JPS5946746B2 - ファスナねじ込装置 - Google Patents

ファスナねじ込装置

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JPS5946746B2
JPS5946746B2 JP17307780A JP17307780A JPS5946746B2 JP S5946746 B2 JPS5946746 B2 JP S5946746B2 JP 17307780 A JP17307780 A JP 17307780A JP 17307780 A JP17307780 A JP 17307780A JP S5946746 B2 JPS5946746 B2 JP S5946746B2
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JP
Japan
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screw
nose
air
bit
feed
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JP17307780A
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充泰 高鶴
正義 広井
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Max Co Ltd
Original Assignee
Max Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はネジ部を形成した多数本の軸状ファスナを連続
的にねじ込み施工するのに適したファスナネジ込装置に
関する。
従来、ネジ類を人力以外の動力で施工物にねじ込むファ
スナねじ込装置としては種々の型のものが知られている
その−型は、ロンド状のネジドライバをエアモータ又は
電動モータにより回転させてねじ込む装置であって、こ
のねじ込装置は操作者がネジをねじ込作業の都度ネジド
ライバの先端位置にセットしなければならない。
他の一型は、ネジドライバの回転を電動モータにより行
ないネジドライバの先端位置へのネジのセットは作業者
がネジドライバを施工物に押付ける時の力をバネに蓄積
しこのバネによりリンクを介して行うようにしたねじ込
装置であって、ねじ込み工程とネジ送り工程とが一連の
シーケンスとしてリンクしている。
この構造に起因して、ねじ込み失敗時にねじ込施工した
ネジを除去しようとする場合にネジドライバの先端位置
にセットされたネジを除去する作業を先ず必要とし、そ
れによって釘に比して10倍程度も高価なネジを無駄に
する欠点がある。
本発明の目的はねじ込み工程及びネジ送り工程の両方を
気体圧によって行うことができ、かつ、ネジ送りのタイ
ミングを任意に制御しうるファスナねじ込装置を提供す
ることである。
この目的を達成するための本発明は、エアモータにより
回転されネジを施工物にネジ込むためのロンド状ビット
と、このビットを取巻きビットの軸方向に移動自在のノ
ーズと、このノーズの移動に機械的に追従して、並列連
結された連結ネジをビットの先端部にセットするように
送り動作をなすネジ送り爪機構と、エア圧により駆動さ
れノーズをビットの軸方向に移動させるフィードピスト
ン、シリンダ装置と、エアモータの起動のタイミングを
手動制御するためのエアモータ用トリガバルブと、ノー
ズの移動に追従するネジ送りのタイミングを手動制御す
るためのネジ送り制御バルブとから成ることを特徴とす
る。
以下、本発明の好適な実施例を第1図ないし第5図に基
づいて詳細に説明する。
第1図には本発明のファスナねじ込装置1の縦断面が示
されている。
ファスナねじ込装置1はその全体が短い機関銃のような
輪廓を呈しており、はぼ円形のネジ用マガジン2を一体
形成したピストル型ボデー3を有している。
このボデー3の先端(第1図中、ボデー3の左端)に減
速歯車装置4の減速歯車装置ケース5が取付けられ、こ
の減速歯車装置ケース5から更に左方にクラッチ装置ケ
ース6が突出して配設されている。
クラッチ装置ケース6にはノーズロック装置7の第一ロ
ックリング8が嵌装され、更にクラッチ装置ケース6の
