JPS59567B2 - 共晶状黒鉛鋳鉄の連続鋳造法 - Google Patents
共晶状黒鉛鋳鉄の連続鋳造法Info
- Publication number
- JPS59567B2 JPS59567B2 JP55073523A JP7352380A JPS59567B2 JP S59567 B2 JPS59567 B2 JP S59567B2 JP 55073523 A JP55073523 A JP 55073523A JP 7352380 A JP7352380 A JP 7352380A JP S59567 B2 JPS59567 B2 JP S59567B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- continuous casting
- cast iron
- graphite cast
- casting method
- eutectic graphite
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Continuous Casting (AREA)
- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は連続鋳造法による共晶状黒鉛鋳鉄の強度の改
良に関するものである。
良に関するものである。
従来、連続鋳造法による共晶状黒鉛鋳鉄の製造において
、急冷によるチル不良防止のため成分の制約が大きく、
特に鋳鉄に重要な炭素、シリコンを低くおさえることが
できない。
、急冷によるチル不良防止のため成分の制約が大きく、
特に鋳鉄に重要な炭素、シリコンを低くおさえることが
できない。
また、ニッケル、クロム、モリブデン、銅、すずなど砂
型鋳物に対し強度増加効果の大きい合金を加えても硬さ
の上昇はあるが強度増大は少ない。
型鋳物に対し強度増加効果の大きい合金を加えても硬さ
の上昇はあるが強度増大は少ない。
普通連続鋳造棒の強度分布は、ダイス内で急冷により凝
固した外周部分が２２〜３５ＫＶ／ｃ４であるのに対し
中心部では１６〜２５ＫＶ／ｃｄと大幅に低い値となる
。
固した外周部分が２２〜３５ＫＶ／ｃ４であるのに対し
中心部では１６〜２５ＫＶ／ｃｄと大幅に低い値となる
。
この発明は、連続鋳造法に適した成分のままで上記した
連続鋳造棒において中心部の強度を２５〜３０ Ｋｇ／
ｃｄ程度に確保できる共晶状黒鉛鋳鉄の連続鋳造法を提
供しようとするものである。
連続鋳造棒において中心部の強度を２５〜３０ Ｋｇ／
ｃｄ程度に確保できる共晶状黒鉛鋳鉄の連続鋳造法を提
供しようとするものである。
この発明の概要は、チタンを０．１０〜０．３０％含む
連続鋳造法により共晶状黒鉛鋳鉄を生ずる組成の溶湯に
、マグネシウムを０．００５〜０．０２５係追加添加し
、上記マグネシウムの追加添加後直ちに連続鋳造を行う
ことを特徴とする共晶状黒鉛鋳鉄の連続鋳造法である。
連続鋳造法により共晶状黒鉛鋳鉄を生ずる組成の溶湯に
、マグネシウムを０．００５〜０．０２５係追加添加し
、上記マグネシウムの追加添加後直ちに連続鋳造を行う
ことを特徴とする共晶状黒鉛鋳鉄の連続鋳造法である。
この発明におけるチタン量の制限は、従来の連続鋳造法
における制限と同程度であり、元来チタンは組織を変え
難く組織を均一にする作用がありその性質をそのま５利
用するのである。
における制限と同程度であり、元来チタンは組織を変え
難く組織を均一にする作用がありその性質をそのま５利
用するのである。
この発明におけるマグネシウム添加前の溶湯の化学成分
は、周知であるが、一般的な溶湯の成分とその範囲を示
すと、Ｔ、Ｃ，が３．０〜３．７％、Ｓｉが２．０〜３
．８％、ＭｎがＯ，１〜１．０％、Ｐが０．２０％以下
、Ｓがｏ、 ｏ ｓ ｏ％以下、Ｔｉが０、ｌＯ〜０．
３０％である。
は、周知であるが、一般的な溶湯の成分とその範囲を示
すと、Ｔ、Ｃ，が３．０〜３．７％、Ｓｉが２．０〜３
．８％、ＭｎがＯ，１〜１．０％、Ｐが０．２０％以下
、Ｓがｏ、 ｏ ｓ ｏ％以下、Ｔｉが０、ｌＯ〜０．
３０％である。
なお、以前は低Ｍｎ材料の入手ができなかったために０
．３〜１．０％となっていた。
．３〜１．０％となっていた。
この発明におけるマグネシウムの追加添加は、マグネシ
ウムの接種であり、これによって組織的には初晶のオー
ステナイトを減少させ、共晶セルを小さくシ、黒鉛の長
さを短かくするのである。
ウムの接種であり、これによって組織的には初晶のオー
ステナイトを減少させ、共晶セルを小さくシ、黒鉛の長
さを短かくするのである。
これによって引張強度が増大する。
マグネシウムの接種量は、あまりにも少なすぎるとその
効果はないが、０．００５％を越えると効果が認められ
、０．０２５％を越えると組織が変わる傾向が出て、さ
らに量が増えると球状黒鉛鋳鉄に近づく。
効果はないが、０．００５％を越えると効果が認められ
、０．０２５％を越えると組織が変わる傾向が出て、さ
らに量が増えると球状黒鉛鋳鉄に近づく。
従ってマグネシウムの接種量のより好ましい範囲は０．
０１５〜０．０２２程度と考えられる。
０１５〜０．０２２程度と考えられる。
以下にこの発明の実施例と比較例とを示す。
従来連続鋳造法により鋳鉄棒を製造していた湯を冗漫（
比較例）とし、冗漫のままのものと、これに通常の操業
中にマグネシウムを接種したものとの各々の製品につい
て検査した化学成分の重量％を下記第１表に示す。
比較例）とし、冗漫のままのものと、これに通常の操業
中にマグネシウムを接種したものとの各々の製品につい
て検査した化学成分の重量％を下記第１表に示す。
なお製品の断面寸法は４３ｗｎＸ５０ｍｍであり、マグ
ネシウム接種に使用した合金は０ＧＲＣ−８（大阪特殊
合金株式会社製のマグネシウム合金の商品名であり、組
