JPS596248Y2 - 2段クッション装置を備えたシリンダ - Google Patents

2段クッション装置を備えたシリンダ

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JPS596248Y2
JPS596248Y2 JP8843078U JP8843078U JPS596248Y2 JP S596248 Y2 JPS596248 Y2 JP S596248Y2 JP 8843078 U JP8843078 U JP 8843078U JP 8843078 U JP8843078 U JP 8843078U JP S596248 Y2 JPS596248 Y2 JP S596248Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cushion ring
hole
cushion
cylinder
oil chamber
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Expired
Application number
JP8843078U
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English (en)
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JPS556590U (ja
Inventor
正躬 松原
隆義 前川
Original Assignee
川崎重工業株式会社
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Publication date
Application filed by 川崎重工業株式会社 filed Critical 川崎重工業株式会社
Priority to JP8843078U priority Critical patent/JPS596248Y2/ja
Publication of JPS556590U publication Critical patent/JPS556590U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 シリンダが高負荷、高速度で作動する場合、ストローク
端において負荷の慣性力により大きなショックが発生す
る。
このショックは油圧的、機械的に伝播し関連部の油圧機
器、配管あるいは機械部分の破損を招くおそれがある。
そのため、一般にシリンダ内部にクッション装置を内装
してショックを吸収する方法がとられている。
しかし従来のこの種クッション装置は、ピストンにクッ
ションリングを突設すると共に、クッションリング側シ
リンダ容室とシリンダの一方のポートとを、並列となる
クッションリング嵌挿孔と絞り弁を介装せるバイパス路
で連通した1段クッション装置であったから、ショック
吸収能力が小さく、このショック吸収能力を高めるため
にクッション行程を長くすればその分シリンダの有効ス
トロークが短くなる欠点があった。
本考案は前記の実情に鑑み、比較的簡潔な構或により従
来装置と略同程度の短いクッション行程区間に連続せる
2段階のクッション作用をもたしめ、且つそのクッショ
ン効果を1段目よりも2段目を大にしてショック吸収能
力を高めることにより、前記の欠点を改善したものであ
る。
以下本考案を図面に示す実施例に基いて具体的に説明す
る。
第1図において、1はシリンダ本体、2,3はそれぞれ
シリンダの油出入口、4はピストン5に軸着されたクッ
ションリング取付軸で、本実施例では段付軸とし、この
段付軸の小径部に第1クッションリング6を挿入し、つ
いでこれより小径の第2クッションリング7をリング6
に接するまで挿入してそれぞれを小径部に固着している
なお、第1クッションリング6および第2クッションリ
ング7はクッションリング取付軸に一体形成するように
してもよい。
8は油出入口2に連通ずる油室で、第1クッションリン
グ6と密に嵌合する通孔9によりシリンダのヘッド室1
0〔クッションリング側シリンダ容室〕に、第2クッシ
ョンリング7と密に嵌合する通孔11により通孔11の
奥部に形威されたいま一つの油室12に連通し、さらに
、可変絞り弁13を介装せるバイパス路14にまり通孔
9と並列にヘッド室10に連通ずると共に、油室8の通
孔軸線方向の幅を第2図に示す如く、第2クッションリ
ング7の摺動面先端から第1クッションリング6の摺動
面後端に至る長さにとってある。
油出入口2は、ヘッド室10からの油流を阻止するため
の逆止弁15を介装したバイパス路16によりヘッド室
10に連通し、通孔11奥部の油室12とは可変絞り弁
17を介装せるバイパス路18により連通せしめ、この
絞り弁17は絞り弁13によるクッション効果より大き
なクッション効果が得られるようにその絞り開度を調整
している。
第4図は本考案のいま一つの実施例を示す。
このものは、第1図に示す第2クッションリング7がな
く、通孔11は第1クッションリング6と密に嵌合する
第2の通孔19となし、油室8の通孔軸線方向の幅を第
1クッションリング6の摺動面の幅にとることにより(
第5図参照)、第1図のものよりもシリンダの全長を短
縮したもので、その他の構或は第1図に示すものと同じ
である。
次に本実施例の作動につき説明すると、第1図に示す如
く、圧油が油出入口3からシリンダのロツド室20へ供
給され、油出入口2がタンクに連通されると、ピストン
5が左方へ動き、第1クッションリング6が通孔9に嵌
入すると、通孔9は閉塞されヘッド室10の油はバイパ
ス路14へ流れ油室8へ流出する際絞り弁13で絞られ
るために、ピストン5は急速に減速せしめられ、1段目
のクッション効果を得る。
この1段目のクッション効果は、第1クッションリング
6が通孔9から抜け出ると通孔9を介して油室8とヘッ
ド室10が連通することにより喪失するが、第1クッシ
ョンリング6が通孔9から抜け出ると同時に第2クッシ
ョンリング7が通孔11に嵌入して通孔11を閉塞する
(第2図)。
ピストン5がさらに左方向へ動くと、今度は油室12の
油がバイパス路18を経て油出入口2に流出する際絞り
弁17で絞られるため、1段目のクッション効果に続い
て2段目のクッション効果を得る。
この2段目のクッション効果は絞り弁13による1段目
