JPS59498Y2 - クラッチレリ−ズ機構 - Google Patents
クラッチレリ−ズ機構Info
- Publication number
- JPS59498Y2 JPS59498Y2 JP1977092273U JP9227377U JPS59498Y2 JP S59498 Y2 JPS59498 Y2 JP S59498Y2 JP 1977092273 U JP1977092273 U JP 1977092273U JP 9227377 U JP9227377 U JP 9227377U JP S59498 Y2 JPS59498 Y2 JP S59498Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- bearing hub
- clutch
- space
- clutch release
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、主として自動車に用いられる摩擦クラッチの
レリーズ機構に関するものである。
レリーズ機構に関するものである。
従来より、上記のクラッチレリーズ機構におけるベアリ
ングリテーナの円筒部外周と、クラッチレリーズベアリ
ングハブ内周との間には、これら相互間の潤滑性を高め
るためにグリースを入れるのが一般的である。
ングリテーナの円筒部外周と、クラッチレリーズベアリ
ングハブ内周との間には、これら相互間の潤滑性を高め
るためにグリースを入れるのが一般的である。
しかしながら、このグリースはクラッチレリーズ機構の
組み付は時に入れられるのみであるから、その潤滑機能
は徐々に低下してくる。
組み付は時に入れられるのみであるから、その潤滑機能
は徐々に低下してくる。
この結果、ベアリングリテーナの円筒部外周に対するク
ラッチレリーズベアリングハブの摺動抵抗が増大し、こ
れがクラッチペダルの踏力増加の一因となる。
ラッチレリーズベアリングハブの摺動抵抗が増大し、こ
れがクラッチペダルの踏力増加の一因となる。
本考案の目的は、ベアリングリテーナの円筒部外周とク
ラッチレリーズベアリングハブの内周との間の潤滑を長
期間にわたって保持し、もってクラッチペダルの踏力の
増加を防止し得るクラッチレリーズ機構を提供すること
である。
ラッチレリーズベアリングハブの内周との間の潤滑を長
期間にわたって保持し、もってクラッチペダルの踏力の
増加を防止し得るクラッチレリーズ機構を提供すること
である。
すなわち本考案の構成は、摩擦クラッチにおけるクラッ
チテ゛イスクの摩耗に伴クラッチし・リーズベアリング
ハブの移動(クラッチペダルの遊び調整に伴う移動も含
む)により、ベアリングリテーナの円筒部外周とベアリ
ングハブ内周との間にグリースを強制的に供給するよう
に構成したことを特徴とするものである。
チテ゛イスクの摩耗に伴クラッチし・リーズベアリング
ハブの移動(クラッチペダルの遊び調整に伴う移動も含
む)により、ベアリングリテーナの円筒部外周とベアリ
ングハブ内周との間にグリースを強制的に供給するよう
に構成したことを特徴とするものである。
以下、本考案の構成を図面で示す実施例に従って詳細に
説明する、まず、第1図で示されているベアリングリテ
ーナ1は、図示されていないトランスミッションケース
のフロント側に装着されている。
説明する、まず、第1図で示されているベアリングリテ
ーナ1は、図示されていないトランスミッションケース
のフロント側に装着されている。
このベアリングリテーナ1には、同じく図示されていな
いクラッチハウジング内に向かって突出する円筒部2が
一体に形成されている。
いクラッチハウジング内に向かって突出する円筒部2が
一体に形成されている。
なお、円筒部2の外周は、第1図の右寄りの大径部2a
と、第1図左寄りの小径部2bとによって段付き形状を
なしている。
と、第1図左寄りの小径部2bとによって段付き形状を
なしている。
この円筒部2の外周にはクラッチレリーズベアリングハ
ブ3が、第1図の左右方向へ往復作動し得るように備え
付けられている。
ブ3が、第1図の左右方向へ往復作動し得るように備え
付けられている。
そして、このベアリングハブ3の外周先端(第1図左端
)には通常よく知られているようにクラッチレリーズベ
アリング4が装着されている。
)には通常よく知られているようにクラッチレリーズベ
アリング4が装着されている。
さて、上記ベアリングハブ3の内周は、第2図及び第3
図からも明らかなように前記ベアリングリテーナ1にお
ける円筒部2の大径部2a及び小径部2bと対応させた
大径部3a及び小径部3bによって段付き形状をなして
いる。
図からも明らかなように前記ベアリングリテーナ1にお
ける円筒部2の大径部2a及び小径部2bと対応させた
大径部3a及び小径部3bによって段付き形状をなして
いる。
つまり、ベアリングハブ3内周の大径部3aは円筒部2
外周の大径部2aに位置し、ベアリングハブ3内周の小
径部3bは円筒部2外周の小径部2bに位置している(
