JPS5947047B2 - ポリアミド捲縮加工糸の製造法 - Google Patents
ポリアミド捲縮加工糸の製造法Info
- Publication number
- JPS5947047B2 JPS5947047B2 JP16976A JP16976A JPS5947047B2 JP S5947047 B2 JPS5947047 B2 JP S5947047B2 JP 16976 A JP16976 A JP 16976A JP 16976 A JP16976 A JP 16976A JP S5947047 B2 JPS5947047 B2 JP S5947047B2
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- JP
- Japan
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- yarn
- false twisting
- polyamide
- crimped yarn
- moisture content
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野ン
本発明はポリアミド捲縮加工糸の製造法に関するもので
あり、更に詳しくは、高速紡糸によって得られたポリア
ミドマルチフィラメント糸に同時的又は遂次的な延伸仮
撚加工を施して撚縮加工糸を製造する方法の改良に関す
るものである。
あり、更に詳しくは、高速紡糸によって得られたポリア
ミドマルチフィラメント糸に同時的又は遂次的な延伸仮
撚加工を施して撚縮加工糸を製造する方法の改良に関す
るものである。
〈従来技術〉
近年、ポリエステル、とくにポリエチレンテレフタレー
トを、紡糸巻取速度3000〜4000m/分で溶融紡
糸して部分配向糸(POY)を製造し、これを延伸仮撚
加工への供給系として使用することが工業的に実施され
ている。
トを、紡糸巻取速度3000〜4000m/分で溶融紡
糸して部分配向糸(POY)を製造し、これを延伸仮撚
加工への供給系として使用することが工業的に実施され
ている。
ポリアミドについても同様の検討が行なわれているが、
ポリアミドの場合、従来の低速紡糸によるフィラメント
は、延伸後もしくは延伸仮撚加工後の結晶構造は主とし
てα型からなるのに対し、高速紡糸によるフィラメント
は延伸後又は延伸仮撚加工後の結晶構造が主としてγ型
からなっている。
ポリアミドの場合、従来の低速紡糸によるフィラメント
は、延伸後もしくは延伸仮撚加工後の結晶構造は主とし
てα型からなるのに対し、高速紡糸によるフィラメント
は延伸後又は延伸仮撚加工後の結晶構造が主としてγ型
からなっている。
ところ力入ポリアミドフィラメントでは結晶構造が異る
とその融点が相違し、γ型はα型に比し融点が約10〜
15℃低くなるため、高速紡糸により得られたポリアミ
ドマルチフィラメント糸を従来採用されている加工温度
で延伸仮撚加工すると未解撚の発生が避は難い。
とその融点が相違し、γ型はα型に比し融点が約10〜
15℃低くなるため、高速紡糸により得られたポリアミ
ドマルチフィラメント糸を従来採用されている加工温度
で延伸仮撚加工すると未解撚の発生が避は難い。
このため、加工温度をより低温にすることが考えられる
が、未解撚の発生を避は得るような加工温度にすると、
撚の熱セツト効率が低下して得られる捲縮加工糸の捲縮
特性、熱安定性等が低下するという問題がある。
が、未解撚の発生を避は得るような加工温度にすると、
撚の熱セツト効率が低下して得られる捲縮加工糸の捲縮
特性、熱安定性等が低下するという問題がある。
〈発明の目的〉
本発明の目的は、高速紡糸したポリアミドマルチフィラ
メント(POY糸)に延伸仮撚加工を施して捲縮加工糸
を製造する場合の特有の問題、即ちPOY糸の結晶構造
に起因して該フィラメントが通常の延伸糸フィラメント
lこ比べて融点が10〜15℃低下し未解撚が発生し易
くなる為に加工温度を下げなければならず従って熱セツ
ト効率が落ち捲縮特性熱安定性が従来に比べて劣るとい
う問題を解決することにある。
メント(POY糸)に延伸仮撚加工を施して捲縮加工糸
を製造する場合の特有の問題、即ちPOY糸の結晶構造
に起因して該フィラメントが通常の延伸糸フィラメント
lこ比べて融点が10〜15℃低下し未解撚が発生し易
くなる為に加工温度を下げなければならず従って熱セツ
ト効率が落ち捲縮特性熱安定性が従来に比べて劣るとい
う問題を解決することにある。
