JPS595563B2 - 1,1,1−トリクロルエタンの安定化 - Google Patents

1,1,1−トリクロルエタンの安定化

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JPS595563B2
JPS595563B2 JP54081594A JP8159479A JPS595563B2 JP S595563 B2 JPS595563 B2 JP S595563B2 JP 54081594 A JP54081594 A JP 54081594A JP 8159479 A JP8159479 A JP 8159479A JP S595563 B2 JPS595563 B2 JP S595563B2
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methyl
carbon atoms
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イブ・コレイア
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Chloe Chimie SA
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    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/0005Other compounding ingredients characterised by their effect
    • C11D3/0084Antioxidants; Free-radical scavengers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、1・1・1−トリクロルエタンの安定化方法
並びにそれより生じる安定化された組成物に関する。
1・1・1−トリクロルエタンが金属、中でも、アルミ
ニウム又はその合金並びにマグネシウム又はその合金と
接触せしめられるときにはそれが不安定であることは周
知である。
この1・1・1トリクロルエタンの不安定性は、分解と
それに伴なう塩酸及びその他の分解生成物の生成並びに
1・1・1−トリクロルエタンの着色により明らかにさ
れる。このことは、金属部材又は部品を脱脂及び(又は
)洗浄するための溶媒としての使用の点からみれば重大
な欠点である。
したがつて、1・1・1−トリクロルエタンの分解を抑
止し又はそれを安定化させるための薬剤としてこれまで
に非常に多くの化合物が提案された。
しかして、米国特許第2371644号は、第一、第二
又は第三モノヒドロキシル脂肪族アルコールを提案して
いる。
第三アルミアルコールのような第三アルコールは第一及
び第二アルコールよりも有効ではないと記載されている
が、米国特許第3000978号は第三ブチルアルコー
ルが第三アミルアルコールよりも有効であり、また第二
ブチルアルコール、イソプロパノール、n−プロパノー
ル又はエタノールよりも有効であることを報告している
。さらに、米国特許第2371645号はプロピレンオ
キシドやイソブチレンオキシドのような環状化合物を記
載しており、またカナダ国特許第627411号は1・
1・1−トリクロルエタンにニトロメタンを混合するこ
とを提案している。
しかしながら、個々に用いられるこれらの成分は、特に
、金属又はその他の物品の脱脂及び(又は)洗浄におけ
る1・1・1−トリクロルエタンの長期間の使用に対し
ては非常に不満足な安定性を与えるにすぎない。塩素化
溶媒の安定性の度合を向上させるために、英国特許第9
12118号は1・1・1−トリクロルエタンにニトロ
アルカンとエポキシドを、又はニトロアルカンと5個ま
での炭素原子を含有するモノヒドロキシル脂肪族アルコ
ールを同時に添加することを提案している。
しかしながら、1・1・1−トリクロルエタンそれ自体
は脂肪及び(又は)洗浄剤として用いられる温度では分
解に対して特に敏感になるので、洗浄浴中での脂肪、金
属表面及び懸濁状金属不純物の存在のために、このよう
な安定剤の組合せは1・1・1−トリクロルエタンに有
効な安定性を付与することができない。さらに、米国特
許第3281480号に記載されたニトロメタン一第三
ブチルアルコール−1・2−ブチレンオキシドの三成分
の組合せでも、アルミニウムと24時間接触させた後で
は、溶媒中にこはく色沈殿物が生成するのを防止するこ
とができない。
また同じことが、米国特許第2838458号に従つて
