JPS594636A - 短繊維含有ゴム組成物 - Google Patents
短繊維含有ゴム組成物Info
- Publication number
- JPS594636A JPS594636A JP11271182A JP11271182A JPS594636A JP S594636 A JPS594636 A JP S594636A JP 11271182 A JP11271182 A JP 11271182A JP 11271182 A JP11271182 A JP 11271182A JP S594636 A JPS594636 A JP S594636A
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- JP
- Japan
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- rubber
- peroxide
- short fibers
- rubber composition
- short fiber
- Prior art date
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- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、バッキング材、シール材等の成形材料として
好適な短繊維含有ゴム組成物に関する０ 従来より、バッキング材、シール材には、一般に天然ゴ
ム及び合成ゴムが汎用されている０しかしながら、ゴム
は流動性が大きいため、ゴム単体よりなるバッキング材
は、圧縮されると変形して移動を生じ所定位置からはみ
出し易いため、このはみ出し部分から破損し易くまたは
み出し部分が邪魔になる等の問題がある。
好適な短繊維含有ゴム組成物に関する０ 従来より、バッキング材、シール材には、一般に天然ゴ
ム及び合成ゴムが汎用されている０しかしながら、ゴム
は流動性が大きいため、ゴム単体よりなるバッキング材
は、圧縮されると変形して移動を生じ所定位置からはみ
出し易いため、このはみ出し部分から破損し易くまたは
み出し部分が邪魔になる等の問題がある。
そこで、このようなゴム単体よりなるバッキング材の問
題を解決するため、ゴムと布とを積層したシ、オるいは
ゴム中に繊維を混入したシする方法が行なわれているが
、これらの方法による場合、ゴムの移動防止には効果が
あるものの次のような実用上の欠点が生じる。
題を解決するため、ゴムと布とを積層したシ、オるいは
ゴム中に繊維を混入したシする方法が行なわれているが
、これらの方法による場合、ゴムの移動防止には効果が
あるものの次のような実用上の欠点が生じる。
即ち、ゴムと布とを積層する方法は、布の接着処理及び
ゴム層トッピングが必要で工数がかかる上、このような
方法で得られるバッキング材は、ゴムと布との接着性が
悪く、且つ布が劣化し易いため、布部分から液体等が滲
出する惧れが６ｂ充分にバッキングとしての機能を果し
難い。また、ゴム中に繊維を混入する方法によシ得られ
る製品は、繊維が単にゴム中に分散混合されているだけ
なので、この繊維混入ゴムよりなるバッキング材は、摩
耗、屈曲等の動的作動を受けるとバッキング材表面の繊
維が離脱し易く、バッキング材の表面が毛羽立つ等の欠
点を有している。
ゴム層トッピングが必要で工数がかかる上、このような
方法で得られるバッキング材は、ゴムと布との接着性が
悪く、且つ布が劣化し易いため、布部分から液体等が滲
出する惧れが６ｂ充分にバッキングとしての機能を果し
難い。また、ゴム中に繊維を混入する方法によシ得られ
る製品は、繊維が単にゴム中に分散混合されているだけ
なので、この繊維混入ゴムよりなるバッキング材は、摩
耗、屈曲等の動的作動を受けるとバッキング材表面の繊
維が離脱し易く、バッキング材の表面が毛羽立つ等の欠
点を有している。
本発明者は、上述したような従来σ）ゴムノくツキング
材の欠点が解消されたノ（ツキング材の提供を可能にす
る成形材料を得ることを目的として鋭意検討した結果、
過酸化物架橋可能なゴムに・末端にゴムとの反応基を有