左方に突出している。
ノーズロック装置7から更に左方に突出してノーズ9が
配設されている。
上記減速歯車装置ケース5、クラッチ装置ケース6、第
一ロックリング8及びノーズ9の中心軸部においてロッ
ド状ビット10が挿通されている。
他方、ボデー3の先端部、減速歯車装置ケース5、クラ
ッチ装置ケース6、ノーズロック装置7及びノーズ9に
平行してこれらの部材の外部にフィードピストン、シリ
ンダ装置13が設けられている。
このフィードピストン・シリンダ装置13のピストンロ
ッド14はその先端においてノーズ9に一体結合されて
いる。
上記ビット10を回転駆動するエアモータ11がボデー
3の先端部と中間部との間に配設されている。
ボデー3の後端(第1図中、ボデー3の右端側)にはノ
ーズ9の中心軸に対して垂直下方に延びたグリップ12
が設けられている。
このグリップ12と、エアモータ11を内蔵するボデー
3の一部分とに一体的に連結して上記ネジ用マガジン2
が位置している。
このネジ用マガジン2は、ファスナねじ込装置1の全体
の構成において、ビット10のプラス状先端部IQaか
ら可及的に離れた位置に配置されており、しかも操作者
がファスナねじ込装置1の全体重量を支持するグリップ
12に隣接しているので、ビット10の先端部10aを
施工物の目標点に位置決めするためのファスナねじ込装
置1の操作性を何ら損うことがない。
ボデー3の先端部位に内蔵されたエアモータ11はエア
モータシリンダ15の内部において数枚の羽根16を有
するロータ17が回転する従来知られている構造のもの
である。
このエアモータ11は正転及び逆転が可能であり、エア
モータ11の後端側(第1図中、エアモータ11の右端
側)に正逆切換バルブ18を有し、この正逆切換バルブ
18のバルブボデー19を回動操作するための正逆切換
レバー20がボデー3の外部に突出して設けられている
バルブボデー19はカップリング21及びネジ22によ
って正逆切換レバー20に一体結合され、正逆切換レバ
ー20の回動操作に伴って90°回転することができる
このバルブボデー19には、円弧状の長孔23が穿孔さ
れている。
この長孔23は、バルブボデー19が90°の範囲で軸
回動される場合にも、円筒状のエアモータハウジング2
4の端部25に形成されたモータ用エア通路26に常時
通じている。
バルブボデー19の先端面19aが摺動接触するエアモ
ータシリンダキャップ27に、図示しない正転用エア導
入孔及び逆転用エア導入孔が穿孔され、バルブボデー1
9の回動によってこれらの導入孔のいずれか一方に長孔
23を経てモータ用エア通路26が連絡する。
エアモータシリンダキャップ27にはスプリングピン2
8が植設されこのスプリングピン28は長孔23内に突
出することにより、バルブボデー19の回動に対しスト
ッパとして機能する。
ロータ17の羽根16が摺動接触するエアモータシリン
ダ15Vcはエアモータ11の排気側にエアモータシリ
ンダ15の軸方向に並列して多数個(第1図では5個)
の排気口29が設けられている。
エアモータシリンダ15はエアモータハウジング24内
に嵌挿されており、このエアモータシリンダ15とエア
モータハウジング24との間に第一エア膨張室30がエ
アモータシリンダ15を取巻いて形成されている。
エアモータハウジング24はボデー3の先端部と中間部
との間に形成されたボア31内に嵌挿されている。
エアモータハウジング24とボデー3との間にはこのボ
デー3の方を繰り抜いて第二エア膨張室32か形成され
ている。
第一エア膨張室30と第二エア膨張室32とはエアモー
タハウジング24に散在して穿孔された多数の排気通路
33によって連絡する。
これらの排気通路33はエアモータハウジング24の軸
方向に並列しない位置関係で形成される方が消音効果が
大きい。
ボデー3の先端部位においてこのボデー3の上面にはボ
デー3の軸方向に並列して多数個(第1図では5個)の
排気口34が開設されている。
排気口29を経て排気されたエアは先ず第一エア膨張室
30内で膨張し、排気通路33を通過する時に絞られ、
第二エア膨張室32内で再度膨張する。
排気通路33は散在しているために第二エア膨張室32
内において多数のエア渦流が生じ、これらのエア渦流が
互いに激しく衝突して内部エネルギーを大いに減衰せし
