JPS5945Y2 - 園芸用畝シ−ト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 従来、園芸用作物の畝シートは畝の中央部に噴水口を数
個設けた配水管を設け、シートを上部しているため噴水
口からの散水はシートによって押圧され拡散が狭く、か
つ、土中浸透が限定された広さとなり、また、畝の眉の
部分は全く散水を受けず土壊中の水分を上浸出する循環
方式によらなけばならず水分が不足しかつ、半乾になり
易く園芸作物が未生育となるとともに不均一な状態を招
くことが多く、また、追肥においてはシートを除し、施
さなければならない欠点があった。

この考案は上記の欠点を簡単に取り除いたものである。

この考案を図によって説明すると、先づ、第１図に示す
如く長尺塩化ビニールシート１および１′とを第２図の
如く、短尺部を約５ｃｍ程度相積重させる、つぎに、相
積重させた表面側の長尺塩化ビニルシート１′の端部を
湾曲形に巻折させてフロート２を住設する、（第２図参
照）この場合、長尺塩化ビニールシート１は平坦面であ
る、つぎにフロート２の下側に、長尺方向に沿うて約１
５ｃｍの間隔で、積重部分を短尺の方向に暗線３の如く
接着し筒状部４を連接して形成させる。

さらに、長尺塩化ビニールシート１′のフロート２作設
側と対称側の平坦上面に長尺塩化ビニールシート１″の
短尺端部に住設したフロート２′側の背面部を第２図に
示す如く、積重させ、さらに、フロート２′の下側に、
長尺方向に沿うて約１５ｃｍの間隔で積重部分を短尺の
方向に暗線３の如く接着し筒状部４を連接して形成させ
る、このように以下順次に長尺塩化ビニールシートを相
積重させ、前述同様フロートを住設し、同時に筒状部４
を形成させた構造を有するものである。

つぎに、本考案の使用法を説明すると、第４図に示す如
く畝Ｂの山頂より左右に本考案品を先づ土壊上に被蔽さ
せる、山頂中央には配水管５を配管する、つぎに配水管
５を通水すると噴水口より散水され、散水滴は長尺塩化
ビニールシー） １．１’、１”および１′″とそれぞ
れの上部に流出し、長尺塩化ビニールシー） １．１’
、１”および１″′表面を流水することにより、フロー
） ２．２’、２”はそれぞれ流水を堰止めし筒状部４
の筒口から筒中を通水することとなり流水は筒中を拡散
し均等に流水する、このように畝Ｂの状態によって本考
案を使用すれば畝Ｂ内の土壊に万遍なく浸水することが
でき、従って土環内に水分を均等化し、かつ、畝Ｂ内の
土壊保温にも役立ち園芸作物の生育は培養され早生とな
り、また、肥料の散布も水分と混合させることによって
、シートをめくることなく簡単に施すことができる顕著
な効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この考案の実施例を示す切欠した平面図であ
り、第２図は第１図のＡ−Ａ拡大断面図、第３図は斜視
図で、第４図はこの考案を施した鉄Ｂ上の実施態を示し
た断面図である。 １．１’、１”、１“′・・・・・・長尺塩化ビニール
シートＮ２＋２’１２″・・・・・・フロート、３・・
・・・・腸線、４・・・・・・筒状部、５・・・・・・
配水管、Ｂ・・・・・・畝。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 長尺塩化ビニールシート１および１′の、それぞれ短尺
   の一端を約５ｃｍ程度相積重させ、該積重させた表面側
   の長尺塩化ビニールシート１′の端部を巻折させてフロ
   ート２を住設し、ついで、フロート２の下側に、長尺方
   向に沿うて約１５ ｃｍの間隔で積重部分を短尺の方向
   に暗線３にて接着し筒状部４を形成する、さらに、長尺
   塩化ビニールシート１′のフロート２作設側と対称側の
   平面一端と長尺塩化ビニールシート１″の短尺側端部と
   を約５ｃｍ程度相積重させるとともに、前述同様のフロ
   ート２′を住設し、下側に暗線３にて約１５ｃｍ程度の
   間隙で接着し、筒状部４を形成させる、このように逐次
   、フロートを住設し、同時に筒状部をも有する長尺塩化
   ビニールシートを相積重させることよりなる園芸用畝シ
   ート。