JPS5965034A - O−ヒドロキシベンジルアルコ−ルの製造方法 - Google Patents

O−ヒドロキシベンジルアルコ−ルの製造方法

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JPS5965034A
JPS5965034A JP57175300A JP17530082A JPS5965034A JP S5965034 A JPS5965034 A JP S5965034A JP 57175300 A JP57175300 A JP 57175300A JP 17530082 A JP17530082 A JP 17530082A JP S5965034 A JPS5965034 A JP S5965034A
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reaction
hydroxybenzyl alcohol
phenol
formaldehyde
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Kiyoshi Aonuma
青沼 潔
Hiroyuki Onuki
裕之 大貫
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TAIMEI KK
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  • Catalysts (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は改良されたO−ヒドロキシベンジルアルコール
の製造方法に関し、さらに詳しくは、フェノールとホル
ムアルデヒド又は反応条件下にホルムアルデヒドを生じ
る物質を原料とし、純度の高いO−ヒドロキシベンジル
アルコールをM 造する方法に関するものである。
従来、o−ヒドロキ゛シベンジルアルコールハ有機すン
系殺虫剤や植物成長調整剤の原料として、あるいは香料
クマリンの中間体として重要なサリチルアルデヒドなど
の原料として用いられており。
その製造方法について種々の方法が提案されている。例
えば、酢酸亜鉛などの有機酸の二価金属塩触媒の存在下
、フェノールにホルマリンを反応させて得られる反応終
了液を蒸留したのち、蒸留残を四塩化炭素などを用いて
再結晶し、純粋な。−ヒドロキシベンジルアルコールを
得る方法(英国特許第774,696  号明細書)、
あるいはフェノールとホウ酸から誘導されるトリフェニ
ルメタボレートにホルムアルデヒドを反応させる方法(
特公昭39−17518号公報、特公昭49−2757
3号公報、特開昭55−13288号公報)などが提案
さノ1−ている。しかしながら、前者においては選択率
が使用されたホルムアルデヒドに対して21%と棲めて
低く、また後者においては選択率が比較的高いものの、
得られた0−ヒドロキシベンジルアルコールに対して当
モル以上のホウ酸が損失となり。
その上操作が煩雑であって、必ずしも満足しうる方法と
はいえない。さらに、塩基性触媒の存在下、フェノール
にパラホルムアルデヒドを反応させ。
抽出法i/m、、l:つて0−ヒドロキシベンジルアル
コールとp−ヒドロキシベンジルアルコールをそhぞれ
純粋な形で得る方法(ドイツ公開特許第2,729,0
75号明細書、特開昭54−36223号公報)が提案
されている。しかしながら、この方法においては。
設備費や動力費が大きくなり、工業的に実施するには必
ずしも満足しうる方法とはいえない。
iた。有aカルボン酸の存在下、フェノールl/U芳香
族ボロン酸類とアルデヒドを反応させる方法(’I!j
開昭51−125035号公報)が提案されているが、
この方法においては得られるO−ヒドロキシベンジルア
ルコールに対し、約当モルの高価な力香族ボロン酸類を
必要として工業的に実施しうる方法とはいえない。
このように、O−ヒドロキシベンジルアルコールの製造
について、十分に満足しうる方法は今まで見出されてい
ない。
