JPS594522B2 - 消音装置 - Google Patents
消音装置Info
- Publication number
- JPS594522B2 JPS594522B2 JP7802978A JP7802978A JPS594522B2 JP S594522 B2 JPS594522 B2 JP S594522B2 JP 7802978 A JP7802978 A JP 7802978A JP 7802978 A JP7802978 A JP 7802978A JP S594522 B2 JPS594522 B2 JP S594522B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resonance
- chamber
- exhaust pipe
- expansion chamber
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Exhaust Silencers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、エンジン爆発周波数およびこれを基調とする
2次、3次の周波数を有するいわゆる低周波脈動音(一
般に4サイクル4気筒エンジンにおいては90Hz、
180Hz程度の音)を低減させる装置に関するもので
ある。
2次、3次の周波数を有するいわゆる低周波脈動音(一
般に4サイクル4気筒エンジンにおいては90Hz、
180Hz程度の音)を低減させる装置に関するもので
ある。
従来この種の消音装置として、第1図に図示のものがあ
った。
った。
図示されないエンジンに直結された排気管aは第1拡張
室す内に開口され、排気管aの延長側に隣接して配設さ
れた共鳴室Cと第1拡張室すとはその延長線上に位置し
て一定の長さの排気共鳴室dで連通され、共鳴室Cと反
対側の第2拡張室eに連通管fを介して第1拡張室すは
連通され、第2拡張室eは排気出口管gを介して大気中
に連通されている。
室す内に開口され、排気管aの延長側に隣接して配設さ
れた共鳴室Cと第1拡張室すとはその延長線上に位置し
て一定の長さの排気共鳴室dで連通され、共鳴室Cと反
対側の第2拡張室eに連通管fを介して第1拡張室すは
連通され、第2拡張室eは排気出口管gを介して大気中
に連通されている。
このように構成された従来のへルムホルツ共鳴器による
消音装置の共鳴周波数fは ただし、V;共鳴室Cの有効容積 S;共鳴管dの断面積 C;音速 ls;音響的有効長さく−l+0.8d)d;共鳴管d
の内径 となり、この共鳴周波数fの音が減音されるようになっ
ている。
消音装置の共鳴周波数fは ただし、V;共鳴室Cの有効容積 S;共鳴管dの断面積 C;音速 ls;音響的有効長さく−l+0.8d)d;共鳴管d
の内径 となり、この共鳴周波数fの音が減音されるようになっ
ている。
しかしながらこのような消音装置では、この共鳴周波数
fの音のみ減音し、他の周波数の音を充分に減音できな
いため、第2図に図示のように第1拡張室すと第2拡張
室eとの間に第2共鳴室りを介装し、同両拡張室す、e
を連通する連通管iに小孔jを多数設け、第1拡張室す
と第1共鳴室Cとを小孔にで連通したものがあったが、
この第2共鳴システムにおける共鳴管に相当する小孔j
の音響的有効長さが著しく短かいため、この共鳴周波数
が犬となり、周波数が比較的小さな音響レベルの高い低
周波脈動を減音することができず、しかも機関出力の損
失エネルギーの減少を図るため設けられた小孔kにより
第1拡張室すと第1共鳴室eとが連通してしまい、第1
共鳴システムの消音効果も大巾に低下する欠点があった
。
fの音のみ減音し、他の周波数の音を充分に減音できな
いため、第2図に図示のように第1拡張室すと第2拡張
室eとの間に第2共鳴室りを介装し、同両拡張室す、e
を連通する連通管iに小孔jを多数設け、第1拡張室す
と第1共鳴室Cとを小孔にで連通したものがあったが、
この第2共鳴システムにおける共鳴管に相当する小孔j
の音響的有効長さが著しく短かいため、この共鳴周波数
が犬となり、周波数が比較的小さな音響レベルの高い低
周波脈動を減音することができず、しかも機関出力の損
失エネルギーの減少を図るため設けられた小孔kにより
第1拡張室すと第1共鳴室eとが連通してしまい、第1
共鳴システムの消音効果も大巾に低下する欠点があった
。
また第3図に図示するように第1拡張室すと第1共鳴室
Cとの間に第2共鳴室mを介装し、第1拡張室すと第2
共鳴室mとを排気管aより離れた箇所で第2共鳴管nで
連通した消音装置や、第4図に図示するように第1拡張
室すと反対側に位置し第2拡張室eに隣接して第2共鳴
室pを配設し、同共鳴室pと第2拡張室eとを第2共鳴
