JPS5953239B2 - 固結性の改善されたリン安肥料の製造方法 - Google Patents
固結性の改善されたリン安肥料の製造方法Info
- Publication number
- JPS5953239B2 JPS5953239B2 JP52107686A JP10768677A JPS5953239B2 JP S5953239 B2 JPS5953239 B2 JP S5953239B2 JP 52107686 A JP52107686 A JP 52107686A JP 10768677 A JP10768677 A JP 10768677A JP S5953239 B2 JPS5953239 B2 JP S5953239B2
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- JP
- Japan
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- fertilizer
- caking properties
- phosphorus fertilizer
- producing ammonium
- caking
- Prior art date
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- Fertilizers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は固結性の改善されたリン安肥料の製造法、特に
造粒されたリン安肥料の固結性を非常に簡便な方法で防
止する方法に関する。
造粒されたリン安肥料の固結性を非常に簡便な方法で防
止する方法に関する。
粒状配合肥料は通常所定の粉末または微粒状肥料成分を
回転ドラム、パンミキサー等を使用して1〜4mm程度
の粒子に造粒成形して製造されるが、リン女系肥料、特
にリン酸1アンモニウムを主成分とするものは造粒性が
悪いのでその造粒か゛甚だ困難で高度の造粒技術を必要
としている。
回転ドラム、パンミキサー等を使用して1〜4mm程度
の粒子に造粒成形して製造されるが、リン女系肥料、特
にリン酸1アンモニウムを主成分とするものは造粒性が
悪いのでその造粒か゛甚だ困難で高度の造粒技術を必要
としている。
そのため本発明者らは造粒性を向上させるためリン酸1
アンモニウムにアンモニアを吸収反応させpHを上げる
ことによって粒表面にリン酸2アンモニウムを形成させ
てこの問題を打開する方法を既に提案した(特願昭51
−108893号(特開昭53−34700号))。
アンモニウムにアンモニアを吸収反応させpHを上げる
ことによって粒表面にリン酸2アンモニウムを形成させ
てこの問題を打開する方法を既に提案した(特願昭51
−108893号(特開昭53−34700号))。
しかし、この場合、pHを上げることで粒表面と水分と
の親和性が高まり、このような処理を施した場合造粒性
は改善されるがリン酸1アンモニウムの固結性が増大す
ることが判明した。
の親和性が高まり、このような処理を施した場合造粒性
は改善されるがリン酸1アンモニウムの固結性が増大す
ることが判明した。
一方、配合肥料用リン酸1アンモニウムは場合によって
は1年以上の長期に亘って貯蔵する必要が生じ、その間
品質を良好に保持しなければならず、この場合にも固結
が特に問題となるところである。
は1年以上の長期に亘って貯蔵する必要が生じ、その間
品質を良好に保持しなければならず、この場合にも固結
が特に問題となるところである。
固結防止のためには、従来から種々の方法が提案、実施
されている。
されている。
例えば、アルキルアミンの塩類等の界面活性剤を添加す
る方法、タルク、石膏、けいそう土、炭酸マグネシウム
等の不活性物質を被覆する方法、天然もしくは合成柑脂
または石油系有機物等を被覆する方法等が知られている
が、いずれも固結防止効果、被覆技術の困難性、価格等
の点で満足すべきものではなかった。
る方法、タルク、石膏、けいそう土、炭酸マグネシウム
等の不活性物質を被覆する方法、天然もしくは合成柑脂
または石油系有機物等を被覆する方法等が知られている
が、いずれも固結防止効果、被覆技術の困難性、価格等
の点で満足すべきものではなかった。
本発明は吸湿性、固結性の改善されたリン酸1アンモニ
ウム肥料を造粒性の劣化を招くことなく極めて簡単かつ
経済的に製造する方法を提供することを目的とし、この
目的は造粒したリン安肥料、特にリン酸1アンモニウム
肥料に濃度54重量%以上の鉱酸溶液を0.05重量%
以上添加することを特徴とする固結性の改善されたリン
安肥料の製造方法によって達成することができる。
ウム肥料を造粒性の劣化を招くことなく極めて簡単かつ
経済的に製造する方法を提供することを目的とし、この
目的は造粒したリン安肥料、特にリン酸1アンモニウム
肥料に濃度54重量%以上の鉱酸溶液を0.05重量%
以上添加することを特徴とする固結性の改善されたリン
安肥料の製造方法によって達成することができる。
こ・において使用される鉱酸としては、硫酸、塩酸、リ
ン酸、硝酸等の一種または二種以上が好ましい。
ン酸、硝酸等の一種または二種以上が好ましい。
これら鉱酸のリン女系肥料に対する添加割合は少な過ぎ
ても十分な固結防止効果は上がらず、また多過ぎても固
結防止効果の著しい上昇はないので経済的に不利であり