本発明者らは、このような事情に鑑み、極めて容易に工
業的に実施しうる方法を用い、高転化率かつ高選択率で
O−ヒドロキシベンジルアルコールを製造する方法につ
いて鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成するに至った
すなわち、本発明は、有機酸の二価金属塩又はホウ酸触
媒の存在下、フェノールにホルムアルデヒド又は反応条
件下にホルムアルデヒドを生じる物質を反応させたのち
、(A)反応終了液に、1〜10重量%濃度の中性無機
塩を含有する水溶液と水に実質的に不溶性の有機溶媒と
を加えて接触させたのち、有機溶媒相と水溶液相とに分
離する工程。
[Bl (Ai工程で得られた有機溶媒相をボトム温度
100℃以下で減圧蒸留を行い、該有機溶媒相中の有機
溶媒及びフェノールを留去する工程、及びiCl tB
l工程で得られた蒸留残液に、芳香族炭化水素を主体と
する有機溶媒を加えて0−ヒドロキシベンジルアルコー
ルを晶析させる工程の操作を行うことを特徴とする0−
ヒドロキシベンジルアルコールの製造方法を提供するも
のである。
本発明の反応に用いる触媒は、0−メチロール化選択性
の有機酸の二価金属塩又はホウ酸であって、有機酸の二
価金属塩としては2例えばギ酸即鉛、ギ酸カドミウム、
酢酸亜鉛、酢酸カドミウムなどが挙げられる。これらの
触媒の中で酢酸亜鉛及びホウ酸が特に好適であり、その
使用量は通常。
フェノールに対し0.1〜5重量係の範回である。
また1本発明の反応に用いるホルムアルデヒド又は反応
条件下にホルムアルデヒドを生じる物質としては、例え
ばホルマリン、パラホルムアルデヒド、トリオキサン、
低級アルコールのヘミホルマール、炭素数2〜5の多価
アルコールのへミホルマールなどが挙げられるが、これ
らの中で炭素数2〜5の多価アルコールのへミホルマー
ルが〇−ヒドロキシベンジルアルコールの選択率の点で
好適である。この多価アルコールのへミホルマールハ5
例えば多価アルコールとパラホルムアルデヒドとを加熱
することにより、また多価アルコールにホルマリンを加
え、減圧脱水することによっても容易に得られる。また
、多価アルコールのへミホルマールは、それを構成する
多価アルコールとの混合物の形で用いることが好ましく
、シたがって多価アルコールのへミホルマールを製造す
る際の多価アルコールとホルムアルデヒドとの混合割合
は1重量比で80 : 20ないし40:60の範囲で
あることが望ましい。この範囲の割合で得られた多価ア
ルコールとそのへミホルマールとの混合物は透明な液体
であって、粘度もあ″1シ高くなくて取扱いが容易であ
る。このヘミホルマールの製造に用いる炭素数2〜5の
多価アル、コールとしては、例えばエチレングリコール
、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、グリ
セリン。
ペンタエリスリトールなどが好ましく挙げられる。
本発明に用いる多価アルコールとそのヘミホルマールと
の混合物は1例えば次のようにして得ることができる。
すなわち、前記の多価アルコールにパラホルムアルデヒ
ドを前記の範囲の割合で加え、70〜90℃の温度で完
全に透明な均一溶液になるまで加熱する。加熱時間は用
いる多価アルコールの種類や多価アルコールとパラホル
ムアルデヒドとの混合割合によって異なるが、通常4〜
10時間である。
このようにして得られた多価アルコールのへミホルマー
ルをホルムアルデヒド源として、実質的に無水の状態で
フェノールと反応させるとパラホルムアルデヒドやホル
マリンを用いた場合に比べて、0−ヒドロキシベンジル
アルコールの選択率がかなシ高くなる。さらに、多価ア
ルコールのへミホルマールは、それを構成する多価アル
コールとの混合物の形で液体として用いうるので、固体
のパラホルムアルデヒドを用いる場合に比べて、反応の
連続化が極めて容易であり、また反応のコントロールも
容易である。
本発明方法におけるフェノールとホルムアルデヒド又は
反応条件下にホルムアルデヒドを生じる物質との仕込割
合は、前者1モルに対し、後者の量がホルムアルデヒド
