JPS5956051A - 冷却装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は起動、停止を繰返す圧縮機を含み、空気調和機
などに用いる冷却装置に関するものである０ 従来例の構成とその問題点 従来、第１図に示すように、圧縮機１、凝縮器２、減圧
器３および蒸発器６、アギュームレータ６を順路連結し
た冷凍サイクルにおいて、凝縮器２出口側と蒸発器６人
口側に至る管路に、圧縮機１の起動時に開路とし、圧縮
機１の停止時に閉路とするような電磁弁あるいは圧力開
閉弁４を設け、圧縮機１が起動、停止を繰り返す場合、
圧縮機１の停止時に高圧液冷媒が蒸発器５へ流入するの
を防止して、圧縮機起動時の冷却の立ち上りを早くして
、省エネルギー効果を高めるようにしたものがある。な
お、７は圧縮機１を起動、停止制御する温度検知器、９
，１ｏはファンである。

しかし、このような従来のものにおいて、電磁弁を用い
た場合、コストが高く、また電気回路の故障が生じた時
、圧縮機起動時に冷凍サイクルが遮断さＪするといった
状態も考えられ、また圧力開閉弁を用いた場合、動作圧
力が一定であるため、すべての条件下で所定の効果が期
待できないといった欠点があった。

発明の１］的 本発明は上記の欠点を解消するもので、圧力開閉弁にそ
の動作圧力が変化できるような機能を具備することによ
り、圧縮機が起動、停止を繰り返す場合の効率向上を安
価に達成することを目的とする。

発明の構成 本発明は冷凍サイクルの凝縮器の出口側と蒸発器の入口
側の間の管路に、冷凍ザイクル内の圧力まだは冷凍ザイ
クルの温度を感知して動作圧力を変化させる圧力開閉弁
を設けたもので、この構成によって、圧縮機が起動、停
止を繰り返す場合に圧縮機の停止時に凝縮器から高圧液
冷媒が蒸発器へ流出するのを軽減して、圧縮機の起動時
の立上９を早くし、省エネルギー効果を図るとともに、
広範囲の負荷条件に対応できるようにしたものである。

実施例の説明 以下、本発明をその一実施例を示す第２図および第３図
を参考に説明する。

第２図において、圧縮機１、凝縮器２、減圧器３、圧力
開閉弁４、蒸発器６およびアキュームレータ６を順次連
結して空気調和機の冷凍サイクルを構成している。８は
感温筒で、凝縮器２の吹出側に設置され、冷凍サイクル
の温度を検知するものである。そして、圧力開閉弁４の
動作圧力は感温筒８で感知した温度に応じて変化する。

なお７は被空調室の温度を検知して圧縮機１を起動、停
止させる温度検知器、９は凝縮器ファン、１０は蒸発器
用ファンである。

以上の構成で次に第３図を参考に作用を説明する。

被空調室を冷房しようとする場合、まず運転スイッチを
投入すると温度検知器７で検知された室内空気温度は設
定温度よりも高いだめ、圧縮機１、凝縮器用ンアン９お
よび蒸発器用ファン１ｏが起動する。圧縮機１が起動す
ると、圧縮機１の吐出側は高Ｊ１三に、才だ吸入側は低
圧となり、この時圧力開閉弁４の低圧側の圧力が、感温
筒８の温度で決定される圧力以下になると、圧力開閉弁
４が開となり冷媒の循環が始まる。そして、圧縮機１で
高温高圧に圧縮されたガス冷媒は凝縮器２で凝縮し高温
高圧の液冷媒となシ、減圧器３で減圧されて低温低圧の
冷媒となり、圧力開閉弁４を通過し、蒸発器６に流入し
て蒸発し、アキュームレータ７を通って再び圧縮機１に
戻る。この時、蒸発器６において周囲室内空気と熱交換
が行なわれ、蒸発器用７７ン１６によってその冷気が被
空調室の方へ吹き出されてくる。その後、被空調室の温
度が設定温度まで低下すると、圧縮機１および凝縮器用
ファン９が停止する。圧縮機１が停止すると、圧力がバ
ランスしようとするだめ、高圧は低下し、丑だ低圧は上
昇し、この時、圧力開閉弁４の低圧側の圧力が感温筒８
の温度によって決定される圧力以上てなると、圧力開閉
弁４は閉となる。その後、温度検知器７で検知された室
内空気温度が設定温度に達するまで、上記の状態を保持
し、設定温度になると圧縮機１および凝縮器用ファン９
が再起動し、以下、同様の動作を繰り返す。

ここで、感温筒８の温度によって圧力開閉弁４の動作圧
力が可変であるだめ、圧力開閉弁４が第３図のような特
性を持つ場合、圧縮機１の起動時においては、感温筒８
が凝縮器２の吹出側の空気温度の上昇を感知して動作圧
力が上がるので、より短時間に管路を開とし、逆に、圧
縮機１の停止時においては、凝縮器２の吹出側の空気温
度の降下を感知して動作圧力が下がるので、より短時間
に管路を閉とすることができる。

まだ、負荷変動による圧力開閉弁４の低圧側の圧力変動
に対しても、凝縮器２の吹出側の空気温度と低圧とがあ
る一定の関係をもつことにより、対応が可能であシ、よ
り広範囲での効果が期待できる。

このように、圧縮機１の停止後短時間に圧力開閉弁４に
より管路が閉となるので、高圧の液冷媒が蒸発器５側へ
流出することが軽減され、多量の液冷媒が凝縮器２内に
存在することにより、圧縮機１の１１起動時においては
早急に定常時に近い冷媒分布になるので冷房能力の立上
りが早く過渡時の効率が高くなる。さらに、圧縮機１の
停止時に蒸発器５の蓄冷効果をより一層引き出すことが
でき、しかも、蒸発器５に付着している凝縮水が再蒸発
して被空調室の湿度が上昇し不快になることがない。

なお、本発明の他の実施例として、冷凍サイクル内の圧
力を感知して、圧力開閉弁の動作圧力を変化させるよう
にしたり、あるいは冷凍サイクルの温度に応じだヒータ
出力で圧力開閉弁の設定圧力を変化させる構成でもよい
。

発明の効果 以上のように、本発明の冷却装置は圧縮機、凝縮器、減
圧器および蒸発器を順次連結して冷凍サイクルを構成し
、上記凝縮器の出［］側と上記蒸発器の入口側の間の管
路に、冷凍サイクル内の圧力または冷凍サイクルの温度
を感知し−ご動作圧力を変化婆せる圧力開閉弁を設けた
ものであるから、圧縮機が起動停止を繰り返す場合に圧
縮機起動時の冷房能力の立ち上りが早く、過渡時の効率
が高く省エネルギー効果を図ることができ、また圧縮機
起動時の除湿量が多く、圧縮機停止時の水分再蒸発が少
ないことにより快適性の向上も図ることができる等つ優
れた効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の冷却装置の冷凍サイクル図、第２図は本
発明の一実施例を示す冷却装置の冷凍ザイクル図、第３
図は同装置の圧力開閉弁の特性図である。 １・・・・・圧縮機、２・・・・・・凝縮器、３・・・
・・・減圧器、４・・・・・・圧力開閉弁、５・・・・
・・蒸発器、８・・・・・・感温筒。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 −２： ′：Ｓ３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 圧縮機、凝縮器、減圧器および蒸発器を順次連結して冷
   凍サイクルを構成し、上記凝縮器の出口側と上記蒸発器
   の入口側の間の管路に、冷凍サイクル内の圧力または冷
   凍サイクルの温度を感知して動作圧力が変化する圧力開
   閉弁を設けた冷却装置０