JPS5946798A - Ｘ線管電流検出回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、Ｘ線高電圧装置に関し、特にＸ線管の負荷電
流である管電流を検出する管電流検出回路及びその出力
信号を用いる保護回路に関するものである。

Ｘ線高雷、圧装置の管電流検出は、一般に、高圧変圧器
の二次巻線の中性点側出力端子から検出する方法が広く
用いられている。

第１図は、この種の従来の単相電源を入力とした場合の
単相高圧変圧器における管電流検出回路例を示す図であ
る。

第１図において、１は管電圧調整用単巻変圧器、２はＸ
紳照射用開閉器、６は高圧変圧器、４は全波高圧整流器
、５はＸ線管、６は全波整流器、７は電流電圧変換用抵
抗、８はリレー、Ｎ＋ＮＥは高圧変圧器６の二次側の中
性点に設けられた管電流検出用端子である。

管電流検出用端子Ｎ、ＮＥの出力を全波整流器６によシ
全波整流した後、電流電圧変換用抵抗７により電流電圧
変換して管電流を検出するか、あるいはリレー８により
管電流を検出している。前記電流電圧変換用抵抗７によ
る電圧出力ｄ、管電流変換信号として用いる。リレー８
による出力は、高圧側での放電による接地、管電流設定
不良による過電流検出として用いる。

第２図は、従来の三相高圧変圧器における管電流検出回
路を示す図であり、第１図と同等の機能を有するものは
同一記号を付け、その説明は省略する。三相高圧変圧器
の場合、管電流検出用端子Ｎ、ＮＥに流れる電流は６ピ
ーク整流されているので、す、プルが小さく直流電流に
なる。このように、従来のＸ線高電圧装置では、電流電
圧変換用抵抗７によシ管電流を電圧変換して管電流信号
として出力している。

次に、前記電流電圧変換用抵抗７によって変換された管
電流信号の使用例を第３図に示す。

第３図において、管電流検出用端子Ｎ、ＮＥに流れる電
流を電流電圧変換用抵抗几、、ｒｔ、、により電圧変換
して積分器９により積分し、ｍＡｓ換算出力電圧として
出力する。この出力電圧を１月Ａｓ側１０で表示する。

図中、Ｒ４，Ｉ’Ｌ、は固定抵抗、ＶＦｔ、、へ１１１
．。は可変抵抗、ＲＹａ、ＲＹｂは積分開始及び撮影終
了後積分回路リセ７　＋−用リレー接点である。

このように、従来の高圧変圧器の、中性点電流を電流電
圧変換用抵抗Ｒ，，，Ｒ２による電圧変換では、高電圧
側に起因する種々の問題がある、例えば、Ｘ線管、高圧
ケーブル、高電圧発生装置等で生じるコロナ放電、電極
間放電などによシ急激な電流が発生する。この急激な電
流は、電流電圧変換用抵抗Ｒ１＋　Ｒ２に異常電圧を発
生し、検出信号を用いている回路素子１例えば、積分器
９等の半導体素子を破損することがある。

とのため装置の信頼性を向上させるためには、電流電圧
変換用抵抗Ｒ４＋　Ｒ２の異常電圧の発生を防止するこ
とが必要である。この異常電圧を抑制する方法としてフ
ィルタ回路、リミ、り回路等により種々の対策を行って
も充分に防止することができなかった。

本発明は、前記問題点を解消し、前記中性点電流検出の
ための電流電圧変換用抵抗Ｊ＋Ｊによる異常電圧の発生
を抑制して、検出信号を用いている回路素子の破損及び
装置の故障を防止することにある。

本発明の特徴は、異常電圧の発生原因である放電等によ
る異常電流の流れる管電流丑流去品町路と、管電流を検
出し、その検出信号を用いる回路を電気的に絶縁し、磁
気的に結合するようにしたことにある。

以下、実施例とともに本発明の詳細な説明する。

第４図は、本発明の一実施例の回路構成を示す図であり
、第１図及び第２図と同一のものは同一記号を付けその
説明は省略する。

本実施例は、第３図の従来の高圧変圧器乙の出力を全波
高圧整流器４で三相全波整流し、全波高圧整流器４のそ
れぞれ陽極側、陰極側の中性点から管電流検出用端子Ｎ
、ＮＥを設け、該管電流検出用端子Ｎ、ＮＥの出力を入
力とするコイル１１及び１２を直列に巻いた鉄心１６を
設ける。コイル１１及び１２の交点は引き出され接地さ
れる。

