JPS5951507B2 - セメント添加剤 - Google Patents

セメント添加剤

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Publication number
JPS5951507B2
JPS5951507B2 JP2511279A JP2511279A JPS5951507B2 JP S5951507 B2 JPS5951507 B2 JP S5951507B2 JP 2511279 A JP2511279 A JP 2511279A JP 2511279 A JP2511279 A JP 2511279A JP S5951507 B2 JPS5951507 B2 JP S5951507B2
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JP
Japan
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cement
weight
present
hydration
dextrin
Prior art date
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Expired
Application number
JP2511279A
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English (en)
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JPS55121935A (en
Inventor
秀行 宇田川
哲也 安藤
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Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Denki Kagaku Kogyo KK filed Critical Denki Kagaku Kogyo KK
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Publication of JPS5951507B2 publication Critical patent/JPS5951507B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、コンクリートやモルタルの水和熱による温度
上昇を抑制するセメント添加剤、特に、特定のデキスト
リンとアルカリ金属の水酸化物、硫酸塩及び亜硫酸塩か
ら選ばれた1種以上含有した水和熱調節用のセメント添
加剤に関する。
本発明において、デキストリン冷水可溶分とは、試料デ
キストリンを温度21℃の蒸留水に溶解した量をいうが
、さらに、具体的に説明すると、試料デキストリン10
gを200m1のメスフラスコに入れ、温度21℃の蒸
留水150m1加え、温度20〜23℃に1時間保持し
た後?戸別しその沖液を蒸発乾固して得られたデキスト
リンを試料テ゛キス)〜リンに対する割合で示したもの
を冷水可溶分とするものである。
近年、土木建築構造物の大型化が進み、マスコンクリー
ト工事が増加しつつあるが、その際にセメントの水和に
よる発熱とその蓄積が大きいため、コンクリ−1〜温度
が材冷初期に急激に上昇し、これが降下したときの応力
が原因となって、コンクリートにいわゆる熱ひび割れ現
象を生ずるという問題がある。
このひび割れを防ぐ方法としては、例えば1) 単位セ
メント量を少なくする。
2) 水利熱の小さいセメントを選択する。
3) 材料のプレクーリングないしパイプクーリングを
行なう。
4) 1回の打設量を少なくする。
5) 収縮継目を設ける。
6) 養生に注意する。
などが考えられるが、実際の工事では種々の制約があり
、前記の手段を実施するのは困難である。
そこで従来は、例えばリグニンスルフォン酸塩系、オキ
シカルボン酸系、砂糖などの混和剤を少量添加していた
が、これらは水和反応が始まるまでの時間の延長には効
果的であるが、その後に急激な水和反応がおこり、初期
材令における成形体の温度上昇を抑制することは困難で
あった。
また従来よりデキストリンは、減水遅延剤又は増粘剤と
して使用されている。
すなわち、その冷水可溶分が90重量%をこえる比較的
低分子量のデキストリンは減水遅延性があり、冷水可溶
分5重量%未満の高分子量のものは増粘性があるが、本
発明において用いる特定の冷水可溶分を示すテ゛キスト
リンのセメント水和熱発生の抑制効果があるということ
は全く知られていなかったものである。
本発明は、従来使用されなかったデキストリンの特に顕
著なセメント水和熱発生の抑制効果に着目し、さらに、
アルカリ金属の水酸化物、硫酸塩及び亜硫酸塩から選ば
れた1種以上をセメン)・に加えることにより、セメン
トの水和を調整させて、その初期材冷におけるセメント
成形体の急激な温度上昇を抑制し、さらにセメンI・モ
ルタルやコンクリートの長期強度発現がきわめて良好と
