JPS594694A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、食器洗い用として好適な液体洗浄剤、特に水
切れがよくウォータースポットの少ない液体洗浄剤組成
物に関する。

食器洗い用液体洗浄剤にアミンオキシドとアニオン界面
活性剤を併用することは知られており、例えば、アミン
オキシドと非石けん系アニオン界面活性剤との組合せ（
特公昭３Ｂ−１７４６４号公報）、アミンオキシドとア
ルキルエトキシ硫酸塩との組合せ（特公昭３９−１４９
７９号、特公昭４８−２５０４３号各公報）、アミンオ
キシドとアルキルエトキシ硫酸塩及びアルキルグリセリ
ルエーテルスルホン酸塩の組合せ（特公昭３９−１４９
８０号公報）、アミンオキシドとα−オレフィンスルホ
ン酸塩及びアルキル硫酸エステル塩との組合せ（特開昭
５０−９６０２号公報）、あるいはアミンオキシドとエ
トキシレート型非イオン界面活性剤及びＳ０３型又はＳ
０４型・アニオン界面活性剤との組合せ（特開昭５０−
７６１０６号公報）などがこれまでに提案されている。

アミンオキシドとアニオン界面活性剤を組み合わせだ上
記のような液体洗浄剤は、泡立ちが良好で、皮膚に対し
てもマイルドであるという利点を備えているものの、一
般に汚れが付着した食器を洗浄液中でスポンジ又はたわ
しなどで擦ることによって洗浄する食器洗いにおいて、
水洗後の食器の表面にウォータースポットが形成され１
洗浄の不完全性を錯覚させたり仕上がり感を悪くするな
どの問題があり、そのような望ましく々い現象を解消す
ることが食器用洗浄剤の課題であった。このウォーター
スポットは、アニオン界面活性剤とアミンオキシドとが
なんらかの影響を受けて疎水性の複合体を形成し、それ
が食器類の表面に吸着残留するだめと考えられる。

そこで、本発明者らは従来の液体洗浄剤がもつ洗浄力の
大きい等の利点を損うことなく、上記した問題点の解決
を１指して研究を重ねだ結果、特定なオレフィンスルホ
ン酸塩と、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩
と、第三級アミンオキシド及び特定の非イオン活性剤を
配合することによって、上記問題点を解決しうろことを
見出し、この知見に基づいて本発明をなすに至った。す
なわち、本発明は、 （Ａ）　　炭素数１２〜１８のオレフィン酸の水溶性塩
２〜ＩＯ重量％、 （Ｂ）　　炭素数９〜１７のアルキル基又はアルケニル
基をもちエチレンオキシド平均付加モル数が２〜７のポ
リオキシエチレンアルキル硫酸エステルの水溶性塩２〜
３０重量％、 （０）　　一般式 （式中％Ｒ１は炭素数１０〜１４のアルキル基、Ｒ２及
びＲ３は炭素数１〜３のアルキル基又はヒドロキシアル
キル基である）で示される第三級アミンオキシド２〜１
０重量％、及び （Ｄ）　　ＨＬＢＩＯ〜１４の非イオン界面活性剤１〜
１０重量％を含有することを特徴とする液体洗浄剤組成
物を提供するものである。

本発明の組成物に用いられる（Ａ）成分は炭素数１２〜
１８のオレフィンを公知の方法で、例えば薄膜式スルホ
ン化法でスルホン化後、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウムなどのアルカリ金属水酸化物、水酸化マグネシウム
や水酸化カルシウムなどのアルカリ土類金属水酸化物、
アンモニア水又はアルカノールアミド等の塩基を用いて
中和し、次いで１００〜２００℃程度の温度で加水分解
することによって容易に製造することができる。成分を
構成するオレフィンは通常α−オレフィンで炭素数が平
均で１２〜１８の範囲のものが用いられる。このように
して製造されたオレフィンスルホン酸の水溶性塩の中で
、特に好ましいオレフィンの炭素数は１４である。

本発明の組成物においては、このα−オレフィンスルホ
ン酸の水溶性塩を２〜１０重量％の範囲で含有させる必
要がある。この量が２重量％未満では、泡立ち性が劣９
．１０重量％を超えると、低温での安定性が悪くなるな
どの問題が生じるので好ましくない。好ましい含有量は
３〜６重量％である。