前記鉄心１６には、磁束の変化を取り出すだめのギヤ、
ブ１４が設けられてお９、このギヤ、プ１４内にホール
素子１５を固定するこのホール素子１５には、ホール素
子制御用電流源１６が接続され、一定電流が供給され、
ホール電圧Ｖｌ＋を出力するようになっている。ホール
電圧■□は増幅器１７により増幅される。検出される管
電流はコイル１１及び１２に異方向に流れ、コイル１１
及び１２による磁束は鉄心１６中で加算される。また、
管電流には脈動成分があるため負荷に応じてフィルタ回
路１８を通じて平滑にする必要がある。

第５図は、本発明の他の実施例の回路構成を示す図であ
り、管電流を検出して、その電流に比例した電圧として
出力させるものである。

本実施例は、第５図に示すように、前記高圧変圧器乙の
二次側の中性点に設けられた管電流検出用端子Ｎ、ＮＥ
に電流を電圧に変換する変流器１９を挿入したものてあ
り、その変流器１９の鉄心ｊ９Ａには管電流検出用端子
Ｎ、ＮＥに接続されたコイル１９Ｂ及び１９Ｃが直列に
巻かれており、コイ゛ル１９Ｉ３及び１９Ｃの交点は引
き出されて接地される。鉄心＋９Ａにはもう一つのコイ
ル１９Ｉ）が巻かれ、このコイル１９Ｉ）の出力は、全
波整流器２０により全波整流される。この全波整流さ用 れた電流は、電流電圧変換抵抗２１により電圧に入 変換される。

管電流は、コイル１９Ｂ及び１９Ｃに異方向に流し、コ
イル１９Ｂ及び１９Ｃによる磁束は鉄心１９Ａ中で加算
されコイル１９１）と電流電圧変換用抵抗２１により電
圧出力として検出される。

また、用途に応じてコイル１９Ｉ）の出力は全波整流さ
れたり、場合によっては平滑される。このように、前述
の各実施例は、接地端子にｔ＝ｔ　して出−力される管
電流検出用端子に、二つのコイルを有する鉄心のコイル
を接続し、鉄ノＣｒのギヤ、グにポール素子を挿入して
磁気的変化を検出し管電流を検出したり、二つのコイル
を有する鉄心如もう一つのコイルを巻き、変圧器特性と
してコイルの出力に管電流に比例した電圧として検出す
るものである。

なお、本発明は、前記実施例に限定されることなく、そ
の要旨を変更しない範囲において鍾々変更し得ることは
勿論である。

以上説明したように、本発明によれば、管電流を検出す
る高圧変圧器の中性点側出力端子に、管電流が流れる電
流回路とは電気的には絶縁し、磁気的に結合した管電流
検出回路を配設し、管電流が流れる回路と管電流検出信
号を用いているｍＡｓ積分回路、装置の保護回路等の回
路を電気的に分離絶縁するようにしたので、管電流が流
れる回路の異常電圧の発生のため如生ずる回路素子の破
損を未然に防ぐとともに装置の保護をはかることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は、従来の管電流検出回路の問題点を説
明するだめの図、第４図は、本発明の一実施例の回路構
成を示す図、第５図は、本発明の他の実施例の回路構成
を示す図である。 Ｎ、Ｎｒ（管電流検出用端子、１１．１２　　コイル、
１３　鉄心、１４　ギヤ、プ、１６　ホール素子制御用
電流源、１７　増幅器、１８フィルタ回路、１９　変流
器、２０　全波整流器、２１　電流電圧変換用抵抗、１
５　ボール素ｆ−０ 代理人　　弁理士　秋　１）収　喜

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）高圧電圧器とその出力を整流する高圧整流器と整
   流された高電圧を印加するＸ線管を有するＸ線高電圧装
   置において、前記高圧変圧器の二次側中性点に管電流検
   出用端子を設け、該端子に管電流が流れる電流回路とは
   電気的には絶縁し、磁気的に結合した管電流検出回路を
   配設したことを特徴とするＸｍ管電流検出回路。 （２、特許請求の範囲第１項のＸ線管電流検出回路にお
   いて、前記管電流検出用端子に、鉄心に直列に巻いた２
   つのコイルを有する変圧器のコイルを接続し、前記鉄心
   に設けたギヤ２プにホール素子を挿入したことを特徴と
   するＸ線管電流検出回路。 の （３）特許請う範囲第１項のＸ線管電流検出回路におい
   て、前記管電流検出用端子に、鉄心に直列に巻いた２つ
   のコイルをする変圧器のコイルを接続し、前記鉄心に別
   のもう一つのコイルを巻き、該コイルに電流電圧変換用
   抵抗を接続したことを特徴とするＸｍ管電流検出回路。