JPS5948649A - 塗装金属の耐食性評価装置 - Google Patents

塗装金属の耐食性評価装置

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JPS5948649A
JPS5948649A JP16023482A JP16023482A JPS5948649A JP S5948649 A JPS5948649 A JP S5948649A JP 16023482 A JP16023482 A JP 16023482A JP 16023482 A JP16023482 A JP 16023482A JP S5948649 A JPS5948649 A JP S5948649A
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current
voltage
painted
corrosion resistance
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JP16023482A
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Takashi Yamamoto
隆 山本
Mitsuyuki Oda
小田 光之
Hiroshi Amako
尼子 宏
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Nippon Paint Co Ltd
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N17/00Investigating resistance of materials to the weather, to corrosion, or to light
    • G01N17/02Electrochemical measuring systems for weathering, corrosion or corrosion-protection measurement

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  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Ecology (AREA)
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は基材である鉄鋼を保護するために各種の方法に
よりメッキした複合金属あるいは非鉄金属又は合金金属
を、更に高防食性を保持させるために、塗料あるいはラ
イニング材を塗布した塗装金属の耐食性の優劣を、早期
に判断する方法及びその装置に関するものである。
古くよりトタン、ブリキき称されるメッキ鋼板、あるい
はメッキしていない鋼板に、塗料等を塗布した場合の塗
装金属あるいは塗装鋼板の耐食性を5期に判断する方法
及び装置は、数多く提案され、工業的に役立っているも
のもあり、又国内外の規格化もされつつある。しかし、
メッキ鋼と無メツキ鋼とを区別して運用されず、むしろ
、無メツキ鋼に塗装した塗装鋼板を対象とする劣化判断
方法、装置がメッキ鋼板の耐食性評価に転用されている
のが現状である。例えば、自動車、電化製品の高耐久性
の要望に対して、数多くの種類のメッキ方法及びメッキ
層の金属組成の検討がなされ、従来に比べ、極めて耐食
性のある複合金属が開発され又、実用化されつつあるが
、耐食性向上に伴い、その複合金属に合致した塗料ある
いはライニング材の選定あるいは開発量の性能判定に要
する時間はます丑す長期間になっている。それにもかか
わらず、上記複合金属に対し、従来の無メツキ鋼に塗装
した塗装鋼板の耐食性評価方法及び装置が使用されてい
るので、耐食性の優劣の判断が遅くかつ不的確なことが
多いといった問題があった。
そこで、本発明者らはメッキ鋼と無メツキ鋼とに塗料あ
るいはライニング材で塗布した塗装金属の電気化学的腐
食機構を研究した結果、従来は金属の種類にかかわらず
塗膜の耐食性の判断は塗膜下金域の還元反応が律速であ
