JPS5947379B2 - 円筒磁区記憶素子 - Google Patents
円筒磁区記憶素子Info
- Publication number
- JPS5947379B2 JPS5947379B2 JP52047078A JP4707877A JPS5947379B2 JP S5947379 B2 JPS5947379 B2 JP S5947379B2 JP 52047078 A JP52047078 A JP 52047078A JP 4707877 A JP4707877 A JP 4707877A JP S5947379 B2 JPS5947379 B2 JP S5947379B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylindrical
- loop
- major loop
- minor
- magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C29/00—Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
- G11C29/70—Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring
- G11C29/86—Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring in serial access memories, e.g. shift registers, CCDs, bubble memories
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C19/00—Digital stores in which the information is moved stepwise, e.g. shift registers
- G11C19/02—Digital stores in which the information is moved stepwise, e.g. shift registers using magnetic elements
- G11C19/08—Digital stores in which the information is moved stepwise, e.g. shift registers using magnetic elements using thin films in plane structure
- G11C19/0875—Organisation of a plurality of magnetic shift registers
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は円筒磁区を利用する磁気記憶素子に関するもの
である。
である。
ガーネットのような一軸磁気異方性を有する磁気媒体を
磁化容易軸に垂直に結晶成長させ、磁化。
磁化容易軸に垂直に結晶成長させ、磁化。
容易軸方向に適当な大きさの均一なバイアス磁場を加え
ると磁気媒体内に周辺部と磁化の方向が反対の単一磁壁
で囲まれた円筒磁区ができることが知られている。この
円筒磁区に磁場勾配を与えると磁場勾配に沿つて円筒磁
区が移動する。このような性質を用いることにより磁気
記憶素子を実現することが可能であり、又2個以上の円
筒磁区相互間には磁気的反発力が作用することを利用し
て論理回路素子を構成することも可能である。円筒磁区
を用いて磁気記憶素子を構成するには、メジャー ・マ
イナー ・ループ方式、シフト・レジスター方式、デコ
ーダー方式等が知られている。このうち現在もつともよ
く用いられているメジャー ・マイナー ・ループ方式
について簡単に説明すると、本方式はマイナー ・ルー
プと呼ばれる情報を記憶させておく記憶ループと、メジ
ャーループと呼ばれる書き込み、読み取りのために情報
を転送する転送ループとの二種類の閉ループから構成さ
れる。メジャーループには円筒磁区の発生部、検出部及
び消去部が付く。メジャーループとマイナーループとの
間の情報の出し入れはゲートで制御される。このような
メジャー ・マイナーループ方式を用いた円筒磁区記憶
素子を構成する場合、次の3つの条件を満足する必要が
ある。
ると磁気媒体内に周辺部と磁化の方向が反対の単一磁壁
で囲まれた円筒磁区ができることが知られている。この
円筒磁区に磁場勾配を与えると磁場勾配に沿つて円筒磁