するセメント添加剤を提案するものである。
すなわち、本発明は、冷水可溶分が5〜90重量%であ
るデキストリンと、アルカリ金属の水酸化物、硫酸塩及
び亜硫酸塩から選ばれた1種以上とを含有してなること
を特徴とする。
通常、テ゛キストリンは、デンプンに希酸を加え加熱分
解して得られるが、デンプンの酵素分解、グルコースの
縮合等どのような製法で得られたものでも本発明の使用
には支障はないが、冷水可溶分の含有量が5〜90重量
%の範囲のものであることが必要である。
特に好ましい冷水可溶分範囲は、10〜65重量%のも
のであり、これは目的とする効果発現が大であるからで
ある。
一方、アルカリ金属の水酸化物、硫酸塩、亜硫酸塩は、
従来はむしろセメンI・の水和を促進する効果を有する
ものであるとされ、特に、硫酸ソーダは早強剤として認
識されているものではあるが、特定のテ゛キストリンと
併用することにより、早強性とはまるで逆な性質である
セメントの水和発熱抑制効果が、デキストリン単味の場
合よりも著しく大となることは知られていない。
本発明のセメント添加剤をさらに詳しく説明すると、本
発明は冷水可溶分5〜90重量%のデキストリン100
重量部に対し、アルカリ金属の水酸化物、硫酸塩、亜硫
酸塩の中少なくとも一種以上を20〜200重量部混和
するのがよく、又この添加剤をセメントに対し0.05
〜10重量%程度添加するのが好ましい。
添加量が0.05重量%未満の添加では温度上昇抑制効
果が小さく、10重量%をこえる添加量では強度に悪影
響を与える。
本発明品を配合するセメントとしては、各種ポルトラン
ドセメント、さらにこれにシリカ、フライアッシュ等を
配合した混合セメント、又膨張セメント等に対しても有
効である。
以上説明したように、本発明は、セメントの水和熱の調
整ができると共に減水性も得られ、あわせて長期材令に
おける強度発現が良好となる利点がある。
なお、本発明のセメン1へ添加剤は、他の混和剤である
空気連行剤、減水剤、遅延剤等との組み合せにおいても
使用でき、そのことにより何ら特性を失うことはない。
なお明細書記載の部はいずれも重量基準で示した。
以下実施例をあげてさらに本発明を説明する。
実施例 1 普通ポル1−ランドセメンl−100重量部、相模用産
川砂5mm下200重量部、第1表に示したセメント添
加剤を混合して、これに水を水セメント比42%として
練り上り温度20℃に調整したモルタルを、高さ30c
m、内径13cm、厚さ10cmの発泡スチロール製円
筒容器に約3.51入れ、20℃恒温室中で養生し、そ
のモルタル中心部の温度を熱電対で測定した。
その結果を第1表及び第1図に示す。なおデキストリン
は冷水可溶分18.3重量%のものを用いた。
又、同一モルタルの供試体寸法4cmX4cmX16c
mのものを20℃水中養生したときの圧縮強度試験の結
果を第2表に示す。
実施例 2 普通ポルI・ランドセメンl−100重量部、粗骨材と
して相模用産川砂利352重量部、細骨材として相模用
産川砂5mm下255重量部、水セメンl−比56%の
配合で、本発明のセメント添加剤を添加して、練り上り
温度20℃に調整したコンクリ−1−とじ、これを厚さ
10cmの発泡スチロールで四面断熱し、二面放熱とし
た50 x 50 x 50の鉄製型わくに入れ、20
℃恒温室中で養生したときのコンクリート中心部の温度
を熱電対で測定した。
なお、比較のためにグルコン酸及び混和剤無添加の場合
について、同様に試験を行った。
これらの結果を第3表及び第2図に示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 冷水可溶分が5〜90重量%であるデキストリンと
    アルカリ金属の水酸化物、硫酸塩及び亜硫酸塩から選ば
    れた1種以上を含有してなるセメント添加剤。
JP2511279A 1979-03-06 1979-03-06 セメント添加剤 Expired JPS5951507B2 (ja)

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JP2511279A JPS5951507B2 (ja) 1979-03-06 1979-03-06 セメント添加剤

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JPS55121935A JPS55121935A (en) 1980-09-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5930743A (ja) * 1982-08-16 1984-02-18 電気化学工業株式会社 水和熱抑制剤
JP4727020B2 (ja) * 1999-03-29 2011-07-20 電気化学工業株式会社 セメント組成物

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JPS55121935A (en) 1980-09-19

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