〈発明の構成・作用ン
本発明者らの検討(こよれば、延伸仮撚加工への供給系
として複屈折率が特定の範囲内にあり且つ水分率が従来
の供給系よりも低い特定範囲内のものを選定する事によ
り前記目的が達成されることが判明した。
として複屈折率が特定の範囲内にあり且つ水分率が従来
の供給系よりも低い特定範囲内のものを選定する事によ
り前記目的が達成されることが判明した。
即ち、本発明は高速紡糸により得られたポリアミドマル
チフィラメント糸に、加工温度160℃以上、延伸倍率
1.05以上の条件下で延伸仮撚加工を施して捲縮加工
糸を製造するに当り、延伸仮撚加工への供給系として、
その複屈折率が35X10−3〜45X10−3であり
、且つ水分率(W重量%)が単糸デニール(De)に応
じて下記式を満足するものを使用することを特徴とする
ポリアミド捲縮加工糸の製造法である。
チフィラメント糸に、加工温度160℃以上、延伸倍率
1.05以上の条件下で延伸仮撚加工を施して捲縮加工
糸を製造するに当り、延伸仮撚加工への供給系として、
その複屈折率が35X10−3〜45X10−3であり
、且つ水分率(W重量%)が単糸デニール(De)に応
じて下記式を満足するものを使用することを特徴とする
ポリアミド捲縮加工糸の製造法である。
W≦3.6Vり屋−3,6(但し、Deン1)本発明に
於て使用されるポリアミドとしては、溶融紡糸可能なポ
リアミドであればよく、例えばポリカプロアミド(ナイ
ロン−6)、ポリヘキサメチレンアジパミド(ナイロン
−66)、ポリへキサメチレンドデカンジオアミド(ナ
イロン−6・12)などのホモポリアミドあるいはこれ
らを主体とする共重合ポリアミドが挙げられる。
於て使用されるポリアミドとしては、溶融紡糸可能なポ
リアミドであればよく、例えばポリカプロアミド(ナイ
ロン−6)、ポリヘキサメチレンアジパミド(ナイロン
−66)、ポリへキサメチレンドデカンジオアミド(ナ
イロン−6・12)などのホモポリアミドあるいはこれ
らを主体とする共重合ポリアミドが挙げられる。
本発明では就中、ポリカプロアミドが特に好適である。
これらのポリアミドには艶消NL安定ML顔料、染料、
難燃剤、帯電防止剤などの添加剤を含有しても差しつか
えない。
難燃剤、帯電防止剤などの添加剤を含有しても差しつか
えない。
本発明で延伸仮撚加工への供給系として使用されるポリ
アミドマルチフィラメント糸は、高速紡糸によって製造
された複屈折率が35X10 ”〜45X10 ’、
好ましくは36X10 ”〜40×10−3のもので
ある。
アミドマルチフィラメント糸は、高速紡糸によって製造
された複屈折率が35X10 ”〜45X10 ’、
好ましくは36X10 ”〜40×10−3のもので
ある。
複屈折率が35Xl□−s未満のものはフィラメントの
構造があまりにも不安定であって好ましくなく、又、高
速紡糸時に安定して巻取ることもできない。
構造があまりにも不安定であって好ましくなく、又、高
速紡糸時に安定して巻取ることもできない。
又、複屈折率が45X10−3を超えると、その収縮率
があまりにも高く、安定したパッケージが得られないば
かりでなX、パッケージ形成後、延伸仮撚加工工程に供
給されるまで(こ、パッケージの内層、外層で著しく大
きな収縮率差を生じ、捲縮加工糸の染斑等の原因となる
ので好ましくない。
があまりにも高く、安定したパッケージが得られないば
かりでなX、パッケージ形成後、延伸仮撚加工工程に供
給されるまで(こ、パッケージの内層、外層で著しく大
きな収縮率差を生じ、捲縮加工糸の染斑等の原因となる
ので好ましくない。
また、本発明においては、該フィラメント糸の水分率(
W重量%)がフィラメントの単糸デニール(De )に
対し、W≦3.6i−3,6(但し、Deン1である)
であることが必要である。
W重量%)がフィラメントの単糸デニール(De )に
対し、W≦3.6i−3,6(但し、Deン1である)
であることが必要である。
水分率がこの範囲を超えると、得られる捲縮力計糸に未
解撚が多くなり、品位を損なうばかりでなく、捲縮率の
低下の原因となるので好ましくない。
解撚が多くなり、品位を損なうばかりでなく、捲縮率の
低下の原因となるので好ましくない。
本発明に従って、供給系の複屈折率及び水分率を前記範
囲内に選定することにより、高速紡糸されたポリアミド
マルチフィラメント糸を延伸仮撚加工する場合でも、製
品捲縮加工糸の未解撚を、通常ウーリー加工糸において
未解撚許容限界とされている捲縮糸の糸長1m当り0.
