を増し
良好なピード形状が得られる主成分として被覆剤中へ1
0%以上を配合する。
り良好なビード形状が得られない。従つて25〜60%
に制限する。なお、ここで炭酸塩とは、たとえば炭酸石
灰,炭酸バリウム,炭酸マグネシウム,炭酸リチウム,
炭酸マンガンあるいはこれらの複合添加物などを指す。
また、金属弗化物は溶接金属の水素量を下げ、溶接金属
の耐われ性を良好ならしめ、かつスラグの流動性を増し
良好なピード形状が得られる主成分として被覆剤中へ1
0%以上を配合する。
しかし30%を越えると溶接棒の耐棒焼け性が劣下する
。従つて10〜30%に制限する。なお、ここにいう金
属弗化物とは、たとえば螢石,氷晶石,弗化マグネシウ
ム,弗化アルミニウム,弗化バリウム,弗化リチウム,
弗化ソーダ,あるいはこれらの複合添加物を指す。その
他の被覆剤としては硅灰石,硅砂,ルチール,チタン酸
カリ,カリ長石,アルミナが、硅灰石25%以下,硅砂
10%以下,ルチール10%以下,チタン酸カリ15%
以下,カリ長石100t)以下,アルミナ10%以下の
範囲で1種以上適宜選択して用いられるが、特に、これ
らの原料は、結晶水を含まない材料であることが望まし
い。さらに、Taを適量添加することが本発明の主な特
徴の一つであり第2図からも明らかなように、心線重量
比で0.05%以上を含有すると被覆剤中の水分量を制
御したこととの相乗効果により最終凝固部の耐ミクロわ
れ性が顕著に改善され、多いほど効果が大きいが3.0
%を超えて含有してもそれほど大きい効果は現われない
。
。従つて10〜30%に制限する。なお、ここにいう金
属弗化物とは、たとえば螢石,氷晶石,弗化マグネシウ
ム,弗化アルミニウム,弗化バリウム,弗化リチウム,
弗化ソーダ,あるいはこれらの複合添加物を指す。その
他の被覆剤としては硅灰石,硅砂,ルチール,チタン酸
カリ,カリ長石,アルミナが、硅灰石25%以下,硅砂
10%以下,ルチール10%以下,チタン酸カリ15%
以下,カリ長石100t)以下,アルミナ10%以下の
範囲で1種以上適宜選択して用いられるが、特に、これ
らの原料は、結晶水を含まない材料であることが望まし
い。さらに、Taを適量添加することが本発明の主な特
徴の一つであり第2図からも明らかなように、心線重量
比で0.05%以上を含有すると被覆剤中の水分量を制
御したこととの相乗効果により最終凝固部の耐ミクロわ
れ性が顕著に改善され、多いほど効果が大きいが3.0
%を超えて含有してもそれほど大きい効果は現われない
。
Taは心線被覆剤のいずれか一方又は両方への含有も可
能で、従つて心線重量比で0.05〜3.0(f)の含
有量に制限する。最後に、被覆剤の水分規制は本発明の
他の主な特徴の一つである。
能で、従つて心線重量比で0.05〜3.0(f)の含
有量に制限する。最後に、被覆剤の水分規制は本発明の
他の主な特徴の一つである。
即ち溶接金属中の水素を低減するとTa添加との相乗効
果により厚板または極厚板の拘束が厳しいところの溶接
,工数低減の溶接においても、最終凝固部の耐ミクロわ
れ性が顕著に改善され、少ないほど効果は大きい。この
場合、心線中の水素量は通常の製造技術では極く少量で
あつて、また被覆剤中の全水分量を下げるために380
℃以上で溶接棒を焼成したときに心線も加熱され心線の
水素除去も十分行なわれ、心線中の水素量は無視してさ
しつかえない。従つて本発明に於ける溶接金属の極低水
素化は被覆剤を管理することで十分であり、被覆剤とし
て使用する原料を厳選し特に380℃以上の温度で1時
間以上焼成することによつて十分水分が除去され得るよ
うな原材料を用いて、被覆剤中の全水分量が0.20%
以下になるよう規制する。従つて600℃以上の高温で
しか水分を除去し得ないタルク、マイカ、ベントナイト
等の含水鉱物の使用は避けるのが望ましい。ここで被覆
剤中の0.201:Ff)の全水分量は溶接金属におい
て約3cc/1007の拡散性水素量に相当することか