める。
この結果、エアモータ11の排気音が低く抑えられる。
エアモータ11のロータ17と一体の駆動軸35は5枚
歯の歯車形状に形成され、減速歯車装置4の内部に入り
込み、この減速歯車装置4の入力軸を成している。
上記減速歯車装置4は遊星歯車を利用した型の減速装置
であって、エアモータ11の駆動軸35に2個の遊星歯
車36a及び36bが噛合している。
これらの遊星歯車36a及び36bは固定のリングギア
37に噛合している。
上記遊星歯車36a及び36bはそれぞれピン38によ
って減速歯車装置4の出力軸としてのリテーナ39に軸
回転自在に取付けられている。
遊星歯車36a及び36bの公転によってリテーナ39
が回転駆動される。
リングギア37とリテーナ39との間にはベアリング4
0及び41が一定の間隔をもって配置され、固定のリン
グギア37にリテーナ39を回転自在に支持している。
減速歯車装置ケース5はリングギア37を固定的にその
内部において支持するとともにクラッチ装置42の一部
を内蔵しており、エアモータハウジング24に、このエ
アモータハウジング24の内壁においてネジ着されてい
る。
リテーナ39の内部にクラッチ装置42における原動側
回転部材43の角形軸部44が嵌挿されており、原動側
回転部材43はリテーナ39と一体的に回転可能である
原動側回転部材43は角形軸部44と駆動用円環盤45
とが一体結合されてなる。
この駆動用円環盤45は円環状のクラッチ盤46を介し
て円環状のクラツーチ押し盤47に断続自在に連結され
ている。
これらの駆動用円環盤45、クラッチ盤46及びクラッ
チ押し盤47の円形孔内に筒状ビット副軸48が挿入さ
れている。
このビット副軸48は、駆動用円環盤45及びクラッチ
盤46に対しては回転自在である。
他方、ビット副軸48とクラッチ押し盤47とは鋼製ボ
ール49によって回転が一体となるように結合されてい
る。
駆動用円環盤45とクラッチ盤46とは、互いに接触す
る面45a及び46aに形成された凹凸によって一体回
転可能に連結される。
クラッチ盤46とクラッチ押し盤47とは、互いに接触
する面46b及び47a間の凹凸咬み合いによって一体
回転可能に連結される。
クラッチ押し盤47は圧縮コイルバネ52によって常時
クラッチ盤46Vc押し付けられている。
この圧縮コイルバネ52はビット副軸48に嵌挿された
バネ受は板53とクラッチ押し盤47との間に挿入され
ており、バネ受は板53はビット副軸48に螺合するバ
ネ力調整ナツト54によってビット副軸48の軸方向に
移動調整され、それによってクラッチ押し盤47とクラ
ッチ盤46との間に、トルク伝達系が遮断される際のビ
ット10に対する最大負荷が設定される。
例えば、セルフドリリングネジ55が施工物に完全に被
着された際にはビット10に対するトルク負荷が急上昇
し、それによってクラッチ押し盤47とクラッチ盤46
との間のトルク伝達系が自動的に遮断され、エアモータ
11は空回りする。
ビット副軸48とビット10とは、このビット10の正
六角形断面の基端部10bがビット副軸48の正六角形
の孔部48aに嵌合されることによって一体回転可能に
結合されている。
ビット10の中間部位には他の部位の径よりも小さい径
のネック部10cが形成され、このネック部10cにビ
ット副軸48によって支持された1個の鋼製ボール50
が掛合している。
これらの1個のボール50はビット副軸48の外周に装
着されたバネリング51によって一層緊密にビット10
のネック部10cに掛合する。
ボール50を介するビット10とビット副軸48との結
合によりビット副軸48からのビット10の抜けが阻止
される。
クラッチ装置ケース6はその先端部位(第1図中、クラ
ッチ装置ケース6の左端部位)において、ビット副軸4
8を回転自在に支持するとともにその後端部位(第1図
中、クラッチ装置ケース6の右端部位)において減速歯
車装置ケース5にネジ着されている。
クラッチ装置ケース6はノーズロック装置7の第一ロッ
クリング8内に挿入されている。
上記ノーズロック装置7を第1図及び第5図に基づいて
説明すれば以下の通りである。
このノーズロック装置7は、ノーズガイド61を後退さ
せた位置(第1図に示す位置より右方に移動した位置)
