JPS5950293B2 - 優れた保存性を有するパン粉の製造法 - Google Patents
優れた保存性を有するパン粉の製造法Info
- Publication number
- JPS5950293B2 JPS5950293B2 JP57128906A JP12890682A JPS5950293B2 JP S5950293 B2 JPS5950293 B2 JP S5950293B2 JP 57128906 A JP57128906 A JP 57128906A JP 12890682 A JP12890682 A JP 12890682A JP S5950293 B2 JPS5950293 B2 JP S5950293B2
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- Japan
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- bread
- bread crumbs
- alcohol
- carbon dioxide
- crumbs
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/80—Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
Landscapes
- Grain Derivatives (AREA)
- Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は細菌数が少なく、また長期間の保存のできる
パン粉の製造法に関する。
パン粉の製造法に関する。
通常、パン粉は小麦粉に水、酵母、塩、イーストフード
、油脂、糖類などの副資材を加え、混捏して28℃程度
で適当時間発酵させ、更に整形後型詰を行なった後に第
二の発酵を行なわせ、次いで焙焼法または通電法により
加熱して焼成パンをつくり、ここに得られた焼成パンを
放冷しだ後、粉砕し、さらに乾燥することによって製造
されている。
、油脂、糖類などの副資材を加え、混捏して28℃程度
で適当時間発酵させ、更に整形後型詰を行なった後に第
二の発酵を行なわせ、次いで焙焼法または通電法により
加熱して焼成パンをつくり、ここに得られた焼成パンを
放冷しだ後、粉砕し、さらに乾燥することによって製造
されている。
しかしながら、このようにしてつくられたパン粉は34
〜37%の水分を含み、カビ、細菌等の微生物の繁殖に
好適な栄養源を含んでいるために、その保存性が悪い。
〜37%の水分を含み、カビ、細菌等の微生物の繁殖に
好適な栄養源を含んでいるために、その保存性が悪い。
このパン粉の保存性を良好にするために、静菌作用を有
する物質をパンに加える方法(特許第830476号、
特公昭49−20205号公報)、またはパン粉を急速
凍結する方法が知られているが、これらの保存性の改善
の効果は必ずしも充分なものでない。
する物質をパンに加える方法(特許第830476号、
特公昭49−20205号公報)、またはパン粉を急速
凍結する方法が知られているが、これらの保存性の改善
の効果は必ずしも充分なものでない。
これに対して、この出願の発明者はパン粉の製造工程に
おける細菌数の挙動調査を行ない、パン粉の細菌による
汚染は主としてパン粉の粉砕工程以後の工程で起ること
を見出し、パン粉の粉砕工程を炭酸ガス気流中で行なう
方法を開発した。
おける細菌数の挙動調査を行ない、パン粉の細菌による
汚染は主としてパン粉の粉砕工程以後の工程で起ること
を見出し、パン粉の粉砕工程を炭酸ガス気流中で行なう
方法を開発した。
(特開昭57−33560号公報)この方法はパン粉の
保存性の改善に著るしい効果があり、通常の状態で1週
間程度の保存性を達成することができるが、炭酸ガスの
使用は大容量のボンベまたはドライアイスの如き高価な
材料を多量に必要とする点に問題点がある。
保存性の改善に著るしい効果があり、通常の状態で1週
間程度の保存性を達成することができるが、炭酸ガスの
使用は大容量のボンベまたはドライアイスの如き高価な
材料を多量に必要とする点に問題点がある。
この出願の発明者はこの点を改善するとともに、さらに
優れた保存性を有するパン粉の製造について研究を重ね
、この発明を完成するに到った。
優れた保存性を有するパン粉の製造について研究を重ね
、この発明を完成するに到った。
この発明は、原料小麦粉に必要な副資材を加えた製パン
材料の混線、発酵、焼成、粉砕、水分除去および包装か
らなるパン粉の製造において、焼成されたパンをアルコ