換算0.2〜0.7 モルの範囲であることが好ましい
。その量が0.2モル未満では転化率が低過ぎて経済的
でなく、一方0.7モルを超えると副生成物が多く々す
、0−ヒドロキシベンジルアルコールの選択率が低下し
て好ましくない。
本発明方法における反応温度は、通常30〜100℃の
範囲であわ、また反応時間は反応温度によって異なるが
1通常1〜20時間である。
本発明方法においては、必要に応じ・、有機溶媒を用い
て反応することができる。この有機溶媒としては、実質
的に水に不溶性のものが望ましく。
例工ばベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化
水素、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、プロピ
オン酸メチル、プロピオン酸エチル。
プロピオン酸プロピルなどの低級脂肪酸エステル、メチ
ルエチルケFン、メチルイソブチルケトン、ペンタン−
2−オン々どの脂肪族ケトン、ジイソプロピルエーテル
などの脂肪族エーテルなどが挙げられるが、これらの溶
媒は、次のfAl工程で用いる有機溶媒と同一6もので
あることが好ましい。
また1本発明方法における反応形式は1回分式反応、半
回分式反応又は連続反応のいずれの形式も採用しうる。
本発明の主要な目的は、このようにして得られた反応終
了液に、次に示す[Al工程、(B)工程及び(C1工
程の操作を順次施すことによって、その中に含まれてい
る反応で生成した非常に樹脂化しやすく不安定なO−ヒ
ドロキシベンジルアルコールヲ樹脂化させることなく高
純度かつ高得率で単離することにある。
すなわち、先ず(、Al工程において1反応終了液に。
1〜10重量%濃度の中性無機塩を含有する水溶液と水
に実質的に不溶性の有機溶媒とを加えて接触させたのち
、有機溶媒相を上層に、水溶液相を下層に分離する。こ
の操作によって、触媒及びホルムアルデヒド源としてア
ルキレングリコールのへミホルマールを用いた場合は、
そのアルキレングリコールが水溶液相に移行し、一方フ
エノールと0−ヒドロキシベンジルアルコールなどの反
応生成物は有機溶媒相に移行する。
この工程に用いる中性無機塩水溶液の濃度が1重量%未
満の場合は、分液を容易ならしめるために、多量の有機
溶媒を必要として経済的に不利であり、また水溶液相に
溶解する0−ヒドロキシベンジルアルコールの量が多く
てその得率が低下し、一方lO重量%を超えると、有機
溶媒相中の中性無機塩の含有量が多くなって、(Bl工
程の蒸留時において、0−ヒドロキシベンジルアルコー
ルの樹脂化が烈しくなる傾向がある。この中性無機塩と
しては1例えばアルカリ金属の塩酸塩、硫酸塩。
硝酸塩などが挙げられるが、これらの中で硫酸ナトリウ
ムが特に好適である。これら中性塩は自ら水に溶けるこ
とによシ、有機層の水への溶解量を少なくシ、能力にお
いて、水溶液の比重を増加させ、有機層との分離を容易
にする。中性塩の代りに酸性を有する塩を用いると生成
物の樹脂化が起る。
また、このfAl工程に用いる有機溶媒は、水に実質的
に不溶性のものであって、比重ができるだけ小すく、カ
つO−ヒドロキシベンジルアルコールの溶解能が大きく
、その上フェノールの沸点より低い沸点を有するものが
望ましく、このようなものとしては5例えばベンゼン、
トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素、酢酸エチル
、酢酸プロピル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル、プ
ロピオン酸エチル、プロピオン酸プロピルなどの低級脂
肪酸エステル、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、ペンタン−2−オンなどの脂肪族ケトン、ジイ
ソプロピルエーテルなどの脂肪族エーテルなどが挙げら
れる。これらの中で脂肪族ケトン又は低級脂肪酸エステ
ルが好ましく、さらに好ましくはメチル二′チルケトン
