JPS595567B2 - ケトンの製造法 - Google Patents

ケトンの製造法

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JPS595567B2
JPS595567B2 JP54050153A JP5015379A JPS595567B2 JP S595567 B2 JPS595567 B2 JP S595567B2 JP 54050153 A JP54050153 A JP 54050153A JP 5015379 A JP5015379 A JP 5015379A JP S595567 B2 JPS595567 B2 JP S595567B2
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JP
Japan
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ketone
reaction
acetone
mol
reaction rate
Prior art date
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Expired
Application number
JP54050153A
Other languages
English (en)
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JPS55141426A (en
Inventor
宣雄 磯貝
隆 大川
奈都子 「湧」井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Gas Chemical Co Inc filed Critical Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はケトンの炭素数を増加させる方法に関する。
ケトンは通常第二アルコールの酸化又は脱水素等の手段
により製造されるが、種々の構造のケトンを自在に製造
しうるというものでもない。
本発明はアセトン、アセトフェノン及びシクロヘキサノ
ンから選ばれたケトンから炭素数の更に多いケトンを製
造する方法であり、次式の如く、ケトン、アルコール、
一酸化炭素及び水素を接触反応させる新規な反応による
方法である。■H2CH2RH+ 2H2O・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・(1)yCOCH2CH2RH+2H2O・・・
・・・・・・・・・・・・・・・(2)−CH2RH一
O + 2H20・・・・・・・・・・−・・・・・
・・・・・・・・・−・・・−・・・・・・・・−・・
・・・・(3)CH3C0CH3+HR0H+ Co+
2H2=CH31σC0CH3+HROH+Co+2
H2=みO+HR0H+Co+2H2=” (但しRは炭素数1〜8の直鎖もしくは分枝鎖を有する
アルキレン基)シクロヘキサノンの場合主として(3)
式の反応が起るが、条件によつては(4)式の反応も起
る。
本発明の方法を、原料ケトンとして例えばアセトンを選
び、これとアルコール、一酸化炭素、水素とを反応させ
る場合についてさらに説明する。例えばアルコールとし
てメタノールを選んだ場合にはメチルプロピルケトンが
、エタノールの場合はメチルブチルケトンが、プロパノ
ールの場合はメチルペンチルケトンが主として得られ、
更に条件によつては、各々に対応して、ジプロピルケト
ン、ジブチルケトンおよびジペンチルケトンが得られる
。更にまた条件によつては、生成ケトンから更に炭素数
が増加したケトンが生成する。これらのケトンは、いず
れも出発原料のアセトンより付加価値が高く工業的に有
用なものである。一方、使用したアルコールは、上記ケ
トン生成に消費される他に、一部はカルボニル化反応に
より対応する有機酸およびそのエステルを生成する反応
にも消費される。しかしこれらの副生物も工業的には有
用なものであり、決して無駄にはならない。本発明にお
いて用いられるケトンとアルコールとのモル比は、4:
1〜1:4、好ましくは2:1〜1:2である。
一酸化炭素及び水素の使用モル比は、5:95〜95:
5、好ましくは30:70〜70:30である。
反応圧力は100kg/M゜以上であることが好ましい
さらに低圧でも反応は進行するが、反応速度の観点から
実用的ではなく、また圧力は高いほど好ましいが、実際
上は600k9/Cd以上の圧力は必要としない。一酸
化炭素及び水素以外に不活性ガス、例えばアルゴン、窒
素、炭酸ガス、メタン、エタンなどが混入しても差支え
ないが、この場合には、一酸化炭素及び水素の分圧の和
を上記した圧力値に対応させるのが好ましい。
反応温度は、使用する触媒及び他の反応条件にもよるが
、150〜350℃が適当である。
さらに低温でも反応は進行するが反応速度の観点から実
用的ではなく、またあまり高い温度は副反応が起り易く
なるので好ましくない。特に好ましい反応温度範囲は1
70〜270℃である。本発明の反応に使用しうる触媒
は、鉄、コバルト、ニッケル、ロジウム、ルテニウム等
の周期律表第■族に属する元素ならびに臭素及びヨウ素
から選ばれたハロゲンを有効成分として組合せたもので
ある。
これらの周期律表第■族元素とハロゲンとの使用の態様
としては、それぞれの1種又は2種以上を単体またはそ
の化合物の形で反応系に添加する態様と周期律表第■族
元素と・・ロゲンとの双方を含む単一化合物例えばハロ
ゲン化金属の形で添加する態様とがあり、そのいずれも
が有効である。
上記周期律表第■族元素の化合物としては、有機酸塩、
水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩、塩化物、有機金属錯体、
カルボニル化物などが挙げられ、ハロゲンの化合物とし
ては、ハロゲン酸、ハロゲン酸の金属塩などが挙げられ
る。
また更に、上記触媒系にアルキルホスフィン、ホスフィ
ンオキサイド等のホスフィン類を第3成分として添加す
ることによつて反応を更に効果的に行わせることも可能
である。
なおホスフィン類の場合も、ホスフィン類を添加する態
様の他、周期律表第■族元素及び/又は・・ロゲンとの
化合物として添加する態様も採用しうる。以上の如き触
