JPS59608Y2 - 液圧検査用プラグ - Google Patents
液圧検査用プラグInfo
- Publication number
- JPS59608Y2 JPS59608Y2 JP1978167274U JP16727478U JPS59608Y2 JP S59608 Y2 JPS59608 Y2 JP S59608Y2 JP 1978167274 U JP1978167274 U JP 1978167274U JP 16727478 U JP16727478 U JP 16727478U JP S59608 Y2 JPS59608 Y2 JP S59608Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylindrical body
- hydraulic pressure
- pipe
- cap
- plug
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、例えば、飲料水自動販売機に付属する金属管
などの検査のうち、管の端末に差込み固定した状態で、
その管に液圧を加え、この加圧状態で管に漏れがあるか
否かを検査するための液圧検査用プラグの改良に関する
。
などの検査のうち、管の端末に差込み固定した状態で、
その管に液圧を加え、この加圧状態で管に漏れがあるか
否かを検査するための液圧検査用プラグの改良に関する
。
従来のこの種のプラグとして知られているものに、被検
査管に嵌合する部材に、この部材と被検査管との嵌合部
を弾性変形によりシールする弾性シールと、この弾性シ
ールをシール状態に弾性変形させる締付は操作具とを設
けたものがある。
査管に嵌合する部材に、この部材と被検査管との嵌合部
を弾性変形によりシールする弾性シールと、この弾性シ
ールをシール状態に弾性変形させる締付は操作具とを設
けたものがある。
しかし、この従来のものでは、前記の嵌合部材が中実の
棒状体であったために、締付は操作具により弾性シール
をシール状態に弾性変形させた状態では、被検査管がそ
の端末で完全密封されてしまうこととなり、この状態で
被検査管に液圧を加えると、加圧前に管内にあった空気
がそのまま残ってしまい(空気抜きのためにシールを緩
いものにしておくと、プラグがすっぽ抜けてしまう)、
この残存空気のために、液圧計に表示された値と、実際
に作用している液圧値に差が生じる等、正確な液圧検査
が行なえない欠点があった。
棒状体であったために、締付は操作具により弾性シール
をシール状態に弾性変形させた状態では、被検査管がそ
の端末で完全密封されてしまうこととなり、この状態で
被検査管に液圧を加えると、加圧前に管内にあった空気
がそのまま残ってしまい(空気抜きのためにシールを緩
いものにしておくと、プラグがすっぽ抜けてしまう)、
この残存空気のために、液圧計に表示された値と、実際
に作用している液圧値に差が生じる等、正確な液圧検査
が行なえない欠点があった。
そこで、本考案者は、加圧時初期に空気抜きが行なえ、
かつ空気抜き後は完全密封が行なえるようにするために
、管に対する嵌合部材を中空の筒状体に構成するととも
に、筒状体の、管からの突出他端部に、空気抜き孔を形
成したキャップをねじ込み外嵌し、かつ、キャップ内に
、筒状体の端面とキャップの蓋部内面とのシールを司る
パツキンを介在した構造のプラグを考案した。
かつ空気抜き後は完全密封が行なえるようにするために
、管に対する嵌合部材を中空の筒状体に構成するととも
に、筒状体の、管からの突出他端部に、空気抜き孔を形
成したキャップをねじ込み外嵌し、かつ、キャップ内に
、筒状体の端面とキャップの蓋部内面とのシールを司る
パツキンを介在した構造のプラグを考案した。
これによる場合、加圧時初期にキャップを緩めておくこ
とで筒状体の端面とパツキンとを離間し、もって被検査
管と空気抜き孔とを筒状体を介して連通させて、管内の
空気を空気抜き孔を通して外部に確実に排除させ、しか
る後にキャップを締め付けることにより、パツキンをし
て筒状体の開口端部を確実に密閉させることができるた
め、設定液圧値での加圧条件下で、正しい検査を行なえ
る利点がある。
とで筒状体の端面とパツキンとを離間し、もって被検査