第1図、第3図参照)。
外周の大径部2aに位置し、ベアリングハブ3内周の小
径部3bは円筒部2外周の小径部2bに位置している(
第1図、第3図参照)。
そしてベアリングリテーナ1の円筒部2外周と、べ、ア
リフグハブ3内周との相互の段付き部分の間にはグリー
スをためるための環状の空間6が形成されている。
リフグハブ3内周との相互の段付き部分の間にはグリー
スをためるための環状の空間6が形成されている。
しかもベアリングハブ3内周の大径部3aには、第1図
及び第2図で示すように図示の上下・左右の個所におい
て合計四本の溝5が、それぞれベアリングハブ3の軸方
向に沿って形成されている。
及び第2図で示すように図示の上下・左右の個所におい
て合計四本の溝5が、それぞれベアリングハブ3の軸方
向に沿って形成されている。
そして、これらの各溝5はそれぞれ前記の空間6に連通
している。
している。
なお、ベアリングハブ3外周の上下二個所には、通常知
られているようにクラッチレリーズフォーク10をクリ
ップ11で連結するための突出部7が形成されている。
られているようにクラッチレリーズフォーク10をクリ
ップ11で連結するための突出部7が形成されている。
これらの突出部7に形成されているクリップ孔8は、そ
れぞれの突出部7とクラッチレリーズフォーク10との
接触面にまで貫通させている。
れぞれの突出部7とクラッチレリーズフォーク10との
接触面にまで貫通させている。
しかも、これらの各クリップ孔8は、ベアリングハブ8
の軸心方向へ向けてあけた孔9を通して、このベアリン
グハブ3の内周に形成した前記の溝5に連通させている
。
の軸心方向へ向けてあけた孔9を通して、このベアリン
グハブ3の内周に形成した前記の溝5に連通させている
。
上記クラッチレリーズベアリングハブ3の組み付けに際
し、グリースだめとしての環状の空間6及びベアリング
ハブ3内周の溝5にグリースが入れられる。
し、グリースだめとしての環状の空間6及びベアリング
ハブ3内周の溝5にグリースが入れられる。
そしてベアリングハブ3はクラッチペダルの操作により
、ベアリングリテーナ1の円筒部2外周に沿ってクラッ
チレリーズベアリング4と共に第1図の左右方向へ往復
作動する。
、ベアリングリテーナ1の円筒部2外周に沿ってクラッ
チレリーズベアリング4と共に第1図の左右方向へ往復
作動する。
このベアリングハブ3の作動は、上記の溝5内における
グリースの潤滑によって円滑に行われる。
グリースの潤滑によって円滑に行われる。
つまり、これらの溝5は上記円筒部2の外周とベアリン
グハブ3の内周との間において、クラッチペダルの操作
時に最も大きい荷重を受ける個所、すなわち図示の上下
・左右の個所に形成されているのである(第2図)。
グハブ3の内周との間において、クラッチペダルの操作
時に最も大きい荷重を受ける個所、すなわち図示の上下
・左右の個所に形成されているのである(第2図)。
また溝5のグリースは、前記の孔9及びクリップ孔8を
通じてベアリングハブ3の突出部7とクラッチレリーズ
フォーク10との接触部も潤滑する。
通じてベアリングハブ3の突出部7とクラッチレリーズ
フォーク10との接触部も潤滑する。
このような状態でクラッチ操作は円滑になされるのであ
るが、長期間の後には前記溝5内のグリースが徐々に減
少してくる。
るが、長期間の後には前記溝5内のグリースが徐々に減
少してくる。
しかし、そのような時期になると、摩擦クラッチにおけ
るクラッチディスク(図示しない)の摩耗も進む。
るクラッチディスク(図示しない)の摩耗も進む。
クラッチディスクが摩耗すると、それに伴ってクラッチ
カバー内におけるダイヤフラムスプリング(図示しない
)のレバー先端か゛、第1図においてクラッチレリーズ
ベアリング4を右方へ押すように変位する。
カバー内におけるダイヤフラムスプリング(図示しない
)のレバー先端か゛、第1図においてクラッチレリーズ
ベアリング4を右方へ押すように変位する。
これにより、ベアリングハブ3がベアリングハブ3外1
の円筒部2に沿って第1図の右方へ摺動する。
の円筒部2に沿って第1図の右方へ摺動する。
この結果、前記の空間6が圧縮され、この空間6にため
られているグリースが各溝5内に押し出されてこれらの
溝5内のグリースを補充する。
られているグリースが各溝5内に押し出されてこれらの
溝5内のグリースを補充する。
このため、ベアリングリテーナ1の円筒部2外周とベア
リングハブ3内周との間の潤滑は長期間にわたって保持
される。
リングハブ3内周との間の潤滑は長期間にわたって保持
される。
なお、溝5内に補充されたグリースは、ベアリングハブ
3の突出部7とクラッチレリーズフォーク10との接触
部へも当然のことながら供給される。
3の突出部7とクラッチレリーズフォーク10との接触
部へも当然のことながら供給される。
また、上記の各溝5の断面積は、グリースだめとしての
空間6の断面積よりも著しるしく小さく設定しているの
で、クラッチディスクの摩耗に伴うベアリングハブ3の
