JPS5948124B2 - 沈殿処理装置 - Google Patents
沈殿処理装置Info
- Publication number
- JPS5948124B2 JPS5948124B2 JP11406880A JP11406880A JPS5948124B2 JP S5948124 B2 JPS5948124 B2 JP S5948124B2 JP 11406880 A JP11406880 A JP 11406880A JP 11406880 A JP11406880 A JP 11406880A JP S5948124 B2 JPS5948124 B2 JP S5948124B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- partition wall
- precipitates
- water surface
- precipitate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、都市ごみや石炭などの有機物を熱分解油化又
はガス化するプロセスの熱分解生成ガスを冷却洗浄する
場合の洗浄水の沈殿処理装置に関するものである。
はガス化するプロセスの熱分解生成ガスを冷却洗浄する
場合の洗浄水の沈殿処理装置に関するものである。
この種の装置においては、浮上する油分を分離する槽に
フライト型のスクレーパを設け、槽底に堆積する沈殿物
を掻き寄せ掻き上げる方式が用いられる。
フライト型のスクレーパを設け、槽底に堆積する沈殿物
を掻き寄せ掻き上げる方式が用いられる。
しかし、熱分解生成ガスの洗浄水の場合は沈殿物は粘着
性が大であり、掻き寄せや、その後の輸送などの扱いが
困難であった。
性が大であり、掻き寄せや、その後の輸送などの扱いが
困難であった。
又、この沈殿物は微粒化した油分の浮上速度に比べ沈降
速度が非常に大きく、単独の沈降槽とした場合より槽の
平面積が大きいのでスクレーパなどの装置が大型化する
欠点があった。
速度が非常に大きく、単独の沈降槽とした場合より槽の
平面積が大きいのでスクレーパなどの装置が大型化する
欠点があった。
また、微少な沈殿物は気泡が付着すると浮上するか、或
いは沈降が極めて遅くなり、沈殿処理に長い時間を要し
た。
いは沈降が極めて遅くなり、沈殿処理に長い時間を要し
た。
本発明は、従来のものの上記の欠点を除き、槽の大きさ
を小型化することができ、掻き寄せ機構自体も小型とな
り、設置場所の選択が容易となり、設備費も低減でき、
沈殿処理速度を増大せしめ、沈殿物の扱いも容易となる
沈殿処理装置を提供することを目的とするもので゛ある
。
を小型化することができ、掻き寄せ機構自体も小型とな
り、設置場所の選択が容易となり、設備費も低減でき、
沈殿処理速度を増大せしめ、沈殿物の扱いも容易となる
沈殿処理装置を提供することを目的とするもので゛ある
。
本発明は、有機物の熱分解生成ガスの洗浄水の沈殿処理
装置において、沈殿槽の槽底部に、掻き寄せ機構と、該
播き寄せ機構にて集められた沈殿物を排出する高粘度液
用ポンプを備え、水面を仕切り下端が水中に開放してい
る筒状の仕切壁を設け、該仕切壁の中に水面下に没した
羽根で水面付近を攪はんする攪はん機構を備え、処理さ
るべき洗浄水を前記仕切壁の中に導き、前記攪はん機構
によって洗浄水中の気泡と結合して浮遊物となっている
沈殿物を攪はん分離し、沈殿物を沈降するようにしたこ
とを特徴とする沈殿処理装置である。
装置において、沈殿槽の槽底部に、掻き寄せ機構と、該
播き寄せ機構にて集められた沈殿物を排出する高粘度液
用ポンプを備え、水面を仕切り下端が水中に開放してい
る筒状の仕切壁を設け、該仕切壁の中に水面下に没した
羽根で水面付近を攪はんする攪はん機構を備え、処理さ
るべき洗浄水を前記仕切壁の中に導き、前記攪はん機構
によって洗浄水中の気泡と結合して浮遊物となっている
沈殿物を攪はん分離し、沈殿物を沈降するようにしたこ
とを特徴とする沈殿処理装置である。
本発明を実施例につき図面を用いて説明すれば、第1図
において、沈殿槽4の底部には掻き寄せ機構として、パ
ドル型スクレーパ5が設けられ沈殿物を中央の穴から、
下部に備えられている高粘度液用ポンプとしてのスクリ
ューポンプ6に供給するようになっている。
において、沈殿槽4の底部には掻き寄せ機構として、パ
ドル型スクレーパ5が設けられ沈殿物を中央の穴から、
下部に備えられている高粘度液用ポンプとしてのスクリ
ューポンプ6に供給するようになっている。
沈殿槽4の上部中央には、筒型の仕切壁8が設けられ、
その中に羽根が水面下に没している攪拌機7が設けられ
ている。
その中に羽根が水面下に没している攪拌機7が設けられ
ている。
仕切壁8の下部は水中にて開放されている。
1は原液入口であり、仕切壁8の中に開口する19は溢
流樋、2は清浄水出口、3は沈殿物出口である。
流樋、2は清浄水出口、3は沈殿物出口である。
熱分解生成ガスの冷却洗浄水である原液は、原液人口1
から仕切壁8の中に供給される。
から仕切壁8の中に供給される。
比重が1より大きい固形物は、粒度の大なるものは沈降
するが、粒度の小なるものは付着した気泡により浮上し
て沈降しにくい。
するが、粒度の小なるものは付着した気泡により浮上し
て沈降しにくい。
しかし、仕切壁8に囲まれて、その中に滞留しているう
ちに攪拌機7により攪拌されて気泡が分離されて沈降す
る。
ちに攪拌機7により攪拌されて気泡が分離されて沈降す
る。
沈降して底部に堆積した沈殿物はパドル式スクレーパ5