り、還元反応により、例えば塗膜剥離は進行してゆくと
考えられ、一般的にもこの説が支持されていた。ところ
が、鉄鋼面に他の金属を被覆した複合金属の場合、酸化
反応に着目した評価方法を採用すべきであることを、本
発明者らは初めて見出した。そして、強制的に酸化反応
を生じしめるように直流電圧あるいは直流電流を一定時
間印加する外部分極法により上記塗装金属を劣化させる
と、極めて再現性があり、かつ、従来の強制還元反応印
加評価法より極めて早期に塗膜の優劣が判断できること
を見出した。
本発明は上記実験結果に鑑みてなされたものであって、
複合金属等の塗装金属に強制的に酸化反応を生ぜしめ、
該塗装金属の耐食性の優劣の判断が早期にかつ的確に行
える塗装金属の耐食性評価方法及び装置を提供すること
を目的としている。
第1の発明である塗装金属の耐食性評価方法は、鉄鋼面
に他の金属あるいは合金金属を被覆した複合金属あるい
は非鉄金属又は合金金属面上に塗料あるいはライニング
材を塗布した塗装金属の少なくとも塗膜欠陥あるいは塗
膜欠損部に溶液を接し、上記塗装金属に上記溶液を介し
て対極で直流電圧又は直流電流を連続的にあるいは間欠
的に印加し、上記塗装金属の陽分極による塗装金属の塗
膜欠陥部からの塗膜剥離幅により上記塗装金属の優劣を
判断するようにしたことを特徴としている。
第2の発明である塗装金属の耐食性評価装置は、上記塗
装金属と対極とを溶液を介して接続してなる測定セル手
段と、上記塗装金属と上記対極との間に直流電圧又は直
流電流を連続的fこあるいは間欠的に印加する手段と、
上記塗装金属に電圧陽分極あるいは電流陽分極を行なわ
しめる電流方向制御手段と、直流電圧あるいは直流電流
を発生する手段とを備えたことを特徴としている。
以下に、本発明を従来例と対比しつつ実施例に基づき具
体的に説明する。
まず、本発明に係る方法の発明の一実施例について、図
面を参照して以下説明する。
第1図はPAS Sテストと称される試験法であり、又
、第2図は強制分極(こよる耐食性評価方法であり、共
に公知である。第1図・第2図共に、対極21を用いて
、直流電圧又は直流電流Vを塗装鋼板22に印加するこ
とにより、鋼板23面は還元反応を呈し、これにより溶
液25中の水と酸素が反応してOH−イオンが生成され
る。このOHイオンは塗膜24と鋼板23との付着力を
低下させ、塗膜剥離、塗膜ふくれ・(ブリスター)を促
進させる。従って、塗膜24の優劣を簡便に判断できる
特徴があり、上記第1図、第2図の方法は、価値あるも
のとして国内外で広く利用されている。
なお第1・2図中、26は塗膜欠陥部、27は容器であ
る。
ところが、上記方法により鉄鋼面に他の金属あるいは合
金金属を被覆した複合金属に塗料あるいはライニング材
を塗布した塗装金属(以下、この金属を「塗装金属」と
称する)を試験すると第1図、第2図中の電圧■を印加
しない無電流のときより、例えば塗膜剥離幅は若干大き
くなるものの、同一塗料を塗装又はライニング材を塗布
した無メツキ塗装鋼板(32i下「塗装#I板」と称す
る)に比べ小さい。すなわち、上記第1図、第2図の方
法により塗装金属と塗装鋼板とを各々強制還元反応分極
を行なうと、例えば塗装金属の塗膜剥離幅は塗装鋼板に
比べ小さい。しかしながら、長期間を費すものの塩水噴
霧試験、塩水浸漬試験等、従来の一般的耐食性試験によ
り、上記塗装金属と塗装鋼板を劣化させると、例えば塗
装金属の塗膜剥離幅は塗装鋼板に比べ大きい。すなわち
、逆の関係になる。又、塗装金属の種類(塗膜種あるい
は被覆金属の種類)を変化させた場合の、上記第1図。
第2図と上記一般的耐食性試験との各々の例えば塗膜剥
離幅の大小順は相関せず、又早期に判断することができ
ない。従って、還元反応を強制的に印加する方法は塗装
金属に適用できない。そこで本発明者らは塗装金属の耐
食性を極めて早期に竿l断し得る方法について鋭意研究
した結果、上記した第1図あるいは第2図中の電流方向
を逆にした、いわゆる強制酸化反応分極を行うと、数十
分から数時間で塗装金属の耐食性を判断することが可能
になることを見い出した。
表1は上記の結果の一例で、各種劣化試験後の塗膜欠陥