本発明の組成物に用いられる（Ｂ）成分のポリオキシエ
チレンアルキル硫酸エステルの水溶性塩は、一般式 ％式％ （ただいＲは炭素数９〜１７のアルキル基又はアルケニ
ル基、ｎは２〜７の整数、Ｍはアルカリ金属、アルカリ
土類金属、置換又は未置換のアンモニウム残基である） で表わされる界面活性剤である。

この（Ｂ）成分の界面活性剤は、水酸化すトリウム、水
酸化カリウムなどのアルカリ触媒又は四塩化錫などの酸
触媒の存在下に、炭素数９〜１７の脂肪族系アルコ−ル
にその１モル当り平均２〜７モルのエチレンオキシドを
付加させ、得られたポリオキシエチレンアルキル−又ｉ
ｄフルヶニルーエーテルを、例えば薄膜式硫酸化法で硫
酸化するか、あるいはクロルスルホン酸で硫酸化した後
、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、
アンモニア又はアルカノールアミンなどで中和すること
によって容易に製造することができる。製造に用いられ
る原料アルコールとしては、ヤシ油、パーム核油、牛脂
などの天然油脂から誘導された飽和又は不飽和アルコー
ル、オキン合成法でオレフィンから誘導された分岐鎖を
含む合成アルコール並びにチーグラー法でエチレンから
誘導されだ直鎖合成アルコールのいずれもが使用可能で
ある。

その炭素数は平均９〜１７の範囲にあればよいが、炭素
数９〜１７のものが主成分であることが望ましい。好ま
しい（Ｂ）成分は、平均炭素数１１〜１４のアルキル基
又はアルケニル基を有し、エチレンオキシドの平均付加
モル数が３〜５のものである。

アルキル基又はアルケニル基の平均炭素数が９未満では
洗浄性能が劣り、また１７を超えると、すすぎ性が極端
に悪くなるとともにガラス等の仕上がり感も劣化するの
で好ましくない。さらにエチレンオキシドの平均付加モ
ル数が２未満では洗浄力が低下し、また７を超えると泡
立ち性ｄＦ低下するので不都合である。

本発明の組成物には、この（Ｂ）成分のポリオキシエチ
レンアルキル硫酸エステルの水溶１’ｔ［’ｆ：　２〜
３０重量％の範囲で含有させる必要があり、特に好まし
い含有量は、１０〜２０重量％である。この含有量が２
重量％未満では洗浄性能が著しく低下し、３０重量％を
超えると皮膚に対するマイルド性が損なわれるので好ま
しくない。

また、本発明の組成物に用いられる（Ｃ）成分の第三級
アミンオキシドは、一般式 （ただしＩ　Ｒ１は炭素数ｌＯ〜Ｊ４のアルキル基、Ｒ
２及びＲ３は炭素数１〜３のアルキル基又はヒドロキシ
アルキル基である）で表わされる化合物である。

式中のＲ１の炭素数が１０未満のものでは洗浄性能が劣
り、また１４を超えると液が白濁したり、ガラス等の仕
上が９感を悪くする。特に好ましいアルキル基の炭素数
は１２である。

この（０）成分の代表的な第三級アミンオキシドとして
は、例えばジメチルデシルアミンオキシド、ジメチルド
デシルアミンオキシド、ジメチルテトラデシルアミンオ
キシド、ビス（２−ヒドロキシエチル）ドデシルアミン
オキシドなどを挙げることができる。

本発明の組成物においては、この第三級アミンオキシド
を２〜１０重量％の範囲で含有させる必要がある。含有
量が２重量％未満では、泡立ち性が劣り、１０重量％を
超えると食器類の洗浄面にウォータースポットが発生す
るなど仕上がり感が悪くなるので望ましくない。好まし
い含有量は２〜５重量％である。

さらに、本発明の液体洗浄剤組成物に含有せしめる（Ｄ
）成分は、ＨＬＢが１０〜１４の範囲の非イン界面活性
剤で、この範囲外のものは採用し難い。

例えばＨＬＢが１０未満のものでは、洗浄力を低下させ
たり、液の安定性を劣化させ、また１４を超えるとガラ
スの良好な仕上がり感がなく、さらに良好な泡立ち性も
示さないので好ましくない。