により槽底中央に集められスクリューポンプ6により圧
縮されて脱水作用を受けながら沈殿物出口より排出され
る。
により槽底中央に集められスクリューポンプ6により圧
縮されて脱水作用を受けながら沈殿物出口より排出され
る。
本実施例は上記の如く構成され作用するので、沈殿槽4
をコンパクトにすることができ、スペース上、設備費上
有利となる。
をコンパクトにすることができ、スペース上、設備費上
有利となる。
また、スクリューポンプにより、沈殿物が圧縮されて含
水率が低下するので、脱水操作が不要であり、その後の
工程での扱いが容易となる。
水率が低下するので、脱水操作が不要であり、その後の
工程での扱いが容易となる。
さらに、仕切壁8によって浮遊物の拡散を防ぐので、浮
遊物が溢流して清浄水に混入するおそれがなく、清浄水
流路における固形物除去装置及び固形物輸送機が不要と
なり、かつ攪拌機7による攪拌が水面下の羽根にて行な
われるので、気泡を発生せず効果的に行なわれ、また既
に発生して沈殿物に付着している気泡が急速に分離され
滞留時間が短かく、すぐ沈降せしめることができる。
遊物が溢流して清浄水に混入するおそれがなく、清浄水
流路における固形物除去装置及び固形物輸送機が不要と
なり、かつ攪拌機7による攪拌が水面下の羽根にて行な
われるので、気泡を発生せず効果的に行なわれ、また既
に発生して沈殿物に付着している気泡が急速に分離され
滞留時間が短かく、すぐ沈降せしめることができる。
第2図は、沈殿物出口3から排出された沈殿物をさらに
加熱乾燥する乾燥機の例であり、沈殿物人口14より供
給された沈殿物はスチーム9により間接加熱され、揮発
分は気流10により出口11を通して除去され、固化し
て内壁に固着する。
加熱乾燥する乾燥機の例であり、沈殿物人口14より供
給された沈殿物はスチーム9により間接加熱され、揮発
分は気流10により出口11を通して除去され、固化し
て内壁に固着する。
これを掻取機:12により掻き取り粉末状物として排出
口13から取り出す。
口13から取り出す。
このように処理をすれば沈殿物の扱いが極めて容易とな
る。
る。
第3図は、混合機構の実施例で、沈殿物出口3からの沈
殿物を沈殿物人口15に導き、混線機17により、熱分
解装置より導かれ入口18より供給されるアッシュ又は
砂と混練され、粉粒状物となって出口16から排出され
る。
殿物を沈殿物人口15に導き、混線機17により、熱分
解装置より導かれ入口18より供給されるアッシュ又は
砂と混練され、粉粒状物となって出口16から排出され
る。
このように処理することにより、沈殿物の扱いが極めて
容易となる。
容易となる。
本発明は、有機物の熱分解生成ガスの洗浄水の沈殿処理
装置において、沈殿槽の槽底部に、掻き寄せ機構と、該
播き寄せ機構にて集められた沈殿物を排出する高粘度液
用ポンプを備えたことにより、沈殿槽を小型化すること
ができ掻き寄せ機構も小型となし、また仕切壁に囲まれ
た領域内で攪はんによる気泡を発生せず、また既に発生
した気泡と結合して浮上し易くなった沈殿物を攪はんし
て気泡を分離するので沈殿物の沈降速度が大きくなり、
これによって設備費を低減し、スペースも小となし、ま
た排出沈殿物の扱いが容易な沈殿処理装置を提供するこ
とができ、実用上極めて大なる効果を有するものである
。
装置において、沈殿槽の槽底部に、掻き寄せ機構と、該
播き寄せ機構にて集められた沈殿物を排出する高粘度液
用ポンプを備えたことにより、沈殿槽を小型化すること
ができ掻き寄せ機構も小型となし、また仕切壁に囲まれ
た領域内で攪はんによる気泡を発生せず、また既に発生
した気泡と結合して浮上し易くなった沈殿物を攪はんし
て気泡を分離するので沈殿物の沈降速度が大きくなり、
これによって設備費を低減し、スペースも小となし、ま
た排出沈殿物の扱いが容易な沈殿処理装置を提供するこ
とができ、実用上極めて大なる効果を有するものである
。
図面は本発明の実施例に関するもので、第1図は縦断面
説明図、第2図は乾燥機の説明図、第3図は混合機構の
説明図である。 1・・・・・・原液人口、2・・・・・・清浄水出口、
3・・・・・・沈殿物出口、4・・・・・・沈殿槽、5
・・・・・・スクレーパ、6・・・・・・スクリューポ
ンプ、7・・・・・・攪拌機、8・・・・・・仕切壁、
9・・・・・・スチーム、10・・・・・・気流、11
・・・・・・出口、12・・・・・・掻取機、13・・
・・・・排出口、14・・・・・・沈殿物入口、15・
・・・・・沈殿物入口、16・・・・・・出い、17・
・・・・・混練機、18・・・・・・入口、19・・・
・・・溢流樋。
説明図、第2図は乾燥機の説明図、第3図は混合機構の
説明図である。 1・・・・・・原液人口、2・・・・・・清浄水出口、
3・・・・・・沈殿物出口、4・・・・・・沈殿槽、5
・・・・・・スクレーパ、6・・・・・・スクリューポ
ンプ、7・・・・・・攪拌機、8・・・・・・仕切壁、
9・・・・・・スチーム、10・・・・・・気流、11
・・・・・・出口、12・・・・・・掻取機、13・・
・・・・排出口、14・・・・・・沈殿物入口、15・
・・・・・沈殿物入口、16・・・・・・出い、17・
・・・・・混練機、18・・・・・・入口、19・・・
・・・溢流樋。
Claims (1)
- 1 有機物の熱分解生成ガスの洗浄水の沈殿処理装置に
おいて、沈殿槽の槽底部に、掻き寄せ機構と、該播き寄
せ機構にて集められた沈殿物を排出する高粘度液用ポン
プを備え、水面を仕切り下端が水中に開放している筒状
の仕切壁を設け、該仕切壁の中に水面下に没した羽根で
