JPS59501032A - スルフイド層の形成方法 - Google Patents

スルフイド層の形成方法

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JPS59501032A JP50166583A JP50166583A JPS59501032A JP S59501032 A JPS59501032 A JP S59501032A JP 50166583 A JP50166583 A JP 50166583A JP 50166583 A JP50166583 A JP 50166583A JP S59501032 A JPS59501032 A JP S59501032A
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ピ−タ−ス・ジオン・ダブユ
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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

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【発明の詳細な説明】 スルフィド層の形成方法 発明の背景 1、発明の分野 この発明は、−49に、スルフィド層が選定された基板上に形成されている半導 体装置および回路の作製に、およびより具体的には基板への電荷損傷もしくは放 射線損傷を生起することなく基板上にスル741層を被着しもしくは自生スルフ ィド層を形成することに関する。
2、′−行 術の説 半導体装置および回路の製造において、半導体基板の表面に絶縁体もしくは誘電 層を形成して隣接する層もしくは構造間に電気的絶縁を提供することかしばしば 必要である。この誘電層の物理的およυ電気的性質は、完成された装置もしくは 回路の電気的性能を決定する上で重要である。しばしば用いられる誘電材[(に ンス・アント・テクノロジ仁第14巻、No、 5 、9月/10月 1’97 7、第1053負における[デポジション・テクニンク・フォー・ディエレクト リンク−フィルムス・オン・セミコンダクター・デバイスイス」と題する刊行物 中においてJA、アミック、GLシュネイブルおよびJ、L、つ゛オンセンによ って諭しられているように、ニー耐化シリコン、二酪化シリコンお特表昭59− 501032S(2) よび他の醇化物のカラス、窒化シリコン、醇化アルミニウム、並ひにポリイミド やテフロンのような有機フィルムか含まれる。これら後者の材料に加えて、赤外 線検出素子のよな装置に用いるために、赤外領域の放射に対して透過性の薄膜バ ンシヘーンヨン層を提供すへくスルフィトかより最近用いられてきている。
スルフィト薄膜を形成するための通常の方法はスパツクまたは基発法のいづれか を含む。例えばlナル・オン・フィジフクス D、アー134 に二二乙」ンン クヌ、第11巻、1978、第491ないし498真においてB、Rクリンチレ ーおよびP、R,(1:スティーブンズ+、=よって論しられているように、既 知の非反応性スパッタ法に従えば、反に室中において、イC化、!tII鉛(Z nS)のような選定されたスルフィド材料のディスクかアルコンイオンのような 不活性イオンによって打撃される。この打撃不活性イオンはターゲット(ディス ク)からZnSを気化させ、この気化したZnSは次に選定された基板上に被着 する。このようなスパッタ法において、打撃イオンは、アルゴンのような選択さ れた打撃物質をラジオ周波(rf)もしくは直流([IC)放電に供することに よって生成される。しかしなから、この選択された打撃物質が放電に曝露される 結果、多数の異種のイオン化および中性粒子並びに波長か500オングストロー ムあるいはそれ以′下と低佳 い高エネルギー放射か生しる。これら異種粒子は次させるに充分な高められた温 度に」−昇され、そのスルによって電荷打撃または放射打整による基板にたいす る損傷が避けられる。
従って、この発明のもう一つの目的は、選定された基板の表面上に選択された元 素のスルフィト層を形成するための方法であって該スルフィト層か良好な絶縁性 を有するものを提供することである。
この発明の他の目的は、上記タイプの方法であってスルフィト半導体基板界面に おける表面状態雀度の値夛最小とししたかって被着されたスルフィト層中の電荷 トランプを最小にするものを提供することである。
なお他の目的は、上記タイプの方法であって被着されたスルフィド層と基板との 界面において低鑑度の発生/再結合中心を生みだししたがって基板中における良 好な少数キャリヤー寿命と、この方法によって形成された装置における、放射に 対する減少した感受性とを提供するものを提供することである。
他の目的は、上記タイプの方法であって基板上にスルフィド層を被着している間 に基板の放射硬度が維持され得るものを提供することである。
なお他の目的は、望ましい光学的反射防止性を有するスルフ、ド材籾の層を形成 するための上記タイプの方法を提供することである。 − なお他の目的は、上記タイプの方法であって温度に敏感な基板に対する熱的損傷 を避けるために温度が充分に低いものを提供することである。
他の目的は、上記タイプの方法であって室温(例えば、30°C)と低い温度で おこなわれ、従って境界移動の問題とその結果する低下した装置収率を排除でき るものを提供することである。
本発明のなお他の目的は、」−記タイブの方法であって選定された基板上に緻雀 で、非粒状の化¥′量論組成のイ」清性スルフィト膜を生成するものを提供する ことである。
他の目的は、上記タイプの方法であって再現性と高い収率をもって高品質のスル フ。1層を生成するものを提供することである。
本発明のなお目的は、選定された基板の表面上に自生スルフィトの層を生成する ための新規で改善された方法を提供することである。