又はメチルイソブチルケトンである。これらの溶媒はそ
れぞれ単独で用いてもよいし、あるいは2種以上混合し
て用いてもよい。
木工稈における前記の中性無機塩水溶液及び有機溶媒は
、通常最初に用いたフェノール100重量部Vζχ・1
し、曲名は20〜100重量部、後者は20〜200重
邦部の範囲になるように用いるのが好ましく、また、接
触温度は50℃以下であることが好ましい。
次に本発明のtBl工程において、前記の+Al工程で
得られた有機溶媒相をボトム温度100℃以Fで減圧蒸
留を行って、該有機溶媒相中の有機溶媒及びフェノール
を留去する。
とのIBI工程における減圧蒸留は、蒸留の際のO−ヒ
ドロキシベンジルアルコールの樹脂化をできるだけ抑え
るため、ボトム温度は100℃以下に保つ必要がある。
また、蒸留時間はできるだけ短く。
かつ蒸留残液中の残存フェノールの量をできるだけ少な
くすることが望ましく、シたがって、フェノールの回収
蒸留は薄膜蒸留器を用い、真空度10、Hg  以下で
行うことが好ましい。
最後の[C’l工程においては、前記の(Bl工程で得
られた蒸留器1夜に、芳香族炭化水素を主体とする有i
i媒を加えて、O−ヒドロキシベンジルアルコールを晶
析させる操作が行われる。
この工程において用いられる有機溶媒は、芳香族炭化水
素を主体とするものであって、好ましくはべ/ゼン、ト
ルエン若しくはキシレンの中から選ばれた少なくとも1
種、又はこれらと脂肪族ケトン若しくは低級脂肪酸エス
テルとの混合物である。
これらの有機溶媒は、要求される0−ヒドロキシベンジ
ルアルコールの純度によって任意に選択される。例えば
単離された0−ヒドロキシベンジルアルコールの純度が
比較的低くてもよい場合は。
前記の芳香族炭化水素単独の溶媒を用いることができ、
比較的高い純度か要求される場合は、前記の芳香族炭化
水素と脂肪族ケトン若しくは低級脂肪酸エステルとの混
合溶媒が好ましく用いられる。
この混合溶媒における芳香族炭化水素と脂肪族ケトン若
しくは低級脂肪酸エステルとの混合割合は。
要求さrするO−ヒドロキシベンジルアルコールの純度
によって左右されるが1通常重量比で99=1ないし8
5:15の範囲である。
また、蒸留残液に加える有機溶媒の量は、通常蒸留残液
の重量に対し1.5〜5倍門°の範囲が好ましく、晶析
温度は5〜25℃の範囲が好ましい。
このようにして得られた0−ヒドロキシベンジルアルコ
ールの純度は通常80〜95%であシ、必要に応じ、(
C)工程で用いた有機溶媒と同一の溶媒を用いて再結晶
を行い、95チ以−Fの純度を有する0−ヒドロキシベ
ンジルアルコール選択率ことができる。
本発明方法による1例を示すと、アルデヒド源トシてエ
チレングリコールヘミホルマールを用いた場合、転化率
が35%で、0−ヒドロキシベンジルアルコールの消費
フェノールに対する選択率が約80%の反応終了液が得
られ、このものから約り2%純度の0−ヒドロキシベン
ジルアルコールか消費フェノールの重量に対し、約90
%の得率で得られる。
本発明方法によると、フェノールとホルムアルデヒド又
は反応条件下にホルムアルデヒドを生じる物質から、高
転化率かつ高選択率で、純度の高い0−ヒドロキシベン
ジルアルコールヲ得ることができ、その上本発明方法は
極めて容易に工業的に実施することができる。
次に実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。
なお、実施例及び比較例中の反応終了液の分析及U 得
C)h たO−ヒドロキシベンジルアルコールの純度分
析は、高速液体クロマトグラフィー(日立製作7f(C
株)製 638型)を用いて行っに0調M 例  アル
キレングリコールヘミホルマール液の製造 還流冷却器付1を四つロフラスコにエチレングリコール
300pと純度旧、6%のパラホルムアルデヒド400
 f/−を入れ、かきまぜなから液温か75〜85℃に
保たれるように加熱した。約5時間後にパラホルムアル
デヒドは完全に溶解し、液が透明になったので加熱を停
止した。
このようにして得られたエチレングリコールヘミホルマ