1・4−ジオキサンと組合されるところの、8個以下の
炭素原子を含有するモノヒドロキシル脂肪族アセチレン
系アルコール、特に2−メチル−3−ブチン一2−オー
ルに関してもいえる。
本発明の目的は、前述の不利益を矯正するとともに、最
も苛酷な使用条件に付される1・1・1トリクロルエタ
ンの長期間にわたる有効な安定化を提供し、しかして溶
媒にも被処理材料にも分解を認めることなく、金属部品
、プラスチツク材料、繊維材料又はその他の材料の脱脂
及び(又は)洗浄を行なうことである。
本発明に従えば、1・1・1−トリクロルエタンの安定
化は、(a) 0.1〜5重量%、好ましくは0.5〜
3.5重量%の第三ブチルアルコール、(b) 0.1
〜5重量%、好ましくは0.3〜3重量%の、2−メチ
ル−3−ブチン一2−オール及びトリオキサンから選ば
れる少なくとも1種の化合物、(c) 0.1〜5重量
%の少なくとも1種の、3〜8個の炭素原子を含む場合
により塩素化されていてもよいエポキシド、(d) 0
.1〜3重量%の少なくとも1種の、1〜3個の炭素原
子を含むニトロアルカン、(e) 0.001〜1重量
%、好ましくは0.005〜0.1重量%の少なくとも
1種の、4〜10個の炭素原子を含み且つ塩基性を示す
脂肪族、環式又は酸素原子を含有し得る窒素複素環式ア
ミンを混合することによつて達成される。
本発明に従つて、この定義に沿うアミンは、好ましくは
線状又は分岐状炭素鎖を有する第二又は第三脂肪族アミ
ン;ハロゲン原子又はC1〜C3アルキル基で置換され
たC6芳香族アミン;1〜2個の窒素原子を分子内に持
つ複素環式アミンから選ばれる。
これらの例としては、下記のアミンをあげることができ
る。がしかしこれらに限るものではない。ジエチルアミ
ン、トリエチルアミン、ジイソプロピルアミン、ジ一S
ec−ブチルアミン、アミルアミン、ヘキシルアミン、
ピリジン、ピコリン、モルホリン、N−アルキルモルホ
リン(ここでアルキルはC1〜C3である)、ピロリジ
ン、及びN−アルキルピロリジン(ここでアルキルは同
じくC1〜C3である)。本発明に従う特に有益なアミ
ンは、N−メチルモルホリン、ジイソプロピルアミン及
びピロリジンである。
以下の詳細な説明においては、示された百分率は別に示
してなければ重量で表わされる。
1・1・1−トリクロルエタンに第三ブチルアルコール
と2−メチル−3−ブチン一2−オールとの混合物が用
いられる場合には、この成分混合物は1〜99%の第三
ブチルアルコールと99〜1%の2−メチル−3−ブチ
ン一2−オール、好ましくは25〜80%の第三ブチル
アルコールと75〜20%の2−メチル−3−ブチン一
2−オールからなる。
本発明の実施に有益な態様によれば、2−メチル−3−
ブチン一2−オールを用いることなく、0.5〜3%の
間の割合でトリオキサンが1・1・1−トリクロルエタ
ンに配合される。
場合により塩素化されていてもよいC3〜C8エポキシ
ドの代表的な例としては、特にエピクロルヒドリン、グ
リシドール及びそのメチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、アリル、第一、第二又は第三ブチルエーテル、
1・2−プロピレンオキシド、スチレンオキシド、シク
ロヘキセンオキシド、そして好ましくは、1・2−ブチ
レンオキシドをあげることができる。
配合されるエポキシドの好ましい割合は、1・1・1−
トリクロルエタンに対して0.2〜3%である。少なく
とも1種、そして好ましくはそれらの中の少なくとも2
種の混合物として混入されるニトロアルカンは、ニトロ
メタン、ニトロエタン及びニトロプロパンの二つの異性
体により代表される。
混合される好ましい割合は、1・1・1−トリクロルエ
タンに対して1〜2%の間である。事実、本発明者は、
前述の化合物の組合せが特に有益であつて、その理由は
比較できる濃度ではそれが個々に用いられる成分のそれ
ぞれの合計として得られる安定化作用よりも明らかに高
い安定化作用を有するという点にあることを見出したの
である。
さらに、上記のような化合物の組合せは、前述のように
して安定化される1・1・1−トリクロルエタンに、N
−アルキルピロール(ここでアルキル基は1〜4個の炭
素原子を有する)、特にNメチルピロールから選ばれる
酸化防止剤を1・1・1−トリクロルエタンに対して1
%まで、好ましくは0.001〜0.1%の量で添加す
ることにより強化することもできる。
さらに、本発明は、1・1・1−トリクロルエタンを主
体とし、そして(a) 0.1〜5%、好ましくは0.