2個/m以下の範囲にすることができる。
囲内に選定することにより、高速紡糸されたポリアミド
マルチフィラメント糸を延伸仮撚加工する場合でも、製
品捲縮加工糸の未解撚を、通常ウーリー加工糸において
未解撚許容限界とされている捲縮糸の糸長1m当り0.
2個/m以下の範囲にすることができる。
添付図面は、紡糸巻取速度3500m/分にて高速紡糸
した全デニール84 de、フィラメント数24,22
,20,18,16のポリカプラミドマルチフィラメン
ト糸に、延伸倍率1.2倍、加工温度170℃にて同時
的延伸仮撚加工を施したときの、未解撚個数を糸長10
0mについて求めたものである。
した全デニール84 de、フィラメント数24,22
,20,18,16のポリカプラミドマルチフィラメン
ト糸に、延伸倍率1.2倍、加工温度170℃にて同時
的延伸仮撚加工を施したときの、未解撚個数を糸長10
0mについて求めたものである。
横軸には単糸デニールの平方根(M1這)を、縦軸には
1m当りに換算した未解撚個数を示す。
1m当りに換算した未解撚個数を示す。
この実験データより未解撚(ケ/m)は単糸デニールの
平方根(5)と水分率(W%)との関係で次式の様に表
現される。
平方根(5)と水分率(W%)との関係で次式の様に表
現される。
未解撚(ケ/m ) =−0,5y’De+0.14W
+0.7そして未解撚が0.2ケ/m以下である条件と
して W≦3.6J■−3,6 が求められる。
+0.7そして未解撚が0.2ケ/m以下である条件と
して W≦3.6J■−3,6 が求められる。
ポリアミドマルチフィラメント糸の水分率は、紡出糸に
オイリングを施す際のエマルジョン濃度及びエマルジョ
ン付与量によってコントロールされるが、この他に紡出
糸巻取り雰囲気の調節も重要である。
オイリングを施す際のエマルジョン濃度及びエマルジョ
ン付与量によってコントロールされるが、この他に紡出
糸巻取り雰囲気の調節も重要である。
又、紡出糸は、できるだけ速やかに加工工程に供給する
か、供給までに長期間を要する場合には紡糸工程で巻取
った糸条パッケージを密封包装することが好ましい。
か、供給までに長期間を要する場合には紡糸工程で巻取
った糸条パッケージを密封包装することが好ましい。
なお、パッケージの水分率は、パッケージ内の各部分に
おいて若干の相違が見られるが、本発明における供給系
の水分率の測定は延撚加工工程への供給直前のパッケー
ジにおいて測定されるものであり、該パッケージの平均
的水分率で定義されたものである。
おいて若干の相違が見られるが、本発明における供給系
の水分率の測定は延撚加工工程への供給直前のパッケー
ジにおいて測定されるものであり、該パッケージの平均
的水分率で定義されたものである。
本発明によれば、前述の如きポリアミドマルチフィラメ
ント糸のうちでも、特に35℃のm−りレゾール溶液で
測定した極限粘度〔η〕fが0.95〜1.55、複屈
折率が36x10−s〜40×10−3、単糸デニール
(De)が2〜10のポリカプラミドマルチフィラメン
ト糸が好ましい。
ント糸のうちでも、特に35℃のm−りレゾール溶液で
測定した極限粘度〔η〕fが0.95〜1.55、複屈
折率が36x10−s〜40×10−3、単糸デニール
(De)が2〜10のポリカプラミドマルチフィラメン
ト糸が好ましい。
供給系のフィラメント断面は通常の円形のはカー トラ
イローバル、ヘキサローバル、オフクローバル等の非円
形でもよく、また、該供給系はインターレース処理によ
