JPS595530Y2 - 炭素質ペ−ストの押出し成型プレス - Google Patents

炭素質ペ−ストの押出し成型プレス

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Publication number
JPS595530Y2
JPS595530Y2 JP6880279U JP6880279U JPS595530Y2 JP S595530 Y2 JPS595530 Y2 JP S595530Y2 JP 6880279 U JP6880279 U JP 6880279U JP 6880279 U JP6880279 U JP 6880279U JP S595530 Y2 JPS595530 Y2 JP S595530Y2
Authority
JP
Japan
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paste
press
container
extrusion press
extrusion
Prior art date
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Expired
Application number
JP6880279U
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English (en)
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JPS55169406U (ja
Inventor
信吾 森本
Original Assignee
昭和電工株式会社
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Publication date
Application filed by 昭和電工株式会社 filed Critical 昭和電工株式会社
Priority to JP6880279U priority Critical patent/JPS595530Y2/ja
Publication of JPS55169406U publication Critical patent/JPS55169406U/ja
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  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
  • Ceramic Products (AREA)
  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は炭素質ペーストの押出し成型プレスに関する。
炭素電極、炭素ブロックその他炭素製品を製造する場合
、先ず炭素製品の形状に合せて炭素質ペーストを成型す
るが、その際多くは押出し成型プレスが用いられる。
成型プレスは添付図面にその概略を示すようにコンテナ
ー1に絞り口金2が連結され、コンテナー内に詰められ
た炭素質ペースト5をロッド3の先端に固定した押板4
で押出すようにしたものである。
ロッド3の他方(図で左側)はピストンシリンダー(図
は省略しである)に連結され、押板4を前進あるいは後
退させる。
ペーストはコンテナー1内に充填され、第1図に示す状
態のところまで押出す。
この後一つの方法はコンテナー1を口金2から取外し、
別にもう1個のコンテナーにペーストを充填しておき、
これを口金2に連結して押出しを開始する。
この状態を第2図に示す。
図で5が前チヤージペースト、6が後チヤージペースト
である。
もう一つの型式は第1図の状態まで来たとき、押板4を
左方に移動し、コンテナーから外し、コンテナーと口金
とを連結したまま沿直方向に回転させ、コンテナーを垂
直にして、その中にペースト6を充填し、再びコンテナ
ー及び口金を水平に戻して押出しを開始する方法である
本考案はこれらのどの型式のプレスにも適用可能である
これらの押出し方法において、ペースト5と6は同種の
ものであっても、その接合面7が問題となる。
前チャージ5の接合面は後チャージ6に接合されるまで
多少の時間があるので、その間に温度が下ったり、ある
いはペースト中の揮発分が揮発することによるペースト
の変質や、さらには接合面における両ペーストのコーク
ス粒の配列状態の違いに基ずくなじみの悪さ等により、
接合面が完全に1体にならず、押出し後も尾を引く。
即ち、接合面は炭素質ペーストの押出しに特有な現象と
してよく知られている第3図のような流れ模様になる。
この接合面7の長さLlは口金の絞り率に関係し、絞り
が大きい程長くなる。
このLlの部分は不良品になる率が高く、特にLの先方
(図で右側)は不良品となるので、この部分は切断し、
原料チャージに戻すのが普通である。
本考案はこの接合面の流れ模様、即ち第3図のLlの長
さをできるだけ短かくするように押出し成型プレスを改
良したものC゛ある。
以下、図面を参考に本考案を具体的に説明する。
第4図はその概略断面図、第5図は1部拡大図である。
図かられかるように本考案においては押板4のペースト
押圧面を湾曲面42としたものである。
従来のプレスは第1図に示すように押圧面は平らであり
、その場合はペーストが受ける圧力は押板の中心部分が
最も高い。
それによってペーストの流れは第3図のように中心部分
の流れが大きくなる。
そこで本考案においては押板の中心部分を第5図に示す
ようにHだけ凹まし、全体を湾曲させ、それによってペ
ーストの押圧力の均等化を図った。
その結果は第6図に示すように接合面は予想もしなかっ
たような興味ある流れ模様を呈した。
そして流れの長さL2は著しく短かくなった。
流れ模様が第6図のようになることは繰返し実験により
確認されており、その結果から押板の中心と周辺の中間
位の所に強い押圧力が働らくものと推定される。
この流れ模様は口金の絞り率、ペーストの粘弾性等の性
質によって変る。
従って湾曲面の曲率の程度はこれらの要因を考慮して、
L2が最も短かくなるように選ぶのが望ましい。
実験によれば押板の直径をDとすると押板の中心部分の
凹みHは、通常のペーストおよび口金の絞り率において
は、H/Dが0.5〜2の範囲が適当である。
曲面の形状は数式的に表現することはむずかしいが、断
面形状で近似的に、円弧、放物線、楕円等である。
本考案によれば接合面の流れL2は従来に比べ著しく短
かくなるので、その部分を原料に戻しても成型能率は従
来より高まる。
実験例 \ 使用したプレスのコンテナは直径15 cm、長さ13
cm、口金の先端直径6crnである。
押板はHが5cm、湾曲の形状は曲率半径8cmの円弧
状である。
押板のペースト押圧力は45 kg/Cm”とした。
使用したペーストは骨材コークス(粒度は10〜20メ
ツシュ20部、細粉80部)とピッチとの混和物でペー
スト中のピッチは26.5%で゛ある。
なお押出中のペーストの温度は140°Cである。
押出し後成形体を切断し、接合面の流れ模様を調査した
接合面は接着力が弱ぐなって離れ易くなっているので肉
眼検査でも見分けることができる。
結果は接合面の流れ模様は第6図のようになりL2の長
さは5〜6cmであった。
これに対し、押板を平らにして行なったものは第3図の
ような流れ模様となり、Llの長さは20〜24cmで
あった。
以上の通り、本考案によれば接合面の流れ部分を著しく
短かくすることができ、成型能率を大巾に向上させるこ
とができる。
また本考案において流れ部分を除いた他の部分には全く
問題はなく、これより製造された炭素製品に不良品の発
生は見られなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来例における成型プレスの1部断面
図、第3図はそれによって得られた炭素成型体の断面図
である。 第4図は本考案による成型プレスの1部断面図、第5図
はその押板の拡大図、第6図は本考案のプレスによって
得られた成型体の断面図である。 1・・・コンテナー、2・・・口金、4・・・押板、4
2・・・押板の湾曲面、7,71・・・ペースト接合面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絞り口金を備えた炭素質ペーストの押出し成型プレスに
    おいて、プレスの押板4のペースト押圧面を、その直径
    をD、中心部分の凹みをHとしたとき、H/Dが0.5
    〜2の湾曲面42としたことを特徴とする成型プレス。
JP6880279U 1979-05-24 1979-05-24 炭素質ペ−ストの押出し成型プレス Expired JPS595530Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6880279U JPS595530Y2 (ja) 1979-05-24 1979-05-24 炭素質ペ−ストの押出し成型プレス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6880279U JPS595530Y2 (ja) 1979-05-24 1979-05-24 炭素質ペ−ストの押出し成型プレス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55169406U JPS55169406U (ja) 1980-12-05
JPS595530Y2 true JPS595530Y2 (ja) 1984-02-20

Family

ID=29302651

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6880279U Expired JPS595530Y2 (ja) 1979-05-24 1979-05-24 炭素質ペ−ストの押出し成型プレス

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JPS55169406U (ja) 1980-12-05

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