JPS5962522A - 胃十二指腸粘膜と肝臓を保護したり、治癒するための方法及び組成物 - Google Patents

胃十二指腸粘膜と肝臓を保護したり、治癒するための方法及び組成物

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JPS5962522A
JPS5962522A JP14452783A JP14452783A JPS5962522A JP S5962522 A JPS5962522 A JP S5962522A JP 14452783 A JP14452783 A JP 14452783A JP 14452783 A JP14452783 A JP 14452783A JP S5962522 A JPS5962522 A JP S5962522A
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JP
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acid
mucosa
ethanol
fatty acid
surfactant
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JP14452783A
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English (en)
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ダニエル・ホランダ−
アンドルゼ−・スタニスラウ・タ−ナウスキ−
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University of California
Original Assignee
University of California
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は哺乳動物の肝臓と胃十二指腸粘1漠を保護した
り、治癒するための方法及び組成物に関する。
杢1浬しυ良」 胆汁の成分となるエタノール、アスピリン並びにタウロ
コール酸は、これら三つの化合物が、別々に又は結合し
てねずみのような実験用動物及び人間を含む哺乳動物の
胃十二指腸粘膜と接触すると、ひどい損傷を与えてしま
う。これら3つの化合物による胃十二指腸粘膜に対する
損傷は、種々の医学雑誌に記載されており、例えば次の
ようなものかある。背止部急性出血を伴う急性出血性胃
炎、特にアスピリンとタウロコール酸による胃のただれ
及び胃潰瘍、自然に生じたり胃手術後に起きるアルカリ
性逆流症候群がある。
エタノールは胃十二指腸粘膜に損傷を与える他に、特定
の血清酵素の上昇と、肝j藏組織学にも証明されている
ように、人間を含む哺乳動物が摂取した場合に、肝臓に
もひどい障害を与える。
これまでに、エタノール及び他の有害物質から胃十二指
腸粘膜と肝臓を保護する組成物を見つけるために種々の
実験を行った。エタノール及び他の有害物質による胃十
二指腸と肝臓の障害を防止するのに種々のプロスタグラ
ンジンが有効であることがわかった。しかしプロスタク
ランジンは高価であり、また投与により副作用を生じさ
せてしまう。
実験により、人体に無害でかつ必須な飲食物である2種
類の比較的安価な脂肪酸が肝臓を有害物質からまた胃十
二指腸粘膜を、エタノール、アスピリン及びタウロクロ
ール酸による障害から保護し、治癒することがわかった
。これら2種類の脂肪酸は、普通の飲食物中に比較的少
量で存在するアラキドン酸及びリノール酸である。これ
ら2種類の酸は、プロスタグランジンの前駆物質である
ことが知られている。例えば、試験管による実験によれ