り適度の単糸間交絡を付与したものでもよい。
イローバル、ヘキサローバル、オフクローバル等の非円
形でもよく、また、該供給系はインターレース処理によ
り適度の単糸間交絡を付与したものでもよい。
延伸仮撚加工は、延伸と仮撚加工を同時的に実施する方
式(インドロ一方式)でも、延伸と仮撚加工とを遂次的
に実施する方式(アウトドロ一方式)でもよい。
式(インドロ一方式)でも、延伸と仮撚加工とを遂次的
に実施する方式(アウトドロ一方式)でもよい。
この際の延伸倍率、加工温度は一義的には決められない
。
。
と言うのもこれら条件は加工糸の要求品質のレベル、加
工速度、ヒータ長等によって変ってくる性質のものだか
らである。
工速度、ヒータ長等によって変ってくる性質のものだか
らである。
唯、加工条件としての下限はある程度存在し、前者の場
合1.05、後者の場合160m程度である。
合1.05、後者の場合160m程度である。
また、これら条件の一般的範囲を言えば、前者について
は1.05〜2.0好ましくは、1.05〜1.5、後
者については160℃〜繊維の融点以下好ましくは17
0℃〜融点−10℃である。
は1.05〜2.0好ましくは、1.05〜1.5、後
者については160℃〜繊維の融点以下好ましくは17
0℃〜融点−10℃である。
仮撚付与手段としては、従来汎用のスピンドルのほか、
内接式又は外接式の摩擦仮撚手段を使用することも出来
、高速加工を行なうには後者の方が好ましい。
内接式又は外接式の摩擦仮撚手段を使用することも出来
、高速加工を行なうには後者の方が好ましい。
ヒータGi 接触型、非接触型の何れでもよい。
また、ヒータと仮撚付与手段との間に糸条を強制的に冷
却する手段を設けたり、仮撚付与手段の上流又は下流側
に糸条張力検出器を取付けてもよい。
却する手段を設けたり、仮撚付与手段の上流又は下流側
に糸条張力検出器を取付けてもよい。
更に、本発明においては、低水分率の供給系を使用する
ため、クリールスタンド部は比較的低水分率に維持でき
るよう乾燥空気を供給するなど特別な配慮をするのが好
ましい。
ため、クリールスタンド部は比較的低水分率に維持でき
るよう乾燥空気を供給するなど特別な配慮をするのが好
ましい。
〈効 果ン
以上の如き本発明の方法によれば、高速紡糸によって得
られたポリアミドマルチフライメント糸を用いて、未解
撚が少なく捲縮性能の良好な品位のすぐれた捲縮加工糸
を製造することが出来る。
られたポリアミドマルチフライメント糸を用いて、未解
撚が少なく捲縮性能の良好な品位のすぐれた捲縮加工糸
を製造することが出来る。
〈実施例〉
以下実施例により本発明を詳述する。
なお、捲縮率の測定は次の方法により行なった。
即ち、捲縮加工糸をカセ取り後10分放置し、これに0
.1ダ/deの重荷重及び0.02ダ/deの軽荷重を
取り付け、水中に浸漬2闘後の糸長l。
.1ダ/deの重荷重及び0.02ダ/deの軽荷重を
取り付け、水中に浸漬2闘後の糸長l。
を求め、重荷重を外し更に2闘後の糸長11を求め、で
計算した。
計算した。
又、染斑の判定は1〜5級(良好なもの5級)に肉眼判
定した。
定した。
実施例 1〜6、比較例 1〜4
極限粘度(35℃のメタクレゾール溶液で測定)が、1
.05のポリカプラミドを255℃で溶融し、孔径0.
4 mmの円形紡糸孔をそれぞれ16,18゜20.2
2,24個有する紡糸口金より全デニール84となる如
く吐出した。
.05のポリカプラミドを255℃で溶融し、孔径0.