でロックすることによりノーズ9を後退させ、それによ
ってビット10をノーズ9から突出させファスナねじ込
装置1を動力付回転ドライバ又はリムーバとして使用す
る目的のために設けられているものである。
クラッチ装置ケース6の先端部、かつ、外周部にはネジ
部6aが形成されており、このネジ部6aに第二ロック
リング56が螺着されている。
この第二ロックリング56は、その外周部において第一
ロックリング8の内面に接触し、この第一ロックリング
8に嵌挿されている。
第二ロックリング56と同径の第三ロックリング57が
第二ロックリング56の先端面56aに当接するととも
に第一ロックリング8の内面に接触する位置関係で配設
されている。
第三ロックリング57にはには3箇所に1200の間隔
を置いてロックピン60を組付けるためのロックピン組
付孔58が穿設されている。
これらのロックピン組付孔58に対応して第一ロックリ
ング8にも3個のロックピン移動操作用孔59が穿設さ
れている。
第一ロックリング8の外周部にはローレット等が刻設さ
れており、このローレット部分を把持して第一ロックリ
ング8を回転させ、それによってロックピン60をノー
ズ9の周りに回転させることができる。
第二ロックリング56及び第三ロックリング57の内面
に対してこれらのロックリング56及び57の軸方向に
スライドしうるノーズガイド61が配装されている。
このノーズガイド61はほぼ台形状のノーズガイド片6
7とノーズガイド片操作リング68とから構成されてい
る。
ノーズガイド片操作リング6Bの外周部には120°の
間隔を置いて3個所に、第5図に示すような形状のロッ
クピン移動溝62が形成されている。
このロックピン移動溝62はノーズガイド片操作リング
68の後端(第5図中、ノーズガイド片操作リング68
の後端(第5図中、ノーズガイド片操作リング68の右
端)からノーズガイド片操作リング68の軸方向に延び
、かつ、このリング68の円周方向に屈出するL字型の
組付用溝部63及びこの組付用溝部63に中間位置にお
いて接続するロック、リリース操作用溝部64から構成
されている。
ロック、リリース操作用溝部64の先端部位においてノ
ーズガイド片操作リング68の円周方向にこのロック、
リリース操作用溝部64が屈曲し、ロックピン60をロ
ックするためのロック溝部65を形成している。
ノーズガイド片操作リング68の先端面部66の中心部
にはノーズガイド用孔68aが形成され、このノーズガ
イド用孔68aをノーズ9が自在に出入する。
このノーズ9の外周部にはノーズ9の軸方向にガイド用
溝69が形成されており、このガイド用溝69にノーズ
ガイド片67の内面側に形成されたノーズガイド用突条
70が摺動自在に嵌合している。
ノーズガイド片操作リング68の先端面部66とクラッ
チ装置ケース6との間には圧縮コイルバネ71が配装さ
れており、この圧縮コイルバネ71の復元力によってノ
ーズガイド61は常時ファスナねじ込装置1の先端の方
へ突出するように弾発付勢されている。
この状態において、ロックピン60はロック。
リリース操作用溝部64の後端部72に位置し、ノーズ
ガイド61の先端側への突出限度を決めるストッパとし
て機能する。
他方、上記ノーズガイド61は、第1図において右方へ
後退させ、次いで第一ロックリング8を左向きに回動し
ロックピン60をロック、リリース操作用溝部64のロ
ック溝部65に掛合させることにより、第1図に示す位
置よりも更に後退した位置でロックすることができる。
上記ノーズ9には、第1図及び第3図中、下方に突出し
てネジ送りガイド73が一体的に結合されており、この
ネジ送りガイド73にはネジ送り爪機構74が配設され
ている。
このネジ送り爪機構74を第3図及び第4図に基づいて
説明する。
このネジ送り爪機構74は、筒状のネジ送り爪75、こ
のネジ送り爪75を内装するシリンダ76及びネジ送り
爪75を常時弾発付勢する圧縮コイルバネ75aとから
構成されている。
シリンダ76の軸はノーズ9の軸に直交しており、ネジ
送り爪機構74はノーズ9の直線的移動に追従してネジ
送り爪75がノーズ9の軸に直交する方向に移動する構
成である。
この構成を更に詳しく説明すれば以下の通りである。
即ち、ネジ送り爪75の先端部位(第4図中、ネジ送り
爪75の上端)にはノーズガイド片67の下端に形成さ
