JPS594719B2 - 音声合成用基本周期波形生成法 - Google Patents
音声合成用基本周期波形生成法Info
- Publication number
- JPS594719B2 JPS594719B2 JP56120025A JP12002581A JPS594719B2 JP S594719 B2 JPS594719 B2 JP S594719B2 JP 56120025 A JP56120025 A JP 56120025A JP 12002581 A JP12002581 A JP 12002581A JP S594719 B2 JPS594719 B2 JP S594719B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waveform
- fundamental
- periodic waveform
- speech synthesis
- generation method
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、基本周期波形〇繰り返しによる音声合成の品
質改善に関するものである。
質改善に関するものである。
音声波形は周知のように大部分が周期的であり、その部
分ではそれぞれの基本周期波形が繰り返した形に近い形
をしている。
分ではそれぞれの基本周期波形が繰り返した形に近い形
をしている。
したがつて、送信側である基本周期波形がN回続いた場
合、基本周期波形だけを送り、受信側でそれをN回繰り
返すことによつて音声波形を合成する方法が1956年
米国レベル研究所のE、E、Davidらによつて発明
され、この原理は現在多方面にわたつて利用されている
。ところで、音声波形の周期波形を詳しく観察してみる
と、音声波形は常に同じ波形が繰り返しているわけでは
ない。
合、基本周期波形だけを送り、受信側でそれをN回繰り
返すことによつて音声波形を合成する方法が1956年
米国レベル研究所のE、E、Davidらによつて発明
され、この原理は現在多方面にわたつて利用されている
。ところで、音声波形の周期波形を詳しく観察してみる
と、音声波形は常に同じ波形が繰り返しているわけでは
ない。
例えば、第1図のような場合基本周期をT。とすると、
をからを+Toまでの時間における基本周期波形s。(
を)の時刻をにおける値と、それからちようど1周期後
の時刻を +Toにおける値が異なるので、so(を)
をそのままの形5 で繰り返すと第2図に示すような波
形の不連続性を生じ、これによつて合成音にクリック雑
音が混入する。本発明によつて生成される基本周期波形
の繰り返し出力波形&A先のような波形の不連続性をも
10たないためクリック雑音を生じない。
をからを+Toまでの時間における基本周期波形s。(
を)の時刻をにおける値と、それからちようど1周期後
の時刻を +Toにおける値が異なるので、so(を)
をそのままの形5 で繰り返すと第2図に示すような波
形の不連続性を生じ、これによつて合成音にクリック雑
音が混入する。本発明によつて生成される基本周期波形
の繰り返し出力波形&A先のような波形の不連続性をも
10たないためクリック雑音を生じない。
以下第3図〜第5図によつて本発明を詳しく説明する。
第3図のような音声波形の場合、初めにを−dからを
+Toまでの時間における波形(sl(を)、s2(を
)、S3(を))を取り出す。ここでdは実験によ15
り定まる定数で、通常数ミリ秒以下の正の値である。次
に、を−dからをまでの時間における波形sl(を)と
を+To−dからを +Toまでの時間における波形s
3(を)とケ第(1味に従つて重ね合わせて、接続用の
波形u(を)をつくる。
第3図のような音声波形の場合、初めにを−dからを
+Toまでの時間における波形(sl(を)、s2(を
)、S3(を))を取り出す。ここでdは実験によ15
り定まる定数で、通常数ミリ秒以下の正の値である。次
に、を−dからをまでの時間における波形sl(を)と
を+To−dからを +Toまでの時間における波形s
3(を)とケ第(1味に従つて重ね合わせて、接続用の
波形u(を)をつくる。
u(を)■w(を)・ s、(を)+(1−口を))・
S3(を)・・・・・・(1)ただし、w(を)は重
み関数とよばれるものであり、1次式や余弦関数等の形
が知られている。
S3(を)・・・・・・(1)ただし、w(を)は重
み関数とよばれるものであり、1次式や余弦関数等の形
が知られている。
次に、25第(1)式で得られた波形u(を)と第3図
のをからを+To−dまでの時間における波形s2(を
)を用いて次のような基本周期波形f、(を)又はf、
(を)を生成する。f、(を)■u(を)の後にs、(
を)を接続する。・・・・・・・・・(2)f。
のをからを+To−dまでの時間における波形s2(を
)を用いて次のような基本周期波形f、(を)又はf、
(を)を生成する。f、(を)■u(を)の後にs、(
を)を接続する。・・・・・・・・・(2)f。
(を)■ s。(を)の後にu(を)を接続する。・・
・・・・・・・(時このはうにして得られた基本周期
波形fl(を)又はf2(を)は第(1式の処理によつ
て第4図のように35なり、その繰り返し波形には従来
の方法による処理波形(第2図)のような不連続性が存
在しない。第5図は、本発明のアルゴリズムを示すフロ
ーチヤートである。
・・・・・・・(時このはうにして得られた基本周期
波形fl(を)又はf2(を)は第(1式の処理によつ
て第4図のように35なり、その繰り返し波形には従来
の方法による処理波形(第2図)のような不連続性が存
在しない。第5図は、本発明のアルゴリズムを示すフロ
ーチヤートである。
1は、音声波形から一定の時間長L秒の波形を切り出す
ための時間窓である。
ための時間窓である。
ここで、Lは通常10〜20ミリ秒である。2は、1で
得られた波形の基本周期T。
得られた波形の基本周期T。
を計算するものである。3は、1で得られた波形から(
TO+d)時間分の波形{s1(t)、S2(t)、S
3(t)}を切り出すものである。
TO+d)時間分の波形{s1(t)、S2(t)、S
3(t)}を切り出すものである。
4は、第(1)式に従つてu(t)を計算するものであ
る。
る。
5は、第(2)式又は第(3)式に従つてf1(t)又
はF2(t)を計算するものである。
はF2(t)を計算するものである。
本発明による効果を調べるため、男声及び女声の短文章
(各々約8秒間)について本発明を適用した計算機シミ
ュレーシヨン実験を行つた。
(各々約8秒間)について本発明を適用した計算機シミ
ュレーシヨン実験を行つた。
そのときの条件は次のとおりである。(1)L−16.