、粒の造粒性が低下すると共に取り扱いが厄介となるた
め好ましくなく、通常は粒状リン安に対し0.05重量
%以上、好ましくは0.1〜0.5重量%の範囲が選ば
れる。
ても十分な固結防止効果は上がらず、また多過ぎても固
結防止効果の著しい上昇はないので経済的に不利であり
、粒の造粒性が低下すると共に取り扱いが厄介となるた
め好ましくなく、通常は粒状リン安に対し0.05重量
%以上、好ましくは0.1〜0.5重量%の範囲が選ば
れる。
また鉱酸は通常水溶液の形で加えるが、その濃度は5重
量%以上、特に10〜50重量%とするのが操作取り扱
い上好ましい。
量%以上、特に10〜50重量%とするのが操作取り扱
い上好ましい。
添加の方式は、噴霧造粒等で造粒されたリン酸1アンモ
ニウムにベルト上または皿型造粒機上で鉱酸水溶液をス
プレーにより噴霧するのが便利である。
ニウムにベルト上または皿型造粒機上で鉱酸水溶液をス
プレーにより噴霧するのが便利である。
本発明による酸被覆を行なう時期はリン安肥料造粒後に
行なわれるが、前記のようにリン酸1アンモニウムを配
合肥料として使用したときの造粒性向上を図るためのア
ンモニア処理をした後に行なえば造粒性は劣化すること
なく、かつ固結性も改善されることになる。
行なわれるが、前記のようにリン酸1アンモニウムを配
合肥料として使用したときの造粒性向上を図るためのア
ンモニア処理をした後に行なえば造粒性は劣化すること
なく、かつ固結性も改善されることになる。
本発明の方法によって得られる粒状リン安肥料は固結性
の極めて改良されたものであり、輸送中や貯蔵中に固結
することもなく、はパ完全な流動状態を保つことができ
る。
の極めて改良されたものであり、輸送中や貯蔵中に固結
することもなく、はパ完全な流動状態を保つことができ
る。
以下本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、こ
れに限定されるものではない。
れに限定されるものではない。
実施例
pH4,5のリン酸1アンモニウムの粒状物20kgを
ロツシエ型(皿型転動)造粒機に入れその表面に98%
、50%5,20%の硫酸水溶液、20%リン酸水溶液
、20%塩酸水溶液および10%硝酸水溶液をリン酸1
アンモニウム粒状物の表面に重量で0.05〜0.15
%噴霧添加したものを肥料袋に充填し、その上に20k
g袋10袋を段積みし、−週間放置後約20m/m大の
ボールについて夫々の強度を本屋式硬度計で測定した。
ロツシエ型(皿型転動)造粒機に入れその表面に98%
、50%5,20%の硫酸水溶液、20%リン酸水溶液
、20%塩酸水溶液および10%硝酸水溶液をリン酸1
アンモニウム粒状物の表面に重量で0.05〜0.15
%噴霧添加したものを肥料袋に充填し、その上に20k
g袋10袋を段積みし、−週間放置後約20m/m大の
ボールについて夫々の強度を本屋式硬度計で測定した。
Claims (1)
- 1 造粒したリン安肥料に濃度5重量%以上の鉱酸溶液
を0.05重量%以上添加することを特徴とする固結性
の改善されたリン安肥料の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52107686A JPS5953239B2 (ja) | 1977-09-09 | 1977-09-09 | 固結性の改善されたリン安肥料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52107686A JPS5953239B2 (ja) | 1977-09-09 | 1977-09-09 | 固結性の改善されたリン安肥料の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5445264A JPS5445264A (en) | 1979-04-10 |
JPS5953239B2 true JPS5953239B2 (ja) | 1984-12-24 |
Family
ID=14465387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52107686A Expired JPS5953239B2 (ja) | 1977-09-09 | 1977-09-09 | 固結性の改善されたリン安肥料の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5953239B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102001883B (zh) * | 2010-10-26 | 2013-05-22 | 瓮福(集团)有限责任公司 | 用硫酸盐作磷酸铵防结块剂的方法 |
JP6268054B2 (ja) * | 2014-07-09 | 2018-01-24 | 株式会社アナック | 燐酸系混酸廃液を処理して肥料を製造する方法及び装置 |
-
1977
- 1977-09-09 JP JP52107686A patent/JPS5953239B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5445264A (en) | 1979-04-10 |
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