JPS596286Y2 - ロツクアツプトルクコンバ−タ - Google Patents
ロツクアツプトルクコンバ−タInfo
- Publication number
- JPS596286Y2 JPS596286Y2 JP10535480U JP10535480U JPS596286Y2 JP S596286 Y2 JPS596286 Y2 JP S596286Y2 JP 10535480 U JP10535480 U JP 10535480U JP 10535480 U JP10535480 U JP 10535480U JP S596286 Y2 JPS596286 Y2 JP S596286Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- torque converter
- lock
- converter
- torsional spring
- crankshaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Control Of Fluid Gearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、車両用ロックアップトルクコンバータ、特に
その振動低減装置に関するものである。
その振動低減装置に関するものである。
従来の車両用ロックアップトルクコンバータとしては、
例えば、第1図に示すようなものがある。
例えば、第1図に示すようなものがある。
第1図は特開昭54−132062号公報に記載のロッ
クアツプコンバータを示し、図中、1はエンジンのクラ
ンクシャフトで、その軸端にドライブプレート2がボル
ト3により固定され、ドライブプレート2にさらにボル
ト4によりトルクコンバータ5のコンバータシエル6が
固定され、このコンバータシエル6とこれに関連する部
分とによって慣性部を構威している。
クアツプコンバータを示し、図中、1はエンジンのクラ
ンクシャフトで、その軸端にドライブプレート2がボル
ト3により固定され、ドライブプレート2にさらにボル
ト4によりトルクコンバータ5のコンバータシエル6が
固定され、このコンバータシエル6とこれに関連する部
分とによって慣性部を構威している。
トルクコンバータ5のポンフインペラ7はコンバータシ
エル6に一体に連結され、タービンランナ8はタービン
ハブ9を介してインプットシャツ} 10にスプライン
嵌合され、ステータ11はワンウエイクラッチ12を介
してオイルポンプ力バ一部分13と一体の固定スリーブ
軸14上に取付けられている。
エル6に一体に連結され、タービンランナ8はタービン
ハブ9を介してインプットシャツ} 10にスプライン
嵌合され、ステータ11はワンウエイクラッチ12を介
してオイルポンプ力バ一部分13と一体の固定スリーブ
軸14上に取付けられている。
15はオイルポンプで、このポンプ15はオイルポンプ
ハウジング16内に配置され、ここから送り出された油
は図示せざるライン圧調整弁にて油圧を適宜調整され、
トルクコンバータ作動油として油路17を経てコンバー
タ1内へ導入され、ポンプインペラ7、タービンランナ
8およびステータ11間を循環する。
ハウジング16内に配置され、ここから送り出された油
は図示せざるライン圧調整弁にて油圧を適宜調整され、
トルクコンバータ作動油として油路17を経てコンバー
タ1内へ導入され、ポンプインペラ7、タービンランナ
8およびステータ11間を循環する。
この油の一部は油路18を経てトルクコンバータ1から
導出され、クーラにて冷却し、後部潤滑部に送られた後
、リザーバ(図示せず)にドレンされる。
導出され、クーラにて冷却し、後部潤滑部に送られた後
、リザーバ(図示せず)にドレンされる。
ロックアップ機構20はほぼ皿形状のクラッチピストン
21を具え、このクラッチピストンはタービンハブ9上
にコンバータシエル6に対して進退可能に支承され、ク
ラッチフエーシング22を介してコンバータシエル6に
ロック可能に構或され、また、トーショナルダンパ23
を介してタービンランナー8に連結されている。
21を具え、このクラッチピストンはタービンハブ9上
にコンバータシエル6に対して進退可能に支承され、ク
ラッチフエーシング22を介してコンバータシエル6に
ロック可能に構或され、また、トーショナルダンパ23