れたテーパ面77とすべり対偶をなす送り爪操作端部7
8が形成されている。
この送り爪操作端部78はテーパ面77に適合するテー
パ面79を有している。
ネジ送り爪75の側面には連結ネジ80の側面に形成さ
れた送り用窓部に掛合するための爪部81が突設されて
いる。
この爪部81はネジ送りガイド73に形成された長孔状
の爪ストッパ孔82内を移動する。
この爪ストッパ孔82はネジ送り爪75が最大量突出し
た場合の7トツパとして機能し、他方、第1図に示すよ
うにノーズ9内のビット10によって連結ネジ80の送
りが阻止されている場合にはノーズガイド片67のテー
パ面77と送り爪操作端部78との掛合によりネジ送り
爪75が強制停止させられる。
ノーズ9はネジ送りガイド73の部分においてフィード
ピストン、シリンダ装置13のピストンロッド14に結
合されるとともにそのネジ送りガイド73の部分におい
てノーズガイド61の先端面部66に当接し、フィード
ピストン、シリンダ装置13に圧縮エアが供給されてい
ない時にはノーズガイド61内の圧縮コイルバネ71の
復元力を受けて先端の方(第1図中、左方で)最大限突
出している。
上記ノーズ9の先端部近傍にはこのノーズ9の内部に一
部が突出する複数個の鋼製ボール83が配装され、この
ポ ル83はノーズ9の外周部に嵌着された0リング8
4によりノーズ9の内部に突出するよう弾発付勢される
これらのボール83及びOリング84によってネジ保持
装置85が構成されている。
上記連結ネジ80はネジ用マガジン2から連続的に巻き
出されノーズ9の内部に装填される。
ネジ用マガジン2には下端位置に設けられたヒンジ86
により開閉自在な円板状のマガジンキャップ87が取付
けられている。
このマガジンキャップ87はその上端部においてL字型
のマガジンキャップロック88によってロックされるこ
とによってネジ用マガジン2に対して閉じられる。
マガジンキャップロック88はボデー3に支持されたピ
ン89に軸支され、かつ、ボデー3とマガジンキャップ
ロック88との間には捩りコイルバネ90が配装され、
それによってマガジンキャップロック88はマガジンキ
ャップ87を常時押え付けるように弾発付勢されている
マガジンキャップロック88の操作片部91はマガジン
キャップ87に対してテーパをなしている。
したがって、マガジンキャップ87を閉じる場合にはマ
ガジンキャップ87の上端部87aが操作片部91の表
面をスライドし、この操作片部91の表面から外れた瞬
時に捩りコイルバネ90によってロック操作が自動的に
行われる。
マガジンキャップ87を開く場合には、操作者が操作片
部91を回動させることによりロックを解除する。
フィードピストン、シリンダ装置13の詳細は第2図に
示されている。
このフィードピストン・シリンダ装置13はボデー3と
一体のフィードシリンダ部92、円環体状のフィードピ
ストン93、ピストンロッド14及び復帰用圧縮コイル
バネ94を主要な構成部材とする。
フィードシリンダ部92の内面においてその後端側(第
2図中、フィードシリンダ部92の右端側)にはフィー
ドピストン93の後退を停止させるための肩部95が形
成されている。
フィードピストン93はその一面側93a[おいて復帰
用圧縮コイルバネ94のバネ力を受は常時後退する向き
(第1図中、右向き)に付勢されるとともに、その他面
側93bにおいてピストンロッド14の後端に設けられ
、かつ、肩部95の内径より更に小さいディスク98と
シール部材96を介して掛合している。
したがって、フィードシリンダ部92の後端側室97に
圧縮エアが供給される場合にはピストンロッド14はデ
ィスク98の後面に圧縮エアの圧力を受けてシール部材
96によりフィードピストン93の中心孔部93cと後
端側室97との間を遮断し、フィードピストン93と一
体になって先端の方へ進出する。
後端側室97から圧縮エアが大気中に放出された場合に
はフィードピストン93及びピストンロッド14は一体
となって復帰用圧縮コイルバネ94の復元力により後退
する。
フィードピストン93は後退の途中において肩部95に
より後退を停止されるが、ピストンロッド14は、ディ
スク98が肩部95の内径よりも更に小さいので、フィ
ードピストン93から離脱して更に後退することができ