僅かな移動量でも、溝5内には充分な量のグリースが供
給される。
空間6の断面積よりも著しるしく小さく設定しているの
で、クラッチディスクの摩耗に伴うベアリングハブ3の
僅かな移動量でも、溝5内には充分な量のグリースが供
給される。
このように本考案は、クラッチディスクの摩耗に伴うク
ラッチレリーズベアリングハブの動作によって圧縮作用
を受けるグリースだめの空間に連通しており、かつこの
空間の断面積に比較して著しく小さい断面積の溝をベア
リングハブの内周に形成しているので、上記クラッチデ
ィスクの摩耗に伴うベアリングハブの僅かな移動によっ
ても溝にグリースが充分に供給され、ベアリングハブの
内周とベアリングリテーナ円筒部の外周との間の潤滑を
長期間にわたって適正に保持することができる。
ラッチレリーズベアリングハブの動作によって圧縮作用
を受けるグリースだめの空間に連通しており、かつこの
空間の断面積に比較して著しく小さい断面積の溝をベア
リングハブの内周に形成しているので、上記クラッチデ
ィスクの摩耗に伴うベアリングハブの僅かな移動によっ
ても溝にグリースが充分に供給され、ベアリングハブの
内周とベアリングリテーナ円筒部の外周との間の潤滑を
長期間にわたって適正に保持することができる。
これによってベアリングハブの動作をいつまでも円滑に
保持し、もってクラッチペダルの踏力の増加を防止する
ことができる。
保持し、もってクラッチペダルの踏力の増加を防止する
ことができる。
図面は本考案の実施例を示し、第1図はベアリングリテ
ーナとクラッチレリーズベアリングハブとの関連を一部
断面によって表した側面図、第2図は第1図のfI −
II線断面図、第3図は第2図のII−IIIII線断
面図る。 1:ベアリングリテーナ、2:円筒部、3:クラッチレ
リーズベアリングハブ、5:溝、6:グリースだめとし
ての空間。
ーナとクラッチレリーズベアリングハブとの関連を一部
断面によって表した側面図、第2図は第1図のfI −
II線断面図、第3図は第2図のII−IIIII線断
面図る。 1:ベアリングリテーナ、2:円筒部、3:クラッチレ
リーズベアリングハブ、5:溝、6:グリースだめとし
ての空間。
Claims (1)
- クラッチレリーズベアリングを備えたベアリングハブが
クラッチの断続制御に伴いベアリングリテーナの円筒部
外周に沿って往復作動する形式のクラッチレリーズ機構
であって、この円筒部外周とベアリングハブの内周との
間に、クラッチテ゛イスクの摩耗に基づきレリーズベア
リングに加わる押圧力によってベアリングハブが変位し
た場合に圧縮作用を受けるグリースだめとしての空間を
形成し、さらにこのベアリングハブの内周に前記の空間
に連通し、この空間の断面積よりも著しく小さい断面積
に設定した溝をベアリングハブの軸方向に沿って形成し
たことを特徴とするクラッチレリーズ機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977092273U JPS59498Y2 (ja) | 1977-07-11 | 1977-07-11 | クラッチレリ−ズ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977092273U JPS59498Y2 (ja) | 1977-07-11 | 1977-07-11 | クラッチレリ−ズ機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5419846U JPS5419846U (ja) | 1979-02-08 |
JPS59498Y2 true JPS59498Y2 (ja) | 1984-01-09 |
Family
ID=29022289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977092273U Expired JPS59498Y2 (ja) | 1977-07-11 | 1977-07-11 | クラッチレリ−ズ機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59498Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2317550A1 (fr) * | 1975-07-08 | 1977-02-04 | Skf Cie Applic Mecanique | Butee d'embrayage a auto-alignement elastique |
-
1977
- 1977-07-11 JP JP1977092273U patent/JPS59498Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5419846U (ja) | 1979-02-08 |
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