を介してタービンランナー8に連結されている。
クラッチピストン21の皿形状内側面の中央部に円環状
連結部材24が固着され、この連結部材の切欠部24
aにトーショナルダンパ23のドライブプレート25に
形威した突起部25 aが掛合され、このドライブプレ
ート25にトーショナルスプリング26およびピン27
を介して連結した2枚のドノブンプレート28の一方を
タービンランナ8に固着することによりクラッチピスト
ン21とタービンランナ8との一体的な回転および軸方
向への摺動を可能にしている。
連結部材24が固着され、この連結部材の切欠部24
aにトーショナルダンパ23のドライブプレート25に
形威した突起部25 aが掛合され、このドライブプレ
ート25にトーショナルスプリング26およびピン27
を介して連結した2枚のドノブンプレート28の一方を
タービンランナ8に固着することによりクラッチピスト
ン21とタービンランナ8との一体的な回転および軸方
向への摺動を可能にしている。
29はコンバータシエル6とクラッチピストン21との
間に形或されたロックアツプ油室であり、この油室29
はオリフイス30を経て油路18に連通され、油室29
内の圧力を増減することによりクラッチピストン21を
作動するようロックアップ制御装置に接続されている。
間に形或されたロックアツプ油室であり、この油室29
はオリフイス30を経て油路18に連通され、油室29
内の圧力を増減することによりクラッチピストン21を
作動するようロックアップ制御装置に接続されている。
このように構或されているロックアツプトルクコンバー
タは、車速が、例えば、6気筒エンジン搭載車では、4
0 km/ h以上で、かつ、変速機構が所定シフト位
置(3速)にある場合のみロックアップが行なわれ、他
の場合はロックアップが行なわれないよう通常制御され
る。
タは、車速が、例えば、6気筒エンジン搭載車では、4
0 km/ h以上で、かつ、変速機構が所定シフト位
置(3速)にある場合のみロックアップが行なわれ、他
の場合はロックアップが行なわれないよう通常制御され
る。
例えば、車速が40 km/ h以上で、変速機構を3
速にシフトした場合、この車速に基づく所定圧以上のガ
バナ圧がロックアップ制御装置を作動して制御信号を発
生し、この制御信号により油路18がドレンに接続され
、ロックアツプ油室29内の圧力が低下する。
速にシフトした場合、この車速に基づく所定圧以上のガ
バナ圧がロックアップ制御装置を作動して制御信号を発
生し、この制御信号により油路18がドレンに接続され
、ロックアツプ油室29内の圧力が低下する。
この結果、コンバータシエル6内の圧力によりクラッチ
ピストン21が第1図において左方へ移動し、クラッチ
フエーシング22を介してコンバータシエル6に押圧係
合され、ロックアップが行なわれる。
ピストン21が第1図において左方へ移動し、クラッチ
フエーシング22を介してコンバータシエル6に押圧係
合され、ロックアップが行なわれる。
ロックアップが行なわれると、ポンプインペラ7とター
ビンランナ8とが機械的に直結されて一体回転するので
これらの間の滑りによる動力損失がなくなり、燃費の向
上を計ることができる。
ビンランナ8とが機械的に直結されて一体回転するので
これらの間の滑りによる動力損失がなくなり、燃費の向
上を計ることができる。
上述したように、従来のロックアップ機構を有するトル
クコンバータにあっては、エンジンの回転を滑らかにす
る慣性モーメント部を構或するトルクコンバー夕のコン
バータシエルに直結時にクラツチフエーシングを介して
結合されるクラッチピストンとトルクコンバータのター
ビンランナとの間にトーショナルダンパを介挿して直結
時にエンジンの振動をトーショナルダンパのトーショナ
ルスプリングにより吸収させることによりエンジンの振
動が変速機を通じて車体に伝達されるのを防止する構造
としており、これによってエンジンの高速回転領域では
捩り振動の減衰およびトルクの変動の伝達遮断に著しい
効果を達威している。
クコンバータにあっては、エンジンの回転を滑らかにす
る慣性モーメント部を構或するトルクコンバー夕のコン
バータシエルに直結時にクラツチフエーシングを介して
結合されるクラッチピストンとトルクコンバータのター
ビンランナとの間にトーショナルダンパを介挿して直結