る。
このピストンロッド14の後退[ヨリビット10の先端
部10aはノーズ9から突出することができる。
上記エアモータ11の起動のタイミングを制御するスプ
ール型のエアモータ用トリガバルブ99がグリップ12
の前面部位に配設され、エアモータ用トリガバルブステ
ム101はノーズ9の軸方向に突出している。
エアモータ用トリガバルブ99の後側にフィードピスト
ン・シリンダ装置13におけるピストンロッド14の進
出のタイミング及び進出後のピストンロッド14の後退
動作を一連のシーケンスとして制御するスプール型のネ
ジ送り制御バルブ100が配設され、ツジ送り制御バル
ブステム102はグリップ12の上方に突出している。
エアモータ用トリガバルブ99はグリップ12の内部に
形成されたエア導入通路104とポデー3においてノー
ズ9の軸方向に形成されたモータ用エア通路105との
間に配設されている。
エア導入通路104はグリップ12の下端部においてエ
ア導入プラグ103に接続している。
このエア導入プラグ103に図示しない空気圧縮機から
延びたエアホースの端部が接続される。
モータ用エア通路105はモータ用エア通路26に連絡
している。
エアモータ用トリガバルブ99は単純な構造の二方向切
換バルブであって、エアモータ用トリガバルブステム1
01の後端部位に嵌着された0 1Jング106をエア
モータ用トリガバルブスリーブ107の後端部から外す
ことによってエア導入通路104とモータ用エア通路1
05とが連絡する。
0リング106が嵌着された部分のシール径(即ち、0
リング106の外径)はOリング108が嵌着された部
分のシール径よりも大きいので、エア導入通路104に
圧縮エアが導入されている時には第1図中左向きの力を
受けてOIJング106によりエア導入通路104とモ
ータ用エア通路105との間を遅閉する。
ネジ送り制御バルブ100はグリップ12の上面から中
間部位まで繰り抜かれた円形孔状ボア108内に2個の
バルブスリーブ109及び110が嵌着され、これらの
バルブスリーブ109及び110とネジ送り制御バルブ
ステム102とが共働して弁作用を行う。
バルブスリーブ109はボア108の底部に配置され、
その内面壁に0リング111が嵌着されている。
ボア108はその底部においてグリップ12の縦方向に
貫通形成された排気通路112に接続されている。
この排気通路112はグリップ12の下端部における開
口端112al/il:おいて大気に通じている。
上記排気通路112に並行してタイミング制御用エア貯
溜室113が形成されている。
このタイミング制御用エア貯溜室113とボア108と
はバルブスリーブ109の上面に接して開口するエア通
路114によって接続されている。
更にボア108はエア通路115によってエア導入通路
104に常時接続されている。
バルブスリーブ110の内面壁部はネジ送り制御バルブ
ステム102とこのバルブスリーブ110との共働によ
る弁作用の点から6個の部分に区画される。
バルブスリーブ110の上端部位には最小径シリンダ部
116が形成され、この最小径シリンダ部116に0リ
ング117が嵌着されている。
最小径シリンダ部116に続いて第一大径シリンダ部1
18が形成され、この第一大径シリンダ部118に連通
孔119が穿設されている。
この連通孔119は特に第2図に示すようにフィードピ
ストン用エア通路120に接続し、このフィードピスト
ン用エア通路120はフィードシリンダ部92の後端側
室97[連絡している。
第一大径シリンダ部118に一続いて第一小径シリンダ
部121が形成され、この第一小径シリンダ部121に
続いて第二大径シリンダ部122が形成されている。
この第二大径シリンダ部122には連通孔123が穿設
され、この連通孔123によってエア導入通路104と
バルブスリーブ110の内部とが常時接続されている。
第二大径シリンダ部122に続いて第二小径シリンダ部
124が形成され、この第二小径シリンダ部124に続
いて第三大径シリンダ部125がバルブスリーブ110
の下端に形成されている。
上記ボア108に並行してバイパス用エア通路126が
グリップ12を繰り抜いて形成され、このバイパス用エ
ア通路126はその上端において、連通孔127を経て