ら、本発明に於けるNi−Cr基溶接棒の製造時に全く
同一の製造ノブ 方法で通常の軟鋼心線へも塗装して、通常の軟鋼又は低
合金鋼溶接棒溶着金属の水素試験に準じてJISZ3l
l3の標準状態で測定して、溶着金″属の拡散性水素量
が3ec/1007以下であるのを確認することも有効
である。
果により厚板または極厚板の拘束が厳しいところの溶接
,工数低減の溶接においても、最終凝固部の耐ミクロわ
れ性が顕著に改善され、少ないほど効果は大きい。この
場合、心線中の水素量は通常の製造技術では極く少量で
あつて、また被覆剤中の全水分量を下げるために380
℃以上で溶接棒を焼成したときに心線も加熱され心線の
水素除去も十分行なわれ、心線中の水素量は無視してさ
しつかえない。従つて本発明に於ける溶接金属の極低水
素化は被覆剤を管理することで十分であり、被覆剤とし
て使用する原料を厳選し特に380℃以上の温度で1時
間以上焼成することによつて十分水分が除去され得るよ
うな原材料を用いて、被覆剤中の全水分量が0.20%
以下になるよう規制する。従つて600℃以上の高温で
しか水分を除去し得ないタルク、マイカ、ベントナイト
等の含水鉱物の使用は避けるのが望ましい。ここで被覆
剤中の0.201:Ff)の全水分量は溶接金属におい
て約3cc/1007の拡散性水素量に相当することか
ら、本発明に於けるNi−Cr基溶接棒の製造時に全く
同一の製造ノブ 方法で通常の軟鋼心線へも塗装して、通常の軟鋼又は低
合金鋼溶接棒溶着金属の水素試験に準じてJISZ3l
l3の標準状態で測定して、溶着金″属の拡散性水素量
が3ec/1007以下であるのを確認することも有効
である。
被覆剤中の全水分量が少ないほど効果が大きく、0.2
0%を越えると溶接金属の耐われ性が劣化する。以上の
ように本発明は被覆剤中の水分量を制御し、かつTaを
含有させることの相乗効果により厚板または極厚板で狭
開先であるがゆえに拘束の厳しい溶接また工数低減の溶
接においても、溶接金属の最終凝固部の耐シクロわれ性
が著しく改善されることが明らかである。
0%を越えると溶接金属の耐われ性が劣化する。以上の
ように本発明は被覆剤中の水分量を制御し、かつTaを
含有させることの相乗効果により厚板または極厚板で狭
開先であるがゆえに拘束の厳しい溶接また工数低減の溶
接においても、溶接金属の最終凝固部の耐シクロわれ性
が著しく改善されることが明らかである。
ここで溶接棒の製造方法の一例について言及すると、N
i−Cr基心線と380℃以上の温度で1時間以上焼成
することにより水分が十分除去され得るような従つて実
質的に含水鉱物を含まない原材料を用いた被覆剤粉末を
準備し、被覆剤粉末を水ガラス(硅酸カリ水溶液,硅酸
ソーダ水溶液)などの適当なバインダーで混和して心線
へ被覆して380〜450℃で1時間以上乾燥,焼成し
た後被覆剤全水分量をASTMA3l6の方法によつて
測定し0.20%以下に制御されていることを確認する
。
i−Cr基心線と380℃以上の温度で1時間以上焼成
することにより水分が十分除去され得るような従つて実
質的に含水鉱物を含まない原材料を用いた被覆剤粉末を
準備し、被覆剤粉末を水ガラス(硅酸カリ水溶液,硅酸
ソーダ水溶液)などの適当なバインダーで混和して心線
へ被覆して380〜450℃で1時間以上乾燥,焼成し
た後被覆剤全水分量をASTMA3l6の方法によつて
測定し0.20%以下に制御されていることを確認する
。
以下本発明の実施例について述べる。
実施例
第1表に供試心線の化学成分を示す。
ノb線寸法は直径4.0Trrm,長さ350wnとし
た。第2表にこれら心線と被覆剤との組合せによる溶接
棒の組成を示す。なお、被覆剤全水分量の測定はAST
MA3l6−64Tによつた。第3表にこれら溶接棒の
溶着金属の化学成分を示す。第4表に、第2表に示す溶
接棒の内いくつかを用いて9%Ni鋼(25wrfnt
