JPS595584Y2 - 綴具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は表紙の裏面に袋部を有する綴具において、袋部
の一部を切れ目により舌片状となすことにより、袋部へ
の挿入を容易にするとともに、その舌片を枝折りとして
使用することができる綴具に関する。

表示片等を挿入する袋部を有するバインダー等において
、四辺のうち二辺だけシールしたものについては、さほ
ど問題ではないが、三方シールされたものについては表
示辺を挿入する際、表示片が左右のシール部分に交互に
ひっかかり非常に入れにくいのが現状である。

そこで本考案は、袋部ρ一部に切れ目を設け、袋部への
表示物の挿入を容易にすると共に、その切れ目により舌
片を設け、ノート等の枝折りとして用いるもので゛ある
。

次に本考案を一実施例により図面を用いて詳細に説明す
る。

第１図は、表紙の裏面に、シート等をバインダーの綴じ
た部分に接する辺を除く三方をシールして袋部を設けた
場合である。

図の如くシート２の未シール部のほぼ中央に、バインダ
ー１の側辺と直角に、かつ表紙中の１／３程度の長さを
もった切れ目１０を設け、さらに該切れ目１０の先端か
らＵ字状の切れ目１１をほぼシール部１２に達するまで
設は舌片３となす。

なお、Ｕ字状の切れ目１１の末端に穴を設ければ、舌片
３を枝折りとして繰り返し使用してもシート２がそれ以
上裂けることが防止される。

また、シート等の素材は、表示片を入れたまま見る必要
のあるものは透明あるいは半透明のものを使用すればよ
い。

すなわち、適度な軟質性・弾力性を有する素材であれば
本考案の目的は十分達せられるものである。

本考案は以上の如き構造を有するため、表示片の挿入に
際しては、シート２を切れ目より少し開いた状態にして
行なえばスムーズに収納でき、また枝折りとして用いる
場合は、第２図の如く舌片３を折返し所望するページ間
にはさみ込めばよいのである。

また舌片３は、袋部の一部であるがら筆記の際に舌片に
よる段差ができることもない。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すものであり、第１図は平
面図、第２図は斜視図である。 １・・・バインダー、２・・・シート、３・・・舌片、
１０゜１１・・・切れ目、１２・・・シール部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 表紙裏にシーＩ・等を綴具の綴じ部分に接する片を除い
   て三方シールした袋部の一部を、Ｕ字型の切れ目１１に
   より枝折り用の舌片３となし、さらに該舌片３の頂部か
   ら挿入縁にまでおよぶ切れ目１０を設けたことを特徴と
   する表示片の挿入しヰすい袋部を表紙裏に有する綴具。