のクッション効果より大きく選定されているので、シリ
ンダの慣性力が大きい場合、従来の1段クッション効果
に比べより円滑なショック吸収を得ることができる。
第3図はピストン5がストローク端にきて停止している
状態を示す。
この状態からピストン5を図において右行させるには、
油出入口3をタンクに連通し油出入口2に圧油を導く。
これにより圧油はバイパス路16、逆止弁15を通って
ヘッド室10へ流入するので、絞り弁13,17の調整
なしにスタートできる。
なお、第4図に示すものは、クッションリング6が第1
の通孔9に進入すると絞り弁13による1段目のクッシ
ョン効果が得られ、ついでクッションリング6が第1の
通孔9から抜け出ると同時に第2の通孔19に嵌人し(
第5図)、さらに左方へ動くと、絞り弁13によるクッ
ション効果は消滅するが、絞り弁17により1段目のク
ッション効果より大きい2段目のクッション効果が得ら
れるものである。
以上説明した如く本考案によれば、ピストンのクッショ
ンリング取付軸の先端側にクッションリング取付軸より
短いクッションリングを突設し、クッションリング側シ
リンダ容室端に前記クッションリングと密に嵌合する通
孔を開口し、この通孔の中間にシリンダの一方のポート
に連通ずる油室を設け、この油室の通孔軸線方向の幅を
前記クッションリングの摺動面の幅にとると共に、クッ
ションリング側容室と前記油室とを紋り弁を介して連通
し、前記通孔の奥部に形威されたいま一つの油室と前記
油室とをクッション効果が前記絞り弁よりも大きい絞り
弁を介して連通ずるようにしているので、比較的簡潔な
構或により従来装置と略同程度の短いクッション行程に
おいて連続せる2段クッション作用をもたしめて大きな
慣性力によるショックを能率よく吸収できる。
従って、高負荷、高速度のシリンダに実施して有用な考
案である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図は本考案の一実施例を示す
もので、第1図は1段目のクッション作用を得る直前の
状態を示す縦断面図、第2図は2段目のクッション作用
を得る直前の状態を示す縦断面図、第3図はピストンが
ストローク端で停止している状態を示す縦断面図、第4
図、第5図および第6図はいま一つの実施例を示すもの
で、第4図は1段目のクッション作用を得る直前の状態
を示す縦断面図、第5図は2段目のクッション作用を得
る直前の状態を示す縦断面図、第6図はピストンがスト
ローク端で停止している状態を示す縦断面図である。 1・・・シリンダ本体、2,3・・・油出入口、4・・
・クッションリング取付軸、5・・・ピストン、6・・
・第1クッションリング、7・・・第2クッションリン
グ、8,12・・・油室、9, 11, 19・・・通
孔、10・・・ヘッド室、13. 17・・・可変絞り
弁、14. 18・・・バイパス路、15・・・逆止弁
、20・・・ロツド室。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ピストンのクッションリング取付軸の先端側にクッ
    ションリング取付軸より短いクッションリングを突設し
    、クッションリング側シリンダ容室端に前記クッション
    リングと密に嵌合する通孔を開口し、この通孔の中間に
    シリンダの一方のポートに連通ずる油室を設け、この油
    室の通孔軸線方向の幅を前記クッションリングの摺動面
    の幅にとると共に、クッションリング側容室と前記油室
    とを絞り弁を介して連通し、前記通孔の奥部に形或され
    たいま一つの油室と前記油室とをクッション効果が前記
    絞り弁よりも大きい絞り弁を介して連通ずるようにした
    ことを特徴とする2段クッション装置を備えたシリンダ
    。 2 クッションリング取付軸に突設したクッションリン
    グのうちピストン側を第1クッションリング、先端側を
    第1クッションリングより小径の第2クッションリング
    となし、通孔の中間に形威した油室を境にシリンダ容室
    側を第1クツションリングと密に嵌合する通孔に、その
    反対側を第2クッションリングと密に嵌合する通孔とな
    し、且つ、中間の油室の通孔軸線方向の幅を第1クッシ
    ョンリングの摺動面後端から第2クッションリングの摺
    動面先端に至る長さにとった実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の2枚クッション装置を備えたシリンダ。 3 絞り弁を可変絞り弁とした実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の2段クッション装置を備えたシリンダ。
JP8843078U 1978-06-26 1978-06-26 2段クッション装置を備えたシリンダ Expired JPS596248Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8843078U JPS596248Y2 (ja) 1978-06-26 1978-06-26 2段クッション装置を備えたシリンダ

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JP8843078U JPS596248Y2 (ja) 1978-06-26 1978-06-26 2段クッション装置を備えたシリンダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS556590U JPS556590U (ja) 1980-01-17
JPS596248Y2 true JPS596248Y2 (ja) 1984-02-27

Family

ID=29014891

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JP8843078U Expired JPS596248Y2 (ja) 1978-06-26 1978-06-26 2段クッション装置を備えたシリンダ

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JPS556590U (ja) 1980-01-17

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