本発明の他の目的は、電荷打撃または放射打撃による基板に対する損傷を避けつ つ基板上に選定されたドーパントを含有する選択されたスルフィドの層を被本発 明の一つの特徴は、上記した被着スルフィド層もし、〈は自生スルフィド層を生 成するために低温光化学気相被着方法を用いることができるということであ。
る。
本発明の上記および他の利点および特徴は、添付の図面に説明されているような 、発明の好ましい態様の以下のより具体的な説明からより容易に明らかとなろう 。
図面の簡単な説明 図面は、本発明の様々な態様に従う方法であって中性硫黄原子が硫黄含有前駆体 の水銀光増感解離または直接解離のいづれかによって生成し、反応して非ドープ またはトープされたいづれかのスルフィト層を生成するところのものを実施する ために適合し得る好ましい4+8を概略形態で図示するものである。
日の詳細な世 図面は、中性硫黄原子が、カルボニルスルフィト、硫化水素、ジメチルスルフィ ト、二硫化炭素およびメチルメルカプタンのような化学的に非反応性の硫黄含有 前駆体の水銀光増感解離によって生成される本発明の二つの方法態様の実施に好 適な装置を簡略した形態で示している。(「化学的に非反応性」という語は、こ こでは、ある物質が通當の混7合物条件の下では指定された反応体と反応しない ということを示すために用いられている。)化学気相被着反応が生じるところの 反応室10はこの反応室10の頂表面と一体の石英窓12を備えている。石英窓 12は以下述へるべき所望の光化学反2を開始させるために用いられる選定され た波長の放射に対して透過性である。選定された波長のこの放射14は、例えば 低圧水銀蒸気アークランプであってよい放射発生手段18によって発生される。
反応室lO内には、所望のスルフィド層か被着されるべき基板20を収容する基 板ホルダーがある。基板20は所定の導電型の領域のような電子構造を有する半 導体材料であってよい。加えて、基板20は、表面に自生スルフィドのような第 2の材料の層を有するものであって本発明のスル241層をこの$2の材料の表 面上に被着するようにしたものからなっていてもよい。ある(・はまた、基板2 0は、レンズまたはミラーのような電気光学的コンポーネントもしくは素子、ま たはスルフィド層がその上に被着されるプラスチ・ンク材料のような選択された 材料のホゾイーを含んでいてもよい。
反応室の外部であってその底表面に隣り、例えばニクロム線で形成さてよく、か つそれに制御された電圧を印加することによって賦活されるところの加熱素子2 1かある。加熱素子21は、被着された層の適切な性質例えば密度が得られるよ うに場合に応じて基板20を熱するために用いることができる。反応室10内の 温度は′室IIA(例えば、30°C)と低くまたは要求により高く(例えば、 300℃またはより高く)#&持してよい。
しかしながら、例えば水銀蒸気アークランンプは高められた温度ではより効率的 でなくなるので、これらランプを冷却しおよびある高められた温度において基板 および基板ホルタ−18によって発生される輻射熱を除去するために外部水冷却 または外部空気もしくは窒素冷却源を設けることが必要である。この目的のため に、放射発生手段16は、アルミニウムで形成されてよい容器23内に完全に収 容されており、かつ外部冷却手段25例えば1図面に示すような水がその中を流 れているパイプまたは流れる窒素ガスが容器23に冷却を与えるために作動され る。容器23は、石英窓12を取囲む反応室10の外表面に固着されているが、 要求によりそこから取外してもよい。こうして、処理温度は、効率的なランプ性 能を提供するために水銀ランプの充分な冷却か達成できるレヘルに随士Nされる 。容器23はまた放射14からの操作者の目の保護を提供している。反応室10 から導出、して、チューブ22がありこれはバルブ24を通ってから、気相被着 反応を4−起させるに充分に低い圧力まで室10を排気するために用いられる真 空発生手段例えばポンプ(図示せず)に至る。
反応室IOの外部には、選定された化学気相被着反応のための個々の反応体カス 例えば、ジメチル亜鉛およびカルボニルスルフィトを含有する室26および28 がある。室26および2日はチューブ34に導入される反応体の量を制御するた めに用いられる制御バルブもしくは流量計30および32にそれぞれ接続してい る。あるいはまた1本発明の第2および第4の方法態様(以下論しる)のために 、トリメチルインジウムのような選定されたドーパント材料の前駆体を含有する 第3の室27、並ひに室27からドーパント前駆体が−Hに論した他の反応体カ スと混合されるところであるチューブ34中へ導入されるドーパント前駆体の量 を制御する相応する制御バルブもしくは流量計31が含まれている。加えて、窒 素のような不活性ギヤリヤーカスを含有するための第4の室および付随する制御 バルブ(図示せず)が含められていてもよい。このキャリヤーガスは、ジメチル 亜鉛のような低いハ気圧を持つ選定された気相反応体を含イコする室例えば室2 6中に導入され、気相反応体を室26から運び出す作用をする。キャリヤーカス を用いることは当該分野でよく知られているので、ここの図面を簡略にするため に、このキャリヤーカス機構は示されていない。
反応体ガスは、チューブ34を通って、3o°cでlδ3トル(水銀のミリメー I・ル)の左気圧でその上に水銀九気を有する水銀のプール(室温で)を含イJ する室36に流入する。反応体カスはこうして室3B中において水銀苅気と程合 されることとなり、この反応体ガス混合物は次にチューブ38を通って化学気相 被着反応が生起し得る反応室IOに至る。図面に示した装置の構成要素は、他に 特定されていない限りステンレス鋼またはアルミニウムで構成できる。図面に示 した装置は、反応体ガスの連続的流入および光化学反応工程中の反応副生物の除 去があるところの低圧連続流光化学反応装置システム、または特定量の反応体が 反応室に導入され、反応体カスの流れが停止されそして光化学反応工程が生起さ れるところの静的光化学反応装置システムのいづれかに用いることができる。
