JPS5949502B2 - 強制循環式風呂釜 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は風呂の水をポンプによシ強制的に循環させて温
水を作り出す風呂釜において、バーナの０Ｎ−ＯＦＦを
ポンプの運転−停止動作と連動させることで機器の簡素
化を達成させると同時に。

自吸性を有するポンプを採用することによって、風呂釜
と浴槽の位置関係の自由度を増大させ、さらに、風呂釜
の沸とうを防止する装置を提供するものである。

以下その実施例を説明する。

図に於いて、１は風呂釜であシ、浴槽２とは吸水管３及
び給湯管４によシ結合されている。

第２図は風呂釜１の内部を示している。

すなわち、５は自吸性を有するポンプ（以下ポンプと呼
ぶ）であシ、モータ６により駆動される。

吸水管３はこのポンプ５の吸入口（図示せず）に連結さ
れ、吐出口（図示せず）は吐出管７に連結され、その先
方にそれぞれ第→］御器８．熱交換器９．給湯管４が結
合されている。

以上が給湯回路である。

次ぎに吐出管７からはバイパス入管１０が分岐し、第二
制御器１１を介してバイパス出前１２によシ給湯管４に
分岐部１３で結合されている。

以上がバイパス回路である。バーナ１４は、燃料管１５
よシの燃料を弁１６′の開閉に応じて供給制御すること
゛Ｑ然焼させ、熱交換器９を加熱するように配置されて
いる。

１７はパイロットであ夛、バーナ１４への点火を行う。

第二制御器１１は、バイパス入管１２とバイパス出前１
３を弁体１８によシ開放あるいは閉塞する。

弁体１８はロッド１９によシダイヤフラム２０に結合さ
れている。

ダイヤフラム２０はスプリング２１によシ常に上向きに
押され、弁体１８を開放の状態にしている。

２２は信号管であシ吸水管３の圧力を圧力室２３に導い
ている。

２４は弾性弁であシ、中央に小穴２５を有し、ネジ２，
６によって第二制御器１１に取付けられている。

第１図柁おいて、浴槽２に水を水面ＷＬｌまで充たした
後、モータ６を始動すると、吸水管３よシボンプ５に水
が吸い込まれ、吐出管７から第一制御器８に送水される
。

すると第一制御器８よちの信号によって弁１６が開放し
、バーナ１４が点火され、熱交換器９内の水を加熱して
温水にし、給湯管４よす浴槽２に戻す。

上記動作が連続して浴槽２内の水は温水にされる。

今、水面がＷＢ２までしかなかったとし、ポンプ５がこ
の水面ＷＬ２よりＬだけ高位に位置した場合、ポンプ５
が自吸性を有しないポンプであれ、ば、ポンプ５に水が
達しないため、ポンプ作用を起すことが出来ない。

しかし上記実施例のものは自吸性を有するポンプ、例え
ば、渦流ポンプ、ベーンポンプ等を使用しているため、
自分自身でポンプ内の空気を排出すると同時に吸水管３
よシ水位差しに打ち勝って水を吸い上げ、ポンプ５を正
常運転にもってゆくことが出来る。

これによシ。普通のポンプを使用した場合、浴槽２内の
水面よシ必ずポンプ５は下位に位置しなければならない
という制約がな（なシ、風呂釜１の設置に利点を有せし
めることが出来る。

次ぎに第二制御器１１の役割を説明する。

ポンプ５が正常に運転されている場合、ポンプ５の全揚
程はダイヤフラム２０に加わ択スプリング２１に抗して
下方に移動し、弁体１８がバイパス入管１０とバイパス
出前１２を閉塞する。