5〜3.5%の第三ブチルアルコール、(5) 0.1
〜5%、好ましくは0.3〜3%の、2メチル−3−ブ
チン一2−オール及びトリオキサンから選ばれる少なく
とも1種の化合物、(c) 0.1〜5%の少なくとも
1種の、3〜8個の炭素原子を含む場合により塩素化さ
れていてもよいエポキシド、(d) 0.1〜3%の少
なくとも1種の、1〜3個の炭素原子を含むニトロアル
カン、(e) 0.001〜1%、好ましくは0.00
5〜0.1%の少なくとも1種の、4〜10個の炭素原
子を含み且つ塩基性を示す脂肪族、環式又は酸素原子を
含有し得る窒素複素環式アミン及び(f) O〜1%、
好ましくは0.2%以下の少なくとも1種のN−アルキ
ルピロール(ここでアルキル基は1〜4個の炭素原子を
有する)から選ばれる酸化防止剤を含有する安定化され
た組成物に関する。
ここで、これらの割合は該組成物の1・1・1−トリク
ロルエタンに関して表わされる。本発明の好ましい組成
物は、1・1・1−トリクロルエタンを主体とし、そし
て(a) 1〜3%の第三ブチルアルコール、(b)
055〜2.5%の2−メチル−3−ブチン一2−オー
ル及び2.5%までのトリオキサン、(c) 0.2〜
3%の1・2−ブチレンオキシド、(d) 0.5〜1
.5%のニトロメタン及び(又は)ニトロエタン、(e
) 0.005〜0.1%のN−メチルモルホリン及び
(又は)ジイソプロピルアミンを含有する。
下記の例は本発明を例示するものであつて、それを何ら
制御するものではなぃ。
例1 下記の化合物を1・1・1−トリクロルエタンに配合す
る。
生じた組成物を連続蒸留試験に付した。
この試験は、連続して4回蒸留し、そして各蒸留工程に
おいて通過する最初の90容量%のみを捕集することか
らなる。4種の蒸留物のそれぞれについてASTMD2
943−71Tに従つてアルミニウム板の引かき試験を
行なう。
この引かき試験は、1・1・1−トリクロルエタン中の
安定剤の組合せがアルミニウム又はアルミニウム合金の
存在下での該塩素化溶媒の分解を回避させる能力を決定
することを目的とする。
これは、等級AAllOOの洗浄し脱脂した金属(AF
NORA45のアルミニウムに相当するASTM)の試
験片をとり、これを50CCの安定化された1・1・1
−トリクロルエタンに周囲温度で浸漬し、それを軟鋼棒
により引かくことからなる。反応を起させるのに十分な
時間(1時間)の後に気泡の存在又は不存在、溶媒の着
色又は暗色樹脂状生成物の存在を記録する。反応が認め
られないならば、1・1・1−トリクロルエタンは正に
安定化されたことになる。上記の組成物は、アルミニウ
ム板上で痕跡量の反応も認められることなくこの試験に
合格した。
また、BAM(ドイツ国連邦材料試験研究所)の試験で
ある非常に長期間の安定化試験も行なつた。この試験は
、100CCの安定化された1・1・1−トリクロルエ
タンと100CCのトルエンとの混合物に対して三つの
試験操作を行なうことからなる。試験操作1:18yの
薄板状アルミニウムと0.77の塩化アルミニウムの添
加。
試験操作2:操作1と同じ操作に加えて1yのステアリ
ン酸亜鉛の添加。
試験操作3:操作1と同じ操作に加えて10m1のオレ
イン酸の添加。
各試験操作に対して、浴温度を114℃にして混合物を
18時間還流させる。
安定化された1・1・1−トリクロルエタンを次いでD
IN5l75lに従つて三つの等量の留分に蒸留し、次
いで100CCの各留分について100CCのトルエン
を混合して試験操作1を行なう。
別個とみなされる六つの試験操作のそれぞれの過程で激
しい発熱反応が記録されなかつたならば、溶媒はこの試
験を満すものと認められる。
前記の組成物は、激しい発熱反応も認められることなく
、この試験に合格した。
例2 下記の化合物 を含む1・1・1−トリクロルエタンは、例1にそれぞ
れ記載の連続蒸留試験及びRAM試験に合格した。
必113 を添加した1・1・1−トリクロルエタンは、例1にそ
れぞれ記載した連続蒸留試験及びBAM試験を合格した
例4 下記の化合物 を添加した1・1・1−トリクロルエタンは、例1にそ
れぞれ記載の連続蒸留試験及びBAM試験に合格した。
例5 いくつかの特別の用途のためにアミンを添加する利点を
立証するために、下記の試験を行なつた。
98m1の安定化された1・1・1−トリクロルエタン
に2m1のホワイトスピリツトと水との混合物(90容
量%のホワイトスピリツトと10容量%の水の割合)を