本発明を原子硫黄の水銀増感光化学的発生に依存するところのその第1の態様に 従ってかつ2つだけの反応体カス室(例えば、室26および28)を有する図面 の装置を用いて実施するに当り、化学気相被着方法は、】977、第1082な いし1099頁における「アドウ゛アーンスイズ・イン・デポジションφプロセ ンイズ・フォーφパンシヘーション・フィルムス」と題スる刊行物においてウニ ルナ−・カーノおよびリチャードS、ロスラーによって一02的に記載されかつ ニューヨーク所在ジョン・ウィリー串アン匹すンズ社1966年刊行のJ、G、 キャルハートおよびJ、N。
ビッツによる「フォトケミストリー」と題する木においてさらに論じられている ようにおこなわれる。画文献は参考までにここに含めておく。反応室10は真空 発生手段によって所定の圧力例えば、lないし4トル(水銀のミリメートル)ま で排気される。(この操作圧力は、良好な形態と良好なステンプヵウγレージと を右するスルフィトを生成し、同時に実際的な被着速度を生みだすために反応体 の平均自由行程および)j命を最大化するように選択される。)ジメチル坤鉛[ Zn (CH3)2]のような逆定された気相反応体を室26のような室に入れ 、カルボニルスルフィト’(cos)のような化学的に非反応性の硫黄含有前駆 体を室2日のような室に入れる。バルブ3oおよび32を、それぞれ室26およ び28からの反応体か所定の比率でかつ所定の流1「;でチューブ34内に次で 水銀のプールを含有する室38内にjflf、入するようにセントする。これら 反応体カスは室36内において水銀洗気と混合されることとなり、室36がらチ ューブ38を通ってほぼ室温(例えば、30′c)あるいは200 ′Cもしく はそれ以上に雑持された反応室10内に入る。反応温度は、以下さらに詳しく論 じるように、被着するスルフィドの品質を最大化し同時に基板に対する熱的損傷 を最小化するように追ばれる。放射発生手段18が作動され、所望の光化学反応 を生゛起するために要する選定された波長(例えば、励起状態の水銀を発生する ための共鳴吸収線である2537^)の放射を発生する。放射14は石英窓12 を通って反応室1θに入り、そこで反応体カス混合物中の水銀()Ig)原子を 励起して正規の規定状態よりも約5電子ホルト高いか以下の式(1)に示すよ□ うに非イオン化である励起状態の水銀原子(Hg’)を生成する。この請求は次 に、以下の式(2a)に示すように CO3のような硫黄含有111駆休と衝突 し、てそれにエネルギーを伝達し、該前駆体を解離させ原子硫黄(S)を発生さ せる。加えて、HgJは、以下の式(2b)に示すように、Zn(CH3)2の ような選定された気相反応体と反応して無電荷反応性ラジカル例えは、メチル亜 鉛ラジカルを生成し得る。
前後に、式(3a)および(3b)に示すように、原子硫黄は反応体211(C H3)2またはその反応性ラジカルと反応して硫化亜鉛のような所望のスルフィ Fを生成する。反応体カス比は、例1においてさらに詳細に論しるように、スル フィド生生物の化学量論組成を制御するためにftJI御される。式(3a)お よび(3b)の反応の副生成物Iまエタン、ジメチルスルフィトおよび高級アル カンのような炭化水素揮発分を包含する。
(1) Hg+h ν(253?λ)−Hgオシ−吸収された放射の周波数 (3a) Zn(CH3)、 +S−−−−ZnS十側副生成物3b) 争Zn (CHa) + S −〜→ZnS+副生成物式(2b)に示されるHgJとZ  n (CH3)2との、そのラジカルを生成する反応は、本発明の方法には必 要かないが式(t) 、 (2a)および(3a)で示される主反応工程と同じ 最終生成物に至るところの副反応である。既に指摘したように、−上記式(2a )において生成した原子硫黄は。
初めに中間体ラジカルを生成することなく上記式(3a)に記載したように選定 された気相反応体と直接反応し得る。
あるいはまた、本発明の第1の方法態様に要する原子硫黄は、硫黄を含有する他 の化合物例えば、硫化水素(H2S) 、ジメチルスルフィト[5(C)1B) 2 ] または他のジアルキルスルフィド、二硫化炭素(CS2) 、メチル′ メルカプタン[H5(CH3)]および気相になるに充分な蒸気圧を有する(例 えば、室温においてlないし3トルの蒸気圧を有する)他の光解離性硫黄含有化 合物の水銀増感解離によって生成され得る。いくつかの上記した硫貸含有化合物 の光解#詩に、原子硫黄よりもむしろ/r ある量の硫黄含有分子断片もまた生成し得るということを記しておく。そのよう な硫黄含有分子断片はスル241層の形成に寄与するかもしれないか、そのよう に生成したスルフィド層の品質は原子硫黄から生成したスルフィト層よりも望ま しくない。本発明のクイましい方法態様は、気相反応体と制御可能な様態でかつ 不創望の副反応を伴わずに反応するところの分離した原子硫黄の生成を包含する ものである。
本発明の方法に用いられる遣定された気相反応体は、そのスルフィトが生成され つつありかつここに記載したように硫黄原子と反応し得る金属もしくはカチオン を含有する揮発性化合物を包含する。いくつかの好適な金属台イf気相反応体は 、メチル化合物もしくは他のアルキル化金物またはアルコキシ化合物、クロリド 化合物もしくは他のハライド化合物、または水素化合物である。例えば、硫化亜 鉛は既に論じたようなジメチル亜鉛または塩化亜鉛(ZnCIz)反応体を用い た本発明の方法によって被着される。硫化鉛はテトラメチル鉛[Pb(13)、  ]反応体を用いて被着され、三硫化ヒ素(As2 S3 )はアルシン(As Hヨ)反応体を用いて被着され、三硫化インジウム(In2S3)ぼトリメチル インジウム[1n (C)13 >3 ) ]反応体を用いて被着され、および 硫化カドミウムはジメチルカドミウム[Gd(CH3)2 ]反応体を用いて被 着されるー。