するとポンプ５よシの水は全て第−ｆ！Ｉ脚器８に流入
する。

今浴槽２内の水面が吸水管３の近傍にあり、水面が大巾
に動ようしたとする。

これは人間が浴槽２に入り乱れを起すことによシ生ずる
。

すると吸水管３内には空気か混入してゆ（、ポンプ５は
自吸性を有するから多少空気が混入しても、送水は連続
して行なわれる。

すると熱交換器９へは空気の混入した水が流入し、バー
ナ１４で加熱すると、沸とうを生ずる。

理由は空気混入によシ水の比熱が減少するためである。

沸とうを生ずると、熱交換器９の耐久性が大巾に低下し
機器の破損につながる。

本発明はこれを解決するため以下の手段を施す。

ポンプ５に空気が混入すると送水には問題がないがポン
プ５の全揚程が低下する。

すると。ダイヤスラム２０が下方に受ける力か弱（なっ
て。

スプリング２１の上向きの力が打ち勝ち、弁体１８が上
動して、バイパス入管１０とバイパス出前１２を開放す
る。

すると、ポンプ５よりの水はバイパス入管１０側に流入
し、バイパス出前１２よシ給湯管４に熱交換器９をバイ
パスする流れが生じ、第一制御器８への送水敵が大巾に
減少する。

すると、第一制御器８は熱交換器９の水量低下を検知し
て弁１６を閉じバーナー１４の加熱を停止させるように
働く。

混入空気がバイパス回路及び給湯回路より放出されると
、システムは正常に復起する。

時間遅れを作シ出す理由を以下に説明する。

混入空気がありポンプ５の全揚程が低下、した時は、圧
力室２３内へ水が流入する方向にダイヤフラム２０が移
動する。

この時は弾性弁２４か鎖線のように湾曲し、水の流入に
抵抗を与えないように働くため、敏速に弁体１８を上方
に移動させ第一制御器８を動作させ、バーナ１４を消火
する。

これは、混入空気が熱交換器９に達する前に消火するた
めである。

次ぎに、混入空気か排除されポンプ５の全揚程が上昇す
ると、ダイヤフラム２０は圧力室２３の水を信号管２２
に排水する方向に移動しようとするが、弾性弁２４か信
号管２２の入口２７を閉じ、水は小穴より流出するよう
になる。

するとダイヤスラム２０の移動を抑制され、ある時間遅
れをもって弁体１８がバイパス入管１０とバイパス出前
１２を閉じることになる。

すなわち、ポンプ５には混入空気がなくなっても吐出管
Ｔあるいは熱交換器９内に空気が残留しているため急激
に第二制御器１１を働かせて第一制御器８に送水を開始
すると、バーナ１４が点火して残留空気を加熱するのを
防止する。

すなわち。ある時間遅れをもたせると、上記残留空気が
完全に排出されるまで、第一制御器８に十分な水か行か
ないことになシ、バーナ１４の点火がおくれで、好まし
い動作を有せしめることが出来る。

このように本発明によれば、ポンプの送水状態によりバ
ーナに点火、消火の指令を出しているため、空気混入等
の外乱に対して安定した性能を有せしめることが出来、
しかも、バイパス回路の開閉に時間遅れをもたせ沸とう
防止動作を完全にし。

自吸性を有するポンプを用いることによって機器設置の
自由をまし、自吸性を有するがために生ずる空気混入に
対する配慮を十分に達成することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す風呂の概略構成図、第２
図は水回路図、第３図は第二制御器の断面図である。 ５・・・・・・ポンプ、８・・・・・・第一制御器、９
・・・・・・熱交換器、１０，１２・・・・・・バイパ
ス回路（バイパス人、出前）、１１・・・・・・第一制
御器、１４・・・・・・バーナ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 吸水管、自吸性能を有するポンプ、第１制御器、熱
   交換器、給湯管を直列に結合して浴槽に至る給湯回路と
   、上記ポンプと第１制御器の間より分岐し、上記熱交換
   器をバイパスするバイパス回路と、上記熱交換器を加熱
   する加熱バーナよシ成シ、上記第１制御器は上記熱交換
   器への流量があらかじめ設定された１直以上になった時
   、上ＲｉＪＯ熱バーナな動作させること（構成するとと
   もに、上記ポンプの全揚程に応動してバイパス回路を開
   閉する第２制御器をバイパス回路に挿入し、上記ポンプ
   の全揚程が設定された直埋下の時は、上記第２匍脚器は
   開弁じ上記ポンプの水をバイパス回路に送水する構成と
   した強制循環式風呂釜。 ２ 第二制御器の動作を、バイパス回路開放時には時間
   遅れを小さく、閉塞時には時間遅れを太き（した特許請
   求の範囲第１項記載の強制循環式風呂釜。