区が移動する。このような性質を用いることにより磁気
記憶素子を実現することが可能であり、又2個以上の円
筒磁区相互間には磁気的反発力が作用することを利用し
て論理回路素子を構成することも可能である。円筒磁区
を用いて磁気記憶素子を構成するには、メジャー ・マ
イナー ・ループ方式、シフト・レジスター方式、デコ
ーダー方式等が知られている。このうち現在もつともよ
く用いられているメジャー ・マイナー ・ループ方式
について簡単に説明すると、本方式はマイナー ・ルー
プと呼ばれる情報を記憶させておく記憶ループと、メジ
ャーループと呼ばれる書き込み、読み取りのために情報
を転送する転送ループとの二種類の閉ループから構成さ
れる。メジャーループには円筒磁区の発生部、検出部及
び消去部が付く。メジャーループとマイナーループとの
間の情報の出し入れはゲートで制御される。このような
メジャー ・マイナーループ方式を用いた円筒磁区記憶
素子を構成する場合、次の3つの条件を満足する必要が
ある。
まず、メジャーループビット数をNMBビット、マイナ
ーループビット数をNm、ビットとすると、再書き込み
時にマイナーループの同一アドレス位置に来させるため
に、ゲートの出入りにNg、ビット要するとすればNM
、■ nNm、−Ng、(n:整数) ・・・・・・・
・・・・・・・・・・・(1)が成り立たねばならない
。しかもアクセスタイムやサイクルタイムを早めるため
にはn=1が望ましい。又、Y−Yゲート、ドルサイン
ゲート等通常のゲートにおいてはNgb■1が一般的で
ある。従つてNMb■ Nmb−1・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・(2)が第1の条件となる。
ーループビット数をNm、ビットとすると、再書き込み
時にマイナーループの同一アドレス位置に来させるため
に、ゲートの出入りにNg、ビット要するとすればNM
、■ nNm、−Ng、(n:整数) ・・・・・・・
・・・・・・・・・・・(1)が成り立たねばならない
。しかもアクセスタイムやサイクルタイムを早めるため
にはn=1が望ましい。又、Y−Yゲート、ドルサイン
ゲート等通常のゲートにおいてはNgb■1が一般的で
ある。従つてNMb■ Nmb−1・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・(2)が第1の条件となる。
第2の条件としてマイナーループ数をNmとすると、N
mのとるべき値として、データ構成上2の幕数即ちの成
り立つことが必要である。
mのとるべき値として、データ構成上2の幕数即ちの成
り立つことが必要である。
又一般に素子形状は正方形又はそれに近い形状が望まし
く、従つてメジヤーマイナーループ形状もそのようにし
ようとするとという第3の条件が発生する。
く、従つてメジヤーマイナーループ形状もそのようにし
ようとするとという第3の条件が発生する。
これら(2)、(3)、(4)式を満たすことがメジヤ
ーマイナーループ方式の望ましい基本条件となる。殊に
(3)、(4)式よりNm,= 2h””となりマイナ
ーループビツト数も2の幕数.となり周辺回路の2進ア
ドレスカウンタ等の機能から考えても極めて有効なメジ
ヤーマイナーループ構成となる。しかし、実際に前記3
条件を満足する円筒磁区記憶素子には次のような問題点
が生じていた。
ーマイナーループ方式の望ましい基本条件となる。殊に
(3)、(4)式よりNm,= 2h””となりマイナ
ーループビツト数も2の幕数.となり周辺回路の2進ア
ドレスカウンタ等の機能から考えても極めて有効なメジ
ヤーマイナーループ構成となる。しかし、実際に前記3
条件を満足する円筒磁区記憶素子には次のような問題点
が生じていた。
例えば64Kビツト素子を例にとるとまず(2)、(3
)、(4)式からNm=128,Nmb=512,NM
b=511と決定され、従つてパタン配置は第1図のよ
うになる。第1図で1はメジヤーループ、2はマイナー
ループ、3はゲートを示している。メジヤーループ1中
の.丸印は1ビツトパタンを表わしている。ただしメジ
ヤーループコーナー部11,12における各半ビツトパ
タンは図示していない。さてゲート3の個数はマイナー
ループ2の個数と等しくなければならず、又マイナール
ープ2をメジヤーループ1に接.続する場合、通常パタ
ン配置上メジヤーループ1のビツトパタンの1つおきに
しかできない。即ち128個のマイナーループ2を12
8個のゲート3を介してメジヤーループ1に接続しよう
と思えばメジヤーループ1の511ビツトのうち255