時にエンジンの振動をトーショナルダンパのトーショナ
ルスプリングにより吸収させることによりエンジンの振
動が変速機を通じて車体に伝達されるのを防止する構造
としており、これによってエンジンの高速回転領域では
捩り振動の減衰およびトルクの変動の伝達遮断に著しい
効果を達威している。
しかし、上述した従来構造のロックアツプトルクコンバ
ータでは、エンジンの低速回転領域での激しいトルク変
動および振動に対するトルク変動伝達遮断効果および振
動減衰効果が不十分であり、実際上、エンジンの低速回
転領域でのトルク変動および捩り振動が最も多くかつ激
しく発生する事実から、ロックアツプトルクコンバータ
の直結時期が3速で、40 km/ h以上の車速に限
られていた。
ータでは、エンジンの低速回転領域での激しいトルク変
動および振動に対するトルク変動伝達遮断効果および振
動減衰効果が不十分であり、実際上、エンジンの低速回
転領域でのトルク変動および捩り振動が最も多くかつ激
しく発生する事実から、ロックアツプトルクコンバータ
の直結時期が3速で、40 km/ h以上の車速に限
られていた。
しかしながら、近来の都市交通事情から見て、市街地で
40km/h以上の車速で連続走行することは少なく、
したがってロックアップ機構の利用度が低く、燃費の向
上が期待している程得られないのが実際であった。
40km/h以上の車速で連続走行することは少なく、
したがってロックアップ機構の利用度が低く、燃費の向
上が期待している程得られないのが実際であった。
本考案は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、エンジンの低回転時の捩り振動およびトルク変
動に対応する十分やわらかい捩りバネ常数を有するトー
ションスプリングをエンジンのクランクシャフトとコン
バータシエルとの間に介拝することにより低速回転領域
での振動減衰効果およびトルク変動伝達遮断効果を高め
、これによりエンジンの低速回転時に激しく生ずるエン
ジンのクランクシャフト系のねじり振動および曲げ振動
ならびにトルク変動によるエンジンルーム内のこもり音
、エンジンルーム外への騒音、振動およびワインドアッ
プ等を低減し、これにより従来より低速回転領域での直
結駆動を可能とすることによって燃費の向上をはかるこ
とを目的としている。
もので、エンジンの低回転時の捩り振動およびトルク変
動に対応する十分やわらかい捩りバネ常数を有するトー
ションスプリングをエンジンのクランクシャフトとコン
バータシエルとの間に介拝することにより低速回転領域
での振動減衰効果およびトルク変動伝達遮断効果を高め
、これによりエンジンの低速回転時に激しく生ずるエン
ジンのクランクシャフト系のねじり振動および曲げ振動
ならびにトルク変動によるエンジンルーム内のこもり音
、エンジンルーム外への騒音、振動およびワインドアッ
プ等を低減し、これにより従来より低速回転領域での直
結駆動を可能とすることによって燃費の向上をはかるこ
とを目的としている。
以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第2図は、本考案の一実施例を示す図であり、図中、第
1図は従来構造と同一部分には同じ符号を付して詳細な
説明を省略する。
1図は従来構造と同一部分には同じ符号を付して詳細な
説明を省略する。
図示の例では、クランクシャフト1に固定されたドライ
ブプレート2に円環状連結部材31を固着し、この連結
部材31の切欠部31 aにトーショナルダンパ32の
ハブプレート33の外周突起33aを掛合させ、ハブプ
レート33にトーショナルスプリング34およびピン3
5を介して2枚のガイドプレート36, 36を連結し
、ガイドプレートの一方をトルクコンバータ5のコンバ
ータシエル6に連結している。
ブプレート2に円環状連結部材31を固着し、この連結
部材31の切欠部31 aにトーショナルダンパ32の
ハブプレート33の外周突起33aを掛合させ、ハブプ
レート33にトーショナルスプリング34およびピン3
5を介して2枚のガイドプレート36, 36を連結し
、ガイドプレートの一方をトルクコンバータ5のコンバ
ータシエル6に連結している。
さらにまた、上述したように、従来構造のロックアツプ
トルクコンバータとは異なり、トーショナルダンパ−3