ば、粘膜を含む胃内層がすり砕かれアラキドン酸と混合
した場合に、人間を含む種々の動物の胃粘膜において、
アラキドン酸から、プロスタグランジンE2.F2のよ
うなプロスタグランジンを合成することが出来ることを
示している。また、アラキドン酸は、小腸内でプロスタ
グランジンE2に変換されることがわかっている。しか
し、アラキドン酸とリノール酸のいす才しかは、それ自
体又は食物状で口栓弁して摂取される場合、それらは胃
十二指腸粘膜に吸収されることはなく、十二指腸末端と
結合した小腸により吸収される。プロスタグランジンに
変換されたアラキドン酸及びリノール酸は、肺により新
陳代謝されかつ不活性化されるので、胃十二指腸粘膜に
到達しない。これら2種類の酸が十二指腸末端で吸収さ
れた場合、2種類の脂肪酸は、胃十二指腸粘膜又は肝臓
を保護したり治癒したりする点で何の効果もないことも
わかっている。
オ」1川辺jし獣 本発明は、アラキドン酸又はリノール酸がまず治癒用水
溶化化合物と混合され、この水溶化化合物により水溶性
になった脂肪酸を胃十二指腸粘膜により吸収させるよう
にした場合に、哺乳動物に対するアラキドン酸及びリノ
ール酸の経口投与により、エタノールと他の有害物質か
ら肝臓を保護したり、治癒し、またエタノール、アスピ
リン及びタウロクロール酸による損傷から胃十二指腸粘
膜を保護治癒しうるという発見に基づいている。
また、脂肪酸が粘膜に吸収された場合、プロスタクラン
ジンE2のようなプロスタグランジンが合成されること
がわかった。この物質こそが、肝臓と胃十二指腸粘膜を
保護し、治癒させる物質であると信じられている。
薬用としても使用されろろ水溶化化合物は、胃十二指腸
粘膜から分泌された水成流体のような、水成媒体中に脂
肪酸の一つを水溶化する数種の化合物であるとよい。本
発明による好適な水溶化化合物は酸化エチレン界面活性
剤のような非イオン界面活性剤がある。例としてはアル
キルフェノールのポリエテノキシエーテル、アルコール
のポリエテノキシエーテル、メルカプタンのポリエテノ
キシエーテル、酸化エチレンとビスフェノールとを縮合
し九二官能性及び多官能性ポリエテノキシエーテル、タ
ル油酸、ロジン及びアルキル化安息香酸のポリエテノキ
シエステル、アミド環を備えるポリエテノキシ化合物な
どである。
水溶化化合物中のリノール酸とアラキドン酸の濃度は必
ずしも重要ではないが、通常この濃度は約10mMと2
00mMの間、好ましくは約30mM乃至60 m M
と約120mM乃至1.50mMであるとよい。
所望の結果を達成するに必要な本発明による脂肪酸の調
合量は当業者により決定され、普通少くとも約5mg/
kgが使用される。75mg/kg又は100mg/k
gで好適な結果が達成される。この最大値に何の理論的
限界はないが、これよりも高い濃度の調合量を使用する
理由はない。現在最適な調合量は、約15mg/kg又
は18mg/kgと約25mg/kg又は30mg/k
gの間である。
投与されても、尚胃十二指腸粘膜を保護することがわか
った。例えば、いずれかの有害物質を摂取する3時間前
に本発明による化合物を投与した場合にも、胃イー二指
腸粘膜と肝臓とを保護することが可能である。
1−u−イ列の説明 1]「臓又は胃十二指腸粘膜を保護するために、胃粘膜
かアラキドン酸、リノール酸及びこれら2つの混合物の
いずれかを吸収することが必要であることがわかった。
肝臓又は小腸の空腸部は胃十二指腸粘膜を3つの化合物
の有害効果から保護しない。
本発明をよりよく理解するために、次に実施例を挙げ説
明するが、これらは例示のためにのみ示したものであり
、本発明はこれらに限定されるものではない。
ヒl/:/’/す:I−ルは、米国商標rPluro1
+ic I’−68Jの1:に11」販さ]している。
これは通常r I) L Jとl118iに a Jt
 ル。l’ 1. (7) Ci’ FA名はrPol