する繊維を混入し、これらを過酸化物によって架橋せし
めると、ゴムが架橋するとともにゴムと繊維との間も架
橋結合する結果、得られるゴム製品は、圧縮永久歪性が
著しく向上していることを知見した。
材の欠点が解消されたノ（ツキング材の提供を可能にす
る成形材料を得ることを目的として鋭意検討した結果、
過酸化物架橋可能なゴムに・末端にゴムとの反応基を有
する繊維を混入し、これらを過酸化物によって架橋せし
めると、ゴムが架橋するとともにゴムと繊維との間も架
橋結合する結果、得られるゴム製品は、圧縮永久歪性が
著しく向上していることを知見した。
本発明は、上記知見に基づきなされたもので、過酸化物
架橋可能なゴムに、末端にゴムとの反応基を有する短繊
維、及び過酸化物を含有させてなることを特徴とする短
繊維含有ゴム組成物を提供するものである。
架橋可能なゴムに、末端にゴムとの反応基を有する短繊
維、及び過酸化物を含有させてなることを特徴とする短
繊維含有ゴム組成物を提供するものである。
本発明において用いられるゴムは過酸化物によって架橋
を生じるものであれば特に制限されるものではなく、こ
のようなゴムとしては例えハ、ニトリルゴム、エチレン
プロピレンゴム。
を生じるものであれば特に制限されるものではなく、こ
のようなゴムとしては例えハ、ニトリルゴム、エチレン
プロピレンゴム。
ヒドリンゴム、スチレンブタジェンゴム等ヲ挙げること
ができる０ 本発明において用いられる末端にゴムとの反応基を有す
る短繊維としては、フェノールホルムアルデヒド樹脂等
のフェノール系短繊維−イソシアネート処理をしたポリ
アミド短繊維等が挙げられ、その太さが好゛ましくは２
〜５０μ更に好１しくは１０〜３０μ、及び長さが好ま
しくは０．５〜１０（Ｉｆｆ更に好壕しくは０．５〜３
０鰭のものが用いられる。
ができる０ 本発明において用いられる末端にゴムとの反応基を有す
る短繊維としては、フェノールホルムアルデヒド樹脂等
のフェノール系短繊維−イソシアネート処理をしたポリ
アミド短繊維等が挙げられ、その太さが好゛ましくは２
〜５０μ更に好１しくは１０〜３０μ、及び長さが好ま
しくは０．５〜１０（Ｉｆｆ更に好壕しくは０．５〜３
０鰭のものが用いられる。
上記短繊維の含有量はゴム１００重量部に対して２０〜
７０重量部、好ましくは３０〜６０重量部である。上記
短繊維の含有量が２０重量部よシ少ないと圧縮永久歪性
の向上効果が発現せず。
７０重量部、好ましくは３０〜６０重量部である。上記
短繊維の含有量が２０重量部よシ少ないと圧縮永久歪性
の向上効果が発現せず。
また７０重量部よシ多いと投入時にゴム中に均一に充填
しにくくなシ、又物性にも悪影響を及ぼす。
しにくくなシ、又物性にも悪影響を及ぼす。
本発明に、おいて用いられる過酸化物としては１ジクミ
ルパーオキサイド、２，５−ジメチル−２゜５−ジヘキ
サン、ジーｔ−ブチルパーオキシ−３，５，５−トリメ
チルシクロヘキサン、２，５−ジメチル−２，５−ジヘ
キシン、α、α′−ビスイソプ目ビルベンゼン等が挙げ
られる。
ルパーオキサイド、２，５−ジメチル−２゜５−ジヘキ
サン、ジーｔ−ブチルパーオキシ−３，５，５−トリメ
チルシクロヘキサン、２，５−ジメチル−２，５−ジヘ
キシン、α、α′−ビスイソプ目ビルベンゼン等が挙げ
られる。
上記過酸化物の添加量はゴム１００重量部に対して１〜
６重量部が好ましい。
６重量部が好ましい。
本発明のゴム組成物にさらにカーボンを添加して該組成
物から得られる成形品の強度、硬度等の物性を一層向上
させることができる０該カーボンの添加量はゴム１００
重量部に対して通常２０〜６０重量部である。
物から得られる成形品の強度、硬度等の物性を一層向上
させることができる０該カーボンの添加量はゴム１００
重量部に対して通常２０〜６０重量部である。
また、本発明の組成物には、必要に応じて更に老化防止
剤、亜鉛華、ステアリン酸亜鉛、エステル系可塑剤等を
含有させることができる。
剤、亜鉛華、ステアリン酸亜鉛、エステル系可塑剤等を
含有させることができる。
而して５本発明のゴム組成物は、更に必要に応じて前記
カーボン等の他の添加物を添加混合し几後、１５０〜２
００℃で数分〜数十分間加熱処理することによシ、前記