ール液のホルムアルデヒド濃度は51.3重′M′係で
あった。
また、前記のエチレングリコールの代りに、グロピレン
グリコールを用いる以外は、前記とまったく同様にして
、ホルムアルデヒド濃度50.9重量%のグロピレング
リコールへミホルマール液ヲ得た。
さらに1次のようにしてジエチレングリコールへミホル
マール液を製造した。
すなわち、前記と同一の装置を用い、これにジエチレン
グリコール3007と純1191.6  %のパラホル
ムアルデヒド33o1を入れ、かきまぜなから液温か8
0〜90℃に保たれるように加熱した。
約6時間後にパラホルムアルデヒドは完全に溶解し、液
が透明になったので加熱を停止した。
このようにして得られたジエチレングリコールへミホル
マール液のホルムアルデヒドlIi[h 46.5重量
%であった。
実施例1 滴下oHtsoocc四つロフラスコに、フェノール2
82 g−(3,0モル)と酢酸亜鉛2.31を仕込ん
だのち、かきまぜながら70℃に加熱した。次いで調製
例で得たホルムアルデヒド濃度51.3重量−のエチレ
ングリコールへミホルマール液70.2F(ホルムアル
デヒド1.2モル)を、反応温度70℃に維持しながら
1滴下ロトから6時間かけて連続的に滴下し1滴下終了
後さらに70℃で1時間保持した。
反応終了液を分析したところ、フェノール51.25重
量%、0−ヒドロキシベンジルアルコール30.01重
−iL%、p−ヒドロキシベンジルアルコール0.87
重量係、ジヒドロキシジフェニルメタ71.89 重量
%、  2.6−シヒドロキシメチルフエノール4.2
2重重量ポリヒドロキシメチルフェノール1.10重量
%であり、フェノール転化率35.6%、o−ヒドロキ
シベンジルアルコール選択率80.4%(対消費フェノ
ール)であった。また、p−ヒドロキシベンジルアルコ
ールは0−ヒドロキシベンジルアルコールに対して2.
90 %副生じたに過ぎなかった。
この反応終了液を3分し、それぞれ次のような操作ヲ行
って、0−ヒドロキシベンジルアルコールを単離した。
(イ)本発明方法による0−ヒドロキシベンジルアルコ
ールの単離il1 反応終了液11851に3重量%濃度の硫酸す)+7ウ
ム水溶液751及びメチルイソブチルケトン501を加
え、常温にて分液ロト中で烈しく振シまぜたのち分液し
、有機溶媒相17oy(上層)、水溶液相73y−(下
層)を得た。この水溶液相は40jiLのメチルインブ
チルケトンで抽出し、得られたメチルイソブチルケトン
相は前記の有機溶媒相と合併してロータリエバポレータ
ーで減圧蒸留を行った。蒸留時間1時間、最終真空度5
mmHg、最終水浴温度100℃で蒸留を行い、蒸留残
液45.81を得た。また、留出液のGo分析からフェ
ノール回収量は57.9 pであった。
次に前記の蒸留残液に140 Pのベンゼンを加え。
0−ヒドロキシベンジルアルコールを晶析すせ10℃で
ろ過を行い、さらにベンゼン15y−でケーキリンズを
行った。得られたO−ヒドロキシベンジルアルコールの
乾燥重量は32.I P、 m、l)、は72〜76℃
、純度は91.6%であった。
(ロ)本発明方法による0−ヒドロキシベンジルアルコ
ールの単離1ull 前記(イ)の操作における0−ヒドロキシベンジルアル
コールの晶析に、ベンゼンの代りにメチルイソブチルケ
トン4重量%を含有したベンゼン溶媒を用いる以外は、
(イ)とまったく同様の操作を行゛つて、0−ヒドロキ
シベンジルアルコールを単離シた。得られたO−ヒドロ
キシベンジルアルコールの乾燥重量は29.4 p、m
、p、は75〜80℃、純度は95.2俤であった。
(・1 比較例 反応終了液118?に、前記(イ)の操作における3重
量%濃度の硫酸ナトリウム水溶液の代りに水75?を用
い、メチルイソブチルケトンとともに分液ロト中で烈し
く振シまぜて分液した。この際メチルイソブチルケトン
の量が50j%では分液が不能であシ、分液を容易にす
るためには、メチルイソブチルケトンの量が1501i
Lも必要であった。以後は前記(イ)と同様の処理を行
ったところ、 m、p、 71〜76℃% 純度90.