本発明の組成物に用いられる１０−１．４のＨＬＢを有
する非イオン界面活性剤としては、例えばポリオキシエ
チレンソルビタンモノラウレート（〒−２０）、ｏｔ２
〜１ａｌｌ’ｒ二級合成アルコールエトキシレート（Ｐ
＝６）、ポリグリセリン（ｎ＝＜）モノラウレート、シ
ョ糖ラウリン酸エステル、ポリオキシエチレン（Ｐ＝８
）モノラウレート、ポリオキシエチレン（ｐ＝ｓ〜１０
）合成０１３アルコールエーテル、ポリオキシエチレン
（Ｐ−５〜９）Ｃ１２天然アルコールエーテル、ポリオ
キシエチレン（ｐ＝４〜８）合成０９〜１□アルコール
エーテルなどを挙げることができる。そのうち特に好ま
しいものはポリオキシエチレン（〒＝４〜８）合成Ｃ８
〜１□（Ｃ８／自、＝１／１）　アルコールエーテルポ
リオキシエチレン（Ｐ＝５〜１ｏ）合成ｃ１３アルコー
ルエーテルなどである。本発明の組成物には、（Ｄ）成
分としてこの非イオン界面活性剤を１〜１０重量％の範
囲量含有させる必要がある。特に好ましくけ１２〜４重
量％である。この量が１重量％未満では、仕上がり感悪
く、また１０重量％を超えると、洗浄力の低下をきたす
ので好ましくない。

本発明の組成物は、上記（Ａ）〜（Ｄ）の４成分を組み
合わせて水に添加溶解させた液体洗浄剤であって、各成
分を液体洗浄剤中にそれぞれ上記の特定範囲量含有させ
ることが極めて重要である。いずれかの成分を欠き、あ
るいはいずれかの成分の含有量が上記範囲を逸脱すると
きは、ウオタースポットの発生を効果的に抑制すること
ができない。

（Ａ）〜（Ｄ）の各成分を特定範囲量組み合わせて含有
する本発明の洗浄剤組成物は、洗浄性能に優れ、水切れ
もよく、特に従来の食器類用洗浄剤の欠点であったウオ
タースポツトの発生が完全に抑制され、食器類の洗浄水
洗後の仕上がシ感の優れた極めて望ましいものである。

本発明の洗浄剤組成物には、（Ａ）〜（Ｄ）の４橿の必
須成分の他に食器用液体洗浄剤組成物に通常添加使用さ
れる公知の各種成分を含有させることができる。例えば
、両性界面活性剤あるいはエチルアルコール、グリセリ
ン、フロピレンゲリコール、無機塩等の粘度調整剤、低
級アルキルベンゼンスルホン酸塩、尿素、低級アルキル
硫酸塩等のハイドロ）ロープ剤や香料、色素、紫外線吸
収剤、酸化防止剤、防腐剤等を必要に応じて添加するこ
とができる。これらの添加成分類は、本発明の効果を損
わず、本発明の目的を効果的に達成しうる範囲内の量で
用いられる。

以下、実施例により本発明の特徴をさらに詳細に説明す
る。

なお、食器用洗浄剤評価のだめの試験法及びその評価基
準は次のとおシである。

（１）仕上がり感 組成物０．１５％の水溶液（３°ＤＨ，２５℃）３ｔを
直径３０口、深さ１２ｃｒｎのバットに入れ、直径６（
７）、高さ１２Ｌ：ｒｎのガラスコツプを１分間浸せき
しだ後１分間振シ洗いを行い２５℃で乾燥する。このザ
イクルを５回縁シ返して洗液から取シ出したガラスコツ
プの内表面及び外表面に形成されたウォータースポット
数によシ判定した。水切れが悪く１水滴が２０個以上残
っているものを×、水切れ良く、水、鏑が１０個以下の
ものを○とし、その中間を△として評価。