ビツトを費す−ことになる。しかもゲートはメジヤール
ープの片側に整列していることがパタン配置上望ましい
ため、メジヤーループ1のゲート3と反対側にも255
ビツト分のビツトパタンが配置される。従つて残りの1
ビツトでメジヤーループ1の2ケ所のコーナー部11,
12を構成しなければならず、これは極めて余裕のない
パタン配置となる。実際にこの構成による円筒磁区記憶
素子のバイアス磁場動作マージンを測定したところ、両
端のゲートがメジヤーループコーナ部に近接しすぎてい
るため、バイアス磁場マージン幅が小さく動作不安定な
素子となつている。又メジヤーマイナーループ方式の特
徴の1つである欠陥対策としての冗長マイナーループの
付力n!±7の上−)な槽成では全<不可能となつてし
まつている。従来これらの問題点を避けるため次の方法
が主にとられてきた。
)、(4)式からNm=128,Nmb=512,NM
b=511と決定され、従つてパタン配置は第1図のよ
うになる。第1図で1はメジヤーループ、2はマイナー
ループ、3はゲートを示している。メジヤーループ1中
の.丸印は1ビツトパタンを表わしている。ただしメジ
ヤーループコーナー部11,12における各半ビツトパ
タンは図示していない。さてゲート3の個数はマイナー
ループ2の個数と等しくなければならず、又マイナール
ープ2をメジヤーループ1に接.続する場合、通常パタ
ン配置上メジヤーループ1のビツトパタンの1つおきに
しかできない。即ち128個のマイナーループ2を12
8個のゲート3を介してメジヤーループ1に接続しよう
と思えばメジヤーループ1の511ビツトのうち255
ビツトを費す−ことになる。しかもゲートはメジヤール
ープの片側に整列していることがパタン配置上望ましい
ため、メジヤーループ1のゲート3と反対側にも255
ビツト分のビツトパタンが配置される。従つて残りの1
ビツトでメジヤーループ1の2ケ所のコーナー部11,
12を構成しなければならず、これは極めて余裕のない
パタン配置となる。実際にこの構成による円筒磁区記憶
素子のバイアス磁場動作マージンを測定したところ、両
端のゲートがメジヤーループコーナ部に近接しすぎてい
るため、バイアス磁場マージン幅が小さく動作不安定な
素子となつている。又メジヤーマイナーループ方式の特
徴の1つである欠陥対策としての冗長マイナーループの
付力n!±7の上−)な槽成では全<不可能となつてし
まつている。従来これらの問題点を避けるため次の方法
が主にとられてきた。
それはマイナーループビツト数を増すことである。こう
することによりメジヤーループビツト数も多くとれパタ
ン配置に余裕ができるからである。しかしこの方法は前
記(4)式の条件から外れることになり、従つてマイナ
ーループビツト数は2の幕数とならず周辺回路の複雑さ
を招く欠点があつた。本発明の目的は、このような欠点
を除去し、前記(2)、(3)、(4)の条件を全て満
たして且つ動作マージンの広い余裕あるパタン配置を実
現し、さらに冗長マイナーループの付加をも可能なメジ
ヤーマーループの間に設けられて円筒磁区のやり取りを
行ことにある。
することによりメジヤーループビツト数も多くとれパタ
ン配置に余裕ができるからである。しかしこの方法は前
記(4)式の条件から外れることになり、従つてマイナ
ーループビツト数は2の幕数とならず周辺回路の複雑さ
を招く欠点があつた。本発明の目的は、このような欠点
を除去し、前記(2)、(3)、(4)の条件を全て満
たして且つ動作マージンの広い余裕あるパタン配置を実
現し、さらに冗長マイナーループの付加をも可能なメジ
ヤーマーループの間に設けられて円筒磁区のやり取りを
行ことにある。
すなわち本発明は、円筒磁区を保持する磁気媒体と、こ
の磁気媒体の膜面に垂直なバイアス磁界を与える手段と
、前記磁気媒体上に設けられた少くとも1つのメジヤー
ループと、前記磁気媒体上に設けられて円筒磁区を格納
する複数個のマイナープの間に設けられて円筒磁区のや
り取りを行なう複数個のゲート等とから構成される円筒
磁区記憶素子において、前記メジヤーループのうちゲー
トを接続する領域におけるビツトパタン周期よりも、前
記領域以外の領域の全部又は一部におけるビツトパタン
周期を長くすることによつて達成される。
の磁気媒体の膜面に垂直なバイアス磁界を与える手段と
、前記磁気媒体上に設けられた少くとも1つのメジヤー
ループと、前記磁気媒体上に設けられて円筒磁区を格納
する複数個のマイナープの間に設けられて円筒磁区のや
り取りを行なう複数個のゲート等とから構成される円筒