媒の本発明の反応に適した使用量は、原料ケトン1モル
当り金属として0,2〜200ミリグラム原子、好まし
くは5〜50ミリグラム原子、ハロゲンとして0.1〜
500ミリグラム原子、好ましくは5〜80ミリグラム
原子であり、第3成分としては0.1〜500ミリグラ
ムモル、好ましくは5〜100ミリグラムモルである。
上記上限値以上に使用しても反応に悪影響はないが、特
に利益はなく経済的ではない。本発明の反応は特に溶媒
を存在させなくてもよいが、使用する触媒の種類によつ
てはその溶解のために、または反応後の触媒の回収のた
めに溶媒を使用することもできる。
また反応させるアルコールの種類によつてはその溶解の
ために、またはアルコールからの副反応を抑制する面か
ら溶媒を使用することもできる。使用される溶媒の種類
は、主として鎖状または環状アミド類、ニトリル類、鎖
状・環状の飽和炭化水素、芳香族炭化水素、および有機
酸エステル類である。本発明の方法は回分法、連続法の
いずれの態様でも実施しうる。
以上の如く、本発明は種々のケトンを容易に製造する新
規且つ産業上有用な方法を提供するものである。
本発明の態様を以下に記す実施例によつてさらに具体的
に説明する。
実施例1 ステンレス製の内容積100m1の振とう式オートクレ
ーブ(以下の実施例でも同じものを使用した)にアセト
ン157、メタノール67、触媒としてのヨウ化ニッケ
ル1yを加え、水素と一酸化炭素とのガス混合物(H2
/CO−1)180k9/CrAを圧入し、200℃に
おいて3時間反応させた。
アセトン反応率41.2モル%となり、各ケトンへの選
択率はメチルプロピルケトン6763%、メチルペンチ
ルケトン6,1%、その他のケトン14.0%であつた
その他イソプロパノールおよびメシチルオキサイドであ
つた。メタノール反応率は81モル%となり、ケトン生
成に関与した以外には主として酢酸メチルと酢酸との生
成に消費された。
実施例2 オートクレーブにアセトン107、メタノール67、触
媒としてのヨウ化コバルト17、トリブチルホスフィン
27を加え、H2/CO−1のガス180k9/Cdを
圧入し、200℃において3時間反応させた。
アセトン反応率50.7モル%となり、各ケトンへの選
択率はメチルプロピルケトン76.4%、メチルペンチ
ルケトン9.0%その他のケトン4.5%であつた。
他はイソプロパノールおよびメシチルオキサイドであつ
た。メタノール反応率は84モル%となり、ケトン生成
に関与した以外のものは主として酢酸メチル、酢酸エチ
ル、酢酸、エタノールに変化した。
実施例3実施例2において、ヨウ化コバルトの代りに鉄
ペンタカルボニル1.57、ヨウ化カリ1yを加え、さ
らに溶媒としてメチルピロリドン57を加えて反応させ
た。
アセトン反応率43.3モル%となり、各ケトンへの選
択率はメチルプロピルケトン60.6%、ジペンチルケ
トン3.0%、その他のケトン23,1%であつた。
他はイソプロパノールおよびメシチルオキサイドであつ
た。メタノール反応率は51モル%となり、実施例2記
載以外にはジメチルエーテルが生成した。
実施例4オートクレーブにアセトン10y1エタノール
6y1および触媒としてトリストリフエニルホスフイン
クロロジウム5f、ヨウ化水素1Vを加え、H2/CO
−1のガス200kg/Cdを圧入し、200℃で3時
間反応させた。
アセトン反応率45.8モル%となり、各ケトンへの選
択率はメチルーn−ブチルケトン67.6%、ジブチル
ケトン5.2%、その他のケトン17.6%であつた。
その他はイソプロパノールであつた。エタノール反応率
は76モル%となり、ケトン生成以外には主としてプロ
ピオン酸およびプロピオン酸エチルの生成反応に消費さ
れた。実施例5 オートクレーブにアセトン107、n−プロパノール1
07、触媒として塩化コバルト17、塩化ルテニウム1
7、臭化ヨウ素1y1トリブチルホスフィン2yを加え
、H2/CO−1のガス200kg/Cdを圧入し、2
50゜Cで4hr反応させた。
アセトン反応率47モル%となり、各ケトンへの選択率
はメチルーn−ペンチルケトン70.2%、その他のケ
トン21.0%であつた。
その他はイソプロパノールであつた。n−プロパノール
反応率は5.1%であり、ケトン生成以外には主として
ブタノールに変化した。
実施例6アセトフェノン12y、メタノール6yを仕込
んだ他は、実施例5と同様の条件で反応させた。
アセトフェノン反応率23.1モル%となり、フェニル
プロピルケトンへの選択率78,2%であつた。その他
は主としてフェニルエタノールであつた。メタノール反
応率は99モル%であり、ケトン生成以外には主として
酢酸および酢酸メチルに変化した。実施例7 シクロヘキサノン10y1メタノール67、触媒として
ジコバルトオクタカルボニル1f7、鉄ペンタカルボニ
ル1y1ヨウ化カリ27、トリブチルホスフィン37を
加え、H2/CO−2のガスを使用した他は実施例2の
条件で反応させた。
シクロヘキサノン反応率12,8モル%となり、2−エ
チルシクロヘキサノンへの選択率64%、2・6−ジエ
チルヘキサノンへの選択率25.2%であつた。他はシ
クロヘキサノールであつた。メタノール反応率82モル
%となり、実施例2と同様のものを生成した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アセトン、アセトフェノン及びシクロヘキサノンか
    ら選ばれたケトン、一般式HROH(こゝでRは炭素数
    1〜8の直鎖もしくは分枝鎖を有するアルキレン基)、
    一酸化炭素および水素を、周期律表第VIII族元素ならび
    に臭素及びヨウ素から選ばれたハロゲンを有効成分とす
    る触媒の存在下反応させることを特徴とするCH_3C
    OCH_2CH_2RH、▲数式、化学式、表等があり
    ます▼、▲数式、化学式、表等があります▼及び▲数式
    、化学式、表等があります▼(ここでRは前記に同じ)
    から選ばれたケトンの製造法。
JP54050153A 1979-04-23 1979-04-23 ケトンの製造法 Expired JPS595567B2 (ja)

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