本発明の上記方法により、硫黄原子は、中性の無電荷粒子のみを発生させるとこ ろの光化学的解離によって生しる。「硫黄原子」または「原子f&黄」という藷 は、外側電子殻中に非結合電子を有する中性種である硫黄原子を表すべくここに 用いられている。この非結合電子の存在によって、硫黄原子は高度に反応性とな り、さらに2個の電子を得て安定な完結した外側電子殻を形成しようとするよう になる6中性(非イオン化)でかつ無電荷であることに加えて、本発明に用いら れる原子硫黄は、基板もしくは基板と被石゛シたスルフィトとの界面を損傷させ 得る荷電粒子もしくは高エネルギー放射の発生を排除するところの温和な様態で 生成される。かくして、本発明の方法は、止もしくは負の粒子もしくはイオンま たはM離電子を発生することのない電気的に中性の方法であるから%電荷である 。したかって、本発明の方法は、荷電粒子または高エネルギー放射による打撃に よる基板損傷という既に論じた先行技術の問題を排除するものである。本発明の 範囲内には、光化学的に発生した原子&+j litばかりでなど、荷電粒子ま たは高エネルギー放射の発生をυ1除する様態で生成したいづれの中性無電荷硫 黄原子をも含めることを意図している。
より具体的には、本発明の方法により、スルフィト/半導体基板界面における表 面状flj、 ’1度の値およびrr7 スルフィドもしくは絶縁体層における電荷トラップが最小化されることが予期さ れる。加えて、被着したスルフィトと基板との界面において低密度の発生/再結 合中心(すなわち、タングリングボンドもしくはトラ、ブ)が期待され、かくし て本発明の方法によって形成された装置において基板中の良好な少数キャリヤー 寿命が期待される。
電荷打撃または放射打撃による基板損傷の問題は、放射硬化素子(すなわち、宇 宙用途に用いられるような、カンマ放射に耐えることが要求される素子)を処理 する場合に特に重要である。ある固体材料がガンマ放射に供されると、電子がそ の正規の位置から排出され、当該材料の結晶格子または網状組織の種々の構造欠 陥中にトラ、プされることとなる。この後者の効果は、素子性能が劣化するよう に当該材料の電気的性質を変化させる。既に論じたスルフィド被着のためのいく つかの先行技術方法のまさにその性質によって、電荷打撃または放射打撃により 基板中もしくは被着したスルフィドと基板との界面においてタングリングボンド もしくはIfi荷トシトランプみだされる。これらダングリングボンドもしくは トランプは、荷電種の陥落のだめの場を提供するので、普通、素子に対する放射 線損傷の確率を増大させる。上で論じたように、本発明の方法は無電荷であり、 スルフィド中もしくはスル符表昭59−501032(6) フィト/基板界面における電荷トラップの生成が最小化される。したがって、本 発明の方法はスルフィド被着中の素子の放射硬度を維持することができる。さら に、上昇した温度では、処理されつつある素子中に構造欠陥かより発生しやすく なり、これが次に放射線損傷に対する当該素子の敏感性を増大させることとなる ことが知られている。本発明の方法はこの後者の問題を30ないし300℃のよ うな低い処理温度を用いることによって克服している。がくして、本発明の方法 は、該方法の無電荷という性質と低い処理温度双方の故に所定の素子の放射硬度 を維持する。加えて、本発明の低い処理温度故に、この方法は、温度に敏感な化 合物半導体(例えば、水銀カドミウムテルル、インジウムアンチモンまたはガリ ウムヒ素)上または温度に敏感なプラスチンク材料−1−(例えば、ポリカーボ ネート、アクリル、またはポリアミド)−ににスルフィド層を形成するために特 に良く適合する。
さらに、本発明の方法は比較的低い温度すなわち室温のように低〈実施できるの で境界移動の問題は除去されており、ある半導体装置の高温度作製において遭遇 する低下した素子収率という付随する問題も排除されている。
さらに、本発明の方法は、高度に再現性があり、信頼性かあり、かっとりわけ光 化学反応のための開始放1つ 射を制御することによってスルフィド成長過程に対する高度の制御が可能である 。最後に、本発明の方法によらて生成したスルフィド層は、この中の例1で詳し く論しるように、優れた化学量論的、形態的特性と赤外透過特性を有し、緻雀で 、非粒状で、耐久性かあり、かつ種々の基板表面に対して強く付着する。
本発明の方法によって生成したスルフィト層は、特に、温度に敏感な基板」−の パッシベーション層としてもしくは赤外領域の放射に対して透明な反射防止塗膜 として有用である。より具体的には、本発明に従ってて生成した硫化亜鉛膜は、 ガリウムヒ素および水銀カドミウムテルルのような化合物半導体材料から形成さ れた素子のパツシベーシヨンを提供するために有用である誘電性材料である。三 硫化ヒ素は、硫化鉛赤外検出素子のパッシベーション層に有用である。半導体材 #1である硫化鉛は赤外検出素子および赤外電荷R1合素子における活性素子と して有用である。さらに、本発明のスルフィトは光学的素子もしくはコンポーネ ント(例えば、ガラスもしくはプラスチンクレンズもしくはミラー)の表面に対 して反射防止もしくは増大した反射塗膜として適用できる。−Lに論したように このような用途に対しては、スルフィドは、通常、薄層(例えば、0.1ないし 10ミクロメータ)として提供される。
加えて、本発明の方法によって生成したスルフィド層はパターン化された層とし て提供され得る。このような場合には、スルフィト材料は連続層として被着し、 ついで当該分野で知られているホトリソグラフ法を用いて所定のパターンに優先 的に食刻することができる。あるいはまた、スルフィド材料は、基板表面におけ るマスクを用いてまたは本譲受人に譲渡された米国特許第4,266.932号 に記載されているように基板の選定された部分のみを打つ収束された開始放射を 用いることによって所定のパターンに被着できる。
