JPS596485B2 - 電磁石装置 - Google Patents
電磁石装置Info
- Publication number
- JPS596485B2 JPS596485B2 JP52103505A JP10350577A JPS596485B2 JP S596485 B2 JPS596485 B2 JP S596485B2 JP 52103505 A JP52103505 A JP 52103505A JP 10350577 A JP10350577 A JP 10350577A JP S596485 B2 JPS596485 B2 JP S596485B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electromagnet
- temperature
- pure water
- electromagnet device
- cooling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Control Of Temperature (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は核磁気共鳴装置に用いて好適な電磁石装置に関
するものである。
するものである。
核磁気共鳴装置に用いられる電磁石装置は高い磁場強度
と長時間にわたる高い安定度が要求されるため、一般に
は液体冷却又はガス冷却によつて温度制御された大型磁
石装置が使用される。
と長時間にわたる高い安定度が要求されるため、一般に
は液体冷却又はガス冷却によつて温度制御された大型磁
石装置が使用される。
ところが斯かる大型磁石装置は熱容量が大きいため、電
源ＯＮ後熱的平衡状態に達し測定可能な安定状態になる
までに通常４〜５時間程度、特に精密な測定を行う場合
には１２時間にもわたる長いウォームアップ時間を要し
ていた。そこで従来は使用しない夜間も含めて電磁石装
置は昼夜連続運転されており、電力及び冷却に用いる水
の浪費が甚大であつた。本発明は上述した従来の問題点
に鑑みてなされたものであり、電源ＯＦＦ後も電磁石装
置をその冷却系を介して加熱することにより運転時の平
衡温度付近に保ち電源ＯＮ後のウォームアップ時間を短
縮することのできる装置を提供することを目的とする。
源ＯＮ後熱的平衡状態に達し測定可能な安定状態になる
までに通常４〜５時間程度、特に精密な測定を行う場合
には１２時間にもわたる長いウォームアップ時間を要し
ていた。そこで従来は使用しない夜間も含めて電磁石装
置は昼夜連続運転されており、電力及び冷却に用いる水
の浪費が甚大であつた。本発明は上述した従来の問題点
に鑑みてなされたものであり、電源ＯＦＦ後も電磁石装
置をその冷却系を介して加熱することにより運転時の平
衡温度付近に保ち電源ＯＮ後のウォームアップ時間を短
縮することのできる装置を提供することを目的とする。
以下図面を用いて本発明を詳説する。図面は本発明の一
実施例を示す構成図であり、同図において１は内部に冷
却用流路を有する大型電磁石である。２は純水タンク、
３は熱交換器、４はポンプであり、これらは導水パイプ
によつて結合され純水タンク２−→ポンプ４−→電磁石
１−→熱交換器３−→純水タンク２と純水が循環する閉
流路が形成される。
実施例を示す構成図であり、同図において１は内部に冷
却用流路を有する大型電磁石である。２は純水タンク、
３は熱交換器、４はポンプであり、これらは導水パイプ
によつて結合され純水タンク２−→ポンプ４−→電磁石
１−→熱交換器３−→純水タンク２と純水が循環する閉
流路が形成される。
上記純水タンク２とポンプ４との間の流路には磁石運転
時の水温制御用の加熱器５が介挿されている。更に該加
熱器５とポンプ４との間の導水パイプ壁には水温センサ
ー６が設けられ、該センサー６より得られる温度信号は
上記加熱器５に供給する電流を制御する第１温度コント
ローラ７へ送られる。前記純水タンク２内には加熱器８
及び水温センサー９が設けられ、両者は共に第２温度コ
ントローラ１０に接続されている。
時の水温制御用の加熱器５が介挿されている。更に該加
熱器５とポンプ４との間の導水パイプ壁には水温センサ
ー６が設けられ、該センサー６より得られる温度信号は
上記加熱器５に供給する電流を制御する第１温度コント
ローラ７へ送られる。前記純水タンク２内には加熱器８
及び水温センサー９が設けられ、両者は共に第２温度コ
ントローラ１０に接続されている。
又前記熱交換器３には純水を冷却するための水道水ＣＷ
が弁１１を介して供給されている。該弁１１及び前記第
１、第２温度コントローラＴ、１０は前記電磁石１の励
磁電源１２のＯＮ、ＯＦＦに連動して動作する。上述の
如き構成において電磁石１の運転時即ち励磁電源１２が
ＯＮの時には、第１温度コントローラＴはＯＮ）第２温
度コントローラ１０はＯＦＦ）弁１１はＯＮ（開）状態
にある。第１温度コントローラ７はセンサー６から得ら
れる温度信号に応じて加熱電流を制御し、ポンプを介し
て電磁石１へ送られる純水を予め定められた所定温度（
例えば水道水よりも５度程度高い温度）に保つ。この様
にして所定温度に保たれた純水は電磁石内の冷却用流路
内で電磁石から発生した熱を吸収するため温度が上昇す
る。そして温度が上昇した純水は熱交換器３において弁
１１を介して送られる水道水ＣＷによつて冷却されて再
び純水タンク２へ戻る。この様な運転状態において電磁
石から発生する熱量と純水によつて奪い去られる熱量と
は平衡状態にあり、電磁石は一定の温度に保たれる。従
つて電磁石において発生する磁界も安定したものとなる
。次にこの様な安定した状態で試料の測定を終了し翌朝
までの間電源１２を０ＦＦにして電磁石１の運転を停止