部からの塗膜剥離幅の測定結果事例である。塗料は市販
品のメラミン−アルキド樹脂系である。塗布後、150
°Cで20分間焼付乾燥させ、ナイフにより塗膜上金属
に達する傷を与え、この傷からの塗膜剥離幅を求めた〇 表 1 表1より、通常の耐食性試験と従来の前記した第2図の
強制還元反応分極法は、本発明による強制酸化反応分極
法に比べ長時間を費す。従って、本発明の方法は簡便に
かつ極めて短時間に塗装金属の耐食性の優劣が判断でき
る特徴を有している。
また、試験法で重要である再現性についても、電位捷た
は電流を一定にすることlこより、極めて再現性の高い
データーが得られることも判明した。
一方、塗膜欠陥部を強制的に酸化反応を生じせしめるた
めの電圧又は電流印加は、いためつけ。
すなわち腐食条件の1つであるとも言える。従って、こ
の電圧又は電流の大きさにより、例えば上記の塗膜剥離
幅の増加速度は異なり、電圧又は電流の大きさと塗膜剥
離幅の大きさとは比例し、かつ極めて早期に結果を得る
ことができた。但し、塗装金属と対極間に電圧又は電流
を印加しないときの塗装金属と対極間の電位差(各々の
自然電極電位による電位差)の値によっては、上記の電
圧又は電流を印加しても、前記の例えば第2図の電流方
向になる場合がある。すなわち、上記の電位差に打ち勝
つに充分な電圧を印加しなければならない。従って、本
発明の基本条件は、前記の例えば第2図の電流方向と逆
の方向に電流が流れるようにすることである。すなわち
、塗装金属は必ず陽分極しなければならない。
また、腐食条件としては、上記の電圧又は電流印加以外
の、例えば溶液中のイオンの種類・濃度・あるいは溶液
中の溶存酸素量、温度、更には乾燥と湿潤との交番印加
、噴霧粒子の接触、温度勾配等も可能であるが、これら
の腐食条件では耐食性の評価期間が長くなる。すなわち
、塗膜剥離増加速度は小さい。それ故、これらの腐食条
件と本発明による方法とを組合せると従来番こない極め
て価値ある劣化判断方法となり、早期に耐食性を判断で
きる特徴を発揮する。この事例、すなわち、各種メッキ
鋼板に塗装した塗装金属の強制酸化反応分極法による塗
膜欠陥部からの塗膜剥離幅の評価結果事例を表2に示す
表2 〔結果の判断基準(剥離幅yrm ) )◎:1mm以
下 ○:1〜2朋 △: 2〜5 am × : 5〜lOmm xX: l Q TIN以上 塗膜は市販品である。溶液中のイオン種、溶存酸素計の
多少により、各種メッキ鋼板に塗装した塗装金属の塗膜
剥離幅は異なっている。この差を利用して、各々の塗装
金属の劣化を支配している因子、あるいは逆に劣化を支
配していない腐食条件因子の解明が可能となり、単に劣
化促進・超早期耐食性判断方法に限定されることはなく
、その応用範囲が広くなる特徴を有している。例えば、
表2中のメッキ金属Aでは溶存酸素量に大きく依存し、
液中のイオン種にはあまり依存しない。しかし、メッキ
金属Bの塗膜剥離性は溶存酸素に依存するものの、硫酸
イオンより塩素イオンに大きく依存すると言える。又、
試料Eでは溶存酸素量こ依存せず、硫酸イオン存在下で
劣化が促進される。
(11) そして、超早期に耐食性を判断することができる。
一方、表3は、上記の表2中のメッキ金属Bに9.各種
の塗料を塗布して乾燥させた塗装金属(塗装亜鉛網板)
の強制酸化反応分極法による塗膜欠陥部からの耐塗膜剥
離幅の測定結果の事例である。
表3 〔但し、結果の判断基準(剥離幅)は表2と同じである
。〕 表2と同様、極めて早期に塗膜の性能を判定することが
できる。
以上の実施例は一定の直流電圧を連続的に印加したもの
であるが、間欠的に印加しても、若干、塗膜剥離幅の増
加速度は低下するものの、従来の他の評価方法に比べ極
めて短時間で耐食性を判断することができる。また直流
電圧、直流電流の大(12) きさを徐々に増加させる方法で試料を陽分極しても同様
である。
一方、前記した本発明の実施例に用いた対極は白金であ
るが、他の金属あるいは炭素棒、炭素板等導電性物なら
ば、′A極として利用でき、更には本発明の方法である
陽分極を行なわしめ、その塗装金属の耐食性を判断しよ
うとする試料と同一の試料を対極として用いても良い。
この場合、陽分極と陰分極との印加による耐食性を同時