成はＳｉ４．５係、Ｍｇ ９％、Ｃａ３．５％、希土類
元素２．５係、※くＦｅ残部）であり、接種処理温度は
１，４４０℃であった。
ネシウム接種に使用した合金は０ＧＲＣ−８（大阪特殊
合金株式会社製のマグネシウム合金の商品名であり、組
成はＳｉ４．５係、Ｍｇ ９％、Ｃａ３．５％、希土類
元素２．５係、※くＦｅ残部）であり、接種処理温度は
１，４４０℃であった。
そして、鋳造は、従来と同じであるがその概略を示すと
、水冷ジャケットで囲まれた黒鉛ダイスを有する水平連
続鋳造装置を使用して、引抜と停止とを繰返して行い、
引抜時の速度が２．５７？Ｚ／ｒｒ１ｉｎ、１回の引抜
長さが３０ｍ、停止時間が４〜５秒であって鋳造棒の表
層のみが凝固した状態で引き出され、その鋳造直後の表
面温度が最大１．０９０℃、引抜後は自然放冷したもの
である。
、水冷ジャケットで囲まれた黒鉛ダイスを有する水平連
続鋳造装置を使用して、引抜と停止とを繰返して行い、
引抜時の速度が２．５７？Ｚ／ｒｒ１ｉｎ、１回の引抜
長さが３０ｍ、停止時間が４〜５秒であって鋳造棒の表
層のみが凝固した状態で引き出され、その鋳造直後の表
面温度が最大１．０９０℃、引抜後は自然放冷したもの
である。
上記各々の製品の中心部引張強さと、中心部共晶セルの
大きさく平均直径）とを第２表に示す。
大きさく平均直径）とを第２表に示す。
上記比較例と実施例２との顕微鏡組織を比較すると、実
施例２の黒鉛形状は比較例のものよりも太目になると共
に長さが半減しており、初晶のオーステナイトが減少し
ていることが認められた。
施例２の黒鉛形状は比較例のものよりも太目になると共
に長さが半減しており、初晶のオーステナイトが減少し
ていることが認められた。
以上のようにこの発明による共晶状黒鉛鋳鉄は簡単な小
量のマグネシウム接種によって強度が増大したものとな
っている。
量のマグネシウム接種によって強度が増大したものとな
っている。
Claims (1)
- １ チタンを０．１０〜０．３０％含有して連続鋳造に
より共晶状黒鉛鋳鉄を生ずる組成の溶湯に、マグネシウ
ムを０．００５〜０．０２５％追加添加し、上記マグネ
シウムの追加添加後直ちに連続鋳造を行うことを特徴と
する共晶状黒鉛鋳鉄の連続鋳造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55073523A JPS59567B2 (ja) | 1980-05-30 | 1980-05-30 | 共晶状黒鉛鋳鉄の連続鋳造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55073523A JPS59567B2 (ja) | 1980-05-30 | 1980-05-30 | 共晶状黒鉛鋳鉄の連続鋳造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56169749A JPS56169749A (en) | 1981-12-26 |
| JPS59567B2 true JPS59567B2 (ja) | 1984-01-07 |
Family
ID=13520676
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55073523A Expired JPS59567B2 (ja) | 1980-05-30 | 1980-05-30 | 共晶状黒鉛鋳鉄の連続鋳造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59567B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10804383B2 (en) | 2016-09-24 | 2020-10-13 | Intel Corporation | Single electron transistors having source/drain electrode insulating supports and an island extending therebetween |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5339921A (en) * | 1976-09-24 | 1978-04-12 | Kubota Ltd | Cast iron of high damping capacity |
-
1980
- 1980-05-30 JP JP55073523A patent/JPS59567B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5339921A (en) * | 1976-09-24 | 1978-04-12 | Kubota Ltd | Cast iron of high damping capacity |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10804383B2 (en) | 2016-09-24 | 2020-10-13 | Intel Corporation | Single electron transistors having source/drain electrode insulating supports and an island extending therebetween |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56169749A (en) | 1981-12-26 |
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