すると第１温度コントローラ７及び弁１１は０ＦＦとな
り水道水ＣＷも遮断され、第２温度コントローラ１０及
びポンプ４のみが作動する。
が弁１１を介して供給されている。該弁１１及び前記第
１、第２温度コントローラＴ、１０は前記電磁石１の励
磁電源１２のＯＮ、ＯＦＦに連動して動作する。上述の
如き構成において電磁石１の運転時即ち励磁電源１２が
ＯＮの時には、第１温度コントローラＴはＯＮ）第２温
度コントローラ１０はＯＦＦ）弁１１はＯＮ（開）状態
にある。第１温度コントローラ７はセンサー６から得ら
れる温度信号に応じて加熱電流を制御し、ポンプを介し
て電磁石１へ送られる純水を予め定められた所定温度（
例えば水道水よりも５度程度高い温度）に保つ。この様
にして所定温度に保たれた純水は電磁石内の冷却用流路
内で電磁石から発生した熱を吸収するため温度が上昇す
る。そして温度が上昇した純水は熱交換器３において弁
１１を介して送られる水道水ＣＷによつて冷却されて再
び純水タンク２へ戻る。この様な運転状態において電磁
石から発生する熱量と純水によつて奪い去られる熱量と
は平衡状態にあり、電磁石は一定の温度に保たれる。従
つて電磁石において発生する磁界も安定したものとなる
。次にこの様な安定した状態で試料の測定を終了し翌朝
までの間電源１２を０ＦＦにして電磁石１の運転を停止
すると第１温度コントローラ７及び弁１１は０ＦＦとな
り水道水ＣＷも遮断され、第２温度コントローラ１０及
びポンプ４のみが作動する。
即ち第２温度コントローラ１０はセンサー９及び加熱器
８を用いてタンク２内の純水の温度を予め定められた保
温最適温度（例えば電磁石の動作時の温度）に保つ。そ
してこの様に最適温度に高められた純水はポンプ４によ
つて電磁石内の冷却用流路内を通過して電磁石内部を暖
め、電磁石の温度が低下するのを防ぐ。純水が電磁石に
与えた熱量は加熱器８より補充されるため電磁石は使用
されない期間でも常に保温最適温度に保たれる。従つて
電源１１を０Ｎとして再び電磁石を運転状態にしても電
磁石は極めて短かい時間で安定状態に到達し、即座に測
定を開始することが可能である。以上詳述した如く本発
明によれば装置を使用しない夜間等も連続運転していた
従来に比べ電力及び水道水の浪費を大巾に抑えることが
でき、その効果は極めて大きい。
８を用いてタンク２内の純水の温度を予め定められた保
温最適温度（例えば電磁石の動作時の温度）に保つ。そ
してこの様に最適温度に高められた純水はポンプ４によ
つて電磁石内の冷却用流路内を通過して電磁石内部を暖
め、電磁石の温度が低下するのを防ぐ。純水が電磁石に
与えた熱量は加熱器８より補充されるため電磁石は使用
されない期間でも常に保温最適温度に保たれる。従つて
電源１１を０Ｎとして再び電磁石を運転状態にしても電
磁石は極めて短かい時間で安定状態に到達し、即座に測
定を開始することが可能である。以上詳述した如く本発
明によれば装置を使用しない夜間等も連続運転していた
従来に比べ電力及び水道水の浪費を大巾に抑えることが
でき、その効果は極めて大きい。
尚本願発明は上述した実施例に限定されることなく変形
が可能である。
が可能である。
例えば上述した実施例では温度コントロール手段を２つ
別個に設けたが１つで兼用するようにしても良い。
別個に設けたが１つで兼用するようにしても良い。
図面は本発明の実施例を示す構成図である。
１：電磁石、２：純水タンク、３：熱交換器、４：ポン
プ、５，８：加熱器、６，９：水温センサー、７，１０
：温度コントローラ、１１：励磁電源。
プ、５，８：加熱器、６，９：水温センサー、７，１０
：温度コントローラ、１１：励磁電源。
Claims (1)
- １ 冷却用流路を有し、該流路に流体を流すことにより
運転時における冷却を行うようにした電磁石装置におい
て、流体を加熱する手段を設け、前記電磁石装置の非運
転時に前記加熱手段によつて加熱した流体を前記冷却用
流路に流すように構成したことを特徴とする電磁石装置
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52103505A JPS596485B2 (ja) | 1977-08-29 | 1977-08-29 | 電磁石装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52103505A JPS596485B2 (ja) | 1977-08-29 | 1977-08-29 | 電磁石装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5437254A JPS5437254A (en) | 1979-03-19 |
| JPS596485B2 true JPS596485B2 (ja) | 1984-02-13 |
Family
ID=14355828
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52103505A Expired JPS596485B2 (ja) | 1977-08-29 | 1977-08-29 | 電磁石装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS596485B2 (ja) |
-
1977
- 1977-08-29 JP JP52103505A patent/JPS596485B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5437254A (en) | 1979-03-19 |
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