2を介してクランクシャフト1とトルクコンバータ5の
コンバータシエル6とを連結する構造とした結果、トル
クコンバータ5の部分が軸方向に移動する問題があり、
かかる軸方向への移動を防止するため、図示の例では、
トルクコンバータ5のコンバータシエル6の支承軸37
の軸受部38にスラスト受け39を設けるとともにオイ
ルポンプ力バー13の一部をスラスト受け40として利
用しポンプインペラ7の支承軸部41の後端と衝合させ
るよう構或する。
トルクコンバータとは異なり、トーショナルダンパ−3
2を介してクランクシャフト1とトルクコンバータ5の
コンバータシエル6とを連結する構造とした結果、トル
クコンバータ5の部分が軸方向に移動する問題があり、
かかる軸方向への移動を防止するため、図示の例では、
トルクコンバータ5のコンバータシエル6の支承軸37
の軸受部38にスラスト受け39を設けるとともにオイ
ルポンプ力バー13の一部をスラスト受け40として利
用しポンプインペラ7の支承軸部41の後端と衝合させ
るよう構或する。
かように、エンジンのクランクシャフト1とロックアッ
プトルクコンバータ5のコンバータシエル6との間にト
ーンョナルダンパ32を介拝することによってクランク
シャフトからのトルク変動の大部分をトーショナルダン
パによって吸収してトルクコンバータの回転変動を著し
く低減することができ、また、高回転時の振動も従来通
り確実に低減することができるが、これとは逆に、エン
ジンの低回転時にトーショナルダンパーによる低周波の
共振の問題がある。
プトルクコンバータ5のコンバータシエル6との間にト
ーンョナルダンパ32を介拝することによってクランク
シャフトからのトルク変動の大部分をトーショナルダン
パによって吸収してトルクコンバータの回転変動を著し
く低減することができ、また、高回転時の振動も従来通
り確実に低減することができるが、これとは逆に、エン
ジンの低回転時にトーショナルダンパーによる低周波の
共振の問題がある。
かかる問題を解決するため、クランクシャフト1とトル
クコンバータ5のコンバータシエル6との間に介挿され
るトーショナルダンパ32のトーションスプリング34
の捩りバネ常数は従来のロックアツプトルクコンバータ
のクラッチピストン21とタービンランナ8との間に介
挿されるトーショナルダンパ23のトーションスプリン
ク26の捩りバネ常数に比べ低くし、そのトーションス
プリング34の捩りバネ常数を適切に選定して所望の低
速回転での直結時に低周波の共振を生ずることなく、ト
ルク変動および捩り振動を十分に低減し得るようにする
。
クコンバータ5のコンバータシエル6との間に介挿され
るトーショナルダンパ32のトーションスプリング34
の捩りバネ常数は従来のロックアツプトルクコンバータ
のクラッチピストン21とタービンランナ8との間に介
挿されるトーショナルダンパ23のトーションスプリン
ク26の捩りバネ常数に比べ低くし、そのトーションス
プリング34の捩りバネ常数を適切に選定して所望の低
速回転での直結時に低周波の共振を生ずることなく、ト
ルク変動および捩り振動を十分に低減し得るようにする
。
これがため、トーションスプリング34の共振点を実用
直結状態で使用することを防止する条件を求めるに、 直結状態となる最低回転数N (rpm)におけるクラ
ンクシャフトの振動数f1は、エンジン気箇数をZとす
れば、 で表わされ、他方、クランクシャフト部の慣性モーメン
トI1(KgcrnS” )と、慣性部であるトルクコ
ンバータ5のコンバータシエル部の慣性モーメントI2
(KgcmS2)が捩りバネ常数K (Kgcnn/
rad)のトーションスプリングで共振する振動数f2
はで表わされ、f1〉f2とすることにより共振点を実
用直結状態で使用することを防止できる。
直結状態で使用することを防止する条件を求めるに、 直結状態となる最低回転数N (rpm)におけるクラ
ンクシャフトの振動数f1は、エンジン気箇数をZとす
れば、 で表わされ、他方、クランクシャフト部の慣性モーメン
トI1(KgcrnS” )と、慣性部であるトルクコ
ンバータ5のコンバータシエル部の慣性モーメントI2
(KgcmS2)が捩りバネ常数K (Kgcnn/
rad)のトーションスプリングで共振する振動数f2
はで表わされ、f1〉f2とすることにより共振点を実
用直結状態で使用することを防止できる。
したがって、
