JPS5964599A

JPS5964599A - 単結晶フエライト

Info

Publication number: JPS5964599A
Application number: JP57173426A
Authority: JP
Inventors: Toshiharu Hoshi; 星　敏春; Junichi Horikawa; 順一堀川; Kazuhiko Okita; 和彦沖田; Haruo Saji; 佐治　晴夫
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1982-10-01
Filing date: 1982-10-01
Publication date: 1984-04-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明はＶＴＲの記録、再生ヘッドの素材として好適な
単結晶フェライトに関するものである。

従来例の構成とその問題点従来、ＶＴＲ映像用の記録、再生ヘッドの素材としては
、主としてＭｎ−Ｚｎ系単結晶ヲ゛エライトが用いられ
ている。それは磁気ヘッドとして一般的に要求される特
性、すなわち透磁率μが大きいこと、飽和磁束密度１３
ｇが大きいこと、抗磁力Ｈａが小さいこと、キュリ一温
度Ｔｃが高いこと、それに加えて精密加工に耐え、耐摩
耗性に優れていること、およびヘッド化した時の摺動ノ
イズ領域が使用帯域外にあることなどにおいてＭｎ−Ｚ
ｎ系単結晶フェライトは満足すべき特性を備えているこ
とによるものである。

しかしながら、近年特に記録密度の増大が望まれており
、高密度記録が可能でかつ低雑音特性を有するヘッド素
材としては充分とはいえないのが現状である。

発明の目的本発明は、以上のような従来の問題点を解決するために
なされたもので、磁気ヘッド化した場合高周波領域での
磁気特性の改善を図った組成領域を有する単結晶フェラ
イトを提供することを目的とするものである。

発明の構成この目的を達成するだめに本発明は、酸化第二鉄Ｆｅ２
Ｏ３が６１．５ｍｏＡ％　〜ｅ６ｍｏｔ％、酸化亜鉛Ｚ
ｎＱが１０　ｍｏ　ｔ％ｙ〜２０ｍ０　ｔ％　、酸化マ
ンガンＭｎ○が２８．５ｍｏＬ％　〜１５ｍｏｔ％（Ｄ
範囲内の組成としたものである。　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　１：ド実施例の説明以下に本発明の単結晶フェライトの実施例を図面と共に
説明する。

Ｍｎ−Ｚｎ系単結晶フェライトの諸物件は−それらの成
分である酸化第二鉄Ｆｅ２Ｏ３，酸化亜鉛Ｚｎ○、酸、
化マンガンＭｎ○の各々の含有量に犬きく左右される。

例えば、透磁率μと飽和磁束密度Ｂｓの組成との関係を
見た場合、飽和磁束密度Ｂｓは第１図に示すように、は
ぼ酸化第二鉄Ｆｅ２Ｏ３の量に衣存し、Ｆｅ２Ｏ３の量
の増加に伴って増加する。又透磁率μは、磁気異方性定
数をに１．飽に１に１＝Ｏ近傍の所で犬きくなる。ところで実験によれば
磁気異方性定数に１＝０　を与える組成領域はＦ８２０
３の含有量からみると、第２図に示すように２つ存在す
ることがわかっている。すなわち１つはＦｅ２Ｏ３’　
５２ｍｏＡ９Ｊ〜５６ｍｏｔ％の範囲内にあり、もう一
方はＰａ２０３６１．５ｍ０１ｑｌｒ　〜６５ｍ０ｔチ
の範囲内に存在している。特に近年は記録密度の増大が
望まれており、例えばＶＴＲ用ヘッドとして満たすべき
最適の条件は、透磁率μが高く、言い換えれば磁気異方
性が小さいことと同時に、できるかぎり飽和磁束密度Ｂ
ｓが大きいことが望まれている。これらを満たす組成領
域を考えた場合、Ｆ　ｅ　２０３量の多い領域で、かつ
磁気異方性定数に１＝○　のライン近傍が有望と々る。

すなわちＦｅ２Ｏ３が６１．５ｍｏｔ％　〜６５ｍｏｔ
％の範囲内組成がおのずと限定されてくる。これは、高
密度化記録、再生に伴って、近年抗磁力Ｈｅ　の大きい
記録媒体として、メタルテープ、蒸着テープなどを使用
しなければならないという必要上、飽和磁束密度Ｂｓ　
が少なくとも５５００ガウス以上の大きさが必要となっ
てくるという背景から要請されるものである。一方フエ
ライト素材の磁気ヘッドへの加工変質による特性劣化を
少なくするためと、単結晶フェライトヘッド特有の摺動
ノイズを低減させるためには、磁気異方性定数に１　　
が小さく、磁歪定数が小さい値を有する近傍の領域が望
ましい。

すなわち透磁率μを犬きく、単結晶フェライト特有の摺
動ノイズを小さくするためには磁歪定数λが小さい方が
よく、λ１００では一３Ｘ１０’　以下、λ１１１では
２０Ｘ１０’以下であることが望ましい。これらを考慮
すると第３図から明らかなように領域ＺｎＯ１０＝○ｔ
％〜２０ｍｏＡ％　の組成範囲が限定されてくる。

