JP3199233B2 - し渣洗浄脱水装置 - Google Patents
し渣洗浄脱水装置Info
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Description
ら発生する汚水から分離・除去したし渣を衛生的に、か
つ取り扱い易いものにするし渣洗浄脱水装置に関し、特
にし渣洗浄効率を高めたし渣洗浄脱水装置に関する。
置で処理され、し渣が排出される。このし渣は、そのま
までは人糞や腐敗性の有機物を多量に含み、含水率も高
い。そのため、運搬などに際し、非衛生的であり、取扱
い性も悪い。その上、埋め立てなどの処分場においては
悪臭や地下水汚染の原因となる。従って、し渣除去装置
から排出したし渣を衛生的にして環境汚染を防止するた
めに洗浄すること、および該し渣の取扱い性を改善する
ために脱水することは極めて重要である。
離・除去したし渣を衛生的に、かつ容易に取り扱えるよ
うにするし渣洗浄脱水装置の洗浄効率を改善することを
目的とする。
置は、し渣を投入する投入口、し渣を洗浄する洗浄水の
供給装置、およびし渣と洗浄水が混合した混濁水を攪拌
する攪拌装置を有するし渣洗浄槽と、該し渣洗浄槽内の
混濁水を導入する開口部を備え且つ該混濁水からし渣を
分離する環状スクリーン、環状スクリーンと同軸に配設
され、環状スクリーンの内周面上に分離されたし渣を掻
取り且つ搬送するスクリュウコンベア、該スクリュウコ
ンベアにより搬送されてきたし渣を圧縮脱水する圧縮脱
水部、および圧縮脱水されたし渣を搬出する搬出部を有
するスクリーン式し渣除去装置と、一端が該スクリーン
式し渣除去装置に固定され、他端がし渣洗浄槽の上方に
向かって水面より突出する止水手段およびスクリーン式
し渣除去装置によりし渣洗浄槽から区分されると共に、
排水手段および越流堰を有する洗浄水排出室とからな
る。
ュウ形攪拌機であることが好ましい。
の実施例であるし渣洗浄脱水装置10は、し渣を装入す
る投入口11を有するし渣洗浄槽12と、スクリーン式
し渣除去装置30と、排水装置15を含む洗浄水排出室
16とからなる。該洗浄水排出室16は、後述のよう
に、該スクリーン式し渣除去装置30、止水手段17な
どによりし渣洗浄槽12とは区分される。
リーン式し渣除去装置30に導入するために、図1およ
び図2に示すように槽底および側壁が傾斜している。
水をし渣洗浄槽12に供給する洗浄水供給部13があ
り、投入口11から装入されたし渣と洗浄水供給部13
から供給された洗浄水とがし渣洗浄槽12内で混合して
混濁水になる。さらに、し渣洗浄槽12内の混濁水を攪
拌して該し渣を破砕、洗浄するスクリュウ型攪拌機14
が設けられている。
うに、基本的には、駆動装置42、減速機43、および
攪拌軸45からなり、し渣と洗浄水の混濁水を効率よく
攪拌するため、攪拌軸45へのし渣のからみつきを起こ
しにくい構造となっている。すなわち、し渣は攪拌機の
回転体(攪拌軸)に非常にからみつき易く、しかも一度
からみつくとどんどん成長増大し、攪拌機の過負荷・振
動・攪拌効果低下などの現象を引き起こし、トラブルの
原因になる。そこで、図3に示すように、本発明のスク
リュウ形攪拌機14は、以下のような構造上の特徴を有
する。
の少ない、スクリュウ形を採用している。
の突起物を極力減らすために、攪拌羽根の幅を小さくし
(25mm〜50mm)、スクリュウ形状も端部形状は
滑らかな曲線とした。
また攪拌軸45へのからみつきを少なくするため、攪拌
軸45を太くして(100mm〜200mmの径を有す
る。例えばステンレス鋼製パイプ)、羽根外周を大きく
とるようにしている。この改良により攪拌羽根の周速が
大きくなり、このため、攪拌効果が十分に得られる。
形に比べて、し渣のからみつきの少ない安定した運転が
可能となっている。
5に示すように、多数の直線状隙間を形成するようにウ
ェッジスクリーン部材を配列し、その一部に開口部31
aを形成した固定式のスクリーン31と、スクリーン3
1の内周面に近接し、スクリーン31の内周面上に混濁
水から分離され残留した洗浄済みし渣を掻き取って搬送
するスクリュウコンベア32と、スクリュウコンベア3
2で搬送されてきたし渣を圧縮、脱水する圧縮脱水部3
3と、洗浄脱水済みし渣を外部へ搬出する搬出部34と
を備えている。
形成されるほぼ円筒形状の空間において、開口部31a
が、前記円筒形空間の軸方向両側の端面と、これらをつ