ール気流中で粉砕することによって、パン粉の長期間の
保存を可能にさせることからなるパン粉の製造方法であ
り、また前記のパン粉の粉砕をアルコール−炭酸ガス混
合気流中で行なうことによって、保存性をさらに改善す
るとともに、安全操作を可能にすることからなるパン粉
の製造法である。
材料の混線、発酵、焼成、粉砕、水分除去および包装か
らなるパン粉の製造において、焼成されたパンをアルコ
ール気流中で粉砕することによって、パン粉の長期間の
保存を可能にさせることからなるパン粉の製造方法であ
り、また前記のパン粉の粉砕をアルコール−炭酸ガス混
合気流中で行なうことによって、保存性をさらに改善す
るとともに、安全操作を可能にすることからなるパン粉
の製造法である。
この発明の目的は、長期間の保存性を有するパン粉の製
造法を提供することにある。
造法を提供することにある。
この発明の目的は、長期間の保存性を有するパン粉を安
全操業において製造することができるパン粉の製造法を
提供することにある。
全操業において製造することができるパン粉の製造法を
提供することにある。
この発明において使用することができるアルコールとし
ては殺菌作用ないし静菌作用を有するアルコールであれ
ば、理論的には如何なるアルコールをも使用することが
できる。
ては殺菌作用ないし静菌作用を有するアルコールであれ
ば、理論的には如何なるアルコールをも使用することが
できる。
一般的にはエチルアルコール、イソプロピルアルコール
、またはプロピレングリコールを使用するが、エチルア
ルコールを使用することが好ましい。
、またはプロピレングリコールを使用するが、エチルア
ルコールを使用することが好ましい。
これらのアルコールを使用する場合、その空気中におけ
る爆発限界に注意しなければならない。
る爆発限界に注意しなければならない。
すなわち、空気中におけるエチルアルコールの爆発限界
は3.3〜19容量%であり、イソプロピルアルコール
は2.0〜12.7容量%であり、またプロピレングリ
コールは2.6〜12.5容量%であるから、一般的に
は、爆発限界以上の量において使用される。
は3.3〜19容量%であり、イソプロピルアルコール
は2.0〜12.7容量%であり、またプロピレングリ
コールは2.6〜12.5容量%であるから、一般的に
は、爆発限界以上の量において使用される。
これらのアルコールは粉砕後もパン粉中に一部分が吸着
されて留まっているが、パン粉をフライに使用した場合
は調理の時点で揮散する。
されて留まっているが、パン粉をフライに使用した場合
は調理の時点で揮散する。
この発明において、パン粉の粉砕をガス状のアルコール
気流中で行なうよりも、水を含んだアルコール煙霧中ま
たはアルコールと炭酸ガスの混合ガス気流中で行なうこ
とが好ましい。
気流中で行なうよりも、水を含んだアルコール煙霧中ま
たはアルコールと炭酸ガスの混合ガス気流中で行なうこ
とが好ましい。
アルコール炭酸ガスの混合ガスを使用すると、空気、す
なわち、酸素の不存在下のパン粉の粉砕が可能になり、
爆発の危険性をなくすことができるのに加えて、保存性
もより改善することができる。
なわち、酸素の不存在下のパン粉の粉砕が可能になり、
爆発の危険性をなくすことができるのに加えて、保存性
もより改善することができる。
この発明におけるパン粉の粉砕を行なう場合のアルコー
ル気流は、アルコールを加熱して蒸気化する手段、アル
コールを霧吹きによって霧化させる手段または他の公知
の霧化手段によってつくられる。
ル気流は、アルコールを加熱して蒸気化する手段、アル
コールを霧吹きによって霧化させる手段または他の公知
の霧化手段によってつくられる。
またアルコール−炭酸ガス気流は、アルコールを炭酸ガ
ス気流中で加熱して蒸気化する手段またはアルコールを
炭酸ガスによって霧化させる手段によってつくられる。
ス気流中で加熱して蒸気化する手段またはアルコールを
炭酸ガスによって霧化させる手段によってつくられる。
この発明において、パン粉の粉砕工程以後の水分除去お
よび包装工程をアルコール気流またはアルコール−炭酸
ガス気流中で行なうことにより、パン粉の保存中の細菌
の増加を防ぐことができ、その保存性をさらに改善する
ことができる。
よび包装工程をアルコール気流またはアルコール−炭酸
ガス気流中で行なうことにより、パン粉の保存中の細菌
の増加を防ぐことができ、その保存性をさらに改善する
ことができる。
以下に、この発明を実施例によって具体的に説明する。
実施例 1
小麦粉140Kg、酵母4胸、イーストフード200?