に判断することができる利点を備えている。また、直流
電圧又は直流電流を連続的に印加する方法においても、
試料とする塗装金属の自然電極電位(腐食電位)より卑
な腐食電位を示す金属を塗装金属と電気的に接続(例え
ば導電体線で接続)すれば可能である。若干、再現性に
問題があるものの、早期に耐食性を判断することはでき
る。又、この場合、間欠的に印加するには接続を間欠的
に開閉させることによって可能となる。
次に、上記方法を行う具体的な装置の実施例について説
明する。
第3図は本発明の一実施例に係る評価装置の基本構成図
である。測定に供する試料である塗装金属l(以下「試
料」と称する)と対極2を、液3を介して配置した測定
セル手段4に、電圧・電流印加手段5と直流電圧・電流
発生手段6、電流方向制御手段7を接続し、上記各手段
が閉回路になるように電気的に接続する。上記直流電圧
・電流発生手段6より印加された電流方向は、第3図中
の電流方向矢印8に示すように、上記試料1から上記対
極2に流れるように上記電流方向制御手段7あるいは上
記電圧・電流印加手段5又は」−記直流電圧・電流発生
手段6で制御する。
第3図の基本構成図の各手段の詳細実施例について説明
する。
第1に、第3図中の電流印加方向の制御手段である第1
実施例を第4図に示す。試料lと対極2との間の自然電
極電位差に打ち勝つ電圧を電池11により印加したとし
ても、実際に、この電位差を測定していないと、電流方
向は測定セル手段4の中の試料1から対極2に向って流
れるとの保証はない。従って、整流器9を対極2と電池
11の間に、又は試料1を電池11との間に挿入して接
続し、整流器9の・lから1)方向のみに電流が流れる
ようにする。故に、試料lは少なくとも陰分極になるこ
とは避けられる。
同様に第2実施例を第5図に示す。直流増幅器A、MP
の入力。・dには試料1、対極2が接続され、試料1と
対極2の間の電位差が直流増幅器AMPに入力され、こ
の入力に応じてリレーL□を介してサーボモーターMが
作動し、かつ、ポテンショメーターR3の位置を制御す
るようにシティる。ポテンショメーターR3は電池V□
と直列に接続された抵抗器R,,R2とで各々並列に接
続されている。今、スイッチSW1が0点に接続されて
いると、試料lと対極2との電位差は、増幅器c −d
間、及び、電圧発生器10のg −h間と同じになり、
試料1と対極2との間には電流が流れない状態を作るこ
とができる。次に、スイッチsw1をf側にすれば、電
池11が第5図の閉回路に挿入されることになり、この
電池11の極性(15) の接続方向に従い、電流方向は決定される。従って、上
記方法を採用することによっても、電流方向が制御でき
、上記試料lは常に陽分極することができる。
第2に、前記した第3図中の電圧・電流印加手段5につ
いての実施例を記載する。第6図に示したように、測定
セル手段4の中の試料lと対極2との間に電池11の電
圧を、例えば連続的に印加するには接点T M L l
を連続的に閉じておけばよい。間欠的1c試料1と対極
2の間に電atlの電圧を印加するには、接点TML1
 を間欠的に開閉すれば可能となる。
第6図中の接点TMLI を間欠的に開閉させる回路例
が第7図である。タイマーTM2のタイムアツプに伴い
接点を開けるリレーTML2を介してタイマーTM1を
接続し、同時に、タイマーTMIのタイムアツプに伴い
接点を閉じるリレーTMLI を介してタイマーTM2
を上記タイマーTMlと並列に接続する。いま、タイマ
ーTMI及びTM2の動作電源である、例えば交流10
0(16) ボルトをスイッチSWを閉じて供給すると、リレーTM
L2は閉じており、リレーTML1 は開いでいるため
、タイマーTMIのみが作動する。そして、タイマーT
M1の設定時間になりC以下「タイムアツプ」と称する
)、タイマーTM1と連動するリレーTML1の接点を
閉じるようにすると、タイマーTM2と直列に接続され
たリレーTMLI の接点が閉じ、タイマーTM2は作
動を開始する。このタイマーTM2がタイムアツプし、
タイマーTM2と連動するリレーTML2の接点リレー
TML2 の開放によりタイマーTMI及びTM2への