さらにまた、本発明の第2の方法態様に従えば、硫化亜鉛のようなスルフィト材 料がらなり、特別の光学的用途に要求され得るように主たるスルフィト材料の屈 折・(イを;J!1節するためにスズのような選択されたドーパン[・か含入さ れたスル741層が被着できる。本発明のこの第2の方法態様は、3つの反応体 ガス室(例えば、室26.27および28)を右する図面の装置を用いて上に論 したように本発明を実施することによっておこなうことかできる。Z n (C FI3 )2のような選定された気相反応体が、同時に生成しかつ光化学的に発 生した中性硫黄原子およびスズ含有ラジカルのような選定されたドーパントの中 性原子もしくは分子断片に曝露される。中性反応体粒子は、以下の式(4)ない しく6)に示λ1 されているようにそれぞれ原子硫黄と中性トリメチルスズラジカルの発生が結果 するところの、カルボニルスルフィト(COS)のような化学的に非反応性の硫 黄含有前駆体とテトラメチルスズ[5n(C)13)+]のような化学的に非反 応性のドーパント含有前駆体との水銀光増感解離によって生成する。以下の式( 7)に示すように。
原子硫黄およびトリメ−チルスズラジカルは、次に、Zn(CH3)2と反応し てスズのトープされた硫化亜鉛(Sn・Zn5)を生成する。式(7)に記載し た副生成物は、既に論したように、炭化水素揮発分からなる。
(4)Hg+hν(253?A)−□→Hg /(5) Hg掌+ cos − m−→S+ Go + Hg(G) Igt+5n(CI、)+−→−5n(C O3)3+−cH3+ Hg(7) Zn(C:)13)、、+ −5n(CH ,)、 +S−+Sn:ZnS+副生成乃−1−記した副生成ブー1機構的に代 るものは、以下の式(8)ないしくlO)に示されているように、Zn(CH3 )2および5n(CH3)+双方の原子硫黄との同時反応を含む。
すなわち、以下の式(10)に示されているように、所望の反応を生起させるた めには原子硫黄だけで充分であり得る。したかって、式(6)において上に記載 したような選定されたドーパント材料の中性粒子の生成は。
この発明の第2の方法態様を実施するに際しては必要でないかもしれない、が、 生じてもよい。
1積昭559−501032(7 )(8)H+ h ν (2537λ)−六Hg禾(9)Hgz+ CO5S+  Go + Hg(10) Zn(CH3)2+ Sn(CH3)4 +5−b sn:ZnS+副生成物本発明のこの第2の方法態様を達成するための以後の工 程は、伺加的に、制御された量の選定されたドーパント含有前駆体か室27のよ うな室がら制御バルブ31を通ってチューブ34に入りそこでそれが室2Bおよ び28からの反応体カスと混合する以外は本発明の第1の方法態様に関して上に 記載した通りである。
かくして、本発明の第2の方法態様によって、トープされたスルフィF Mが、 荷電粒子および高エネルギー放射の発生とそれらの基板に対する打撃損傷を排除 する低温方法によって被着できる。加えるに、この第2の方法態様は、本発明の 第1の方法態様による非トープスルフィト層の形成に関して上に列挙した全ての 利点を持つ。
この本発明の第2の方法態様に従うと、反応体カス沢合物に相応するドーパント 金石前駆体を添加することによって被着したスルフィド層にスズ以外の材料は他 のドーパントを含めることができる。例えば、インジウムのトープ用にトリメチ ルインジウム[In(OH,)3]を用いることができ、ホウ素のドープ用にジ ポラン(B、 H6)を用いることができ、ヒ素のトープ用にアルシン(Asi a)を用いることができ、リンのドープ用にポスフィン(PH3)を用いること ができ、セレンのドープ用にセレン化水素(H2Se)を用いることができ、ま たはテルルのドープ用にテルル化水素(H,Te)を用いることかできる。ここ に述べたタイプの水銀光増感反応をなし得る他のドーパント含有前駆体も用いる ことができる。加えて1本発明の第1の方法態様に関して論してきたZnS以外 の他のスルフィド材料もここで述べたようにドープされたスルフィドとして生成 し得る。例えば、インジウムドープの耐硫化ヒ素は、選択された反応体として所 定比rpのトリメチルインジウムおよびトリメチルヒ素を用いて本発明に従って 生成できる。
本発明の第3の方法態様に従うと、要求される中性硫黄原子は硫黄含有前駆体の 直接光化学的解離反応によって生成され、こうして水銀光増感に対する一要求が 除去される。水銀を収容する室36が省略され2つの反応体ガス室(例えば、室 26および28)のみを用いる以外は図面に示した装置が用いられる。
本発明をその第3の方法態様に従ってかつ室36を省略し室26および28のみ を用いた図面に示した装置を用いて実施するに当り、光増感のために水銀を用い ない以外は本発明の第1の方法態様に関して記載した一般工程に従う。バルブ3 0および32は、それぞれ室2Bおよび28からのZn(C)H3)2およびC O8のような反応体ガスが所定の比率でかつ所定の流量でチューブ34に次に反 応室10に流入するようにセットされる。放射発生手段14が作動され、選定さ れた硫黄含有前駆体の直接解離を生起させるために適切な波長(例えば、CO8 にとっては1750〜+85oK)である選定された波長の放射14を発生する 。この放射14は、放射14の波長に対して透明である材料で形成された窓12 を通過する。放射14は反応室lOに入り、そこで以下の式(11)および(1 2)に示されているように、CO5のような選定された硫黄含有前駆体の原子硫 黄への解離を生起させ、これが次にZn(CH3)2のような選定された気相反 応体と反応してZnSのような所望のスルフィトを生成する。式(12)に記載 した副生成物は、既に論じたように、炭化水素揮発分からなる。
(It) CO5+ h ν (1849A)−一□−□→S+GO(12)  Zn(C:H,)2+ 5ZnS+副生成物あるいはまた、本発明のこの第3の 方法態様に要求される原子硫黄は、硫化水素、ジメチルスルフィド、二硫化炭素 、メチルメルカプタンのような化合物の。
もしくはここで論じられた通りの光化学工程による気相中での直接解離で原子硫 黄を生成できる類似の材料の直接光化学解離によって生成できる。本発明の第1 の方法態様に関して既に論じたように、いくつかの硫黄含有分子断片が上記の化 合物の直接光解離によって生成し得、スルフィド層の形成に寄与し得る。しかし 2S なかも、本発明の好ましい態様は、気相反応体と反応して所望のスルフィドを生 成するところの分離した原子硫黄の生成を包含するものである。
