JPS5950010B2 - バ−ナ−

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【発明の詳細な説明】本発明は、バーナーの自己加熱による高温化、特に板金
などの熱容量の小さいバーナーなどでの赤熱を防止する
ことを目的とする。

一般に火炎を横方向に吹出させるコンロ用などのバーナ
ーでは鋳物や黄銅など十分に熱容量のあるものを利用し
ているために自己加熱による高温化の驚喜が出にくいが
、耐久性への影響がかなりあった。

又ステンレスなど板金のものでは赤熱又はそれにともな
う火炎の着色などの問題を生じていた。

いずれにしてもバーナーの高温化は耐久性、燃焼への影
響（送火なと）、不安感などを与え望ましくない。

特にこれらは完全予混合に近い燃焼を行うほど人足は短
くなりバーナーは加熱されやすくなっていた。

特に低燃焼量に絞られた時が加熱されやすくなっていた
。

これらは前記鋳物、黄銅のものでも赤熱を生じる可能性
が高い。

本発明は前記従来の欠点を除去するものである。

そして自己加熱をさけるためには火炎を出来るだけ長く
し、火炎にあぶられず、しかも冷却を行うことである。

しかしブタン又は灯油の気化ガスなど高カーボンの燃料
では燃焼安定範囲が狭くイエローとリフトが近接し、且
つ被加熱物に対する熱効率や媒の生成の問題などより高
い予混合状態を要求されることが多い。

そのため人足は短く自己加熱を生じやすい条件を作り出
している。

本発明はこの人足の短かさを利用し火炎との接触をでき
るかぎりさけ、且つ予混合ガスによる冷却効果を十分に
活用しようとするものである。

以下本発明の一実施例につき添付図面に沿って詳細に説
明する。

１はバーナ一本体であり、炎孔２を有しその上方に内方
への凹部３をもうけて煮汁よけをなす炎孔２と少なくと
もほぼ同一面、できれば少し突出した凸部４とよりなり
、この凸部４で上方に凸状にした天板５を受けている。

６は混合ガス整流筒で、混合ガス通孔７を有し、前記凹
部３の各部で規制支持されバーナー内空間を混合室８と
整流室９に分けている。

１０は混合ガス供給管で、前記混合室８内に突出した絞
り部１１をもち、前記上方の天板５の下の凹面にその間
口１２を近接臨ましている。

１３は火炎で゛ある。つぎに本発明の詳細な説明する。

混合ガスは供給管１０より絞り１１を通してその間口１
２より天板５の下に向けて噴出される。

この絞りは混合ガスの速度を上げ、天板５に衝突させる
ためであり、しかも、開口１２を天板５に近接させるこ
とによりほぼすべての混合ガスを天板５に衝突させ、し
かも、天板５を凹状にしたことにより天板にそって矢印
のように下向きに方向が変えられる。

これで天板５の冷却を計るとともに混合ガスの十分な混
合を計っている。

次に混合ガスは整流筒６にそい整流筒通孔７より整流室
９に入り整流され、炎孔２より噴出燃焼する。

できた火炎１３は凹部の空気層により熱の授受は激減し
、自己加熱は弱くなる。

即ち凹部３を設け、ここに気体の層を保たせることによ
り火炎のバーナー面への直接の接触を少なくし、且つ気
体の伝熱の悪さを利用することである。

そして、凸部４は加熱をうけるが火炎から離れることと
、その面積の少いこと及び前記の天板の混合ガスの接触
により冷却される。

このように絞り部１１による噴流の生成と天板５への接
触流れ及び四部３により断熱効果により自己加熱を十分
に低くおさえることを可能にし、薄板製のバーナーにお
いて赤熱を生じることはなくなった。

なお、整流室９、絞り部１１は逆火の防止効果を加味し
ており、整流室９の断面積は炎孔２の面積以下〜Ｖ２、
絞り部１１は１／２〜が良い。

以上のように本発面のバーナーは、赤熱を生しることは
なく、自己加熱による高温化の弊害が出す耐久力を増す
優れた効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例におけるバーナーの要部断面図
である。１・・・バーナ一本体、２・・・炎孔、３・・・凹部、
５・・・天板。

【特許請求の範囲】

１混合ガスを集中的に供給する絞り部と、この絞り部
に相対してその上方に設け、前記混合ガス流れに対して
凹状に形成した天板と、この天板下外周において混合ガ
スを外周方向へ噴出する炎孔とよりなり、上記天板と炎
孔間に内方への凹部を形成したバーナー。