oxa+ncj188」である。1〕1.は米国商標「
円υronjc l’olyolsJの下に製造された
ブロック共重合体のクル−プGこ属するものである。1
)I、は8,350の分子用を有し、酸化エチレンを8
0重量%含んでいる。以下の実施例において1)■、は
、水酸化す1−リウlXL:よIJIIII8.0に調
製された0、9%塩化す1−リウt1の含’LA li
t: !合液中の5mM18?lkとして使用された。
アラキドン酸は、使用される迄蜜月アンブルに、−20
°Cの暗状態下に保存された1級酸である。
アンプルを開くとすぐにアラキ1くン酸もまノコラスI
IIcに移される。このガラス瓶は5 mM P I、
含’j7+ (41 j%jン夜を含み,窒素を流しで
ある。この混合物をl放しく攪拌し、水酸化す1−リウ
ムにより、I]11を8. O 1.= 1′JFa整
した。最終溶液は清澄であり、24時間そのままの状態
でii’!いた。動物に投与する1):i L’ニー、
5 mM P +−。
中に30mM 、 ・60mM及び] ]20mMアラ
キ1ーン酸l容ンIJi’r fjR速に調製した。
以Fの実施例に使用されるリノール酸を、1,記のよう
に5 nil F’ l−含塩性溶液中に溶解した。
次の実施例に使用される動物は、225gから250g
までの体(1(を有するスブラギュー・タウリー・ラッ
ト(SpraBue−Dawl.ey rat’s)で
あった。実験前2/lIR1間の間、動物は糞便しない
ようにワイア製j戊板よりなるおりの中で絶食されてい
た。
即[究り :、T−外Z−=1し投与こ!− lL’i
1−間液ヱラノ(−トンj免1古」1朶−盪偲− 5mMr’L、の含塩性PLia液・又はそれぞれ30
mM、6 0 m M並びに12QmMアラキ1〜ン酸
を含むP l−含塩性:’(7 ?ル! m Qを、食
餌療法で動物に−りえた。30分後又は一時間後に、無
水アルコール2 m Qを食餌療法により胃にPiみ込
ませた。3時間後に動物を殺して胃を除去した。
ニジノール2mQを胃内壁に投すする1時1)IIに、
] 220mMアラキドン酸7容液:37m(Hアラキ
ドン酸) ] m Q若しくは5mMPL溶液を冑に浸
み込ませた。
性究1−:  アラキドン□酸Δヶ萱U揚□投カー区ガ
↓支渭−内−没ケー吠礼よ 次の一連の実験は、エタノールによる胃内粘膜障害にお
けるアラキ1くン酸にょる空腸内前処理に対する胃内前
処理の効果を対比するために行われたものである。動物
を腹膜内で体重1gに付きネンブタール50 m gに
より麻酔して、腹を切開して、120m河アラキ1−ン
酸1. m Q若しくは5 mM P I−、を胃内に
浸み込ませる。か、又は十二指腸を小さく切開して挿入
したポリエチレンカテーテルにより120m)1アラキ
ドン酸1 m Q  を空腸内に浸み込ませた。溶液を
浸み込ませた後、すぐに幽門を縛った。1時間後、冑の
中身を取り除き、カテーテルを介してエタノール2mf
iを浸み込ませた。2時間後に胃を調べた。
糀威亥進のコンピューター解析 100 m +nマクロレンズを備えたカメラにより、
胃の粘膜表面の写真を取った。フィルムを同一の形式に
するとともに、レンズから対象までの距離と、光度と、
フィルム現像とを同一の条件にして、検査した。コンピ
ューター像解析により色スライドを調べた。各スライド
を65 、000点よりなる白黒ビデオ像に変換した。
各点の値をデジタルスケールで1ill+定した。この
デジタルスケールは、光度に基づき、また0がら255
までの範囲であった。絶対白は255の値であり、絶勾
黒は0の値であった。
腺粘膜を示す境界線は、ソニックペンによりテシタルヒ
テオ像に描がわだ。すへての空間的対比情報は磁気デス
クに記憶された。粘膜値のスペクトルを2個以上の副分
類に分けたり、より’1M ’Aなアナログ映像入力に