水面付近を攪はんする攪はん機構を備え、処理さるべき
洗浄水を前記仕切壁の中に導き、前記攪はん機構によっ
て洗浄水中の気泡と結合して浮遊物となっている沈殿物
を攪はん分離し、沈殿物を沈降するようにしたことを特
徴とする沈殿処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11406880A JPS5948124B2 (ja) | 1980-08-21 | 1980-08-21 | 沈殿処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11406880A JPS5948124B2 (ja) | 1980-08-21 | 1980-08-21 | 沈殿処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5738911A JPS5738911A (en) | 1982-03-03 |
JPS5948124B2 true JPS5948124B2 (ja) | 1984-11-24 |
Family
ID=14628222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11406880A Expired JPS5948124B2 (ja) | 1980-08-21 | 1980-08-21 | 沈殿処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5948124B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6369059B2 (ja) | 2014-03-12 | 2018-08-08 | 株式会社豊田自動織機 | 締結部材 |
-
1980
- 1980-08-21 JP JP11406880A patent/JPS5948124B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5738911A (en) | 1982-03-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4192746A (en) | Liquid clarification system | |
WO2006011858A1 (en) | Waste concrete and aggregate reclaimer | |
CA1127326A (en) | Method for increasing fine coal filtration efficiency | |
KR20130061765A (ko) | 메탄 발효 전처리 장치 | |
GB2095573A (en) | Separation of oil sludge | |
US4347135A (en) | Apparatus for superflocculating and thickening a sludge | |
RU2330734C1 (ru) | Установка для переработки нефтезагрязненных почв, грунтов и нефтешламов | |
JPS5948124B2 (ja) | 沈殿処理装置 | |
KR980008278A (ko) | 유수의 회수분리장치 | |
US5169004A (en) | Method of and apparatus for treating building rubble | |
JPH0262282B2 (ja) | ||
US5601706A (en) | Sewage treatment apparatus including aggregate separator | |
JPH11277041A (ja) | 廃棄物処理装置およびメタン発酵処理の前処理装置 | |
US4157335A (en) | Fat recovery system | |
EP0213509A2 (en) | Method and apparatus for use in separating solids from liquids | |
US3472383A (en) | Vacuum drum filter | |
JP3199233B2 (ja) | し渣洗浄脱水装置 | |
KR102481981B1 (ko) | 응집 침전물의 자원화를 위한 고화 처리 시스템 | |
PL108758B1 (en) | Method of controlled dewatering lower product of coal processing specially dewatering of water slime of small molecules | |
JPH06304410A (ja) | 凝集沈澱分離装置及び凝集沈澱分離システム | |
SU1057067A1 (ru) | Экстракционное устройство дл обезвоживани шлама мокрых фильтров | |
JPS5940068B2 (ja) | 砂の回収方法 | |
JPS6132078B2 (ja) | ||
JPS5852706B2 (ja) | スナノ ブンリカイシユウホウホウ オヨビ ソウチ | |
SU980845A1 (ru) | Устройство дл флотационной очистки сточных вод |