の関係から
(ただしNはrpm以下)となるよう、直結希望回転数
Nに対して捩りバネ常数Kを選ぶことにより低回転時の
共振を実用上防止することができる。
Nに対して捩りバネ常数Kを選ぶことにより低回転時の
共振を実用上防止することができる。
なお、前述したクランクシャフト部の慣性モーメントは
、トーショナルスプリング34よりクランクシャフト1
側のドライブプレート2、円環状連結部材31等分の慣
性モーメントも含む。
、トーショナルスプリング34よりクランクシャフト1
側のドライブプレート2、円環状連結部材31等分の慣
性モーメントも含む。
第2図に示す構造のロックアップトルクコンバータを用
いて実験を行なった。
いて実験を行なった。
実施例 1
エンジン気箇数・・・Z=6
クランクシャフト部の慣性モーメント・・・I1=0.
005 kg − m − 82 コンバータシエル部の慣性モーメント・・・I2=0.
0106 kg − m − 82 希望直結時エンジン回転数・・・N= 100O r
− p・m 捩りバネ常数...K=23.4 kg−m/rad本
例では、3速で30 km/ hの車速での直結駆動に
よっても振動駆音およびワインドアップ等が生じなかっ
た。
005 kg − m − 82 コンバータシエル部の慣性モーメント・・・I2=0.
0106 kg − m − 82 希望直結時エンジン回転数・・・N= 100O r
− p・m 捩りバネ常数...K=23.4 kg−m/rad本
例では、3速で30 km/ hの車速での直結駆動に
よっても振動駆音およびワインドアップ等が生じなかっ
た。
本考案によれば、エンジンのクランクシャフトに固定さ
れたドライブプレートとロックアップトルクコンバー夕
のコンバータシエルとをトーショナルスプリングを介し
て連結し、このトーショナルスプリングの捩りバネ常数
K (Kgcm/rad)が、クランクシャフト部慣性
モーメントをI1(KgcmS2)、ロックアップトル
クコンバータ慣性部慣性モーメントI2(KgcmS2
)、エンジン気筒数をZとして、所望の直結時の最低回
転数Nrpm(ただしNはrpm以下とする)に対して の関係を満足する値である構或とすることによって、ロ
ックアツプトルクコンバータの直結時期を従来より低速
の所望の低回転数において、振動、騒音およびワインド
アップ等を低減し、これにより、低速回転での直結を可
能とし、市街地走行時における直結モードの利用率を高
めてトルクコンバータのスリップによる動力損失をなく
し、燃費を向上することができ、また、トルクコンパー
タ自体の変速ショックを低減することができる。
れたドライブプレートとロックアップトルクコンバー夕
のコンバータシエルとをトーショナルスプリングを介し
て連結し、このトーショナルスプリングの捩りバネ常数
K (Kgcm/rad)が、クランクシャフト部慣性
モーメントをI1(KgcmS2)、ロックアップトル
クコンバータ慣性部慣性モーメントI2(KgcmS2
)、エンジン気筒数をZとして、所望の直結時の最低回
転数Nrpm(ただしNはrpm以下とする)に対して の関係を満足する値である構或とすることによって、ロ
ックアツプトルクコンバータの直結時期を従来より低速
の所望の低回転数において、振動、騒音およびワインド
アップ等を低減し、これにより、低速回転での直結を可
能とし、市街地走行時における直結モードの利用率を高
めてトルクコンバータのスリップによる動力損失をなく
し、燃費を向上することができ、また、トルクコンパー
タ自体の変速ショックを低減することができる。
第1図は従来既知のロックアップトルクコンバータの縦
断面図、第2図は本考案によるロックアツプトルクコン
バータの縦断面図、第3図はトーショナルダンパの部分
正面図である。 1・・・エンジンのクランクシャフト、2・・・ドライ
フフレート、5・・・トルクコンバータ、6・・・コン
バータシエル、7・・・ポンプインペラ、8・・・ター
ビンランナ、9・・・タービンハブ、10・・・インプ
ットシャフト、11・・・ステータ,.20・・・ロッ
クアップ機構、21・・・クラッチピストン、23・・
・トーショナルダンパ、26・・・トーショナルスプリ
ング、31・・・連結部材、32・・・トーショナルダ
ンパ、33・・・ハブプレート、34・・・トーショナ
ルスプリング、35・・・ピン、36・・・ガイドプレ