磁区記憶素子において、前記メジヤーループのうちゲー
トを接続する領域におけるビツトパタン周期よりも、前
記領域以外の領域の全部又は一部におけるビツトパタン
周期を長くすることによつて達成される。
本発明の主旨を実験結果をもとに説明する。
円筒地区の駆動方法として面内回転磁場を用いたいわゆ
るフイールドアクセス法がある。この場合、円筒磁区駆
動媒体として、パーマロイ等の軟磁性体薄膜よりなるY
YパタンやT バーパタンが良く知られている。これら
のパタンの最適ビツト周゛期は円筒磁区径に依存し、例
えば3.5μm径円筒磁区の場合、その転送マージンが
最大となるビツト周期はYYパタンで14μm前後、T
−バーパタンで16pm前後である。しかしこれらの値
には余裕があり必ずしも丁度その値にする必要はない。
その詳細は実験結果を第2図に示す。本実験に用いた磁
気媒体の結晶は(YSmTmCa),(FeGe),0
,2の組成からなり円筒磁区径は3.5μmである。横
軸にビツトパタン周期、縦軸に円筒磁区転送可能なバイ
アス磁場マージン幅をとつている。第2図から伴るよう
にYYパタンもT−バーパタンもビツトパタン周期に対
して余裕があり、YYパタンで説明すると14〜17μ
mの範囲でマージン幅は殆んど変わらず約400eとい
う広い動作マージンを有している。従つて同一円筒磁区
径でも必要に応じで14μmかり17μmの範囲内の種
々のビツトパタン周期をとり.(得ることになる。本発
明はこの実,験結果を積極的に利用することから成り立
つている。次に本発明の詳細について実施例を用いて詳
細に説明する。
るフイールドアクセス法がある。この場合、円筒磁区駆
動媒体として、パーマロイ等の軟磁性体薄膜よりなるY
YパタンやT バーパタンが良く知られている。これら
のパタンの最適ビツト周゛期は円筒磁区径に依存し、例
えば3.5μm径円筒磁区の場合、その転送マージンが
最大となるビツト周期はYYパタンで14μm前後、T
−バーパタンで16pm前後である。しかしこれらの値
には余裕があり必ずしも丁度その値にする必要はない。
その詳細は実験結果を第2図に示す。本実験に用いた磁
気媒体の結晶は(YSmTmCa),(FeGe),0
,2の組成からなり円筒磁区径は3.5μmである。横
軸にビツトパタン周期、縦軸に円筒磁区転送可能なバイ
アス磁場マージン幅をとつている。第2図から伴るよう
にYYパタンもT−バーパタンもビツトパタン周期に対
して余裕があり、YYパタンで説明すると14〜17μ
mの範囲でマージン幅は殆んど変わらず約400eとい
う広い動作マージンを有している。従つて同一円筒磁区
径でも必要に応じで14μmかり17μmの範囲内の種
々のビツトパタン周期をとり.(得ることになる。本発
明はこの実,験結果を積極的に利用することから成り立
つている。次に本発明の詳細について実施例を用いて詳
細に説明する。
第3図は本発明による64Kビツト容量円筒磁区記憶素
子の概略図である。第3図におlいては円筒磁区を保有
する磁気媒体の上に作られたYYパタンからなる円筒磁
区の転送路を示し、磁気媒体そのもの、円筒磁区を保持
する磁気的手段、円筒磁区を転送させるための磁気的手
段及び記憶装置として働かせるための必要な外部回路は
1省略されている。本発明の円筒磁区記憶素子は2ケ所
のコーナー部11,12、円筒磁区の発生器13、検出
器14、消去器15を有する511ビツトからなるメジ
ヤーループ1と、各512ビツトからなる128個のマ
イナーループ2とこれら2種類のループを接続二する1
28側のゲート3によつて構成されている。又、消去器
15と発生器13の間は120ビツト離れており、そこ
はYYパタンからなる転送路のみで如何なる機能部も含
まれていない。ビツトパタン周期は消去器15と発生器
13との間の28ビツトのみ16μmで、メジヤールー
プの他の部分及びマイナーループは全て14μmである
。さて16μmピツチの28ビツト分すなわち448μ
mの範囲は14μmピッチだと32ビット分に相当する
ため、その差4ビツト分が等ピツチパタンに比べて少な
いことになる。そこでこの4ビツトをメジヤーループコ
ーナ一部11,12の近傍に均等に振り分け配置するこ
とにより、すなわちメジヤーループのゲート側を257
ビツト、反対側を253ビツトにすることにより、両端
のゲートとコーナー部11,12との間隔が1ビツト広
くとれ、動作マージンは第4図に示すように大幅に改善
された。400eの回転磁場でバイアス磁場マージン幅
が約300eで、本発明を適用していない素子に比べ大