管と空気抜き孔とを筒状体を介して連通させて、管内の
空気を空気抜き孔を通して外部に確実に排除させ、しか
る後にキャップを締め付けることにより、パツキンをし
て筒状体の開口端部を確実に密閉させることができるた
め、設定液圧値での加圧条件下で、正しい検査を行なえ
る利点がある。
しかしながら、複数体の管に対し、上記構造のプラグを
用いて同様の検査を繰り返し行なうような場合、前記パ
ツキンが、複数回に亘る空気抜き後のキャップ締め付け
により、次第に摩耗、劣化して、筒状体開口端部に対す
る密閉作用が検査回数の増加につれて劣化し、ついには
加圧液がこのパツキン部から漏れだすことになって、こ
の面で正確な検査が行なえなくなる欠点があり、また、
これを避けるためにはパツキンを頻繁に取り替えること
が考えられるが、この場合は、検査作業が面倒であると
ともに材料面でロスが多い。
用いて同様の検査を繰り返し行なうような場合、前記パ
ツキンが、複数回に亘る空気抜き後のキャップ締め付け
により、次第に摩耗、劣化して、筒状体開口端部に対す
る密閉作用が検査回数の増加につれて劣化し、ついには
加圧液がこのパツキン部から漏れだすことになって、こ
の面で正確な検査が行なえなくなる欠点があり、また、
これを避けるためにはパツキンを頻繁に取り替えること
が考えられるが、この場合は、検査作業が面倒であると
ともに材料面でロスが多い。
本考案は、このような問題をも解消できる液圧検査用プ
ラグを提供することを目的とする。
ラグを提供することを目的とする。
以下、先ず、本考案の実施例を図面に基づいて説明する
。
。
1は、被検査管Pの端末に連通状態で内嵌合する筒状体
で、この筒状体1に、合成ゴム製等の弾性シール2を外
嵌するとともに、このシール2の軸芯方向外側において
、シール押圧部材3を遊嵌し、更に、筒状体1の他端側
周面に刻設した雄ねじ部1aの中間部に蝶ナツト状の回
転部材4を螺合して、これらシール押圧部材3と回転部
材4とでシール締付は操作具5を構成させるとともに、
前記雄ねじ部1aの端部に、蓋部及び周壁部より一体構
成されて、その周壁部に空気孔6aを有し、かつ前記筒
状体1の材質よりも軟質の材質からできた有蓋筒状のキ
ャップ6を螺合した構造のものにおいて、キャップ6蓋
部内面と筒状体1の端面とのあいだにパツキンを介在す
るのでなく、筒状体1の開口部1b周縁にテーパ一部1
Cを形成して構成しである。
で、この筒状体1に、合成ゴム製等の弾性シール2を外
嵌するとともに、このシール2の軸芯方向外側において
、シール押圧部材3を遊嵌し、更に、筒状体1の他端側
周面に刻設した雄ねじ部1aの中間部に蝶ナツト状の回
転部材4を螺合して、これらシール押圧部材3と回転部
材4とでシール締付は操作具5を構成させるとともに、
前記雄ねじ部1aの端部に、蓋部及び周壁部より一体構
成されて、その周壁部に空気孔6aを有し、かつ前記筒
状体1の材質よりも軟質の材質からできた有蓋筒状のキ
ャップ6を螺合した構造のものにおいて、キャップ6蓋
部内面と筒状体1の端面とのあいだにパツキンを介在す
るのでなく、筒状体1の開口部1b周縁にテーパ一部1
Cを形成して構成しである。
締付は操作具5における回転部材4を回転すると、筒状
体1のフランジ1dに規制されている弾性シール2が押
圧部材3を介して弾性的に変形せられ、筒状体1外周面
と管Pの内周面とに密着し、両者1.P間をシールする
。
体1のフランジ1dに規制されている弾性シール2が押
圧部材3を介して弾性的に変形せられ、筒状体1外周面
と管Pの内周面とに密着し、両者1.P間をシールする
。
管Pに液圧を加えた初期には、キャップ6は、第1図の
如く緩めておいて管Pを、筒状体1を介して空気抜き孔
6aに連通させておく。
如く緩めておいて管Pを、筒状体1を介して空気抜き孔
6aに連通させておく。
これにより管P内の空気は孔6aを通して全部が外部に
排出されることとなる。
排出されることとなる。
空気抜き後、キャップ6をねじ込むと、第2図の如くキ
ャップ6の蓋部内面に筒状体1のテーパ一部1Cが喰い
込み、筒状体1の開口部1bが密閉される。
ャップ6の蓋部内面に筒状体1のテーパ一部1Cが喰い
込み、筒状体1の開口部1bが密閉される。
この喰い込み密閉を確実にするために、筒状体1を金属