)を溶接した場合の継手引張試験結果を示す。なお、溶
接条件は溶接棒径は4.0喘,溶接姿勢は立向姿勢,溶
接電流は110〜125A(交流),溶接入熱は1.9
万〜3.5万ジユール/mであり、用いた開先形状及び
継手引張試験(JISZ3l2l試験片使用)のビード
積層要領は第3図及び第4図の通りで厚板の狭開先なる
がゆえに拘束の厳しい溶接である。次に第2表に示した
溶接棒の内いくつかを用いてASTMA533鋼,75
TWLtの開先面にバタリング溶接をし、さらに接合の
本溶接をした溶接部の側曲げ試験結果を第5表に示す。
この場合の溶接条件は溶接棒径は5.0w1n,溶接姿
勢は下向,溶接電流は165A(直流逆極性),溶接入
熱は0.9万〜1.3万ジユール/c!nであり、開先
及び積層要領は第5図の通りで極厚板の狭開先なるがゆ
えに極めて拘束の厳しい溶接である。なお、図中ハッチ
ングの部分がバタリング個所を示す。これらの第4表及
び第5表の結果から明らかな通り、溶接棒洗4,7,1
9,21及び洗26はTaを含有するも被覆剤水分量が
0.20%を超えるため、9Ni鋼の厚板で狭開先なる
がゆえに拘束が厳しくかつ工数低減の溶接において、継
手引張強さが低くまたばらつきも大きい。
た。第2表にこれら心線と被覆剤との組合せによる溶接
棒の組成を示す。なお、被覆剤全水分量の測定はAST
MA3l6−64Tによつた。第3表にこれら溶接棒の
溶着金属の化学成分を示す。第4表に、第2表に示す溶
接棒の内いくつかを用いて9%Ni鋼(25wrfnt
)を溶接した場合の継手引張試験結果を示す。なお、溶
接条件は溶接棒径は4.0喘,溶接姿勢は立向姿勢,溶
接電流は110〜125A(交流),溶接入熱は1.9
万〜3.5万ジユール/mであり、用いた開先形状及び
継手引張試験(JISZ3l2l試験片使用)のビード
積層要領は第3図及び第4図の通りで厚板の狭開先なる
がゆえに拘束の厳しい溶接である。次に第2表に示した
溶接棒の内いくつかを用いてASTMA533鋼,75
TWLtの開先面にバタリング溶接をし、さらに接合の
本溶接をした溶接部の側曲げ試験結果を第5表に示す。
この場合の溶接条件は溶接棒径は5.0w1n,溶接姿
勢は下向,溶接電流は165A(直流逆極性),溶接入
熱は0.9万〜1.3万ジユール/c!nであり、開先
及び積層要領は第5図の通りで極厚板の狭開先なるがゆ
えに極めて拘束の厳しい溶接である。なお、図中ハッチ
ングの部分がバタリング個所を示す。これらの第4表及
び第5表の結果から明らかな通り、溶接棒洗4,7,1
9,21及び洗26はTaを含有するも被覆剤水分量が
0.20%を超えるため、9Ni鋼の厚板で狭開先なる
がゆえに拘束が厳しくかつ工数低減の溶接において、継
手引張強さが低くまたばらつきも大きい。
溶接棒黒5は被覆剤水分量は0.20%以下であるが、
Taを含有しないため、9Ni鋼の厚板で狭開先なるが
ゆえに拘束が厳しくかつ工数低減の溶接において、継手
引張強さが低くまたばらつきも大きい。溶接棒S.ll
はTaを含有するも被覆剤水分量が0.20%を超える
ため、極厚板で狭開先なるがゆえに拘束の極めて厳しい
溶接において側曲げ試験でわれ発生に到つている。また
溶接棒黒12は被覆剤水分量は0.20%以下であるが
、Taを含有しないため、極厚板で狭開先なるがゆえに
拘束の極めて厳しい溶接において側曲げ試験でミクロわ
れが多発している。これに対して、本発明溶接棒黒1,
2,3,6,8,9,10,13,14,15,16,
17,18,20,22,23,24及び屋25は厚板
または極厚板の拘束の厳しい溶接、工数低減の溶接にお
いても良好な結果の得られることが明らかであるら
Taを含有しないため、9Ni鋼の厚板で狭開先なるが
ゆえに拘束が厳しくかつ工数低減の溶接において、継手
引張強さが低くまたばらつきも大きい。溶接棒S.ll
はTaを含有するも被覆剤水分量が0.20%を超える
ため、極厚板で狭開先なるがゆえに拘束の極めて厳しい