電源の供給は停止され、タイマーTM1及びタイマーT
M2は元の状態に復帰する。すなわち、スタート状態に
なり、再び、第7図の状態のように、リレーTML2は
閉じ、リレーTML2は開放になり、lイマーTMlは
作動開始し、タイマーTM2は停止状態となり、上記の
作動をくり返す。このようにくり返し作動が、スイッチ
SW2をオフ(OF F )  にしないかぎり続くこ
とになり、第8図に示すように第7図のリレー−TMT
Jと同じ@6図のリレーTML1 の接点は変化する。
以上のようにして、第6図の試料1と対+i2との電圧
・電流印加は間欠的に制御可能となる。
第3に、前記した@3図中の直流電圧・電流発生手段に
ついて説明する。第9図にこの発生手段の実施例を示す
。スイッチSW3.可変抵抗器1工。
乾電池12を直列に接続し、各4の両端を試料l及び対
極2にそれぞれ接続する。電池12の電圧をそのまま試
料lと対極2との間に印加するにはスイッチSW3をに
側にする。電流を調節するには、可変抵抗器kを通すた
めに、スイッチS W 3をj側にすればよい。可変抵
抗器Rのかわりに、直接、試料1と対極2とに通常の電
流電源発生器を接続しても可能である。
第4に測定セル手段について説明する。
前記のように、例えば第3図の試料lと対極2との間に
液3が存在すれば、この試料1と対極2との間には電流
が流れる。従って、第3図中の測定セル手段4の基本的
条件は、液3を試料lと対極2との間に連続的に溶液を
介在するような手段である。従って、前記した第1図の
ような塗膜欠陥部に水滴をのせ、この水滴の中に対極を
挿入、あるいは第2図のように水槽の中に試料と対極を
挿入してもよい。以下、測定セル手段の実施例について
説明する。
第10図は温度勾配印加状態下で本発明を実施する場合
の測定セル手段の断面図である。金属メッキされた鋼板
101上に塗j摸100を形成させ、更に塗膜欠陥Aを
作った試料1の両側にQ IJソング04.105を介
して、ガラス等で作成された測定セル102及び103
を取付け、セル102・103の中の溶21106.1
07の液モレのないようにする。塗膜欠陥A側のセル1
02の中に対(奮2を挿入する。一方、試料lの両側に
温度勾配を印加できるように、セル102及び103の
中に、例えばラセン状ガラス管108.及び109を挿
入し、このガラス管をセルに、例えば融着させ、セル1
02.103の中の液モレを防止する。
(19) そして、ガラス管108と109とに各々異なった液を
ポンプ等で循環させは、試料1の両側に温度勾配を印加
することができる。この状態で、前記17た方法で試f
、EI lと対極2との間に電圧を加え、試料[を陽分
極すればよい。
第11図及び第12図は、例えばツルトスプレーテスト
等の噴霧状態の中に試料を設置する場合あるいは天然7
90に供する場合の測定セル手段の断面図である。第1
1図は対極2を塗膜100との間に絶縁物質104を介
して試料1に取付け(@膜100に固定するか、あるい
はプラスチックス製の固定金具を用いて対極2と試料1
とを互いに押しつけるようにして固定する)、かつ対極
2及び金属メッキ鋼ai101の未被覆個所をシールす
るため、例えば別の塗料あるいは防水テープ等の被覆材
2“、1.01”で被覆する。このようにして、対極2
の未被覆個所Bと試料1の塗膜欠陥部Aとの間が湿潤す
れば、前記した方法により試料1と対極2との間に電圧
・電流を印加しているた(20) め、試料1は陽分極される。同様に第12図は、対極2
を細い金属線として、試料1の塗膜欠陥Aの中ζこ挿入
できるように接着剤Illで対極2を絶縁材固定金具1
10に接着固定する。この固定金具110と試料1との
間に絶縁材の弾性材112を介して、固定金具110を
試料lに絶縁性ボルト(例えばプラスチック製)113
等で固定する。
このようにすれば、微少塗膜欠陥部からの耐食性を評価
でき、かつ、各種の腐食環境下での測定も可能となる。
なお、本発明は上記実施例に限定されることなく、種々
の態様で実施することができる。
以上の説明から明らかなように、本発明に係る塗装金属
の耐食性評価方法によれば、塗装金属に溶液を介して対