製とし、かつキャップ6を硬質樹脂製としている。
製とし、かつキャップ6を硬質樹脂製としている。
尚、押圧部材3も硬質樹脂製である。
多数本の管P・・・に使用しているうちに、キャップ6
の材質の方が筒状体1の材質よりも軟質であるため、キ
ャップ6の蓋部内面がテーパ一部1Cにより、漸次圧潰
されていくことになるも、これは単に、テーパ一部IC
の喰い込み深さが増大するというだけあって、圧潰にも
拘わらず、テーパ一部ICの喰い込みによるキャップ6
、筒状体1間の実質的な密閉効果は、常に一定又はほぼ
一定に保持されることとなる。
の材質の方が筒状体1の材質よりも軟質であるため、キ
ャップ6の蓋部内面がテーパ一部1Cにより、漸次圧潰
されていくことになるも、これは単に、テーパ一部IC
の喰い込み深さが増大するというだけあって、圧潰にも
拘わらず、テーパ一部ICの喰い込みによるキャップ6
、筒状体1間の実質的な密閉効果は、常に一定又はほぼ
一定に保持されることとなる。
尚、上側では筒状体1を管Pに対して内嵌するものとし
たが、外嵌すべく構成して実施するも良い、又、シール
押圧部材3と回転部材4とを一体的に連設して締付は操
作具5を構成するも良い。
たが、外嵌すべく構成して実施するも良い、又、シール
押圧部材3と回転部材4とを一体的に連設して締付は操
作具5を構成するも良い。
以上、実施例について述べたが、本考案による液圧検査
用プラグの要旨は、弾性シール2とその締付は操作具5
とを設け、被検査管Pに差込まれる部材を筒状体1とな
し、かつ、この筒状体1と、その他端部に外嵌される空
気抜き孔6a付きのキャップ6とのあいだのシールのた
めに、筒状体1の開口部1b周縁に、キャップ6に喰い
込み可能なテーパ一部1Cを形成し、一方キャップ6と
しては、蓋部及び周壁部より一体構成されて、その周壁
部に空気孔6aを有し、かつ前記筒状体1の材質よりも
軟質の材質からできた有蓋筒状のものを用いたという点
に存し、キャップ6をしての、多数本の管P・・・に対
する空気抜き後のねじ込み密閉によって、キャップ6の
蓋部内面がテーパ一部ICにて漸次圧潰されていくも、
この圧潰は、筒状体とキャップとのあいだにパツキンを
介在した場合の、パツキンの摩耗、劣化のように、シー
ル性能の低下を惹き起すのではなく、単にテーパ一部1
Cの喰い込み量を漸次増大させるだけのものに過ぎず、
この圧潰にも拘わらず、キャップ6、筒状体1間の密閉
効果を、常に、一定又はほぼ一定の確実なものに保つこ
とができるため、密閉作業前の空気抜きとも相俟ち、各
管P・・・に対する漏れ検査を、常に設定液圧値での加
圧条件下で、正しく、しかもパツキン取り替えの場合の
ような面倒およびロスを招来することなく遂行すること
ができるに至った。
用プラグの要旨は、弾性シール2とその締付は操作具5
とを設け、被検査管Pに差込まれる部材を筒状体1とな
し、かつ、この筒状体1と、その他端部に外嵌される空
気抜き孔6a付きのキャップ6とのあいだのシールのた
めに、筒状体1の開口部1b周縁に、キャップ6に喰い
込み可能なテーパ一部1Cを形成し、一方キャップ6と
しては、蓋部及び周壁部より一体構成されて、その周壁
部に空気孔6aを有し、かつ前記筒状体1の材質よりも
軟質の材質からできた有蓋筒状のものを用いたという点
に存し、キャップ6をしての、多数本の管P・・・に対
する空気抜き後のねじ込み密閉によって、キャップ6の
蓋部内面がテーパ一部ICにて漸次圧潰されていくも、
この圧潰は、筒状体とキャップとのあいだにパツキンを
介在した場合の、パツキンの摩耗、劣化のように、シー
ル性能の低下を惹き起すのではなく、単にテーパ一部1
Cの喰い込み量を漸次増大させるだけのものに過ぎず、
この圧潰にも拘わらず、キャップ6、筒状体1間の密閉
効果を、常に、一定又はほぼ一定の確実なものに保つこ
とができるため、密閉作業前の空気抜きとも相俟ち、各
管P・・・に対する漏れ検査を、常に設定液圧値での加
圧条件下で、正しく、しかもパツキン取り替えの場合の
ような面倒およびロスを招来することなく遂行すること
ができるに至った。
図面は本考案に係る液圧検査用プラグの実施例を例示し
、第1図は空気抜き状態を示す全体の断面図、第2図は
密閉状態を示す要部断面図である。 1・・・筒状体、1b・・・開口部、1C・・・テーパ