4%の0−ヒドロキシベンジルアルコール30.59−
が得られた。
実施例2 1i例1cおけるエチレングリコールへミホルマール液
の代りに、調製例で得たホルムアルデヒド濃度50.9
重量%のグロビレングリコールへミホルマール液70.
75L(ホルムアルデヒド1.2モル)を用いる以外は
実施例1と同様の反応を行った。
反応終了液を分析したところ、フェノール52.30重
量%、O−ヒドロキシベンジルアルコール29.31重
量%、p−ヒドロキシベンジルアルコール0.85重量
%であり、フェノール転化率34.2−%、0−ヒドロ
キシベンジルアルコール選択率C対消費フェノール) 
81.9 %、0−ヒドロキシベンジルアルコール:p
−ヒドロキシベンジルアルコールの生成比1 : 0.
029であった。
この反応終了液を3分し、それぞれ次のような操作ヲ行
って、0−ヒドロキシベンジルアルコールを単離した。
(イ)本発明方法による0−ヒドロキシベンジルアルコ
ールの単離(11 反応終了液118 f−K 8重量係濃度の硫酸ナトリ
ウム水溶液759−及びメチルエチルケトン50Fを加
え、常温にて分液ロト中で烈しく振りまぜたのち分液し
、有機溶媒相171LI−(上層)、水溶液相727−
 (下層)を得た。この水溶液相は407−のメチルエ
チルケトンで抽出し、得られたメチルエチルケトン相は
前記の溶媒相と合併し、実施例1と同様にして減圧蒸留
を行ったととる、蒸留残液44.9 p、フェノール回
収量59.0 y−(GC分析より求めた)であった。
この蒸留残液にトルエン14ozを加え、0−ヒドロキ
シベンジルアルコールを晶析させ10℃でろ過を行い、
さらに同一溶媒15fI−でケーキリンスシタ。得うれ
た0−ヒドロキシベンジルアルコールの乾燥重量は30
.37 、m、p、は70〜74℃、純度は88.4%
であった。
(ロ) 本発明方法による0−ヒドロキシベンジルアル
コールの単離[11) 前記(イ)の操作におけるO−ヒドロキシベンジルアル
コールの晶析ニ、トルエンの代りに、5重量%のメチル
エチルケトンを含有したトルエン溶媒を用いる以外は(
イ)とまったく同様の操作を行って。
0−ヒドロキシベンジルアルコールを単離シた。
得うり、 rc O−ヒドロキシベンジルアルコールの
乾燥重量は26.5 y−1m、p、は75〜so’c
、純度は94.8チであった。
(・→ 比較例 前記(イ)の操作における8重量%濃度の硫酸ナトーリ
ウム水溶液の代りに、13重量%濃度の硫酸ナトリウム
水溶液を用いる以外は、(イ)とまったく同様の操作を
施して、0−ヒドロキシベンジルアルコールを単離した
。得られた0−ヒドロキシベンジルアルコールはかなシ
樹脂化していて粘着性があシ、融点を測定することがで
きなかった。
実施例3 滴下口) 付500CC四っロフラスコに、フェノール
1887 (2,0モル)とホウ酸3?を仕込んだのち
、かきまぜながら70℃に加熱した。次いで調製例で得
だホルムアルデヒド濃度46.5重量%のジエチレング
リコールへミホルマールi51.65’(ホルムアルデ
ヒド0.8モル)を、反応温度70℃に維持しながら、
滴下ロトから6時間かけて連続的1(滴下し1滴下終了
後さらに70℃で1時間保持した。
反応終了液の分析の結果、フェノール51.50重量%
、0−ヒドロキシベンジルアルコール26.82重量%
、p−ヒドロキシベンジルアルコール1.31重量%で
あシ、フェノール転化率33.5 %、、 O−ヒドロ
キシベンジルアルコール選択率78.2%(対消費フェ
ノール)、0−ヒドロキシベンジルアルコール:p−ヒ
ドロキシベンジルアルコール生成比率1 : 0.04
9であった。
この反応苔了液を2分し、それぞれ次のような操作ヲ行