、水78に9を混捏し、28℃で2〜4時間発酵させ再
びミキサーに移し、小麦粉60Kg、糖質3Kg、油脂
3Kg、食塩3.8に9および水36Kgを加えて再混
捏を行ない、次に一定量に生地を分割し、整形、型詰を
行ない、さらに28℃で40〜50分間発酵を行なう。
、水78に9を混捏し、28℃で2〜4時間発酵させ再
びミキサーに移し、小麦粉60Kg、糖質3Kg、油脂
3Kg、食塩3.8に9および水36Kgを加えて再混
捏を行ない、次に一定量に生地を分割し、整形、型詰を
行ない、さらに28℃で40〜50分間発酵を行なう。
そして通電式あるいは焙焼式により加熱して焼成した。
焼成したパンを冷却した後、粉砕機によって粉砕した。
この粉砕機の破砕部の装入口には、エチルアルコールを
その沸点以上の78℃以上に加熱して蒸気化した気流を
装入する装置が取付けてあり、その内部の空気をエチル
アルコール気流(エチルアルコール含量=40容量%以
上、温度75℃)によって置換し、さらに前記の冷却し
た焼成ハンヲ粉砕する間前記と同一のエチルアルコール
気流を装入した。
その沸点以上の78℃以上に加熱して蒸気化した気流を
装入する装置が取付けてあり、その内部の空気をエチル
アルコール気流(エチルアルコール含量=40容量%以
上、温度75℃)によって置換し、さらに前記の冷却し
た焼成ハンヲ粉砕する間前記と同一のエチルアルコール
気流を装入した。
焼成したパンは先ず破砕部において大きく砕かれ、さら
にフレーク状に細分化されるが、その際表面積の増大し
たパン粉表面にエチルアルコールが接触して、均一に吸
着された後、排出された。
にフレーク状に細分化されるが、その際表面積の増大し
たパン粉表面にエチルアルコールが接触して、均一に吸
着された後、排出された。
このようにして得られたパン粉をなるべく外気と接触さ
せないようにして、合成樹脂袋aおよびガス遮断製の合
成樹脂袋すに充填し、密封した。
せないようにして、合成樹脂袋aおよびガス遮断製の合
成樹脂袋すに充填し、密封した。
実施例 2
実施例1と同様に焼成したパンを冷却した後、粉砕機に
よって粉砕した。
よって粉砕した。
この粉砕機の破砕部の装入口には、エチルアルコールを
炭酸ガス気流中で、その沸点の78℃以上に加熱して蒸
気化したエチルアルコール−炭酸ガス気流を装入する装
置が取付けてあり、その内部の空気をエチルアルコール
−炭酸ガス混合気流(エチルアルコール対炭酸ガスの容
量比:1対1を温度75℃)によって置換し、さらに前
記の冷却した焼成パンを粉砕する間、同じエチルアルコ
ール−炭酸ガス混合気流を装入した。
炭酸ガス気流中で、その沸点の78℃以上に加熱して蒸
気化したエチルアルコール−炭酸ガス気流を装入する装
置が取付けてあり、その内部の空気をエチルアルコール
−炭酸ガス混合気流(エチルアルコール対炭酸ガスの容
量比:1対1を温度75℃)によって置換し、さらに前
記の冷却した焼成パンを粉砕する間、同じエチルアルコ
ール−炭酸ガス混合気流を装入した。
焼成したパンには、エチルアルコール−炭酸ガスが均一
に吸着されていた。
に吸着されていた。
このようにして得られたパン粉をなるべく外気に接触さ
せないようにして実施例1と同じ合成樹脂袋aおよびガ
ス遮断性の合成樹脂袋すに充填し、密封した。
せないようにして実施例1と同じ合成樹脂袋aおよびガ
ス遮断性の合成樹脂袋すに充填し、密封した。
一方、対照として、実施例1と同様に焼成したパンを冷
却した後、粉砕機内の空気を置換させることなく、また
通常の気流中で粉砕機によって粉砕した。
却した後、粉砕機内の空気を置換させることなく、また
通常の気流中で粉砕機によって粉砕した。
このようにして得られたパン粉を実施例1と同じ合成樹
脂袋aおよびガス遮断性の合成樹脂袋すに充填し、密封
した。
脂袋aおよびガス遮断性の合成樹脂袋すに充填し、密封
した。
以−トの製品を30°C1湿度80%の条件下に保存し
た場合のカビの発生状況を調べた。
た場合のカビの発生状況を調べた。
結果を次の表に示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 原料小麦粉に必要な副資料を加えた製パン材料の混
線、発酵、焼成、粉砕、水分除去および包装からなるパ
ン粉の製造において、焼成されたパンをアルコール気流
中で粉砕することによって、長期間の保存が可能である
パン粉をつくることを特徴とする優れた保存性を有する
パン粉の製造法。 2 焼成されたパンの粉砕がアルコ→しと不活性ガスの
混合ガス気流中で行なわれることを特徴とする特許請求
の範囲第1項に記載の方法。 3 前記の混合ガスにおける不活性ガスが炭酸ガスであ
ることを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の方法
。 4 前記の混合ガスにおける不活性ガスが窒素ガスであ
ることを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57128906A JPS5950293B2 (ja) | 1982-07-26 | 1982-07-26 | 優れた保存性を有するパン粉の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57128906A JPS5950293B2 (ja) | 1982-07-26 | 1982-07-26 | 優れた保存性を有するパン粉の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5921333A JPS5921333A (ja) | 1984-02-03 |
JPS5950293B2 true JPS5950293B2 (ja) | 1984-12-07 |
Family
ID=14996280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57128906A Expired JPS5950293B2 (ja) | 1982-07-26 | 1982-07-26 | 優れた保存性を有するパン粉の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5950293B2 (ja) |
-
1982
- 1982-07-26 JP JP57128906A patent/JPS5950293B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5921333A (ja) | 1984-02-03 |
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