より検査するために、単純化されたテジタ、ル像を表示
することにより、各腺粘膜を分類した。分類機構を確立
するとすぐに、画像の各点の空間的な翻訳が印刷され、
紙の」−の目盛に表示された。コンピュータ結果の要約
もまた印刷され、これは各灰色度のスライスのための境
界値と、各クラスの絶対的かつ相対的領域を含んでいる
。出血性変化領域は全胃腺粘膜領域の百分率として示さ
れる。
組織学的研究 1)II胃から幽門まで5mmの幅で粘膜の標本を明り
取った。。
この標本は (a)含塩物、P L又は120mMアラキドン酸を含
む溶液1mQを胃内に投−Ijシて60分後、若しくは
(b)エタノール投−151時間前に、含塩物、P 丁
−、又は12(1耐1アラキ1〜ン酸を含む溶液l11
1ρを投Jjシた動物に、エタノール2 m O,を 
胃内に浸み込ませて3時間後に1:)だ。標本を緩衝1
0%ホルマリンに伺は浸み込まぜた。符号を付けた標本
を、光顕微鏡により検査した。組織学的に評価するため
に、「でたらめに」試験した。組織学的な評価において
、表面」―皮層の連続性、出血性のたたれの有無、粘膜
下絹織のメツ種並びに多形核好中核への浸潤度について
1、)別なメ]、磨、を払った。
舅f−顕微−≦循ガ走濱]旦」弘る一超」し1偵1[−
究:3.5%級衝タルタルアルデヒドに定着された胃J
’+’i膜の標本を電子顕微鏡で走査するために加工し
、20kVで操作されるJOEI、−35走査電子顕微
鏡で走査した。
ス且−内之り一之ンー杵ン」」バー”j Q E−2>
 ’d彫定P G E2を、うさぎに生成した抗血清を
使用する直接的な放射免疫分析と、牛チログルプリンに
結合したPGE2の免疫法によりdIす定した。I)G
E21111定θくを更に(iY+1認するために、標
本に生物学的定量を行−)た、、−117泪算のために
、はぼ5.OOOCPMの3H−ラヘルのI) G J
!: 2をほぼ5 、0OOCI畑添加した後標本を0
.5M燐酸塩rf72衝液てpl+/1.3に調製し、
酢酸エチルで2回抽出した。有機層を、ベンセン:ジオ
キサン:酢酸とを’10:60:3にした薄層クロマ1
〜グラフ、r−に入れ、I’ G E 2留分をメタノ
ールで抽出し、乾燥し、分析のために0.9%Na(1
+、で11構成した。ウニイン(Vane)による生物
学的定量力( スケ−1〜を、2アリコー1−の大きさで、3個のねす
みの胃の薄J4.で同時に標本を分(ノーするために使
用した。胃の内容物におけるI) G I’、 2の濃
度を、:30分から60分、2グループのねずみでil
l!I定し、次に胃の粘膜におけるアラキドン酸変化の
度合を調べるために120mMアラキドン% L m 
Q、又はPL 1 m Qの胃内に浸み込ませた。胃の
管腔へのPGE2の自然放出は1〕1、前処理のみを受
番づた動物に11わ汎た。また、最初の120mMアラ
キドン酸溶液中の1〕G[Σ;!濃度を胃内に2:uみ
込ませる前に41す定した。
粘−−−−米 イ!![ジx、  l− エタノール投与前の塩類による動物の前処理において、
激しい胃内出血性病変か生した。同(第に、Pl、町溶
化剤による前処理においては、第1表のように、激しい
粘膜出血性の変化を防止するのに失敗した。逆に、エタ
ノール2 m D、  の投与の1時間前のねずみに列
する30 m M、60 +n M及び120mMのア
ラキドン酸1 m Q  による胃内前処理において、
第1表のような投薬による方法で胃出血性病変の進行を
減少させた。エタノールを浸み込ませる30分又は60
分[肪のいずれかにおける]、20mMアラキドン酸】
川Q の前処理により、第1表のようにエタノール障害
に対して胃粘l漠を保護した。
倶り匁−2− P I−たけて前処理し、その1時間後にエタノール2
 m Q、を−ljえた動物の胃粘膜が15時間後、第