本発明の第3の態様に従う上記の方法により、中性お′L子のみを生成する光化 学的解離工程によって発生する。かくして、荷電粒子および高エネルギー放射の 発生とそれらの基板打撃によって引起される既に論じた先行技術の問題かυ1除 されている。本発明のこの第3の方法態様の利点は第1の方法態様に関して既に 論したものと同じである。加えて、この第3の態様に従うたスルフィトのあり得 る水銀汚染が避けられるという利点を持つ。さらに、この第3の態様に従う方法 を実施するための装置は水銀の使用を要する装置よりも複雑でない。
本発明のこの第3の方法態様を用いると、適切な選定された気相反、応体を用い てこの発明の第1の方法態様に関して上に論じたスルフィド材ネ4のいづれの層 も被着できる。
さらにまた、本発明の第4の方法態様に従うと、原子硫黄の直接光化学的発生を 用いる方法により選定されたドーパント材料を含むスルフィド層を選択された基 板上1こ被着できる。水銀を収容する室36を省略する以外は図面に示した装置 が用i/)られる。本発明の第2符表昭59−501032 (8) の方法態様に関して記載したように3つの反応体ガス室(例えば、室28.27 および28)を用いる以外はこの発明の第3の態様(こ関して上に述べた方法に 従う。本発明のこの第4の方法態様を達成するために、テトラメチルスズ[5n (CHヨ)+jのようなドーパント含イj前駆体の存在下に、Zn((J13) 2のような選定された気相反応体が光化学的に発生された中性硫黄原子に曝露さ れる。
この中性原子硫黄は、以下の式(13〕にノj\すように、選定された波長の放 射によるCO8のような硫黄含有前駆体の直接解離によって生成される。次にこ の原子硫黄は、以下の式(14)に示されているように、Zn(CH3)2およ びトーパン) 5n(CI(y)4と同時に反応する。式(14)に記載した副 生成物は炭化水素揮発分である。
(+3) COS+ hν(184!9A)−→S+C0(14) Zn (C H3)2 +S n (CH3)+ + S −→Sn : ZnS十副生成物 上記シーケンヌに代り得るものは、以下の式(15)に示されているようにテト ラメチルスズのようなドーパント含有前駆体の、中性トリメチルスズラジカルを 生成する直接解離を含むものである。そのように生成したトリメチルスズラジカ ルと上の式(13)の直接解離反応に従って生成した原子硫黄とが次に以下の式 (IB)に示されるようにZn(CH3)2反応体と反応して所望のスズトープ 硫化亜鉛を生成する。
(15) 5n(CH3)4+ h v (1849A)→・5ll(CH3) 3 + eCHJ(18) Zn(CH3)2+ @ 5n(CH,)3+S− +Sn:ZnS+副生成物この発明の第4の態様に従う方法を達成するために以 後おこなはれる工程は、付加的に、制御された量の選定されたドーパント含有前 駆体例えばテトラメチルスズカスを室27からバルブ31を通ってチューブ34 内しこ導入しそこでそれが室26および28からの反応体カスと混合することを 除いて本質的に本発明の方法態様に関して上に記載した通りである。
かくして、本発明の第4の方法態様により、荷電粒子および晶エネルギー放射の 発生とそれらの基板に対するn撃損傷とを排除しその上光増感のための水銀の使 用を排除する低温方法によってトープされたスフ1ノフイド膜か被着できる。こ れら利点の意義は本発明の第3の方法態様に関して上に諭しである。テトラメチ ルスズ以外の種々の1・−パント材料を用l/)ること力くでき、種々の他のス ルフィト材料が本発明の第2の方法態様に関して上に論じたように被着できる。
最後に、本発明の第5の′態様に従う方法により、選定された基板の表面上に自 生スルフィド層力(形成できる。「自生スルフィドjという語は、ここで番よ、 基板爪表面(約1’ Oないし100オングストローム)の相応スるスルフィド への転化によって生成したスルフィトを意味する。この第5の方法態様Iま、気 相反応体を省略して第3の方法態様に関して上に記載したよう番と本発明を実施 することによっておこなえる。より具体的には、室36と室27および28とを 省略して図面tこ示した装置を用いる。選定された基板20を収容する反応室1 0が真空発生手段(図示せず)によって所定の圧力例えばlないし4トル(水銀 のmm)まで排気される。選定された硫黄含有分子状前駆体を室25内に設置し 、l<ルプ30を該前駆体が反応室26からチューブ34を通り次に反応室10 内に流入するようにセ・ン卜する。反応室IOは、約室温(例えば、30℃)ま たはより高温(例えば1200°C)に維持されていてよい。放射発生手段i6 を作動して所望の光化学反応を生起させるに要する選定された波長(例えば、カ ルボニルスルフィドいては1848″A)の放射14を発生させる。放射14は 反応室IQに入り、そこでCOSのような選定された硫黄含有前駆体の原子硫黄 への直接解離を生起させ、これ力く次に選定された半導体材料の基板20の表面 と反応してその自生スルフィトを生成する6 本発明の方法に要求される原子硫黄は,例えjf式(11)に関して既に論じた ように、光子エネルギーの個々の吸収によって選定された硫黄含有前駆体力1ら 生成できる。そのように生成した原子硫黄は次番と以下の式(17)に従って水 銀カドミウムテルル(HgCdTe)のような基板の表面原子と反応して(水銀 カドミウム)スル29 フィトおよび硫化テルルよりなるその自生スルフィドを生成する。
(17) HgCdTe + S−一→(Hg、C:d)S + TeSあるい はまた、本発明のこの第5の方法態様に要する原子硫黄は、式(1)および(2 )並びに本発明の第1の方法態様に関してここで述べたようにカルボニルスルフ ィトのような選定された硫黄含有前駆体の水銀増感光化学的解離によって生成で きる。しかしなから、この代りの方法態様においては自生スルフィド生成中に硫 化水銀(HgS)か被着するであろうし、これが後者の汚染を生しさせ得ること が予期される。