って0−ヒドロキシベンジルアルコールを単離した。
(イ) 反応終了液1211に5重量%濃度の硫酸ナト
リウム水溶液75f及び酢酸エチル5054を加え、常
温にて分液ロト中で烈しく振シまぜたのち分液し、有機
溶媒相174 f (上層)、水溶液相72F(下層)
を得た。この水溶液相は40F!−の酢酸エチルで抽出
し、得られた酢酸エチル相は前記の溶媒相と合g1シ、
実施例1と同様にして減圧蒸留を行ったところ、蒸留残
液43.07、フェノール回収縁(GO分析よシ求めた
) 61.59−であった。
この蒸留残液にキシレン14051−を加え、0−ヒド
ロキシベンジルアルコールを晶析させ10℃でろ過を行
い、さらに同一溶媒157でケーキリンスヲ行った。得
られた0−ヒドロキシベンジルアルコールの乾燥重量は
32.5 f!−、m、p、は68〜74℃、純度は8
6.1チであった。
:     (ロ)前記(イ)の操作における0−ヒド
ロキシベンジルアルコールの晶析に、キシレンの代シに
酢酸エチル5重量%を含有したキシレン溶媒を用いる以
外は、(イ)とまったく同様の操作を行って、0−ヒド
ロキシベンジルアルコールを単離した。
得うh−rt o−ヒドロキシベンジルアルコールの乾
燥重量は27.8 g−、m、p、は74〜78℃、純
度は94.1 %であった。
実施例4 300 CCの四つロフラスコにフェノール94f(1
,0モル)、純度91.6%のバラホルムアルテヒド1
3.1  i(ホルムアルデヒド0.4モル)及び酢酸
亜鉛0.75 y−を仕込み、かきまぜながら加熱し、
70℃で6時間反応を行った。
反応終了液を分析したところ、フェノール55.32M
量%、0−ヒドロ゛キシベ/ジルアルコール31.17
7重量、p−ヒドロキシベンジルアルコール1.09重
量%であシ、フェノール転化率36.5 %、0−ヒド
ロキシベンジルアルコール選択率(対lPf& フェノ
ール) 74.3 %、0−ヒドロキシベンジルアルコ
ールとp−ヒドロキシベンジルアルコールとの生成比率
は1 : 0.03であった。
この反応終了液に、実施例1における(イ)と同様の操
作を施したところ、0−ヒドロキシベンジルアルコール
30.2 F!−が得られ、このもののm 、p、は6
8〜74℃、純度は86.4%であった。
実施例5 滴下口)付301)CCの四つ目フラスコに、フェノー
ル947−(1,0モル)と酢酸亜鉛0.75 Li−
を仕込んだのち、かき壕ぜながら70℃に加熱した。
次いでホルムアルデヒド濃度36.5重量%のホルマリ
ンa2.95’(ホルムアルデヒド0.4モル)ヲ。
滴下ロトから反応温度を70℃に維持しながら6時間か
けて連続的に滴下し、滴下終了後さらに70℃で1時間
保持した。
反応終了液を分析したところ、フェノール46.27重
量%、0−ヒドロキシベンジルアルコール24.91重
量%Ip−ヒドロキシベンジルアルコール0.99重量
%であり、フェノール転化率37.0 %、〇−ヒドロ
キシベンジルアルコール選択率(対消費フェノール) 
69.5 %、0−ヒドロキシベンジルアルコールとp
−ヒドロキシベンジルアル:l−/L、 トの生成比率
は1 : 0.04であった。
この反応終了液127y−に4.2重量%濃度の硫酸ナ
トリウム水溶液54.1 y−(反応終了液中の水分含
有量を考慮すると、3重量%濃度の硫酸ナトリケトン5
0y−を加え、これ以降は実施例IKおけル(イ)ト同
様の操作を行って。−ヒドロキシベンジルアルコールを
単離した。
得られたa−ヒドロキシベンジルアルコールの乾燥重量
は28.8 FP、 m、p、は68〜73℃、純度は
84.9%であった。
自発 子糸ダLンf13.1−)T 自 昭和58年4月27日 特許庁長官若杉和人殿 1、事1′1の表示        昭和57年特酌願