溶接において側曲げ試験でわれ発生に到つている。また
溶接棒黒12は被覆剤水分量は0.20%以下であるが
、Taを含有しないため、極厚板で狭開先なるがゆえに
拘束の極めて厳しい溶接において側曲げ試験でミクロわ
れが多発している。これに対して、本発明溶接棒黒1,
2,3,6,8,9,10,13,14,15,16,
17,18,20,22,23,24及び屋25は厚板
または極厚板の拘束の厳しい溶接、工数低減の溶接にお
いても良好な結果の得られることが明らかであるら
第1図A,bは、従来用いられている開先形状の態様例
を示す図、第2図は側曲げ試験で発生したミクロわれ個
数とTa添加量との関連を示す図、第3図は本発明の実
施例に用いられた開先形状を示す図、第4図は第3図の
開正内へのビード積層要量を示す図、第5図は本発明の
他の実施例に用いられた開先とビード積層要領を示す図
である。
を示す図、第2図は側曲げ試験で発生したミクロわれ個
数とTa添加量との関連を示す図、第3図は本発明の実
施例に用いられた開先形状を示す図、第4図は第3図の
開正内へのビード積層要量を示す図、第5図は本発明の
他の実施例に用いられた開先とビード積層要領を示す図
である。
Claims (1)
- 1 心線が60%以上のNi、10〜25%のCr、か
つ心線または被覆剤の一方又は両方に心線重量比で0.
05〜3.0%のTaを含有し、且つ被覆剤全重量に対
して25〜60%の炭酸塩、10〜30%の金属弗化物
が配合された被覆剤を被覆しさらに被覆剤中の全水分量
を0.20%以下に制御したことを特徴とするNi−C
r基被覆アーク溶接棒。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11337576A JPS596757B2 (ja) | 1976-09-21 | 1976-09-21 | Ni−Cr基被覆ア−ク溶接棒 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11337576A JPS596757B2 (ja) | 1976-09-21 | 1976-09-21 | Ni−Cr基被覆ア−ク溶接棒 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5337555A JPS5337555A (en) | 1978-04-06 |
| JPS596757B2 true JPS596757B2 (ja) | 1984-02-14 |
Family
ID=14610684
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11337576A Expired JPS596757B2 (ja) | 1976-09-21 | 1976-09-21 | Ni−Cr基被覆ア−ク溶接棒 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS596757B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001300768A (ja) * | 2000-04-27 | 2001-10-30 | Kobe Steel Ltd | 低合金耐熱鋼用被覆アーク溶接棒 |
| JP7408295B2 (ja) * | 2019-04-04 | 2024-01-05 | 日鉄溶接工業株式会社 | 9%Ni鋼溶接用被覆アーク溶接棒 |
-
1976
- 1976-09-21 JP JP11337576A patent/JPS596757B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5337555A (en) | 1978-04-06 |
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