JPS5955997A - 小径管推進工法用刃口 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は掘削および排土をせずに小径管を推進工法で
敷設する際、計画線からずれた場合の方向修正機構を有
する刃口に関するものである。この発明における方向修
正は２本の油圧ジヤツキで行なう構造であシ、従来の方
向修正機構と比べて小型化が可能である。

従来の推進工法における方向修正用刃口としては第１図
および第２図に示すように４本の油圧ジヤツキを取シ付
けたものがある（特公昭５５−７２５９４号公報）。

これは４本の油圧ジヤツキ３０ａ、３０ｂ。

３０ｃ、３０ｄのストロークを調整し、刃口を曲げて推
進することにより方向修正を行なおうとするものである
。

この従来例において推進中刃口の位置が計画線からずれ
た場合の方向修正方法は次の通シである。

（ＩＬ）　　刃口位置が推進方向に向って上方へずれた
場合■　油圧ジヤツキ３０ａのストロークをΔｈ伸ばし
、油圧ジヤツキ３０ｃのストロークをΔｈ縮めることに
より刃口を下方に曲げる。

■　この状態で管を推進すれば、管は刃口に追従しなが
ら徐々に下方に曲がり方向修正が可能となる。

■　なお、ジヤツキストロークΔｈは刃口曲げ角度に応
じて調整する。

刃口位置が下方へずれた場合は■と逆の操作を行なう。

（ｂ）　　刃口位置が推進方向に向って左方へずれた場
合■　油圧ジヤツキ３０ｂのストロークをΔｈ伸ばし、
油圧ジヤツキ３０ｄのストロークをΔｈ縮めることによ
り刃口を右方に曲げる。

■　この状態で管を推進すれば、管は刃口に追従しなが
ら徐々に右方に曲がり方向４１ね正が可能となる。

■　なお、ジヤツキストロークΔｈは刃口の曲げ角度に
応じ−こ調整する。

刃口位置が右方にずれた場合は■と逆の操作を行なう。

（Ｃ）刃口位置が斜め方向にずれた場合（ａ）と（ｂ）
の操作を重ね合わせて、刃口を逆の方向に曲げることに
よ多方向修正が可能となる。

このように従来の方向修正用刃口では、方向７修正用油
圧ジヤツキを４本備える方法が採られている。従って、
これを小径管での無排土推進工法に適用しようとする場
合、刃口内に油圧ジヤツキとそれに伴なう油圧ホースを
収める空間を確保することができなくなる恐れがある。

一方、方向修正機構がないと管を敷設中、刃［］位置が
泪画線からずれても方向修正できず、推進に伴なってず
れが大きくなる。まだ、推進距離が長くなると管が蛇行
しやすくなるため、長距離推進時にはさらに推進精度が
悪くなる。

以上の点から小径管を方向修正しながら推進できるよう
に刃口に取り付ける方向修正機構を小型化する必要があ
る。

この発明の小径管推進工法用刃口はこのような事情から
発明されたもので、刃口前部と内部に方向修正機構を有
する刃口後部とからなり、方向修正機構は刃口前部の後
端の盲板と刃口後部の後端の盲板とを連結する３以上（
原則として３つ）の連結部材から々す、前記連結部材の
うち２つの連結部材はそれぞれ複数のクレビスとこれら
のクレビスを連結する上下方向および左右方向のピンと
後端の油圧ジヤツキとからなり、他の連結部材（原則と
して１つ）は複数のクレビスとこれらのクレビスを連結
する上下方向および左右方向のピンとからなることを特
徴とする。従って、後述するように２つの油圧ジヤツキ
の操作により、クレビスがビン部分で折れ曲がυ刃口を
上下左右に方向修正することができる。なお、ここでク
レビスとはピンで連結される連結部分がＵ字状に形成さ
れた、またはその凹部に嵌合する凸部を有する棒状の部
材を指すものとし、ピンの回りにクレビス相互が屈曲可
能になっている。

以下、この発明を図示した実施例（第３図および第４図
）に基づいて説明する。

（ａ）　　刃口前部 刃口前部１の前後端には盲板３，４が取り付けられる。

後端の盲板４にはクレビス７ａ　、　７ｂ　。

１２がナツト２１で取り付けられ、刃口後部２と接続さ
れる。まだ盲板４には必要に応じて内装管２２を取り伺
けることができる。刃口前部１の長さ、形状等は適用土
質に合った任意のものを使用する。

（ｂ）　　刃口後部 方向修正機措けすべて刃口後部２内に取り付けられる。

方向修正機構は２本の油圧ジヤツキ６ａ　、６ｂとクレ
ビスおよびピンからなっている。

り１／ビスは第４図において左右の方向に軸を持つ４つ
のピｙｌＯａ　、１０ｂ　、１７．１９と上下の方向に
軸を持つ４つのビニｙ　１１　ａ　、　１　ｌ　ｂ　、
　１８゜２０をそれぞれ回転軸として回転することがで
きる。