したがって、本発明の単結晶フェライトの組成としては
、第４図に示されるように、酸化第二鉄Ｆｅ２Ｏ３が６
１．５ｍ０ｔ係〜６５ｍｏｔ％、酸化亜鉛Ｚｎ○が１Ｑ
ｒｎｏ　ｔ％〜２ｏｍｏ　１％　、酸化マンガフＭｎ。

が２８．５ｍｏｔ％〜１５ｍｏＡ％で四重れる領域が好
ましいＯ第５図は本発明の一実施例を示す組成図である。

Ｆｅ２Ｏ３が６４ｍ０７％、ＺｎＯが１７＝○　ＬＳ　
、Ｍ％　０が１９＝○ｔ％の組成で育成し出来上がった
単結晶の組成を示す。磁束密度を測定して見ると単結晶
の１インゴツトの先端から末端まで５５００ガウス以上
と犬きく、飽和磁束密度の大きい単結晶フェライトを得
ることができる。

第６図は本発明の他の実施例を示す組成図である。Ｆｅ
２ｏ３が６２＝○ｔ％、Ｚｎ○が１７＝○ｔ％。

Ｍｎ○が２１ｍ０７％の組成で育成し、同じように飽和
磁束密度を測定した場合、単結晶１インゴツトの先端か
ら末端まで５６００以上となる。それに加えて、いづれ
のインゴットも磁歪定数が小さい。

以上のように本実施例によれば飽和磁束密度の犬きい単
結晶フェライトが得ることができ、磁気へノド化した場
合に記録密度を充分に上げることができると同時に低雑
音記録、再生が可能と々る。　　　　　　−又これらの
組成範囲から外れると飽和磁束密度か５５００ガウス以
下となシ本目的の必要とする素材が得られなくなってし
まう。

発明の詳細な説明したように本発明の単結晶フェライトは酸化第二
鉄Ｆｅ２ｏ３が６１．５ｍｏｔ％〜６５ｍｏｔ％、酸化
亜鉛Ｚｎ○が１０ｍｏ７％〜２ｏｍｏ４％、酸化マンガ
ｙＭｎｏ　が２８．６＝○　ｔ％〜１５ｍｏ１％の組成
範囲からなるもので、磁気ヘッド化した場合、必要とさ
れる磁気特性を充分に満足するものであり、不発　　　
　　　□。

明により作られたＭｎ−Ｚｎ系単結晶フェライトを−□
磁気ヘッド用の磁性材料などとして使用した場合フェラ
イト特有の摺動ノイズも殆んどなく、更にばＳ／Ｎ比、
ヘッド出力等も従来に比べて格段に良くなっており、か
つ高密度記録が可能になり、高周波領域での磁気特性が
改善され高精細ＶＴＲ用磁気ヘッドなどとして使用され
、実用の効果は犬である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、飽和磁束密度Ｂｓ　　と組成の関係を示す図
、第２図は磁気異方性定ムに１−○のラインと組成を示
す図、第３図は磁歪定数λ１００．λ１１１と組成を示
す図、第４図は本発明による組成範囲を示す図、第５図
、第６図は、本発明の実施例と組成関係を示す図である
。代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名手続
補正書昭和６８年ｚ　月＃−［：１特許庁長官殿１事件の表示昭和６７年特許願第１７３４２６号２発明の名称単結晶フェライト３補正をする者事ｆ’ｌとの関係　　　　　　特　　　許　　　出　　
　願　　人住　所　　大阪府門真市太字門真１００６番
地名　称　（５８２）松下電器産業株式会社代表者　　
　　　　　山　　　下　　　俊　　　彦４代理人　〒５
７１住　所　　大阪府門真市大字門真１００６番ｊ′ＩＬ松
下電器産業株式会社１ノミ６、補正の内容（１）明細書第３貞第１２行目の記載ます。（２）明細書第４頁第１０行目の記載「Ｈｅ　Ｊ　　を
「ＨＣ」と補正しまず。（３）明細Ｉ第５頁第２行目の記載［−３Ｘ１０　ｊを
「−３ｘｌｏ−６Ｊと補正します。！（４）明細書第６頁第４行目の記載［５５００Ｊをｒ
　ｌ５６ｏｏガウス」と補正します。（５）明細書第６頁第１０行目の記載「飽和磁束密度か
」を「飽和磁束密度が」と補正します。゛（６）図面の第３図を別紙のとおり補正します。

Claims

【特許請求の範囲】酸化第二鉄Ｆｅ２Ｏ３を６１．６ｍｏＪ１４〜６５ｍｏ
ｔ％　。酸化亜鉛Ｚｎ０Ｑ　１０　ｍｏ　１％〜２０　ｍｏ　Ａ
％　、酸化マンガｙＭｎｏを２８．５ｍｏ　Ａ％〜１６
ｍｏ　ｔ％含む組成を有する単結晶フェライト。