1表のように非′j:)に進行した出血性変化を与えた
この出血性変化は底全体に見られ、腟内てはより少ない
1111度であり、また暗赤色の&、l11長い帯より
なるものであった。逆に、エタノールを浸み込ませる1
時間前に120mMアラキ1−ン酸溶液] m Qを胃
内に浸み込ませた前処理においては、動物の胃粘I模に
は・)T通15時間後に変化か現れた。
華力J その保護効果か局部的なものであるか全体的なものであ
るかを決めるために、幽門を縛った後アラキドン酸を胃
内又は空腸内に混み込ませた。顕著な保護を示ず120
mMアラキ1くン酸1 m Qによる胃内前処理は局部
的又は全体的な作用の結果であった。1.20mMアラ
ギアラキドン酸I胃内前処理によれば、エタノールで生
した出血性病変の進行に対し胃粘1換を第1表のように
明らかに保1;隻した。反閑に幽門を縛った動物に列す
るアラキドン酸の空腸内投与は、第1表のようにエタノ
ールの胃内投与により生じた障害に対し胃粘膜を保護し
なかった。
J[L、f1函(似 組織的変化は現れなかった。胃ヘアラキ1−ン酸を浸み
込ませても、胃粘膜の外観に変化はなく、表面上皮細胞
から粘膜顆粒の排出が増加した。p r−又は120 
m Mアラキドン酸1nIQで前処理したクループにお
けるエタノール投与後3時間の胃粘膜の組織変化は第■
表に示されている。塩類又はI) L処理を受けた動物
にエタノール2 m Qを胃内に浸み込ませて3時間後
、基底粘膜において粘1模Ji、rさの2/3から3/
4に及ぶ粘膜壊死が広い範囲に亘っていることを示して
いた。すべての動物に生したこれらの変化は、また両前
の鱗でおおわれた上皮粘膜に隣接する腺粘1模に存在し
、固有粘膜のひどい充血と、粘膜上組織のひどい浮腫と
、粘膜ト組織及び特殊基底層における白血球の蓄積とを
特徴としている。粘膜の大部分には表面上皮細胞が存在
していない。微視的に見て単純な構造よりなる部分は粘
膜上組織の17腫の拡散に示し、粘液は表面」二皮細胞
から排出される。エタノールを浸み込ませて3時間後に
、アラキドン酸で1)u処理した動物の胃の粘膜標本は
表面上皮の小部分に分裂を引き起こした。粘1換下組織
にいくらかの17.腫と、白血球のいくらかの蓄積が検
出された。表面」二皮釦胞の粘膜顆粒層はより茫く、ま
た白血球の中心に欠損を生しさせた。
(旦J\)01−徴り徒ノ目市に エタノールを添加して3時間後に、PI−てnf処理し
たねずみの粘膜表面は激しく破壊され、完全に露出した
粘膜クレータ−を生しさせた。逆に、アラキドン酸て前
処理したねずみでは、エタノールを!、IG加して3時
間後、粘1模表面は少しも破壊されず、外観は普−通の
状態であった。
−1デーG l;文−天文 一翫アラキドン酸又はP Lを胃内に浸み込ませて;3
0分後及び60分後の、胃内容物のl’ C1,’、’
 2濃度は第111表に小さ]している。アラキドン酸
を胃内に浸み込ませた動物の胃内容物に才;けるP G
 IE 2値は、PI、のみを胃内に浸み込まぜた時の
値よりも5.000から13,000高った。P l−
のみを胃内に浸み込ませた11、テの値は、胃の管腔に
I) G I’、 2の自然に放出させた割合を示して
いる。PGE2は、胃内浸透の前に、0.0027%の
アラキドン酸濃度に等しい−Iitで、最初のアラキド
ン酸溶液に存在していた。
第1表は、各グループにおける胃出血部のコンピュータ
ー解析を示している。出血性粘膜部に対する結果は、全
胃腺枯膜領域の百分率として示される。グループ13を
除くすへての研究例に才ノいて、0.9%NaCQ 、
 P T−又はアラキドン酸(AA)を浸み込ませて1
時間後、エタノール(EToll)を胃内に浸み込ませ
た。グループEにおいては、アラキドン酸を浸み込ませ
て30分後に、エタノール(E1’011)を浸み込ま
せた。
(Lxl”♀白) 第1表 研eυI A) 0.9%NaCQ  斗  3  37.013