本発明のL記載5の方法態様により、中性粒子のみを発生させる光化学方法によ って硫性原子か生成する。こうして、ここで既に論したような基板に対する損傷 を引起こすところの荷電粒子と高エネルギー放射の発生にまつわる先行技術の問 題が排除されている。
本発明の方法によって、生成した自生スルフィト層中への固定もしくは移動性電 荷の含入か最小化される。
加えて、例えば)V導体装置を提供するために自生スルフィト層の表面j−に絶 縁層を形成することができる。
このような自生スルフィド層は、絶縁層と基板との界面特性を増大させる。さら に、自生スルフィト層を形成するための上記方法により、半導体基板と自生スル フィトおよびその上に形成された絶縁層との界面にお− 特表昭59−5010 32 (9)ける表面状態富度の値の最小化も達成される。自生スルフィト層と その上にある絶縁層とのこの組合せはここでは「自生スルフィド/絶縁体複合体 」と呼ばれる。−上記の効果故に、本発明に従って自生スルフィド層を形成する ことによって装置性能か増大される。さらに、本発明の−に記載5の方法態様は 、低温(例えば、30ないし200℃でおこなえるので既に論じたように基板に 対する熱的損傷が避けられる。
上記方法を用いると、本発明は自生スルフィドを形成することが知られているい かなる半導体材料の自生スルフィトを形成するために用いることができる。本発 明の方法は、その構成元素か相応するスルフィド化合物を形成することが知られ ているところの化合物半導体材#]の自生スルフィドを形成するために特に有用 である。そのような化合物半導体材料には水銀カドミウムテルル(HgCdTe )、ガリウムアルミニウムヒ素(GaAIAs)、インシウムカリウムヒ素(I nGaAs)、インジウムアンチモン(InSb)、ガリウムヒ素(GaAs) およびガリウムアンチモン(GaSb)が含まれる。加えて、本発明の方法はゲ ルマニウムのようなある種の元素半導体材料の自生スルフィドを形成するために 用いることができる。
さらに、本発明の方法に従って自生スルフィドを形成するに先立って、自生スル フィド層の形成用に清浄1 な基板表面を提供するために当該分野で知られているように湿式化学エツチング 法のような清浄方法を用いることが有利であり得る。
本発明の方法によって自生スルフィド層を形成した後に、その−Hに選択された 誘電性パッシベーション層を形成して」二記のように増大した半導体/絶縁体界 面特性を有する装置を提供してもよい。場合により、基板はその中に所定の導電 型の領域を規定していてもよい。本発明のこの第5の態様に従う方法は、自生ス ルフィド層の表面」−に形成されるスルフィド層を被着するためのここで述べた いづれかの方X=様の一つを続けておこなうときに特に有用である。反応室内で の真曝露されないところの連続的な方法における自生スルフィト成長と誘電性ス ルフィド層被着とのこのような組合せによって、雰囲気に敏感に製造された化合 物半導体表面の再汚染が防止できる。加えて、:A電性スルフィF層を形成する ために中性硫黄原子を用l/)ることによって、自生スルフィトの表面がそこな われな(\で維持でき、電荷もしくは放射打撃による基板への損傷が避けられる 。その結果する装置は基板と目生スルフィド/絶縁体複合体との界面において最 適化された電気的性質を、持つ。特に、これら自生スルフィド層と誘電性スルフ ィドパッジ′(−ジョン層を有する構造は、HgCd Te光導電および光起電 装置、発光グイオート、およびヘテロ接合レーザ、並びにInSb赤外検出素子 の作製に用いることができる。典型的な構造は、例えば、HgCdTeの基板、 20ないし50オングストロームの厚さをイ1する自生スルフィド層、および約 1000オングストロームの厚さを有する誘電性硫化亜鉛層を包含するものであ る。
例 1 この例はここで既に記載した本発明の第1の態様に従う方法の使用を説明するも のである。
2つの反応体ガン室を有し図面に関して記載し説明した装置を用い、直径2イン チ(5,08センチメートル)をイ1するシリコンウェハの表面上にZnSの層 を被着した。硫黄含有前駆体としてカルボニルスルフィトを用い、ジメチル亜鉛 Zn(GH3)2が選定された気相反応体であった。低いノ大気圧をイjする有 機金属弔(鉛化合物を反応室10へ辻ぶために窒素ギヤリヤーガスを用いた。反 応室10は真空発生手段によりlOトル(水銀のmm)の圧力才で損気し、つい で窒素で逆充填し、当該系から残存する空気および水蒸気を排出するために再び 10 トル(水銀のlllff1)まで排気した。疏量計30おび32を作動さ せて所定比率の反応体ガスをチューブ34内に次に室36および反応室10内に 流入させると反応体ガス流量は安定化した。反応室lO内の操作圧力は約33 1トル(水銀のmm)の圧力を達成するためにバルブ24により調節した。加熱 素子21および冷却手段25を作動気によって吸収され、光励起された水銀原子 を生成し、これがカルボニルスルフィドと衝突して原子硫黄を生成した。この原 子硫黄が次にZn(CH3)2と反応してZnSを生成し、これか基板の表面上 に層として被着しZ n (Chy )2毎分2標準立方センチメートル(se em)、窒素150 sccmおよびCO530sccmの反応体ガス流量テ2 トル(水銀のmm)の操作圧力で連続流光化学反応装置系を用いたとき、ZnS の膜が毎時約1360オングストロームの割合で約1100オングストロームま での厚さに被着した。このZnS膜は鏡のようで耐久性があり(すなわち、引か きしこ酎える)、基板に強く付着している(すなわち、接着用の既知の「テープ 試験」に合格した)ことがわかった。加えて、このZnS膜は緻密で非粒状で滑 らかであるという優れた形態を持っていた。この材料の屈折率は楕円偏光法によ りZnSに特徴的な21ないし2,3の範囲内にあることが測定された。本発明 の上記方法によって生成した硫化亜鉛膜の化学結成は化学分析用の電子分光法( ESCA)によって測定し、最小の酸素汚染′しかない優れた化学量1情昭59 −501D:12 (10)脳性すなわち、Zn:S=1.Oを示した。ZnS の膜は2ないし12ミクロメートルの範囲内の放射に対して光学的に透過性であ ることが知られており、このことか、 ZnSをして遠赤外領域において活性な 赤外検出素’f 用ノバッシペーンヨンもしくは光学的塗膜層として特に有用に させているのである。
