JPS5953865B2 - 金網入りプラスチツクスシ−ト - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、金網入りプラスチックスシートに関する。

更に詳くは、フレキシブルであるプラスチ２ツクスシー
トに関する。近年金網入りプラスチックスシートは止水
シート用、温室用、重包装用などの需要が伸びている。

とくに肉厚が比較的薄く、フレキシブルなシートは取り
扱い易さから賞用されている。このよ冫うなシートを成
形するには、金網の両面にプラスチックスシートを重ね
て熱圧着することが一般であるが、プラスチックスの種
類によつては、加熱ロールに付着して、作業性よく成形
することができない。本発明者は、作業性よく成形でき
るプラスチックスシートについて種々検討した結果、特
定の構成のシートとすることを見出した。すなわち本発
明は、上記の用途に好適であるプラスチックスシートを
提供するものであり、その要旨は２枚のポリプロピレン
フィルムの間に低密度ポリエチレンフィルムを介して金
網を積層してなる金網入りプラスチックスシートに関す
る。以下本発明を図面によつて説明する。

第１図は本発明の金網入りプラスチックスシートの製法
を説明する概要側面図である。

ポリプロピレンフィルム１、５の間に低密度ポリエチレ
ンフィルム２、５を介して金網３が挿入される。

各層は加熱ロール７、８で加熱、加圧され、一体化され
て金網入りプラスチックスシート９となり、ガイドロー
ル１０に導かれ、巻き取られて製品となる。低密度ポリ
エチレン２、５および金網３は予熱することが好ましい
。ポリプロピレンフィルムは延伸処理されていてもよい
が、未延伸であることが好ましく、厚さは１０〜５０μ
が一般である。

低密度ポリエチレンフィルムは密度Ｏ、９４ｇ／ｃｍ３
以下のエチレンまたはエチレンを主成分とする重合体で
構成されており、、さらにこれらを塩素化したもの、グ
ラフト共重合可能なモノマーで変性したもの、あるいは
これらの混合物でもよい。

塩素化ポリエチレンの塩素含有量は７５重量％以下が望
まし、い。またグラフトモノマーとしては、スチレン系
単量体の他、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エ
ステル、メタクリル酸エステル、アクリロニトリル、マ
レイン酸、フマル酸、フマル酸エステル、無水マレイン
酸、ハイミツク酸、無水ハイミツク酸等の不飽和カルボ
ン酸系単量体があり、これらのモノマーの含有量は、１
０−”ないし８０重量％、とくに１０−”ないし３０重
量％することが金網との接着性、シートの成形性から望
ましい。

低密度ポリエチレンフィルムは１００〜５００μが一般
である。

本発明で使用される金網は線材の径が５用型以下のもの
であり、とくに約０．２〜１用型の範囲が好適である。

また金網の目的はｌｍ２あたり５０〜５０、０００ｇ、
とくに約１００〜２、０００ｇの範囲が好適である。線
材はテープ状、針金状等の種々の形状のものが使用可能
であり、材質は鉄、クロム、ニツケル、鉛、亜鉛、銅、
錫、アルミニウム各種の合金があり、とくに鉄、アルミ
ニウムが好適である。本発明ではとくに、ポリプロピレ
ンフイルムの外側（加熱ロールに接する側）が熱溶融せ
ず、低密度ポリエチレンフイルムのみが熱溶融する条件
で製造することが好ましく、加熱ロールの温度を約１３
０〜１４５℃、圧力を線圧で約０．１〜１０ｋｇ／Ｃｍ
とすることが望ましい。

【図面の簡単な説明】

第１図は金網入りプラスチツクスシートを製造する方法
を示す概要側面説明図である。 １，５・・・ポリプロピレンフイルム、２，４・・・低
密度ポリエチレンフイルム、３・・・金網、６・・・加
熱器（省略できる）、７，８・・・加熱ロール、９・・
・金網入リプラスチツクスシート、１０・・・ガイドロ
ール。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ ２枚のポリプロピレンフィルムの間に、低密度ポリ
   エチレンフィルムを介して金網を積層してなる金網入り
   プラスチックスシート。