) ILL    10  3  33.8C) :3
On+M AA+PL  5  3  15./II)
) 60mM AA+PL    4      3 
      3.OE)  120n浄IAA+r”L
      4           3      
       0.8rリ I2軸阿 AA+PL  
   10          3         
  0.6研究2 G) I生          7       .1
5        27.411) 12軸MAA+P
L   7      15      0.6研究3 K)12軸MAΔ(空腸内)5      2    
  28.1+PL L)12軸トIAA(胃内)   4      2 
      5.3+PL M) ILL(胃内)      6      2 
      32.2*全腺粘膜領域の百分率 第u表 出血性  多形核粘膜下相 PL(1,mfA)   分裂   有  有精膜表面
の大  基底粘膜に 部分が露出し  対する多孔 た       貫通 AA(]+ut  ]−2軸ト1)     有   
    無      有−1−PL     連続的
(少し の中心欠損が 時々見られた) 第1■表 1m(IPI−又はA A (]、 m Q 、 12
0mM)胃内注入後の胃内容物におけるプロスタグラン
ジンE2濃度グル−プ’       PGE2濃度(
+ng/m Q )30分    60分 1)L     0.55±0.1.4    0.8
8AΔ     7360.0 *4100.0 ”’
* P<0.01 ねずみに対し、経口管により、PL溶液1mQ、120
mMリノール酸(LLC)又は240mM L L C
を含むP L溶液1mQ又は5mMPLに溶解した2 
40 +n Mオレイン酸]、mQを胃内投与した。エ
タノール注入後1時間で動物を殺し、大きな湾曲部に冶
って胃を切開し、0.9%NaCQで洗浄し、日に見え
るように印をイ」け、写真を取った。アラキドン酸の時
と同様に、微視的かつ組織的粘膜変化を考察した。
結 果: PL溶液で胃内前処理したねずみは、エタノール投与後
、3時間で、35.8±2%の鱗状の粘膜部を含む大き
な出血障害部を形成した。オレイン酸による処理によっ
ては、粘膜出血損傷には29.1±3%程度により顕著
な変化は17えなかった。120111MLLCと24
0mM I−L Cで前処到!シたねすみにおいては、
エタノール投与後、3時間で、それぞれ大きな出血障害
部を6.5±1%及び1.3±0.5%([)<0.0
1)で大幅に減少させた。リノール酸(C)で前処理し
たグループにおけるエタノール投与3時聞役、エタノー
ルに苅し保護さJしたねずみ胃粘膜は、N)状の凝似表
皮細胞七皮よりなる前処の明らかな)7腫の存(1を除
さ、アラキI・ン酸を投与した粘膜と類似していた。
粘膜組織学 I)1.にはオレイン酸前処理を受けたねすみLこj′
;いて、エタノール投lj:i 11S間後、筋粘暎に
(°1通ずる出血性壊死病変部が現われ、表面1−皮の
連続性がづ)解した。リノール酸が前処J!II、 し
た動物にエンノールを投!j、 して3 ++、y間後
、聞役壊死病変部は現れず、また表面−に皮は〜1を面
状又は\“L体的な未成熟細1抱としてほぼ゛回復した
。しかし、耐胃には、粘膜下組織の7ilI挿は存在し
ていなかった5゜浪り夕り擾−:   クーワーO−:
IIJ二=ノに」作」二うiで1形2ラー2−・■−E
−≧簑醸−3古11匁仙(、改 ねずみに対し、I) +−溶液]、 m Q、又はI 
20 m Mアラキ1〜ン酸(AA)を含むP I−溶
液1. m Qをi・* +1管により胃内投与した。
次に、ねずみの胃内に、0、 In tl CQにt容
解した8 0 m Mタウロクロール酸(′丁゛CA)