さらに、上記方法を用いて、次の各基板材料すなわちHgCdTe、InSb、  GaAs、ガラスおよび石英上にZnSの膜を被着した。各基板上に生成され たZnS膜の品質は上に述へたものと実質的に同じであった61」 本発明の別の態様に従い、硫黄含有前駆体が硫化水素()125)であった以外 は例1に記載した1程を用いて、シリコン基板の表面上にZnSの層を被着した 。火成したZnS膜の品質は例1に記載したものと実質的に同しであった。
L」 ここにおいて既に記載した本発明の第5のyJ法態様に従い、HgCd Te基 板の表面上に自生スルフィド層を形成した。硫黄含有前駆体はカルボニルスルフ ィド(COS)であり、これは1849λ放射で直接解離させて原子硫黄を生成 させた。ESCAを用い、硫黄ピークの化学シフトに基づき、24パーセントの 値数が8104 の形態で存在し、76パーセントが元素f!黄もしくはスルフ ィド(S−2)として存在していることが測定された。
ざらに、上記方法を用いてシリコン基板の表面上に自生スルフィド層を形成した 。
本発明をその好ましい態様に関して特に記載してきたが、形態および詳細拳こお けるある変更は本発明と本発明の範囲から離れることなくおこなうことができる ということが当業者によって気利かれるであろう。特に、本発明の範囲は、単に 例として用いた硫化亜鉛の光化学気相被着に限定されず、原子硫黄と反応してス ルフィト化合物を生成し得るところの選定された気相反応体からのいかなるf択 されたスルフィド化合物の光化学気相被着をも含むことが意図されている。加え て、化学的に非反応性の硫黄含有前駆体はカルボニルスルフィドに限らず、水銀 増感を用いるか用し)なし\で、気相で光化学的に解離して原子硫黄を生成する であろういかなる材料をも含むことを意図して0る。さらに、本発明の範囲は光 増感剤として水銀のみの使用に限定されず、カドミウムまたは亜鉛のような他の 既知の光増感性エネルギー伝達剤、およびその相応する共鳴線の波長を用いてこ れら光増感剤の励起を生起させることを含むことを意図している。加えて、本発 明の方法はここに記載した単に例として提供された具体的な操作条件に限定され るものではない。特に、操作圧力はここに具体的に記載した圧力よりも高いか低 い値を持っていてもよい。
さらに、本発明の範囲は、単に例として用いたところの原子硫黄の光化学的発生 に限定されず、基板を損傷し得る荷電粒子もしくは放射の生成を掴除する様態様 で発生されるいづれもの中性無電化原子値数の使用をも含むことを意図している 。
ごらに、本発明の方法によってスルフィド被7Sがその上におこなえるところの 基板はここで単に例として用いたシリコンウェハに限定されず、他の半導体基板 材料(例えば、GaAs、 Hg[:dTeまたはIn5b) 、 TL気先光 学的素子しくはコンポーネント(例えば、ガラスもしくはプラスチングで形成さ れたレンズ、ミラー)、またはプラスチック材料を含むことかできる。加えて、 本発明の範囲は単に例として用いた水銀カドミウムテルルの自生スルフィト層の 形成に限定されるものではなく 、GaAlAs、InGaAs、InSb、G aAsおよびGa5b(7)ような二元および五元化合物半導体材料、さらには Geのような元素半導体材料差ひに原子硫黄によって自生スルフィド成長がおこ なえるいづれもの基板材料の自生スルフィド層の形成をも含むことを意図してい る。さらに、本発明の範囲はここに記載した目的のために用いられる被着スルフ ィドもしくは自生スルフィドの膜に限定されず、いかなる目的のためのスルフィ ドの層。
膜もしくはパターンの被着もしくは形成をも含む。
最後に、本発明の方法は単に例として用いたところのここに記載した特定の装置 に限定されるものではなく、ここに記載したタイプの光化学反応をおこなうに適 したいかなる装置をも含むことを版図している。ここに記載した反応室は、その 少なくとも一部が石英もしくは選定された波長の放射に対して透過性の他の材料 で形成されているところのいかなる形態をも持ち得、例えば、中空石英チューブ からなり得る。さらに、本発明の方法は選定された放射源が反応室内に収容され かつ透過性窓を必要としないところの装置において達成できる。
国際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 11選定された基板(20)の表面上に選択された元素のスルフィド層を形成す るための方法であって、中性無電荷硫黄原子の存在下に、該表面を該元素を含塙 する選定された気相反応体(室26から)に曝露し、およびそれによって該硫黄 原子を該反応体と、該基板(20)の該表面上に該スルフィド層を形成するに充 分な様態で反応させることを包含するもの。 2、該中性無電荷硫黄原子が、選択された化学的に3、該中性無電荷硫黄原子が 、選択された化学的に非反応性の硫黄含有前駆体(室28から)を選定された波 長の放射(手段16から)に曝露して該硫黄原子を生4、aA化学的に非反応性 の硫黄含有前駆体がカルボ5.8)該気相反応体がジメチル亜鉛であり、O)該 硫黄含有前駆体がカルボニルスルフィドであり、および C)該スルフィドが硫化亜鉛(ZnS)である請求項2に記載の方法。 6 該気相反応体が亜鉛、インジウム、ヒ素、鉛またはカドミウムを含有する請 求項1に記載の方法。 8、該曝露が、選択されたドーパント含有材料(室27から)の存在下におこな われることをさらに含み、に記載の方法。 IO該気相反応体が省略され、および該中性硫黄11、該基板(20)が水銀カ ドミウムテルル゛、ガリウて形成されたスルフィド層を有する半導体装置。
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