ゴム及び前記短繊維をかできる。
カーボン等の他の添加物を添加混合し几後、１５０〜２
００℃で数分〜数十分間加熱処理することによシ、前記
ゴム及び前記短繊維をかできる。
一般にゴムの加硫は、硫黄又は過酸化物によって行なわ
れるが、上述した通、す、本発明のゴム組成物は、過酸
化物によシ加硫されるもので、その結果、ゴム同志が架
橋すると共にゴムと短繊維との間にも架橋反応が起こる
。しかし、硫黄を用いた場合はこの反応が起らず、逆に
短繊維そのものを劣化させる傾向がアシ、本発明の目的
を達成できない。
れるが、上述した通、す、本発明のゴム組成物は、過酸
化物によシ加硫されるもので、その結果、ゴム同志が架
橋すると共にゴムと短繊維との間にも架橋反応が起こる
。しかし、硫黄を用いた場合はこの反応が起らず、逆に
短繊維そのものを劣化させる傾向がアシ、本発明の目的
を達成できない。
本発明の短繊維含有ゴム組成物による過酸化物架橋物は
、上述の如く短繊維の末端（例えばフェノール系短繊維
の場合は水酸基］がゴムと架橋しているため、正規の架
橋点以外にも結合点が出来、短繊維とゴムとが一体的に
結合するため、その物性面において、モジュ２スＣ引張
応力）が増加し、伸びが減少し、圧縮による歪の復元力
が増加して圧縮永久歪性が著しく向上したものとなる。
、上述の如く短繊維の末端（例えばフェノール系短繊維
の場合は水酸基］がゴムと架橋しているため、正規の架
橋点以外にも結合点が出来、短繊維とゴムとが一体的に
結合するため、その物性面において、モジュ２スＣ引張
応力）が増加し、伸びが減少し、圧縮による歪の復元力
が増加して圧縮永久歪性が著しく向上したものとなる。
叙上の如く５本発明のゴム組成物によれば、ゴムの諸物
性が改良されて圧縮永久歪性が著しく向上している過酸
化物架橋ゴム製品を得ることができるから、本発明のゴ
ム組成物は、特にバッキング材、シール材等の成形材料
として用いて好適なものである。即ち１本発明のゴム組
成物よ、り造ったバッキング材は、ゴム中に含有させた
短繊維が過酸化物によってその末端がゴムと結合してい
るため、単に繊維をゴム中に混入させた従来品における
様に、摩耗、屈曲等の動的作動を受けても短繊維が毛羽
立ったｐ離脱する様なことはなく、ｆ、た、ゴムの伸び
率が減少しているため、圧縮永久歪性が向上しておシ圧
縮等の力を受けてもゴムの移動が制限され、使用時にお
ける所定位置からはみ出して破損する等の惧れがなく、
従って、バッキングされる部分においてあらかじめバッ
キング材の厚さを設定しておくことができる等、従来の
バッキング材に比して著しく優れたものでおる。
性が改良されて圧縮永久歪性が著しく向上している過酸
化物架橋ゴム製品を得ることができるから、本発明のゴ
ム組成物は、特にバッキング材、シール材等の成形材料
として用いて好適なものである。即ち１本発明のゴム組
成物よ、り造ったバッキング材は、ゴム中に含有させた
短繊維が過酸化物によってその末端がゴムと結合してい
るため、単に繊維をゴム中に混入させた従来品における
様に、摩耗、屈曲等の動的作動を受けても短繊維が毛羽
立ったｐ離脱する様なことはなく、ｆ、た、ゴムの伸び
率が減少しているため、圧縮永久歪性が向上しておシ圧
縮等の力を受けてもゴムの移動が制限され、使用時にお
ける所定位置からはみ出して破損する等の惧れがなく、
従って、バッキングされる部分においてあらかじめバッ
キング材の厚さを設定しておくことができる等、従来の
バッキング材に比して著しく優れたものでおる。
次に実施例によｐ本発明の詳細な説明する。
実施例
下記の第１表に示す配合物を混合し、これらを１７０℃
で１０分間加熱処理して過酸化物架橋の架橋ゴムを′得
た。得られた架橋ゴムの諸物性を第２表に示す０物性試
験はＪ工５Ｋ−６１０１−１９７５によシ行なった。
で１０分間加熱処理して過酸化物架橋の架橋ゴムを′得
た。得られた架橋ゴムの諸物性を第２表に示す０物性試
験はＪ工５Ｋ−６１０１−１９７５によシ行なった。
第１表
第２表
上記第２表に示す結果から１本発明のゴム組成物から得
られた架橋ゴム（実施例１及び２）は、短繊維を含有し
ていないゴム組成物から得られた架橋ゴム（比較例）に