溶液、3 +n D、  を、1〕■7又はAA前処理
して1時間又は2時間後、2回、投り、した、、2度「
1の’J’ CΔ投−Ij、 3時間後、動物を殺した
結−−−米: エタノールによる研究とJ10似の方法により、粘膜の
損巴について、−視的にかつ組織学的に観察した。’I
’ (:、Δによる2 111111の投rjの13時
間後、1)1、て前処理した動物において、全粘膜の7
65±0.5%を占める直線出血竹、病変を巨視的に観
察した。
壊死性病変に311織学的に煩似するこれらの病変は、
エタノール投−rj後に見られるものと煩似していた。
1ΔΔで前処理した動物において、粘膜病変は2回[1
の′1゛CΔ投lj、 3時間後、巨視的ある・いは組
織学的に検出出来なかった。これは、胃粘膜壊死を、1
丙発するrCAに対するAAによる保護効果を現してい
る。
PL溶液1 m Q、L20+nMアラキドン酸(AA
)を含むl) L溶液1 m Q、若しくは240 m
 Mリノール酸(LLC)を含むPI−溶液1mQを含
む経1コ管により、ねずみに胃内投−ljを行った。こ
のような処理をして1時間後、1%メチルセルロースを
含む0.InIICQ内にアスピリンを含む懸濁液を、
体!r!l k&につき20On+g、  I m Q
コラムに胃内投−リした。アスピリンを投与して4時間
後に動物を殺した。
M−列:1)  出血性病変の有無をJfli定するス
コアリンクシステムに基づく粘膜変化の巨 視的計量。
これらの数とシビアリテイーは1か ら4までの任意数により区分けされる。
平均スコア(病変Xシビアリテイーの 数)は動物の各グループにイ」き推定される。
2)粘膜組織学 ′、3)電子顕微鏡走査 結 果: アスピリン投与後4時間の巨視的な粘膜変化は、1” 
Lグループで80±6で、またAA及び+−r−cグル
ープでは明らかに少なく、それぞれ(2±0.3)及び
(8±1)であった。アスピリン役υ後の組織学的評価
は、PLで前処理したねずみの粘膜中央に、深い壊死病
変の存在を示していた。壊死病変部にお(プる表面上皮
の連続性は広範囲に亘り破壊されていた。逆にアスピリ
ン投与4時間後のAA及びLLCグループにおいては、
深い壊死病変は生じず、粘膜表面」−皮は連続していた
。電子顕微鏡走査によれば、PLで前処理した動物にア
スピリンを投与して後、同様な広い範囲の粘膜障害が生
じたが、AA及びLLCで前処理したねすみにおいては
ほぼ普通の粘膜であった。これらの研究によれは、AA
及びLLC酸は、胃粘膜壊死を生せしめるアスピリンに
対し、ねずみの胃粘膜を保護せしめる点で非常に効果的
であることが示されていた。
本発明による組成物は、また含まれているP GE2が
潰瘍を治療するものと知られているので、胃潰瘍と十二
指腸潰瘍の治療に効果的である。
夏又且 40匹のねずみに、コントロールとして5mMPL溶液
1mQ若しくは5mMPl溶液中の120mMアラギ1
−ン酸1 mρをケージによりり、えた1、1時間、1
00%エタノール2.5mD、をIpえ、2/1時間後
に殺した。
次にII+臓を取り除き、この標本を7.4の0.1M
燐酸塩中に安定化した3、5%精製グルタールアルデヒ
1〜の中に2111゛間浸漬した。IJT’ 11.I
iQ l;;’!木を緩衝液で洗ffl L、O′Cで
1時間1%四酸化オスミウl\に漬けた。高級エタノー
ルで脱水した後、細織をエポキシ樹脂の中に埋め込んだ
1.この標本の銀灰色の薄い部分は2%西1酸ウラニル
とクエン酸鉛て一1Tf。
に着色し、次にRCΔ電r−顕微鏡で検査した。。
1古 −果 p +−H容?皮を投−Ij、 L、次に100%エタ
ノール2..5m Q  を′jえたコンIヘロールね
−ずみの月1’ 1llaに次のような超4jνF造的
変化が生じた。。
■)病変3・■脂質の壊死 2) ミI〜コン1〜リア内部の稠密粒子′とミエレン