第一大径シリンダ部118に連絡し、中途部位において
連通孔128を経てバルブスリーブ110の下端面部に
隣接する位置でボア108内に開口し、下端部位におい
て連通孔128から一定間隔を置いて連通孔129によ
りボア108内に開口している。
上記ネジ送り制御バルブステム102V?−は3個のピ
ストン部130,131及び132が設けられ、第1図
中、上方位置の第一ピストン部130にはOリング13
3が嵌着され、第1図中、中間位置の第二ピストン部1
31にはQIJング134が嵌着され、第1図中、下方
位置の第三ピストン部132には0リング135が嵌着
されている。
ネジ送り制御バルブステム102の上端部には操作用ス
テム部136が設けられ、この操作用ステム部136は
グリップ12の上方に突出しており、ネジ送り制御用ト
リガレバ−137によって押圧操作される。
この操作用ステム部136は最小径シリンダ部116の
Oリング117と摺動接触する。
第一ピストン部130は第一小径シリンダ部121及び
第二大径シリンダ部122間を往復移動し、連通孔11
9及び123間を接続又は遮断する。
第二ピストン部131は第二小径シリンダ部124及び
第三大径シリンダ部125間を往復移動し、連通孔12
3と、バルブスリーブ110の下方に形成されるボア1
08の一部との間を接続又は遮断する。
第三ピストン部132は第一ピストン部130及び第二
ピストン部131のいずれよりもその径が太き(、かつ
、ボア108の内面壁と直接摺動する。
第三ピストン部132のOリング135は、ネジ送り制
御バルブステム102が上死点に静止しているときには
、連通孔128と129との間に位置している。
第三ピストン部132にはネジ送り制御バルブステム1
02の軸方向にタイミング制御用エア小径通路138が
貫通形成されている。
このタイミング制御用エア小径通路138を経てバイパ
ス用エア通路126からの圧縮エアが少量づつタイミン
グ制御用エア貯溜室113内に流入する。
第三ピストン部132とバルブスリーブ109との間に
は圧縮コイルバネ139が配装されている。
以下、本発明に係るファスナねじ込装置1の動作につい
て説明する。
先ず、エア導入プラグ103が図示しない空気圧縮機に
接続されるとエア導入通路104を経てエアモータ用ト
リガバルブ99、及びネジ送り制御バルブ100の第二
大径シリンダ部122内に圧縮エアが導入される。
この状態において、操作者がネジ送り制御用トリガレバ
−137を押圧してネジ送り制御バルブステム102を
下死点まで押下げると第一ピストン部130のOリング
133は第一小径シリンダ部121から離脱し、第二ピ
ストン部131のOリング134は第二小径シリンダ部
124から離脱し、第三ピストン部132の0リング1
35は連通孔129よりも下方位置にまで達し、ネジ送
り制御バルブステム102の下端部102aはバルブス
リーブ109のOリング111と摺動接触する。
上記ネジ送り制御バルブステム102の押下げ操作によ
って、フィードピストン用エア通路120はエア導入通
路104に接続し、フィードシリンダ部92の後端側室
97に圧縮エアが供給され、ピストンロッド14は先端
の方(第1図中、左方)へ進出する。
これによって、ノーズ9が左方へ移動しネジ送り爪75
がノーズガイド片67のテーパ面77から離脱し、ネジ
送り爪75の送り爪操作端部78は第3図において若干
上方に進出する。
しかしながら、ノーズ9の左方への移動によってビット
10が連結ネジ80の連結部材80aのネジ保持孔から
完全に抜き去られない限り、ネジ送り爪75は連結ネジ
80を第1図中上方へ送ることを阻止される。
ビット10が連結部材80aのネジ保持孔から抜き去ら
れた瞬間に、ネジ送り爪75は圧縮コイルバネ75aに
押圧されて瞬時に連結ネジ80を第1図中上方に送る。
セルフドリリングネジ55をノーズ9の内部にセットし
た時ネジ送り爪75は爪ストッパ孔82によって強制停
止される。
この間、第三ピストン部133の上面にも、連通孔12
3,128及び129を経て供給された圧縮エアが作用
しネジ送り制御バルブステム102を下死点に自己保持
する。
ネジ送り制御バルブステム102がその下死点に自己保
持されている間に第三ピストン部133の上面に作用し
ている圧縮エアはタイミング制御用エア小径通路138