刃口後部２の前端において、クレビス７ａ。

７ｂ、１２がナラ）・２１で盲板４に取υ付けられ、刃
口前部１に接続される。盲板４と刃口後部２との間は、
砂および水の浸入を防ぐため可撓性の膜体（例えばゴム
カバー２３）でシールされる。

刃口後部２の後端は盲板５に取り付けられ、さらに盲板
５は本管２４に接続される。またり１／ビス１６．油圧
ジヤツキ取付治具２５ａ　、２５ｂがナツト２１で盲板
５に取り付けられる。

（Ｃ）油圧ジヤツキ６　ａ　、　６’ｂのストロークを
調整することによりクレビスがピンを珂転軸として回転
し、刃口前部１を任意の方向に曲げることができる。な
お油圧ジヤツキ６ａ　、６ｂのストロークは変位計等で
検出できる。また刃口曲げ角度については加速度計、傾
斜計、ジャイロを利用した位置検出装置等で検出できる
。

油圧ジヤツキ６ａ　、６ｂおよびクレビスの盲板４．５
への取り付は位Ｎはジヤツキストロークの調整を容易に
するため、第４図において軸Ａ−Ａに関して対称とする
ことが望ましい。また盲板５の油圧ホー、ブ用孔２６ａ
　、２６ｂから油圧ジヤツキ６ａ、６ｂの油圧ポースを
通す。

次に、上記実施例において推進中刃口位置が計画線から
ずれた場合の方向修正方法について述べる０ （ａ）　　刃口位置が推進方向に向って上方へずれた場
合■　油圧ジヤツキ６ａ　、６ｂのストロークをそれぞ
れΔｈずつ縮めるととくより、クレビスがビン１０ａ、
１０ｂ、１７．１９を軸として回転し、刃口前部１は下
方に曲がる。

■　この状態で管を推進すれば、刃口後部２および本管
２４は刃口に追従しながら徐々に下方に曲がυ方向修正
が可能となる。

■　なお、ジヤツキストロークΔｈは刃口曲げ角度に応
じて調整する。

刃口位置が下方へずれた場合は■と逆の操作を行なう。

（ｂ）　　刃口位置が推進方向に向って左方へずれた場
合０）油圧ジヤツキ６ａのストロークをΔｈ伸はし、油
圧ジヤツキ６ｂのストロークをΔｈｍめることにより、
クレビスがピンｌｌａ、ｌｌｂ。

１８．２０を軸として回転し、刃口前部１は右方へ曲が
る。

■　この状態で管を推進すれば、刃口後部２および本管
２４は刃口に追従しながら徐々に右方へ曲がり方向修正
が可能となる。

■　々お、ジヤツキストロークΔｈは刃口曲げ角度に応
じて調整する。

刃口位置が右方へずれた場合は■と逆の操作を行なう。

（ｅ）　　刃口位置が斜め方向にずれた場合（ａ）と（
ｂ）の操作を重ね合わせて、刃口を逆の方向に曲げるこ
とにより、方向修正が可能となる。

以上のように２本の油圧ジヤツキ６　ａ　、　６　ｂの
ストロークを調整し７、刃口を任意の方向に曲げること
により任意の方向修正が可能となる。

この発明は以上の構成からなり、従来の４本の油圧ジヤ
ツキによる方向修正機構と比べ、２本の油圧ジャツギで
方向修正を行なうため、小型化が可能となり、従来の機
構では適用できなかった小径管を方向修正しながら推進
することが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を示す縦断面図、第２図はそのＩ−Ｉ断
面図、第３図はこの発明の実施例を示す縦断面図、第４
図はそのＩｔ　−ＩＩ断面図である。 １・・刃口前部、２・・刃１コ後部、 ３．４．５・・盲板、６ａ、６ｂ・・油圧ジヤツキ、７
ａ、７ｂ、８ａ、８ｂ、９ａ、９ｂ−−クレビス、１０
　ａ　、　１０　ｂ　、　１１　ａ　、　１　ｌ　ｂ　
−−ビン、１２，１３，１４，１５．１６・・クレビス
、１７．１８，１９，２０・・ピン、 ２１・・ナツト、２２・・内装管、 ２３・・ゴムカバー、２４・・埋設管本管、２５ａ　、
２５ｂ・・油圧ジヤツキ取付治具、２６ａ　、２６ｂ　
−−油圧ホース用孔、３０ａ　、３０ｂ　、３０ｃ　、
３０ｒｌ　−ｅ油圧ジヤツキ、３１・・先導管、３２・
・埋設管本管。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　刃口前部を内部に方向修正機構を有する刃口
   後部とからなる推進工法用刃口であって、前記方向修正
   機構は刃口前部の後端の盲板と刃：口後部の後端の盲板
   とを連結する３以上の連結部材からなシ、前記連結部材
   のうち２つの連結部材はそれぞれ複数のクレビスとこれ
   らの〉レビスを連結する一ヒ下方向および左右方向のピ
   ンと後端の油圧ジヤツキとからなり、他の連結部材は複
   数のクレビスとこれらのクレビスを連結する上下方向お
   よび左右方向のピンとからなることを特徴とする小径管
   推進工法用刃口。