JPS59501719A - 錆処理用組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 錆処理用組成物 本発明は、酸化されていないにせよあるいは酸化されているにせよ、鉄または鋼 からなる製品に使用するための、ポリマー乳濁液のような塗膜形成剤の分散液ま たは乳濁液と鉄酸化物をキレート化するためのキレート化剤よりなる種類の錆処 理用組成物に関する。

この種の組成物は例えば西ドイツ特許公開用コβｊ　！、、ｔ　？　７．号、ス イス特許第！ｔ　ｆ　Ｏ，／　１２号明細書及び英国特許第１．’ｌ　９　’Ｉ 、λ１２号明細書にすでに提唱されている。これらの先行開示物においては、と りわけ没食子酸及びタンニンが鉄酸化物のキレート化のために適当なキレート化 剤として開示されている。

またピロガロール（’ｒλ、３−トリヒドロキシベンゼン）も前記組成物中の酸 化鉄キレート化のためのキレート化剤として提唱されている。

本発明の目的は錆びた鋼あるいは錆のない鋼へ塗布した時、さらに鋼が酸化ある いは腐蝕することを実質的に防止でき、且つ苛酷な湿度及び降霜条件下で耐久性 があり、また油、酸あるいはアルカリあるいは他の腐蝕環境に対して耐久性のあ る塗膜を与える水性腐蝕抑制塗料あるいはワニスを提供するにある。

実際に有効であるためには、腐蝕抑制塗料あるいはワニスは一般に使用する表面 塗料となじみがよくなければならない。適切に塗布した時に前記ワニスの接着性 及び堅牢性は一般に使用する表面塗料の接着性及び堅牢性よりも劣るものであっ てはならず、また良好な仕上げが得られるすぐれた下塗り表面を与えるものでな ければならない。前記ワニスは低毒性であり、ワニス自体が強酸性あるいは強ア ルカリ性であってはならず、また可燃性、爆発性あるいは有毒性蒸気を発するも のであってはならない。前記ワニスは塗装、吹き付けあるいは浸漬によって適用 でき、環境温度及び環境湿度で比較的短時間で硬化及び乾燥するものでなければ ならない。

本発明の目的のために特に有用な塗膜形成乳濁液（あるいはラテックス）はジャ ーナル・オブ・ザ・オイＡｓ５ｏｃｉａｔｉｏｎ　’　）第６４Ｉ巻（／９ｐ／ ９Ｉ月）／７！ｒ〜／Ｅ！ｒ頁の壬−−ジエイ・バーゲス（Ａ、Ｊ、Ｂｕｒｇｅ ｓす、ディー・カルドウエル（Ｄ、ＯａｌｃＬｗｅｌｌ　）及びジエイ・シー・ パジェット（Ｊ、Ｃ，Ｐａｄｇｅｔ　）による論文及び英国特許第ｉ、ｒｉｇ、 ダ／１号明細書及び欧州特許出願ＪＯＯＩＯＡＬ　に記載さｎたものであること が見出された。上述の論文及び特許は参照することによって本明細書に組み入れ られる。上述の論文及び特許６ζ記述さｎた種類の製品゛−′　熱昭５９−５０ １７１９　（２）ツクス、２９　ｇ：　（Ｈａｌｏｆ１ｅｘλＯｔ）としてイン ペリアル・ケミカル・インダストリース・リミテッド（工ｍｐｅｒｉａｌｃｈｅ ｍｉＣａ１工ｎ４ｕｓｔｒｉｅｓ　Ｌｔｄ　）によって販売されている〔ハロフ レックス（Ｈａｌｏｆｌｅｘ　）は登録商標である〕、Ｑ。

前述の英国特許に記述され且つ特許請求された発明は（り塩化ビニリデン、　（ ｌｉ）塩化ビニル、０１０アルキル基中に／−７２個の炭素原子を持つ１種また は２種以上のアルキルアクリレート及び／またはアルキル基中に２〜７２個の炭 素原子を持つ１種または２種以上のアルキルメタクリレート及びＯＶ）　７種ま たはコ種以上の、脂肪族ンＡ！ｒ−９０重量部、アルキルアクリレート及び／ま たはアルキルメタクリレ−１２〜１５重量部、脂肪族不飽和カルボン酸０．２〜 ｇ重量部の割合で含むコポリマーからなる水性ラテックスである。