幅に改善され、充分実用に供し得るものとなつた。
子の概略図である。第3図におlいては円筒磁区を保有
する磁気媒体の上に作られたYYパタンからなる円筒磁
区の転送路を示し、磁気媒体そのもの、円筒磁区を保持
する磁気的手段、円筒磁区を転送させるための磁気的手
段及び記憶装置として働かせるための必要な外部回路は
1省略されている。本発明の円筒磁区記憶素子は2ケ所
のコーナー部11,12、円筒磁区の発生器13、検出
器14、消去器15を有する511ビツトからなるメジ
ヤーループ1と、各512ビツトからなる128個のマ
イナーループ2とこれら2種類のループを接続二する1
28側のゲート3によつて構成されている。又、消去器
15と発生器13の間は120ビツト離れており、そこ
はYYパタンからなる転送路のみで如何なる機能部も含
まれていない。ビツトパタン周期は消去器15と発生器
13との間の28ビツトのみ16μmで、メジヤールー
プの他の部分及びマイナーループは全て14μmである
。さて16μmピツチの28ビツト分すなわち448μ
mの範囲は14μmピッチだと32ビット分に相当する
ため、その差4ビツト分が等ピツチパタンに比べて少な
いことになる。そこでこの4ビツトをメジヤーループコ
ーナ一部11,12の近傍に均等に振り分け配置するこ
とにより、すなわちメジヤーループのゲート側を257
ビツト、反対側を253ビツトにすることにより、両端
のゲートとコーナー部11,12との間隔が1ビツト広
くとれ、動作マージンは第4図に示すように大幅に改善
された。400eの回転磁場でバイアス磁場マージン幅
が約300eで、本発明を適用していない素子に比べ大
幅に改善され、充分実用に供し得るものとなつた。
本実施例から判るように、メジヤーループの一部のビツ
トパタン周期,を他より2μm長くすることにより前記
(2)、(3)、(4)のメジヤーマイナーループ構成
条件の余てを満たして充分な動作マージンを有する円筒
磁区記憶素子の実現が可能となつた。又、マイナールー
プ部には全く手を加えていないため素子のビツト密度に
も影響していない。次に他の実施例として予備マイナー
ループを備えた冗長構成採用の記憶素子に適用した場合
について説明する。第5図は2つの予備マイナーループ
を備えた64Kビツト素子の概略図である。第5図に使
用されている記号、数字等の意味するところ及びその他
の特記していない箇所の構成は第3図と同じであるので
その説明を省略する。本発明の円筒磁区記憶素子は51
1ビツトからなるメジヤーループ1と各512ビツトか
らなる130個のマイナーループ2とゲート3によつて
構成されている。ビツトパタン周期は消去器15と発生
器13との間の84ビツトのみ16μmで、その他は全
て14μmである。さて16μmピツチの84ビツト分
すなわち1344μmの範囲は14μmピツチだと96
ビツト分に相当するためその差12ビツト分少ないこと
になる。そこでこの12ビツトをメジヤーループコーナ
一部11,12の近傍に均等に振り分け配置することに
よりすなわちメジヤーループのゲート側を261ビツト
、反対側を249ビツトにすることにより、両端のゲー
トとコーナー部11,12との間に夫々1ビツトづつ余
裕を持つて130個のマイナーループを配置することが
できる。この130ループのうち実際に使用するのは任
意の128ループであるため、前記の(2)、(3)、
(4)の条件は全て満たしており、残り2ループは予備
マイナーループとして使用される。又本円筒磁区記憶素
子のバイアス磁場動作マージンは第4図の結果と始んど
差異が見られなかつた。以上本発明について2つの実施
例を用いて説明したが、メジヤーループのゲート側にお
ける両端のゲートとコーナ部との距離は1ビツト相当分
に限ることはなく、それ以上の距離をとることも可能で
あり、効果は全く同じである。
トパタン周期,を他より2μm長くすることにより前記
(2)、(3)、(4)のメジヤーマイナーループ構成
条件の余てを満たして充分な動作マージンを有する円筒
磁区記憶素子の実現が可能となつた。又、マイナールー
プ部には全く手を加えていないため素子のビツト密度に
も影響していない。次に他の実施例として予備マイナー
ループを備えた冗長構成採用の記憶素子に適用した場合
について説明する。第5図は2つの予備マイナーループ
を備えた64Kビツト素子の概略図である。第5図に使
用されている記号、数字等の意味するところ及びその他
の特記していない箇所の構成は第3図と同じであるので
その説明を省略する。本発明の円筒磁区記憶素子は51
1ビツトからなるメジヤーループ1と各512ビツトか