4 mmの円形紡糸孔をそれぞれ16,18゜20.2
2,24個有する紡糸口金より全デニール84となる如
く吐出した。
吐出糸条に30℃、65%団の冷却風を20Cm’se
cの速度で吹き付けて冷却固化せしめ、次いで各種濃度
のエマルジョンを各量糸条に付与し、オイル付与量がほ
ぼ一定で水分率がそれぞれ異なるサンフ冗となる如くし
、第1ゴデツトローラ、第2ゴデツトローラを経過させ
3,500 m/vutnで巻取った。
cの速度で吹き付けて冷却固化せしめ、次いで各種濃度
のエマルジョンを各量糸条に付与し、オイル付与量がほ
ぼ一定で水分率がそれぞれ異なるサンフ冗となる如くし
、第1ゴデツトローラ、第2ゴデツトローラを経過させ
3,500 m/vutnで巻取った。
巻取られたフィラメントの複屈折率、水分率は次表の如
くであった。
くであった。
次に各巻取り糸条を1.2倍の延伸倍率下で延伸と同時
に仮撚加工した。
に仮撚加工した。
この際にプレート温度170℃とし、撚数は3,300
T/772とした。
T/772とした。
得られた捲縮糸の未解撚を100mの糸長に亘って調べ
た結果次表の結果であった。
た結果次表の結果であった。
又、捲縮糸の捲縮率を測定した結果を次の表−Iに示す
。
。
本発明の実施例1〜6では未解撚が0.2ケ/m以下で
あり、比較例のものより捲縮率も高い。
あり、比較例のものより捲縮率も高い。
その他のもの(比較例1〜4)は、未解撚0.2ケ/m
を超え好ましくない。
を超え好ましくない。
比較例 5
実施例1とほぼ同じ条件で紡糸速度を3,000m/1
njnとした。
njnとした。
いずれも巻取り糸条のフィラメントの複屈折率が35x
10−s未満で巻取り後の自己伸長により500g以上
の巻取りは不可能であった。
10−s未満で巻取り後の自己伸長により500g以上
の巻取りは不可能であった。
比較例 6
実施例1とほぼ同じ条件で、84デニール/48フイラ
メントとし、4.500 m /vutnで巻取った。
メントとし、4.500 m /vutnで巻取った。
巻取りフィラメントの複屈折率は46X10−3であっ
た。
た。
各糸条の巻取り後のフィラメントの収縮率は17%であ
り、パッケージの巻姿の安定性は得られなかった。
り、パッケージの巻姿の安定性は得られなかった。
実施例 7〜13、比較例 7〜9
極限粘度(35℃のメタクレゾール溶液で測定)が、1
.10のポリカプラミドを265℃で溶融し、孔径0.
3闘の円形紡糸孔を、それぞれ3,4,5個有する紡糸
口金から、全繊度が19 deとなるように吐出し、次
いで吐出糸条に30℃、65%RHの冷却風を30cm
/秒の速度で吹きつけて冷却固化せしめ、その後種々の
濃度の油剤エマルジョンを付与し、油剤付着量をほぼ一
定として水分率を異ならしめ、3700 m/rumの
紡糸速度で巻取った。
.10のポリカプラミドを265℃で溶融し、孔径0.
3闘の円形紡糸孔を、それぞれ3,4,5個有する紡糸
口金から、全繊度が19 deとなるように吐出し、次
いで吐出糸条に30℃、65%RHの冷却風を30cm
/秒の速度で吹きつけて冷却固化せしめ、その後種々の
濃度の油剤エマルジョンを付与し、油剤付着量をほぼ一
定として水分率を異ならしめ、3700 m/rumの
紡糸速度で巻取った。
巻取られたフィラメントの複屈折率、水分率は表−2に
示す通りであった。
示す通りであった。
次に、各巻取条糸を1.25倍の延伸倍率下で延伸する
と同時に、外接フリクションディスク及び2mの長さの
ヒーターと用いて仮撚加工した。
と同時に、外接フリクションディスク及び2mの長さの
ヒーターと用いて仮撚加工した。
この際加工速度は800m/lram、ヒータ一温度は
170℃、フリクションディスク速度/糸速度比は1.