上述の欧州特許出願は（１）塩化ビニリデン、（ｎ）塩化ビニル及び０１１）ア ルキル基中に／−１２個の炭素原子を持つ１種または２種以上のアルキルアクリ レートあるいはアルキルメタクリレートのコポリマーからなる水性ラテックスに おいて、 す、 の）　塩化ビニリデンの割合が塩化ビニリデン、塩化ビニル及び１種または２種 以上の前記アクリレート及び（ｃ）　を種または２種以上のアクリレート及び／ または重量部以上ダＳ重量部以下であることを特徴とする水性ラテックスを記述 且つ特許請求している。

それ故ｌ実施態様において本発明は前述に規定した塗膜形成ラテックスとキレー ト化剤としてピロガロールの有効量を含む腐蝕抑制塗料あるいはワニスを提供− するにある。

ラテツ′クスを主体とする水性ワニスの透過性は塩化ビニリデンを含有しない同 様のラテックスを主体とするものの／　／　／　００種度であった。

ピロガル酸の添加は例えば第四アンモニウム化合物あるいはリン酸°の使用によ っては容易に得ることができない顕著な腐蝕特性を導いた。

ブチルグリ゛コールエーテル類及びブチルグリコールエステルアルコール類はよ り低い硬化温度効果及びより大きい塩耐久性を生ずるために使用される。

タンニン酸のような他のキレート化剤を使用すると他の添加剤（こｎはラテック スの効力を低下させる）なしにはラテックスが不安定となる点でか°なりの困難 が経験された。

（５） 本発明のｌ実施態様は次に示す組成物からなる：ハロフレックスコθ２　１０〜 り１％ ピロガロール　２〜ｊ−％ 水　０〜ｌＯ％ 好適な組成物はピロガロールが３．０％で、ｐＨが６以下、好ましくはｑ以下、 最適には／、１〜コ、Ｓのものである。

この生成物を以下に記載する方法により試験を行った。

試験は６インチＸダインチの軟鋼板上及び自動車車体パネル上に回った。

ｌ　供試組成物は次に示すコ種の主要グループである。

（ａ）、７％ピロカロール含有アクリル／メタクリル系コホリマー乳濁液及び（ ｂ）３％ピロガロール含有塩化ビニリデン／塩化ビニルコポリマー乳濁液（上述 の好適な組成物）。

λ、使用した板は光沢のある軟鋼の同じ素材であり、そ几らのあるものはコチの 食塩噴霧中に露出し、且つ屋外に長期間露出してひどい錆及びピットを促準した ものである。

ユ　すべでの板は保護塗料を塗゛布する前にワイヤーブラシ掛はシ、且つ粗いサ ンドペーパーで磨いた。

矢　錆びた自動車車体パネルにブラシ掛けし、且つサンドペーパーで磨き、次に 清浄な水で洗浄した。

空気吹付装置を自動車パネル及び若干の仕上げ塗装のために使用さｎた以外は１ インチ幅の剛毛塗料ばけを保護乳濁液塗布のために使用した。

保護乳濁液の第１塗膜は次の塗膜が塗布される前に完全に乾燥させた。

鉄表面の錯体形成を示す暗青色〜黒色に処理した板が発色した。

比較は塗装された板を２０〜３０℃でＪ％塩化ナトリウム溶液を使用した食塩噴 霧キャビネット中で１００時間まで処理した後で行った。

アクリルポリマー調合品で処理された板：１回塗り　２ダ時で錆を生ずる ２回塗り　３６時で錆を生ずる 塩化ビニリデン／塩化ビニルコポリマーで処理された板： １回塗り　７０時間でわずかに錆を生ずる２回塗り　ｉｏｏ時間以上錆を生じな い予め錆びさせた板は光沢のある金属板と大きな差を示さなかった。

第コ塗膜をコグ時間放置し乾燥させ、次に水研ぎペーパーで磨いた場合、表面は 食塩噴霧中で１００時間以上も錆を生じなかった。

試験の第コ脆膜の試験の部分はｃ′ｂ）と種々のタイプの塗料との適合性の評価 を行うためで、光沢のある鋼板及び錆びた鋼板の両方に塗布さｎた。

一般に試験さ゛れたすべての徨類の塗料は良好な接着性を示した。

より詳細に説明する： セルロースよりなるエアロゾル塗料及び合成フェノよりなるエアロゾル塗料は優 秀な結果を与えた。

はけ塗り及び吹付けにより塗布されるセルロース含有自動車仕上用塗料及びコ液 性アクリル樹脂含有自動車仕上用塗料は完全に満足のいくものであった。

錆びた自動車パネルにビニリデンコポリマー調合品を２回吹付け、黒色表面をコ グ時間放置し、硬化させ、次にエポキシタイプの目止め剤を吹付け、該目止め剤 で錆ピットを塞ぎ、残りの該目止め剤を削り落し、次にセルローヌ化粧塗料を塗 布した。ダざ時間乾燥後該区域を７日間水槽に含浸しても該目止め剤の膨れある いは剥れは観察さｎなかった。