なぐ上部矩形面で形成されている。前記開口部13の端
面の一方からスクリュウコンベア32がスクリーン31
内に入り込んでいる。
2に、頑丈な軸有りのスクリュウ39が利用され、この
軸を支持するための軸受37が設けられている。このた
め、開口部31aの軸受37の側の端面は閉じられてい
る。
32については、軸のないリボンスクリュウ38を採用
している。リボンスクリュウ38の採用により、軸を支
持するための軸受を設ける必要がない。
面から、混濁水がスクリーン31内に入って、図5の実
施例では、前記端面の他方と上部矩形面とから、洗浄水
がスクリーン31内に入って、前記ウェッジスクリーン
の直線状隙間を通り抜ける。この時、し渣がスクリーン
31内周面上に残る。
ッチを変えるなどして、し渣の移行をスムーズにしても
よい。圧縮脱水部33は、スクリュウコンベア32とは
独立した部分として、スクリュウコンベア32の終端に
設けられている。
ために、圧縮脱水部33は、水位Lより上のレベルに設
けられている。そして圧縮脱水部33の脱水過程で流出
する汚水は、洗浄水排出室16に戻される。
水排出室16は、攪拌洗浄スクリーン式し渣除去装置お
よび止水手段で区分され、案内板で流れを効率的にす
る。図6に止水手段17が、および図4〜5に案内板3
5が一例として示されている。これらの材質には、ステ
ンレス鋼が好ましい。
に合わせて任意の形に形成できる。また、ステンレスな
どの硬質材で種々の形の補助部材を槽の形になどに合わ
せて付加できる。さらに、パッキン部材を適宜使用して
もよい。
水排出室16は、スクリーン式し渣除去装置30と止水
手段17とにより隔離される。止水手段17は、スクリ
ーン式し渣除去装置30に固定され、上方に水面の上に
まで伸びている。そして、案内板35により、攪拌洗浄
されたし渣の本質的にすべてがスクリーン31の開口部
31aに導入され易いようにする。
れる。越流堰18には以下の二つの作用・効果がある。
供給部13の故障などのトラブルの際の安全装置として
機能する。
にし渣洗浄槽12に供給するため、余水をオーバーフロ
ーさせる水位調整装置として機能する。この場合、し渣
洗浄槽に継続してすすぎ水として供給される洗浄水を排
出し、洗浄水排出室を含むし渣洗浄槽12全体の水位を
一定に保つ効果がある。これは、環状スクリーンを介し
て洗浄水排出室とし渣洗浄槽とが連通しているためであ
る。し渣の攪拌洗浄中にすすぎ水として洗浄水を継続的
に供給できるので、洗浄によりし渣から分離・除去され
た汚濁物質などを含む汚水を入れ替えることが可能とな
り、洗浄効果が飛躍的に向上する。
スクリーンの下流側である洗浄水排水室にある。これに
より、し渣を含んだ混濁水が環状スクリーンを通過しな
いで流出してしまうことを防げる。
直板の他に、余水を排出するパイプをそのまま洗浄水排
出室16に接続したものでもよい。
し渣洗浄槽12にも、水位調整用の越流堰18とは別
に、緊急排出用の越流堰を設けてもよい。
の緊急排出口として、し渣洗浄槽12と洗浄水排出室1
6の止水手段17に、水位調整用の越流堰より高水位の
位置に開口を設けてもよい。図示の実施例では、開口2
5を設けてある。
1バッチ運転操作の一例について説明する。
渣洗浄槽12に洗浄水を供給して、該洗浄水が所定水位
Lに達するまで、給水する。なお、水位Lに達した後も
給水弁は閉じないで給水し続ける。
渣を装入する。
作動させ、し渣の攪拌洗浄がある程度進んだ後、スクリ
ュウコンベア32の駆動装置36を作動させる。なお、
し渣洗浄槽12へは常に給水しているが、余水はスクリ
ーン31を通過して、洗浄水排出室16の越流堰18よ
りオーバーフロウするため、両室の水位Lは一定に保た
れる。
攪拌機14を停止させる。そして、排水装置15の排水
弁Bを開ける。図示の例では、該排出弁Bは洗浄水排出
室16に設けてあるので、し渣洗浄槽12の洗浄水は、
排出されるためには、スクリーン31を通過しなければ
ならない。その時に洗浄済みし渣は、スクリーン31の
内周面上に確実に誘導、捕捉される。
みし渣は、スクリュウコンベア32で搬送され圧縮脱水
部33で脱水されて、搬出部34から搬出される。
スクリュウコンベア32の駆動装置36の作動を停止す
る。排水装置15から排出が終了したら排水装置15の
排水弁Bを閉じる。
動で行ったり、サイクルタイマーなどで規則的に行った