極で直流電圧又は直流電源を連続的にあるいは間欠的に
印加し、上記塗装金属の隔分IMIこよる塗装金属の塗
膜欠陥部からの塗膜剥離幅により上記塗装金属の優劣を
判断するようにしたので、塗装金属に強制的に酸化反応
を生ぜしめ判断を早期にかつ的確に行うことができる。
また、本発明に係る塗装金属の耐食性評価装置によれば
、測定セル手段と、直流電圧又は直流電流を連続的にあ
るいは間欠的に印加する手段と、電流方向制御手段と、
直流電圧あるいは直流電流発生手段とを備えたので、塗
装金属に強制的に酸化反応を生せしめることができ、塗
装金属の耐食性の優劣の判断が早期にかつ的確に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のPAS Sテストの概要図、第2図は従
来の強制分極法の概要図、第3図は本発明の一実施例に
係る耐食性評価装置の基本構成図、第4.5図は夫々第
3図の電流方向制御手段の第1実施例を示す回路図及び
第2実施例を示す回路図、第6図は第3図の電圧・電流
印加手段の一実施例を示す回路図、第7図は間欠的に接
点を開閉する一実施例の回路図、第8図は第7図のリレ
ーの接点開閉フロー図、第9図は第3図の直流電圧・電
流発生手段の一実施例を示す回路図、第10.11.1
2図は夫々第3図の測定セル手段の実施例を示し、第1
0図は温度勾配印加下での測定セル手段の10〒而図、
第11.12図は夫々各種腐食環境下での測定セル手段
の断面図である。 l・・・塗装金属、 2・・・対極、 3・・・溶液、
 4・・・測定セル手段、 5・・・電圧・電流印加手
段、6・・・直流電圧・電流発生手段、 7・・・電流
方向制御手段。 特 許 出 願 人 日本ペイント株式会社代 理 人
 弁理士 青 山 葆 ほか2名(23) 第1図 第2図 第4図 t。 a、  b。    − □“ 第7図 TML2 第8図 第11図 第9図 2 第12図 手続補正書(,6) 昭和57年10月22日 昭和57年特許願第 160234    号2、発明
の名称 塗装金属の耐食性評価方法及び装置 3補正をする者 事件との関係 特許出願人 4代理人 5補正命令の日付(自 発) 6補正の対象 明MI@の発明の詳細な説明の欄。 7補正の内容 第13頁第12行目〜第13行目 「(腐食電位)より卑な腐食電位」とあるを、「(腐食
1.IV位)よりtlな腐食″11イ位」と訂正しまず
。 以   上 =275

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鉄鋼面に他の金属あるいは合金金属を被覆、 し
    た複合金属あるいは非鉄金属又は合金金属面上に塗料あ
    るいはライニング材を塗布した塗装金属の少なくとも塗
    膜欠陥あるいは塗膜欠損部に溶液を接し、上記塗装金属
    に上記溶液を介して対極で直流電圧又は直流電流を連続
    的にあるいは間欠的に印加し、上記塗装金属の陽分極に
    よる塗装金属の塗膜欠陥部からの塗膜剥離幅により上記
    塗装金属の優劣を判断するようにしたことを特徴とする
    塗装金属の耐食性評価方法。
  2. (2)  %凧塗装金属と対極とを溶液を介して接続し
    てなる測定セル手段と、上記塗装金属と上記対極との間
    ζこ直流電圧又は直流電流を連続的にあるいは間欠的に
    印加する手段と、上記塗装金属に電圧陽分極あるいは電
    流陽分極を行なわしめる電流方向制御手段と、直流電圧
    あるいは直流電流を発生する手段とを備えたことを特徴
    とする塗装金属の耐食性評価装置。
JP16023482A 1982-09-13 1982-09-13 塗装金属の耐食性評価装置 Pending JPS5948649A (ja)

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JP16023482A JPS5948649A (ja) 1982-09-13 1982-09-13 塗装金属の耐食性評価装置

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