らなる130個のマイナーループ2とゲート3によつて
構成されている。ビツトパタン周期は消去器15と発生
器13との間の84ビツトのみ16μmで、その他は全
て14μmである。さて16μmピツチの84ビツト分
すなわち1344μmの範囲は14μmピツチだと96
ビツト分に相当するためその差12ビツト分少ないこと
になる。そこでこの12ビツトをメジヤーループコーナ
一部11,12の近傍に均等に振り分け配置することに
よりすなわちメジヤーループのゲート側を261ビツト
、反対側を249ビツトにすることにより、両端のゲー
トとコーナー部11,12との間に夫々1ビツトづつ余
裕を持つて130個のマイナーループを配置することが
できる。この130ループのうち実際に使用するのは任
意の128ループであるため、前記の(2)、(3)、
(4)の条件は全て満たしており、残り2ループは予備
マイナーループとして使用される。又本円筒磁区記憶素
子のバイアス磁場動作マージンは第4図の結果と始んど
差異が見られなかつた。以上本発明について2つの実施
例を用いて説明したが、メジヤーループのゲート側にお
ける両端のゲートとコーナ部との距離は1ビツト相当分
に限ることはなく、それ以上の距離をとることも可能で
あり、効果は全く同じである。
また円筒磁区転送路はYYパタンに限らずT−バ一、シ
エプロン、ハーフデイスクその他のいかなるパタンであ
つてもビツトパタン周期に対して動作マージンに余裕の
あるものであれば本発明の円筒磁区記憶素子に適用でき
ることは明らかである。本発明の実施例においては、標
準の14μピツチ領域に16μピツチ領域を挿入してい
るが、必ずしもこの値に限ることはなく標準ビツトパタ
ン周期よりも長い他の値例えば15μ,17μ等のピツ
チ領域を挿入しても良い。
エプロン、ハーフデイスクその他のいかなるパタンであ
つてもビツトパタン周期に対して動作マージンに余裕の
あるものであれば本発明の円筒磁区記憶素子に適用でき
ることは明らかである。本発明の実施例においては、標
準の14μピツチ領域に16μピツチ領域を挿入してい
るが、必ずしもこの値に限ることはなく標準ビツトパタ
ン周期よりも長い他の値例えば15μ,17μ等のピツ
チ領域を挿入しても良い。
又挿入領域のピツチも一種類に限ることがな複数の異な
つた種類のピツチ領域を混用することも可能である。本
発明の実施例においては発生器と消去器との間のYY転
送路のビツトパタン周期を該部以外の領域のビツトパタ
ン周期よりも長くしているが、必ずしも該部に限ること
はなく、ゲートに接続されたメジヤーループ領域以外に
存在している検出器等の機能部又は機能部を含む領域の
ビツトパタン周期を長くすることによつても本発明の目
的は達成される。
つた種類のピツチ領域を混用することも可能である。本
発明の実施例においては発生器と消去器との間のYY転
送路のビツトパタン周期を該部以外の領域のビツトパタ
ン周期よりも長くしているが、必ずしも該部に限ること
はなく、ゲートに接続されたメジヤーループ領域以外に
存在している検出器等の機能部又は機能部を含む領域の
ビツトパタン周期を長くすることによつても本発明の目
的は達成される。
さらにこうすることにより、例えばシエプロン拡大器を
伴なう検出器のように単純転送路のビツトパタン周期よ
りも長いビツトパタン周期を有した方が特性が改善され
ることもあり各機能部に適つたビツトパタン周期を混用
できるという効果が実現できる。本発明の実施例におい
ては機能部がメジヤーループ中に位置しているが本発明
の主旨からは必ずしもその必要はなく、円筒磁区の分岐
部又は合流部を伴なつてメジヤーループ外に位置してい
ても本発明が適用できることは明らかである。
伴なう検出器のように単純転送路のビツトパタン周期よ
りも長いビツトパタン周期を有した方が特性が改善され
ることもあり各機能部に適つたビツトパタン周期を混用
できるという効果が実現できる。本発明の実施例におい
ては機能部がメジヤーループ中に位置しているが本発明
の主旨からは必ずしもその必要はなく、円筒磁区の分岐
部又は合流部を伴なつてメジヤーループ外に位置してい
ても本発明が適用できることは明らかである。
本発明の実施例においては一つのメジヤーループについ
て説明したが、必ずしも一つに限られるものではなく複
数個のメジヤーループを有する円筒磁区記憶素子におい
ても本発明は有効である本発明による円筒磁区記憶素子
を用いれば、(2)、(3)、(4)式を満足する最適
メジヤーマイナーループ構成が動作マージンを損うこと