9とした。
170℃、フリクションディスク速度/糸速度比は1.
9とした。
得られた捲縮糸の捲縮率及び未解撚(100772の糸
長に亘って調査)を表−2に示す。
長に亘って調査)を表−2に示す。
本発明の実施例7〜13は、捲縮率が高く、未解撚も少
なくて、パンティストックキングに編立てた結果、良好
なストレッチ性、フィツト感及びきれいな目面を示した
。
なくて、パンティストックキングに編立てた結果、良好
なストレッチ性、フィツト感及びきれいな目面を示した
。
これに対して、本発明の範囲外である比較例7は未解撚
が多く、パンティストッキングとしては不十分であり、
比較例8゜9は未解撚が多いうえ、捲縮率も不十分であ
り、パンティストッキングには不適当であった。
が多く、パンティストッキングとしては不十分であり、
比較例8゜9は未解撚が多いうえ、捲縮率も不十分であ
り、パンティストッキングには不適当であった。
添付図面は本発明を説明するためのものであり、横軸に
単糸デニールの平方根V/Deを、縦軸に捲縮加工後の
未解撚個数を示したものであり、水分率(W%)が変っ
たときの未解撚個数の変り方を示したものである。
単糸デニールの平方根V/Deを、縦軸に捲縮加工後の
未解撚個数を示したものであり、水分率(W%)が変っ
たときの未解撚個数の変り方を示したものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 高速紡糸により得られたポリアミドマルチフィラメ
ント糸に、加工温度160℃以上、延伸倍率1.05以
上の条件下で延伸仮撚加工を施して捲縮加工糸を製造す
るに当り、延伸仮撚加工への供給系として、その複屈折
率が35X10 ”〜45X10 ”であり、且つ
水分率(W重量%)が単糸デニール(De )に応じて
下記式を満足するものを使用することを特徴とするポリ
アミド捲縮加工糸の製造法。 WS2.6M11−3.6(但し、Deン1である)2
延伸仮撚加工への供給系として、その極限粘度が0.
95〜1.55、複屈折率が36X10 ’〜40
X 10−”、単糸テ゛ニール(De )が2〜10d
eであり、且つ水分率(W重量%)が単糸デニール(D
e )に応じて下記式を満足するものを使用する特許請
求の範囲第1項記載のポリアミド捲縮加工糸の製造法。 WS2.6J面−3.6 3 延伸仮撚加工が同時的延伸仮撚加工である特許請求
の範囲第1項記載のポリアミド捲縮加工糸の製造法。 4 延伸仮撚加工が逐次的延伸仮撚加工である特許請求
の範囲第1項記載のポリアミド捲縮加工糸の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16976A JPS5947047B2 (ja) | 1976-01-01 | 1976-01-01 | ポリアミド捲縮加工糸の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16976A JPS5947047B2 (ja) | 1976-01-01 | 1976-01-01 | ポリアミド捲縮加工糸の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5285517A JPS5285517A (en) | 1977-07-15 |
JPS5947047B2 true JPS5947047B2 (ja) | 1984-11-16 |
Family
ID=11466514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16976A Expired JPS5947047B2 (ja) | 1976-01-01 | 1976-01-01 | ポリアミド捲縮加工糸の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5947047B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS626743A (ja) * | 1985-07-02 | 1987-01-13 | Nippon Steel Corp | ベルト式連続鋳造機のモ−ルド冷却装置 |
JPS6310147U (ja) * | 1986-07-08 | 1988-01-23 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60246831A (ja) * | 1984-05-18 | 1985-12-06 | ユニチカ株式会社 | ナイロン6仮撚加工糸の製造法 |
JPS6433226A (en) * | 1987-07-28 | 1989-02-03 | Unitika Ltd | Kasuri like processed yarn and its production |
-
1976
- 1976-01-01 JP JP16976A patent/JPS5947047B2/ja not_active Expired
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---|---|---|---|---|
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JPS6310147U (ja) * | 1986-07-08 | 1988-01-23 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5285517A (en) | 1977-07-15 |
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