一部、2・・・弾性シール、5・・・締付は操作具、8
・・・キャップ、6a・・・空気抜き孔、P・・・被検
査管。
、第1図は空気抜き状態を示す全体の断面図、第2図は
密閉状態を示す要部断面図である。 1・・・筒状体、1b・・・開口部、1C・・・テーパ
一部、2・・・弾性シール、5・・・締付は操作具、8
・・・キャップ、6a・・・空気抜き孔、P・・・被検
査管。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ■ 管Pの端末に差込み固定した状態で、その管Pに液
圧を加え、この加圧状態で管Pに漏れかあるか否かを検
査するための液圧検査用プラグであって、前記の被検査
管Pに連通嵌合する筒状体1に、これと被検査管Pとの
嵌合部を弾性変形によりシールする弾性シール2とこの
弾性シール2をシール状態に弾性変形させる締付は操作
具5とを設け、前記筒状体1の他端開口部1b周縁にテ
ーパ一部ICを形成するとともに、前記筒状体1の他端
開口部1b側の端部に、蓋部及び周壁部より一体構成さ
れて、その周壁部に空気孔6aを有し、かつ前記筒状体
1の材質よりも軟質の材質からできた有蓋筒状のキャッ
プ6をねじ込み式に外嵌しであることを特徴とする液圧
検査用プラグ。 ■ 前記筒状体1は金属製であり、かつ、キャップ6は
硬質樹脂製である実用新案登録請求の範囲第■項に記載
の液圧検査用プラグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978167274U JPS59608Y2 (ja) | 1978-12-04 | 1978-12-04 | 液圧検査用プラグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978167274U JPS59608Y2 (ja) | 1978-12-04 | 1978-12-04 | 液圧検査用プラグ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5581739U JPS5581739U (ja) | 1980-06-05 |
JPS59608Y2 true JPS59608Y2 (ja) | 1984-01-09 |
Family
ID=29167334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978167274U Expired JPS59608Y2 (ja) | 1978-12-04 | 1978-12-04 | 液圧検査用プラグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59608Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6540124B2 (ja) * | 2015-03-18 | 2019-07-10 | 株式会社ジェイテクト | 気密性試験治具 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5241806A (en) * | 1975-09-30 | 1977-03-31 | Sasaki Denki Seisakusho:Kk | Automatic undercutter for commutator insulator |
-
1978
- 1978-12-04 JP JP1978167274U patent/JPS59608Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5241806A (en) * | 1975-09-30 | 1977-03-31 | Sasaki Denki Seisakusho:Kk | Automatic undercutter for commutator insulator |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5581739U (ja) | 1980-06-05 |
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