ート、37・・・コンバータシエル支承軸、39・・・
スラスト受け、4ト・スラスト受け、41・・・ポンプ
インペラ支承軸。
断面図、第2図は本考案によるロックアツプトルクコン
バータの縦断面図、第3図はトーショナルダンパの部分
正面図である。 1・・・エンジンのクランクシャフト、2・・・ドライ
フフレート、5・・・トルクコンバータ、6・・・コン
バータシエル、7・・・ポンプインペラ、8・・・ター
ビンランナ、9・・・タービンハブ、10・・・インプ
ットシャフト、11・・・ステータ,.20・・・ロッ
クアップ機構、21・・・クラッチピストン、23・・
・トーショナルダンパ、26・・・トーショナルスプリ
ング、31・・・連結部材、32・・・トーショナルダ
ンパ、33・・・ハブプレート、34・・・トーショナ
ルスプリング、35・・・ピン、36・・・ガイドプレ
ート、37・・・コンバータシエル支承軸、39・・・
スラスト受け、4ト・スラスト受け、41・・・ポンプ
インペラ支承軸。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 トルクコンバータのポンプインペラと一体のコンバ
ータシェルにクラッチフェーシングを介して圧接される
クラッチピストンとトルクコンバータのタービンランナ
とをトーショナルスプリングを介して連結してなるロッ
クアンプトルクコンバータにおいて、前記コンバータシ
エルをエンジンのクランクシャフトにトーショナルスプ
リングを介して連結し、このトーショナルスプリングの
捩りバネ常数を前記クラッチピストンとタービンランナ
間に介挿されたトーショナルスプリングの捩りバネ常数
より低くしたことを特徴とするロックアップトルクコン
バータ。 2 前記コンバータシエルとクランクシャフトとの間に
介挿されるトーショナルスプリングの捩りバネ常数K
(Kgcm/rad)が、クランクシャフト部慣性モー
メントをL (KgcmS” )、ロックアップトル
クコンバータ慣性部慣性モーメントをI2 (Kgcm
S2)、エンジン気箇数をZとして、ロックアツプトル
クコンバータの所望の直結最低回転数N rpmに対
して、 の関係を満足することを特徴とする実用新案登録請求の
範囲第1項記載のロックアツプトルクコンバータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10535480U JPS596286Y2 (ja) | 1980-07-25 | 1980-07-25 | ロツクアツプトルクコンバ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10535480U JPS596286Y2 (ja) | 1980-07-25 | 1980-07-25 | ロツクアツプトルクコンバ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5728939U JPS5728939U (ja) | 1982-02-16 |
JPS596286Y2 true JPS596286Y2 (ja) | 1984-02-27 |
Family
ID=29466734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10535480U Expired JPS596286Y2 (ja) | 1980-07-25 | 1980-07-25 | ロツクアツプトルクコンバ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS596286Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010138979A (ja) * | 2008-12-10 | 2010-06-24 | Toyota Motor Corp | 駆動装置 |
-
1980
- 1980-07-25 JP JP10535480U patent/JPS596286Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5728939U (ja) | 1982-02-16 |
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