体による山の大きさと形の破壊の4i’i果、はどんと
のミ1−コンドリアの膨張と・不規則化2、;3)  
内質網状褒の顕著な増力1“1と膨張、。
’I)  、till胞質中の脂質空胞の存在。
5) グリコーゲンの枯1aと、はとんどの核部分の染
色質の置換。
これらの形態上の変化は研究さ」したすべての動物に存
在していた。
△Δによる前処理と、エタノール投与を受けたねすみで
は、アルコールにより生しる変化のうちで、脂質の空胞
化が明らかに減少する点を除き、実質的に防止さ扛た。
この実施例より、ねずみにエタノールを−・同経L」投
乃したたけで、l]l′臓に大きな超構造的変化が生し
ることが明らかである。これらの変化は、中心細胞質壊
死(退歩)と、ミ1−コン1へリア及び8111胞質網
状質の変イヒより4(っている。これらの変化はアルコ
ールを急激に投与した後の人体の肝臓に現わ抗るものと
類似している。
−に一実施例は、またわずが:(7町ξのハAを1同経
口投与した前処理によりエタノールによる急性障害から
IJI臓が保護さJしることを示している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (]、) JJT臓有害物質による哺乳動物の肝臓障害
    又は胃十二指腸粘膜と接触するエタノール、アスピリン
    又はタウロクロール酸による哺乳動物の粘膜障害を保護
    したり、治癒したりするための方法であって、 アラキドン酸及びリノール酸よりなる群より選択された
    脂肪酸と薬用水溶化化合物とよりなる水溶化組成物のJ
    ]T−臓又は胃十二指腸粘膜を保護しうる量を前記哺乳
    動物に経口投与する段階を含むことを特徴とする方法。 (2)脂肪酸がアラキドン酸であることを特徴とする特
    許請求の範囲第(1)項に記載の方法。 (3)脂肪酸がリノール酸であることを特徴とする特許
    請求の範囲第(1)項に記載の方法。 (4)水溶化剤が薬用界面活性剤であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第(1)項に記載の方法。 (5)界面活性剤が非イオン界面活性剤であることを特
    徴とする特許請求の範囲第(4)項に記載の方法。 (6)非イオン界面活性剤がポリエテノキシ非イオン界
    面活性剤であることを特徴とする特許請求の範囲第(5
    )項に記載の方法。 (7)肝IW&有害物質がエタノールであることを特徴
    とする特許請求の範囲第(1)項に記載の方法。 (8)アラキドン酸とリノール酸とよりなる群より選択
    された脂肪酸を肝臓、胃粘膜を保護しうる量、並びにこ
    の脂肪酸のだめの薬用水溶性化合物を脂肪酸を可溶にし
    うる量含むことを特徴とする肝臓又は哺乳動物胃粘膜を
    保護したり、治癒したりするための組成物。 (9)脂肪酸がアラキドン酸である特許請求の範囲第(
    8)項に記載の組成物。 (10)脂肪酸がリノール酸である特許請求の範囲第(
    8)項に記載の組成物。 (11)水溶化剤が薬用界面活性剤である特許請求の範
    囲第(8)項に記載の組成物。 (12)界面活性剤が非イオン界面活性剤である特il
    f請求の範囲第(11)項に記載の組成物。 (13)非イオン界面活性剤がポリエテノキシ界面活性
    剤である特許請求の範囲第(12)項に記載の組成物。
JP14452783A 1982-08-09 1983-08-09 胃十二指腸粘膜と肝臓を保護したり、治癒するための方法及び組成物 Pending JPS5962522A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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