を経てタイミング制御用エア貯溜室113内に流入する
このタイミング制御用エア貯溜室113及び及び第三ピ
ストン部133の下方に形成される下死点側室140内
のエア圧がエア導入通路104内のエア圧と同圧に達す
ると、ネジ送り制御バルブステム102は圧縮コイルバ
ネ139の復元力によって上死点まで押上げられる。
この結果、下死点側室140及びタイミング制御用エア
貯溜室113内の圧縮エアは排気通路112を経て大気
中に放出される。
同時に、フィードシリンダ部92の後端側室97内の圧
縮エアもバイパス用エア通路126、連通孔129、下
死点側室140及び排気通路112を経て大気中に放出
され、更に、第三ピストン部133の復帰行程において
背圧となる圧縮エアも連通孔128、バイパス用エア通
路126、下死点側室140及び排気通路112を経て
大気中に放出される。
フィードシリンダ部92の後端側室97から圧縮エアが
除去されることによって第1図に示すように連結ネジ8
0の先端に保持されていたセルフドリリングネジ55が
ネジ保持装置85に保持され、セルフドリリングネジ5
5のヘッド部55bのプラス状溝にビット10のプラス
状先端部10aが嵌合される。
この状態において、エアモータ用トリガバルブ99を切
換えてエアモータ11を回転させビット10を回転させ
ることによりセルフドリリングネジ55は施工物にネジ
込まれる。
セルフドリリングネジ55が施工物に完全にネジ込まれ
るとトルク負荷が急上昇しクラッチ装置42が作用して
エアモータ11は空回りするので、エアモータ用トリガ
バルブ99を操作者が解放操作することにより−ネジ込
工程が終了する。
このように本発明によれば、気体圧によって駆動される
回転ビットと直線往復動のフィードピストン・シリンダ
装置とが一体に組付けられ、かつ、フィードピストン・
シリンダ装置に起因するネジ送り動作は回転するビット
によるネジ込み動作に対して任意のタイミングで作業者
が開始することができるので、ビットのリムーバとして
の使用など本発明に係る装置の操作性が改善されるとと
もにネジ送り動作とネジ込み動作との間にオートマチッ
クなシーケンスが成立している従来のファスナねじ込装
置に対して、高価なネジを無駄にすることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るファスナねじ込装置の縦断面図、
第2図は上記ファスナねじ込装置の一部破断平断面図、
第3図はネジ送り機構の側面図、第4図は第3図におけ
るIV−IV線断面図、第5図はノーズロック装置の分
解斜視図である。 1・・・ファスナねじ込装置、9・・ツーズ、10・・
・ビット、10a・・・ビットの先端部、11・・・エ
アモータ、13・・・フィードピストン・シリンダ装置
、55・・・セルフドリリングネジ、74・・・ネジ送
り爪機構、99・・・エアモータ用トリガバルブ、10
0・・・ネジ送り制御バルブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 エアモータにより回転されネジを施工物にネジ込む
    ためのロンド状ビットと、このビットを取巻きビットの
    軸方向に移動自在のノーズと、このノーズの移動に機械
    的に追従して、並列連結された連結ネジをビットの先端
    部にセットするように送り動作をなすネジ送り爪機構と
    、エア圧により駆動されノーズをビットの軸方向に移動
    させるフィードピストン、シリンダ装置と、エアモータ
    の起動のタイミングを手動制御するためのエアモータ用
    トリガバルブと、ノーズの移動に追従するネジ送りのタ
    イミングを手動制御するためのネジ送り制御バルブとか
    ら成るファスナねじ込装置。
JP17307780A 1980-12-10 1980-12-10 ファスナねじ込装置 Expired JPS5946746B2 (ja)

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JPS5796784A JPS5796784A (en) 1982-06-16
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