混合してから、72時間沸騰還流させた。
溶媒のPH値を試験の前後で測定した。例4に記載の処
方に従うがただしN−メチルモルホリンを含まない安定
化された1・l引−トリクロルエタンについて、PH値
は試験前の6.7から72時間還流後の4.5まで変化
した(このPH値については、溶媒は脱脂機械に対して
特に腐食性であることが知られている)。前記の例4に
記載の処方に従つて安定化された1・1・1−トリクロ
ルエタン(0.01%のNメチルモルホリンを含有する
)については、PH値は72時間後に8.3のままであ
つた。
このPH値については、脱脂機械の腐食は実質的にない
。例6下記の化合物 を含有する1・1・1−トリクロルエタンは、例1にそ
れぞれ記載した連続蒸留試験及びBAM試験に首尾よく
合格した。
例7 また、下記の組成物は、例1にそれぞれ記載の連続蒸留
試験及びBAM試験に首尾よく合格した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1・1・1−トリクロルエタンを主体とし、そして
    必須安定剤として(a)0.1〜5重量%、好ましくは
    0.5〜3.5重量%の第三ブチルアルコール、(b)
    0.1〜5重量%、好ましくは0.3〜3重量%の、2
    −メチル−3−ブチン−2−オール及びトリオキサンか
    ら選ばれる少なくとも1種の化合物、(c)0.1〜5
    重量%、好ましくは0.2〜3重量%の少なくとも1種
    の、3〜8個の炭素原子を含む場合により塩素化されて
    いてもよいエポキシド、(d)0.1〜3重量%の少な
    くとも1種の、1〜3個の炭素原子を含むニトロアルカ
    ン、(e)0.001〜1重量%、好ましくは0.00
    5〜0.1重量%の少なくとも1種の、4〜10個の炭
    素原子を含み且つ塩基性を示す脂肪族、環式又は酸素原
    子を含有し得る窒素複素環式アミン及び(f)0〜1重
    量%、好ましくは0.001〜0.1重量%の、少なく
    とも1種のN−アルキルピロール(ここでアルキル基は
    1〜4個の炭素原子を有する)から選ばれる酸化防止剤
    を含有する安定化された組成物。 2 好ましくは25〜80重量%の第三ブチルアルコー
    ルと75〜20重量%の2−メチル−3−ブチン−2−
    オールとからなる第三ブチルアルコールと2−メチル−
    3−ブチン−2−オールとの二成分混合物を含有する特
    許請求の範囲第1項記載の組成物。 3 C_3〜C_8のエポキシドが特にエピクロルヒド
    リン、グリシドール及びそのメチルエーテル、エチルエ
    ーテル、プロピルエーテル、イソプロピルエーテル、ア
    リルエーテル、第一、第二又は第三ブチルエーテル、1
    ・2−プロピレンオキシド、スチレンオキシド、シクロ
    ヘキセンオキシド、そして好ましくは1・2−ブチレン
    オキシドで表わされる特許請求の範囲第1又は第2項記
    載の組成物。 4 トリオキサンの量が0.5〜3%の間であり、そし
    て2−メチル−3−ブチン−2−オールを含まない特許
    請求の範囲第1〜3項のいずれかに記載の組成物。 5 アミンが好ましくはジイソプロピルアミン、N−メ
    チルモルホリン及びピロリジンである特許請求の範囲第
    1〜4項のいずれかに記載の組成物。 6 酸化防止剤が好ましくはN−メチルピロールである
    特許請求の範囲第1〜5項のいずれかに記載の組成物。
JP54081594A 1978-06-30 1979-06-29 1,1,1−トリクロルエタンの安定化 Expired JPS595563B2 (ja)

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BE (1) BE877385A (ja)
CA (1) CA1133949A (ja)
CH (1) CH640492A5 (ja)
DE (1) DE2926000C3 (ja)
DK (1) DK275979A (ja)
ES (1) ES482050A0 (ja)
FR (1) FR2437392A1 (ja)
GB (1) GB2024243B (ja)
GR (1) GR69971B (ja)
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