なく実現することが可能となり、又冗長構成のための予
備マイナーループを付加することも容易となる。
て説明したが、必ずしも一つに限られるものではなく複
数個のメジヤーループを有する円筒磁区記憶素子におい
ても本発明は有効である本発明による円筒磁区記憶素子
を用いれば、(2)、(3)、(4)式を満足する最適
メジヤーマイナーループ構成が動作マージンを損うこと
なく実現することが可能となり、又冗長構成のための予
備マイナーループを付加することも容易となる。
さらにメジヤーマイナーループ構成が最適化されている
ため周辺回路の負担が軽くなり又円筒磁区記憶素子の標
準化ができ低コスト、高品質の記憶装置が得られる。
ため周辺回路の負担が軽くなり又円筒磁区記憶素子の標
準化ができ低コスト、高品質の記憶装置が得られる。
第1図は従来の円筒磁区記憶素子を示す概略図、第2図
はバイアス磁場マージン幅のビツトパタン周期依存性を
示す図、第3図は本発明による円筒磁区記憶素子の一実
施例を示す概略図、第4図は、第3図に示した実施例の
バイアス磁場動作マージンを示す図、第5図は本発明に
よる円筒磁区記憶素子の他の実施例を示す概略図である
。 1 ・・・・・・メジヤーループ、2・・・・・・マイ
ナーループ、3・・・・・・ゲート、11,12・・・
・・・コーナー部、13・・・・・・発生器、14・・
・・・・検出器、15・・・・・・消去器。
はバイアス磁場マージン幅のビツトパタン周期依存性を
示す図、第3図は本発明による円筒磁区記憶素子の一実
施例を示す概略図、第4図は、第3図に示した実施例の
バイアス磁場動作マージンを示す図、第5図は本発明に
よる円筒磁区記憶素子の他の実施例を示す概略図である
。 1 ・・・・・・メジヤーループ、2・・・・・・マイ
ナーループ、3・・・・・・ゲート、11,12・・・
・・・コーナー部、13・・・・・・発生器、14・・
・・・・検出器、15・・・・・・消去器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 円筒磁区を保持する磁気媒体とこの磁気媒体の膜面
に垂直なバイアス磁界を与える手段と、前記磁気媒体上
に設けられた少くとも1つのメジャーループと、前記磁
気媒体上に設けられて円筒磁区を格納する複数個のマイ
ナーループと、前記メジャーループとマイナーループの
間に設けられて円筒磁区のやり取りを行なう複数個のゲ
ート等とから構成される円筒磁区記憶素子において、前
記メジャーループのゲートを接続する領域を除く他の領
域の全部又は一部におけるビットパタン周期が前記領域
におけるビットパタン周期よりも長い周期をもつことを
特徴とする円筒磁区記憶素子。 2 メジャーループのゲート側において、両端のゲート
はこのメジャーループのコーナ部から少くなくともビッ
ト相当分離れている特許請求の範囲第1項記載の円筒磁
区記憶素子。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52047078A JPS5947379B2 (ja) | 1977-04-22 | 1977-04-22 | 円筒磁区記憶素子 |
US05/895,823 US4176405A (en) | 1977-04-22 | 1978-04-13 | Magnetic bubble device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52047078A JPS5947379B2 (ja) | 1977-04-22 | 1977-04-22 | 円筒磁区記憶素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53132234A JPS53132234A (en) | 1978-11-17 |
JPS5947379B2 true JPS5947379B2 (ja) | 1984-11-19 |
Family
ID=12765126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52047078A Expired JPS5947379B2 (ja) | 1977-04-22 | 1977-04-22 | 円筒磁区記憶素子 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4176405A (ja) |