25ミリ秒、(11)d=1.25ミリ秒、(JiO繰
り返し時間長=12.5ミリ秒、(IV)W(t)=t
/d、0≦t≦D.以上の条件の下で得られた合成音と
従来の方法による合成音とを比較して試聴した結果、従
来の方法の合成音ではクリック雑音が混入することが多
いのに対し、本発明の合成音にはそれが認められず、本
発明の優位性が確認できた。
25ミリ秒、(11)d=1.25ミリ秒、(JiO繰
り返し時間長=12.5ミリ秒、(IV)W(t)=t
/d、0≦t≦D.以上の条件の下で得られた合成音と
従来の方法による合成音とを比較して試聴した結果、従
来の方法の合成音ではクリック雑音が混入することが多
いのに対し、本発明の合成音にはそれが認められず、本
発明の優位性が確認できた。
本発明は、基本周期波形の繰り返し出力による音声合成
の品質向上に大きく寄与するものである。
の品質向上に大きく寄与するものである。
第1図から第4図までは線図、第5図は流れ図である。
第1図は音声波形の過渡領域における基本周期波形の従
来の切出し方法、第2図は従来の方法による基本周期波
形の繰り返し波形、第3図は本発明による基本周期波形
の生成説明図、第4図は本発明による基本周期波形の繰
り返し波形、第5図は本発明のアルゴリズムを示すフロ
ーチヤートである。1・・・・・・時間窓、2・・・・
・・基本周期の計算、3・・・・・・波形{s1(t)
、S2(t)、S3(t)} の切出し、4・・・・・
・u(t)の計算、5・・・・・・F,(t)又はF2
(t)の計算。
来の切出し方法、第2図は従来の方法による基本周期波
形の繰り返し波形、第3図は本発明による基本周期波形
の生成説明図、第4図は本発明による基本周期波形の繰
り返し波形、第5図は本発明のアルゴリズムを示すフロ
ーチヤートである。1・・・・・・時間窓、2・・・・
・・基本周期の計算、3・・・・・・波形{s1(t)
、S2(t)、S3(t)} の切出し、4・・・・・
・u(t)の計算、5・・・・・・F,(t)又はF2
(t)の計算。
Claims (1)
- 1 音声波形から基本周期波形を切り出し、それを繰り
返し出力して音声を合成する音声合成法において、初め
に音声波形から基本周期波形+d時間分(dは定数)の
波形を切り出し、その波形の最初と最後のd時間分の波
形を重み関数による重み付けで重ね合わせて、それを初
めに切り出した波形から最初と最後のd時間分の波形を
取り除いて得られる波形の最初又は最後に接続して基本
周期波形を生成することを特徴とする音声合成用基本周
期波形生成法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56120025A JPS594719B2 (ja) | 1981-08-01 | 1981-08-01 | 音声合成用基本周期波形生成法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56120025A JPS594719B2 (ja) | 1981-08-01 | 1981-08-01 | 音声合成用基本周期波形生成法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5821797A JPS5821797A (ja) | 1983-02-08 |
JPS594719B2 true JPS594719B2 (ja) | 1984-01-31 |
Family
ID=14776040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56120025A Expired JPS594719B2 (ja) | 1981-08-01 | 1981-08-01 | 音声合成用基本周期波形生成法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS594719B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6029793A (ja) * | 1983-07-28 | 1985-02-15 | ヤマハ株式会社 | 楽音形成装置 |
JPS6064399A (ja) * | 1983-09-19 | 1985-04-12 | 三洋電機株式会社 | 音声合成装置 |
JPS6064400A (ja) * | 1983-09-20 | 1985-04-12 | 三洋電機株式会社 | 音声合成装置 |
-
1981
- 1981-08-01 JP JP56120025A patent/JPS594719B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5821797A (ja) | 1983-02-08 |
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