JPS5950086A - 被覆粒状カリ肥料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は被覆粒状カリ肥料に関する。

速効性肥料は通常作物によってすぐ吸収されるイーなっ
ているのでこれが農地に箭肥されると全肥料咬分は作物
に吸収されず、その一部は流失・したり揮散したりし、
通常作物に利用されるのは３０〜６０％である。

一方作物は常時−中量の割合で養分を吸収するのでなく
、必要とするそれぞれの養分をそれぞれの独特の吸収パ
ターンで吸収する。

したがって作物に施肥するにはそれぞれの養分を含有す
るＩＰ科をそれぞれの吸収パターンに従って段階的に施
肥するのが理想ではあるが、このような＠肥は労力不足
の今日実施不能である。

しかし、このような理想パターンに近似させ、かつ、施
肥する肥料が流失及び揮散しないため、速効性肥料を緩
効化することが行なわれている。

速効性肥料を緩効性にするには、従来速効性肥料を適当
な資材で外部としゃ断して肥料の溶出速関を遅らせる被
Ｗｉ肥料にする方法が主として採られてきた。

これらｍｌ材にはアスファルト、ピッチタール、いおう
、タルクとけいそう土、セメント、ジシクロペンタジェ
ン、石油餠脂、ロジン、牛脂、低分子量のポリエチレン
、バッフインワックス、アルキッド樹脂等が用いられて
きた。

しかし、これら被覆材には土壌中そのままの杉で残存し
、作物栽培の欠点になるほか、カリ分の溶出が遅すぎた
り、また早すぎるなど作物のカリ分吸収パターンに外れ
る欠点があった。

本発明者は土壌中にそのままの形で残存せずに土壌改良
剤を形成し、かつ、作物のカリ分の吸収パターンに近似
して土壌に溶出する被覆着状カリ肥料を提供するよう研
究した結果、速効性カリ肥料の粒状物に水和により硬化
した無機物を被覆し、さらに耐水性物質の皮膜を積層さ
せれば、本発明者が目的とした被覆粒状カリ肥料が得ら
れるとの知見を得て本発明を完成するにいたった。

本発明に用いられる速効性カリ肥料にｔｉ塩化カリ、硫
酸カリウム、硝酸カリウム等が示される。

水和により硬化する無機物には石こう、セメント等が示
される。

水和により硬化する無機物の添加量は速効性カリヂ料に
対して１０〜４０重１１％、好ましくは２０〜３０重ｆ
ｆｉ％である。１０重量％以下では本発明の目的とする
効果が得られず、４０重量％を超せばいたずらに肥効成
分の含有率を低下させるので好ましくない。

耐水性物質の皮膜を形成するにはパラフィン、又は、ワ
ックス又はプラスチックが用いられる。

本発明の被覆粒状カリ肥料を！！！造するには速効性カ
リ肥料をバインダー（水又は精密廃液等が用いられる。

）で造粒器で造粒し、ついでこれを転勤させながら水和
により硬化する無機物の粉末を散布し、散布後得られた
生成物を乾燥し、さらにその面に耐水性物質を被覆させ
ることにより得られる。

本発明の被覆粒状カリ肥料は中間層にセメント又は石こ
う等の水和によって硬化した層、その外層にパラフィン
類であるので、被１ｉｆｔが低摩であり、かつ、被覆粒
状カリ肥料の土壌に溶出するパターンは、作物の吸収パ
ターンと相似であるので、本発明の被覆粒状カリ肥料は
、作物が必要とするカリ分を常に過不足なく作物に与え
ることができる。

したがって本発明の被覆粒状カリ肥料は急激に作物に吸
収されたりすることはない。また、本発明の被着粒状カ
リ肥料は適度に溶出が制御されているので、流失損が少
くされている。

また本発明の破開粒状カリ肥料は土中で容易に崩壊し、
残骸を土中に残さない。すなわち本発明の被覆粒状カリ
肥料の被階層の大部分を形成する水和により硬化した無
機物は水分が多い雰囲気中で容易に＠潤して崩壊し、そ
れ自身が土壌改良剤を形成する。

さらに本発明の破着粒状カリ肥料は、速効力り肥料を水
又は水溶液のバインダーで造粒し、得られた粒状体に水
和して硬化する無機物を散布し、バインダーに用いた水
は該無機物の水和に消費させるので、乾燥するのに水分
の蒸発量が減少するので熱エネルギーを合理的に使用で
きる。

以下に本発明を実施例をもってさらに具体的に説明する
。

実施例１ 肥料用塩化カリｌ　ｋｌを粉砕し、水をバインダーとし
て皿型造粒器で造粒し、引続き転動させながら焼石膏の
粉末（１００メツシユ全通）４００？を散布した。数分
間転動を継続したのち取り出し、−夜装置した後１００
℃で２時間乾燥し、篩分けて粒径２．４ないし５１ｏ＃
の第一次被覆品１，３３０Ｆを得た。この第一次被覆品
５００？をとり、転動させながら溶融した固型パラフィ
ン（融点６６〜６８℃）５ｏ？を加え、パラフィンが同
化するまで転勤を続け、被覆肥料５４０？を得た。

実施例２ 実施例１で得た第一次被覆品５ｏｏｙ−をとり、約１０
０℃の熱風で流動させながら、酢酸ビニル系エマルジョ
ンペイン）（ｍ脂１１１ｆｆｌ［ｏ％）５０−を噴霧し
、被覆肥料５１５？を得た。

実施例３ 実施例ＩＫおける焼石膏粉末の代）にポルトランドセメ
ント粉末４００？を用い、実施例１と同様の操作により
被覆肥料５３８Ｐを得た。

実施例４ 実施例１における肥料用塩化カリの代シに肥料用硫酸カ
リを用い、実施例１と同様の操作によシ被晋肥料５４０
？を得た。

実施例５ 実施例１における肥料用塩化カリの代りに肥料用塩化カ
リおよび肥料用頃安の等量混合物を用い、実施例ＩＫ、
準じて造粒、被覆して被Ｍ１．！！料５４２Ｐｆｔ得た
。

比較例１ 実施例１で得た第１次肢覆晶をパラフィン被覆をしない
でそのまま後述する溶出試験を行なった。

比較例２ 実施例１で得た肥料用鳴化カリの造粒体を皿型造粒器で
転動させながら、実施例１に準じて溶融した固型パラフ
ィン（ＦＩＩ！１点６６〜６８℃）を加え、パラフィン
を固化するまで転動して前記肥料塩化カリの造粒体にパ
ラフィンを被覆した。

溶出試験 以上の実施例１〜５及び比較例１〜２の被贋肥料各１２
．５Ｆ−を２５０ｗＬｌの水に浸漬し、３０℃で所宇期
間放置後溶出したカリ量を測定し、それぞれの被ｍＩＥ
料の水に対する溶出率の経時／ 変化を求め、得た結果を第１図に示す。

第１図から明らかなように、本発明の被覆カリ肥料は漸
増して水に対して溶出するのに対し、比較例１及び比較
例２の被覆粒状カリ肥料はいずれも溶出開始ｔ！２４時
間でその大部分が急激に溶出することが求められた。

【図面の簡単な説明】

実物例１〜５及び比較例１〜２で得たそれぞれの被覆粒
状カリ肥料の水圧対する溶出率の経時変化を示す。 特許出願人　南九州化学工業株式会社 代理人弁理士　漫　舒　豐　司

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）速効性カリ肥料の粉粒体の外面を水和によって硬
   化した無機物で被覆し、さらにその上に耐水性物質の皮
   膜を積層してなる被覆粒状カリ肥料。