（２）泡立ち性 組成物０．１５％の水溶ｉ（３°ＤＨ，２５℃）３ｔを
直径３０ｃｍｍ深さ１２儒のバットに入れ、スポンジを
１０回圧縮して空気によシ泡を立てた後、１枚当り０．
５１のバターを塗布した皿の表面を】０回、裏面を５回
スポンジにそ擦すシ洗いし、泡高が３咽になるまでに洗
える枚数を測定し、１０枚以上洗える場合を○、５枚以
下を×、その中間を△としだ。

（３）洗浄力 清浄なガラスプレートに大豆油／牛脂−１／１の混合油
（Ａ汚垢）とクリスコ（Ｂ汚垢）を１２０ｍ７／６枚塗
布し、６枚−組として組成物０．１５％水溶液（３°Ｄ
Ｈ，２５℃）　７００ｍ７＋中で２５０　ｒｐｍの回転
速度で３分間かきまぜて洗浄したのち、風乾して重量を
測定し、洗浄後の油除去率を下記の式より算出して洗浄
力とした。

評価はＡ汚垢で３５％以上、Ｂ汚垢で６５％以上をＯ％
Ａ汚垢で１０％以下、Ｂ汚垢で１０％以下をＸ、中間を
△としだ。

実施例１〜１２及び比較例１〜１４ 表中に示す各種成分及びそれらの含有量を水に溶解して
成る各種液体洗浄剤組成物を調製し、それぞれについて
上記試験を行い、その評価結果を表の下欄にまとめて示
した。この評価結果から、本発明の組成物は、食器類の
洗浄剤として要求される仕上がシ感、洗浄力及び泡立ち
性をすべて高度に兼ね備えた望ましいものであるが、本
発明の範囲外の比較例１〜１４の組成物は、上記評価項
目のいずれかの性能が顕著に劣り、食器類の洗浄剤とし
て満足しうるものでないことがわかる。

表中の各成分は以下のものである。

ＡＯ８−Ｎａ （１）　　Ｃ１４アルファオレフィンスルホン酸ナトリ
ウム（２）　　Ｃ！＋４　／Ｃ１６（１／１　）ＥＳ−
Ｎａ ± 炭素数　　直鎖率（％）　　二 （１）　　１２〜１３　　　８０　　　　平均　４（２
）　　　１３　　　　４５　　　　平均　４（３）　　
　１２　　　　１００　　　　平均　４（４）１２〜１
３　　８ｏ　　　平均１゜（５）　　　１８　　　　１
００　　　　平均　５（６）　　　ｓ　　　　　１ｏｏ
　　　　平均　３（２）１２〜１３８５ （３）　　　１３　　　　　　　　５０（４）　　１２
と１．４（１：１）　１００（５）　　　　ｓ　　　　
　　　　１００（６）　　　１６　　　　　　　　ｔｏ
。

非イオン界面活性剤 （ポリオキシエチレン脂肪族アルコールエーテル）アル
キル基　　　　オキシエチレン 炭素数　　　　直鎖率（％）　平均付加モル数（１）９
とｘ＋（１：１）　　４５　　　　　　　４（２）１２
と１３（１：１）　　８０　　　　　　　７（３）９と
ＩＢＩ：１）　　４５　　　　　　　５（４）１２と１
３（１：１）　　８０　　　　　　　３（５）　　１２
と１３（１：］）　　ｓｏ　　　　　　　　１ｔ（６）
　　１２　　　　　　　１００　　　　　　　６特許出
願人　ライオン株式会社 代理人　阿　形　　明

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （Ａ）炭１１．２〜１８のオレフィンスルホン酸の水溶
   性塩２〜１０重量％、 （Ｂ）　　炭素数９〜１７のアルキル基又はアルケニル
   基をもち、エチレンオキシド平均付加モル数が２〜７の
   ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステルの水溶性塩２
   〜３０重量％、 （０）　　一般式 （式中、Ｒ１は炭素数１０〜１４のアルキル基％　Ｒ２
   及びＲ３は炭素数１〜３のアルキル基又はヒドロキシア
   ルキル基である） で示される第三級アミンオキシド２〜１０重量％及び （Ｄ）　　ＨＬ　Ｂ　１０〜】４の非イオン界面活性剤
   １〜１０重量％を含有することを特徴とする液体洗浄剤
   組成物。