JP (1) | JPS5947379B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0778988B2 (ja) * | 1982-06-18 | 1995-08-23 | 株式会社日立製作所 | 磁気バブルメモリ |
JPH01286193A (ja) * | 1988-05-12 | 1989-11-17 | Canon Inc | 磁気バブル記録素子、磁気バブル転送方法、磁気バブル記録再生装置、磁気バブル記録方法、磁気バブル消去方法及び磁気バブル再生方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3792450A (en) * | 1972-05-08 | 1974-02-12 | Singer Co | System for overcoming faults in magnetic anisotropic material |
US4007447A (en) * | 1975-07-01 | 1977-02-08 | Bell Telephone Laboratories, Incorporated | Magnetic bubble, field-access memory having offset propagate element design |
JPS5369545A (en) * | 1976-12-03 | 1978-06-21 | Hitachi Ltd | Shift-register-type memory unit |
US4117544A (en) * | 1977-05-25 | 1978-09-26 | Bell Telephone Laboratories, Incorporated | Magnetic single-wall domain bias field control arrangement |
-
1977
- 1977-04-22 JP JP52047078A patent/JPS5947379B2/ja not_active Expired
-
1978
- 1978-04-13 US US05/895,823 patent/US4176405A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4176405A (en) | 1979-11-27 |
JPS53132234A (en) | 1978-11-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4007453A (en) | Magnetic bubble memory organization | |
US4159412A (en) | Magnetic bubble memory chip synchronization and redundancy | |
US4070651A (en) | Magnetic domain minor loop redundancy system | |
JPS5947379B2 (ja) | 円筒磁区記憶素子 | |
EP0032157B1 (en) | Magnetic bubble domain exchanging circuit | |
JPS6013117Y2 (ja) | 磁気記憶装置 | |
US4133045A (en) | Cylindrical domain memory | |
JPS5996592A (ja) | 磁気記憶素子 | |
JPS63873B2 (ja) | ||
JPS5843833B2 (ja) | 磁気バブル記憶装置 | |
JPS6244354B2 (ja) | ||
JPS599109B2 (ja) | 磁気バルブ記憶装置 | |
JPS6160503B2 (ja) | ||
JPS5947385B2 (ja) | 磁気バブル装置用転送パタ−ン | |
JPH01149285A (ja) | 磁性薄膜記憶素子 | |
JPS5927031B2 (ja) | 磁気バブル記憶装置 | |
JPS5916189A (ja) | 磁気バブルメモリ素子 | |
JPS5948888A (ja) | 磁気バブル記憶装置 | |
JPS6136320B2 (ja) | ||
JPS5913111B2 (ja) | 磁気バブルメモリ素子 | |
JPS6244357B2 (ja) | ||
JPS61190784A (ja) | 磁気バブル転送路 | |
JPS6122394B2 (ja) | ||
JPS6137700B2 (ja) | ||
JPS5952490A (ja) | 磁気バブルメモリ素子 |