第175300月2、発明の名称 事f’lとの関係:特11出願人 氏  名     株式会社 泰 明 ミズシマトミコ 代表者水島富子 4、代理人 11 所 〒104  東京都中央区京橋1丁目1番1
0号西勘ビル5階5、補正命令の日付     自発 8、補正の内容 明III内第12ページ第2行の[酸1)11の次に、
「又は塩基性」を加入りる。。
(I゛人  )二)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 l 有機酸の二価金稿塩又はホウ酸触媒の存在下。 フェノールにホルムアルデヒド又は反応条件下にホルム
    アルデヒドを生じる物質を反応させたのち。 +A1反応終了液に、1〜10重量%濃度の中性無機塩
    を含有する水溶液と水に実質的に不溶性の有機溶媒とを
    加えて接触させたのち、有機溶媒相と水溶液相とに分離
    する工程Th (Bl(Al工程で得られた有機溶媒相
    をボトム温度100℃以下で減圧蒸留を行い、該有機溶
    媒相中の有機溶媒及びフェノールを留去する工程、及び
    +CoB+工程で得られた蒸留残液に、芳香族炭化水素
    を主体とする有機溶媒を加えてO−ヒドロキシベンジル
    アルコールヲ晶析すセる工程の操作を行うことを特徴と
    する0−ヒドロキシベンジルアルコールノ製造方法。 2 有機酸の二価金属塩が酢酸亜鉛である特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 3 反応条件下にホルムアルデヒドを生じる物質が多価
    アルコールのへミホルマールである特許請求の範囲第1
    項記載の方法。 4d〜−一一!のヘミホルマールがエ チレングリコール、フロピレンゲリコール又ハシエチレ
    ングリコールのへミホルマールである特許請求の範囲第
    3項記載の方法。 5(A)工程において用いる中性無機塩が硫酸ナトリウ
    ムである特許請求の範囲第1項記載の方法。 6(A)工程で用いる有機溶媒が脂肪族ケトン又は低級
    脂肪酸エステルである特許請求の範囲第1項記載の方法
    。 7 脂肪族ケトンがメチルエチルケトン又はメチルイソ
    ブチルケトンである特許請求の範囲第6項記載の方法。 8(C)工程で用いる芳香族炭化水素を主体とする有機
    溶媒がベンゼン、トルエン若しくはキシレンの中から選
    ばれた少なくとも1種、又はこれらと脂肪族ケトン若し
    くは低級脂肪酸エステルとの混合物である特許請求の範
    囲第1項記載の方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6277944B1 (en) * 1994-06-30 2001-08-21 Solutia Germany Gmbh & Co. Kg Alkylated and/or aralkylated polyhydroxy aromatic compounds and processes for their preparation and use

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB774696A (en) * 1954-04-30 1957-05-15 Distillers Co Yeast Ltd Process for the production of ortho-methylol phenols

Patent Citations (1)

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