比して圧縮永久歪性が著しく向上していることが判る。
られた架橋ゴム（実施例１及び２）は、短繊維を含有し
ていないゴム組成物から得られた架橋ゴム（比較例）に
比して圧縮永久歪性が著しく向上していることが判る。
特許出願人 藤倉ゴム工業株式会社
Claims (6)
- （１） 過酸化物架橋可能なゴムに、末端に、−ゴム
との反応基を有する短繊維、及び過酸化物を含有させて
なる、短繊維含有ゴム組成物。 - （２）上記短繊維がフェノールホルムアルデヒド樹脂等
の７エノール系短繊維、又はインシアネート処理をした
ポリアミド短繊維である特許請求の範囲第（１）項記載
の短繊維含有ゴム組成物。 - （３）上記短繊維が、太さ２〜５０μ、及び長さ０．５
〜１００朋の大きさである特許請求の範囲第（１）項記
載の短繊維含有ゴム組成物。 - （４）上記短繊維の含有量が上記ゴム１００重量部に対
して２０〜７０重量部である特許請求の範囲第（１）項
記載の短繊維含有ゴム組成物。 - （５） 上記ゴムがニトリルゴム、エチレンプａピレ
ンゴム、ヒドリンゴム又はスチレンブタジェンゴムであ
る特許請求の範囲第（１）項記載の短繊維含有ゴム組成
物。 - （６） 上記過酸化物がジクミルパーオキサイド、２
．５−ジメチル−２，５−ジヘキサン、ジ−ｔ−ブチル
パーオキシ−３，３，５−トリメチルシクロヘキサン、
２，５−ジメチル−２，トジヘキサン又はα、α′−ビ
スジイソプロピルベンゼンである特許請求の範囲第（１
）項記載の短繊維含有ゴム組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11271182A JPS594636A (ja) | 1982-06-30 | 1982-06-30 | 短繊維含有ゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11271182A JPS594636A (ja) | 1982-06-30 | 1982-06-30 | 短繊維含有ゴム組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS594636A true JPS594636A (ja) | 1984-01-11 |
Family
ID=14593585
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11271182A Pending JPS594636A (ja) | 1982-06-30 | 1982-06-30 | 短繊維含有ゴム組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS594636A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63179945A (ja) * | 1987-01-21 | 1988-07-23 | Ube Ind Ltd | 強化ゴム組成物及びその製造方法 |
| JP2007199082A (ja) * | 2000-06-27 | 2007-08-09 | Agere Systems Guardian Corp | 集積回路の試験方法 |
-
1982
- 1982-06-30 JP JP11271182A patent/JPS594636A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63179945A (ja) * | 1987-01-21 | 1988-07-23 | Ube Ind Ltd | 強化ゴム組成物及びその製造方法 |
| JPH0588860B2 (ja) * | 1987-01-21 | 1993-12-24 | Ube Industries | |
| JP2007199082A (ja) * | 2000-06-27 | 2007-08-09 | Agere Systems Guardian Corp | 集積回路の試験方法 |
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