さらに別の試験においてビニリデン調合品を一回吹付けた板をλ時間ｔＯ℃で焼 付けし、次にアクリル樹脂塗料を塗布し、さらに２時間焼付けした。得られた仕 上塗装は湿気、摩滅及び曲げに耐えられると塗料製造者が自称するほどの耐久性 が見い出された。光沢のある金属と錆びた板の間に明らかな差はなかった。

本発明組成物をすでに錆びた物に塗布した時ハロフレックス半濁より優れた接着 性を示した。

本発明のもう１つの別の実施態様を次に示す：好適量　許容範囲 ハロフレックスコ０２　ｔユ６チ　７Ｓ〜ｔ５チ水　ｊ、Ａチ　Ｏ〜　ダチ ピロガル酸　ｉ、ｔｒチ　ｊ〜、ｙ％ プチルエトキオール　１．θ４　０〜ｊ％（Ｂｕｔｙｌ　Ｅｔｈｏｘｏｌ） ハロフレックス２θコに変えてハロフレックス２０ｔを使用することができる。

試験結果 ｌ　粗粒研磨材を吹付けた鋼板を好適な組成物で２回塗装した。

ａ）Ｊｊ℃で食塩噴霧キャビネット中でｉｏｏθ時間上記鋼板を試験した後非常 に小さな膨れが切り口付近に観察された。

ｂ）　上述と同じ鋼板にセルロース塗料、アクリル樹脂塗料及びアルキド塗料を 塗布したものはひどい錆を生じた。

本発明の上記好適組成の腐蝕抑制塗料を一回塗布した鋼板にエナメル仕上塗料を 塗布したものはｔｏｏ。

時間食塩噴霧をした時もひどい腐蝕を生じなかった。

リ　使用した上記好適組成のラテックスの水透過率は大部分の他の乳濁液ラテッ クスの透過率のｉ％程度であり、塩化ゴム塗料と同等または勝るものであスフＪ ＋禍（目い出火Ｆ＋、？〜 ｄ）好適な組成物を一回塗布した粗粒研磨材を吹付から入り込んだ錆は観察され なかった。

使用した上記好適組成をもつラテックスは非常に低毒性であり、目をいためたり あるいは呼吸障害を起すことがない。

仕上げした乾燥した塗膜は難燃性である。

本発明組成物へ塗料及びフェノへの添加剤としてよく知られている充填材、増量 剤、湿潤剤及び界面活性剤などのような他の物質を添加することができる。

本発明による組成物は湿気のある錆びた金属あるいはぬれて錆びた金属上に塗布 することができる。水は鉄あるいは鋼表面から吸収され、組成物が乾燥する時水 分が鉄あるいは鋼表面に戻るのを防止する。

国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ｌ　塗膜形成用水性乳濁液及び鉄酸化物用キレート化剤としてピロガロールの有 効量を含有する錆処理用組成物。 λ、塗膜形成用水性乳濁液が塩化ビニリデンのコポリマーを含有する水性ラテッ クスである請求の範囲第１項記載の組成物。 ３　塗膜形成用水性乳濁液が塩化ビニリデン、塩化ビニル及び１種または一種以 上のアルキルアクリレートク あるいはメタｙリレートからなるコポリマーである請求の範囲第コ項記載の組成 物。 弘　ピロガロールの割合がＯ，Ｓ〜６％である請求の範囲第１項ないし第３項の いずわかｌこ記載の組成物。 ３．０−１％のプチルエトキオールを含有する請求の範囲第１項ないし第７項の いずれかに記載の組成物。 ４５−１２％のイン１０パノールを含有する請求の範囲第１項ないし第３項のい ずれかに記載の組成物。 ７　実質的に本明細書中に記載した組成物。 ｇ　実質的に本明細書例１に記載した組成物。 デ　実質的に本明細書例コに記載した組成物。 ｌθ　請求の範囲第１項ないし第３項のいずれかζこ請求した水性ラテックスを 使用することを特徴とする支持体へ保護塗膜を塗布する方法。