りすることができる。
生する汚水より分離されたし渣100kgを図1に示す
し渣洗浄脱水装置で処理した際、洗浄水の使用量は2m
3 、処理時間は30分であり、得られたし渣は、COD
含有量が5g/kg(乾燥重量)、含水率が60重量
%、搬出量が15kgであった。
洗浄効果も格段に高く、極めてコンパクト化され、安価
であるとともに、運転操作が簡便なし渣洗浄脱水装置を
提供することができる。
渣除去装置を一体型し渣洗浄脱水装置に利用することが
できるので、従来用いられているスクリーン式し渣除去
装置の付加価値を高めることができる。
説明断面図である。
る。
ン式し渣除去装置を示す一部切欠き概略斜視図である。
ン式し渣除去装置を示す一部切欠き概略斜視図である。
の一例を示す概略斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 し渣を投入する投入口、し渣を洗浄する
洗浄水の供給装置、およびし渣と洗浄水が混合した混濁
水を攪拌する攪拌装置を有するし渣洗浄槽と、該し渣洗
浄槽内の混濁水を導入する開口部を備え且つ該混濁水か
らし渣を分離する環状スクリーン、環状スクリーンと同
軸に配設され、環状スクリーンの内周面上に分離された
し渣を掻取り且つ搬送するスクリュウコンベア、該スク
リュウコンベアにより搬送されてきたし渣を圧縮脱水す
る圧縮脱水部、および圧縮脱水されたし渣を搬出する搬
出部を有するスクリーン式し渣除去装置と、一端が該ス
クリーン式し渣除去装置に固定され、他端がし渣洗浄槽
の上方に向かって水面より突出する止水手段およびスク
リーン式し渣除去装置によりし渣洗浄槽から区分される
と共に、排水手段および越流堰を有する洗浄水排出室と
からなることを特徴とするし渣洗浄脱水装置。 - 【請求項2】 し渣洗浄槽に設けられた攪拌装置がスク
リュウ形攪拌機であることを特徴とする請求項1記載の
し渣洗浄脱水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22826597A JP3199233B2 (ja) | 1997-08-25 | 1997-08-25 | し渣洗浄脱水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22826597A JP3199233B2 (ja) | 1997-08-25 | 1997-08-25 | し渣洗浄脱水装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1157798A JPH1157798A (ja) | 1999-03-02 |
JP3199233B2 true JP3199233B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=16873772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22826597A Expired - Lifetime JP3199233B2 (ja) | 1997-08-25 | 1997-08-25 | し渣洗浄脱水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3199233B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4485186B2 (ja) * | 2003-12-22 | 2010-06-16 | 株式会社西原環境テクノロジー | ろ過装置 |
JP2006095401A (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-13 | Sanki Eng Co Ltd | し渣処理装置 |
JP5336266B2 (ja) * | 2009-06-02 | 2013-11-06 | アクアインテック株式会社 | 汚水処理用流体移送装置 |
-
1997
- 1997-08-25 JP JP22826597A patent/JP3199233B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1157798A (ja) | 1999-03-02 |
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