管qで連通した消音装置も従来から存在したが、このよ
うな消音装置においては、第2共鳴管rl+qが排気管
aより離れて、音圧エネルギーを有する排ガスの流れを
受けず、これら第2共鳴システムの減圧効果が著しく劣
っていた。
Cとの間に第2共鳴室mを介装し、第1拡張室すと第2
共鳴室mとを排気管aより離れた箇所で第2共鳴管nで
連通した消音装置や、第4図に図示するように第1拡張
室すと反対側に位置し第2拡張室eに隣接して第2共鳴
室pを配設し、同共鳴室pと第2拡張室eとを第2共鳴
管qで連通した消音装置も従来から存在したが、このよ
うな消音装置においては、第2共鳴管rl+qが排気管
aより離れて、音圧エネルギーを有する排ガスの流れを
受けず、これら第2共鳴システムの減圧効果が著しく劣
っていた。
本発明はこのような欠点を除去した消音装置の11i&
に係り、エンジンに接続された排気管の管端がその内部
で開口するように設けられた拡張室と、前記排気管の延
長側に順次配設された第1、第2共鳴室と、前記排気管
の延長線上に略位置し該排気管の管端から所定の間隙を
存して前記拡張室に開口され前記第1.第2共鳴室にそ
れぞれ連通する第1、第2共鳴管とよりなることを特徴
とするもので、その目的とする処は、2種類以上の低周
波脈動音を充分に減音できる構造の頗る簡単な消音装置
を供する点にある。
に係り、エンジンに接続された排気管の管端がその内部
で開口するように設けられた拡張室と、前記排気管の延
長側に順次配設された第1、第2共鳴室と、前記排気管
の延長線上に略位置し該排気管の管端から所定の間隙を
存して前記拡張室に開口され前記第1.第2共鳴室にそ
れぞれ連通する第1、第2共鳴管とよりなることを特徴
とするもので、その目的とする処は、2種類以上の低周
波脈動音を充分に減音できる構造の頗る簡単な消音装置
を供する点にある。
本発明は前記したように、エンジンに接続された排気管
の管端がその内部に開口するように拡張室を設け、前記
排気管の延長側に第1、第2共鳴室を順次配設し、前記
排気管の延長線上に略位置し該排気管の管端から所定の
間隙を存して前記拡張室に開口された第1、第2共鳴管
を前記第1、第2共鳴室にそれぞれ連通させた5め、前
記第1、第2共鳴室の有効容積、第11第2共鳴管の断
面積および音響的有効長さを適当な値に設定することに
より、2種類以上の低周波脈動音を減音させることがで
きる。
の管端がその内部に開口するように拡張室を設け、前記
排気管の延長側に第1、第2共鳴室を順次配設し、前記
排気管の延長線上に略位置し該排気管の管端から所定の
間隙を存して前記拡張室に開口された第1、第2共鳴管
を前記第1、第2共鳴室にそれぞれ連通させた5め、前
記第1、第2共鳴室の有効容積、第11第2共鳴管の断
面積および音響的有効長さを適当な値に設定することに
より、2種類以上の低周波脈動音を減音させることがで
きる。
また本発明においては、前記第1、第2共鳴室にそれぞ
れ連通ずる第1、第2共鳴管は前記排気管の管端に所定
の間隙を存し相対して開口されているため、音圧エネル
ギーの大きな排ガス流れを前記第1、第2共鳴システム
が受け、減音効果が大巾向上される。
れ連通ずる第1、第2共鳴管は前記排気管の管端に所定
の間隙を存し相対して開口されているため、音圧エネル
ギーの大きな排ガス流れを前記第1、第2共鳴システム
が受け、減音効果が大巾向上される。
以下本発明を第5図に図示の実施例について説明すると
、1は消音装置本体で、その長手方向に亘って、左から
第2、第1拡張室3,2、第1、第2共鳴室4,5に仕
切られ、第2拡張室3を貫通して第1拡張室2内に開口
するように排気管6が設けられ、同排気管6は図示され
ないエンジンに直結されている。
、1は消音装置本体で、その長手方向に亘って、左から
第2、第1拡張室3,2、第1、第2共鳴室4,5に仕
切られ、第2拡張室3を貫通して第1拡張室2内に開口
するように排気管6が設けられ、同排気管6は図示され
ないエンジンに直結されている。
また前記第1共鳴室4に連通ずる第1共鳴管7は、前記
排気管6の延長線上に略位置し該排気管6の管端から所
定の間隙を存して前記第1拡張室2に開口され、同第1
共鳴管7内において同心状に配設された第2共鳴管8は
第1共鳴管7よりさらに延長されて第2共鳴室5に連通
されている。
排気管6の延長線上に略位置し該排気管6の管端から所
定の間隙を存して前記第1拡張室2に開口され、同第1
共鳴管7内において同心状に配設された第2共鳴管8は
第1共鳴管7よりさらに延長されて第2共鳴室5に連通
されている。
さらに第1、第2共鳴室4,5は20%程度の小孔9で
相互に連通され、第1、第2拡張室2゜3は排気導入管
10で相互に連通され、第2拡張室3は排気出口管11
で大気と連通されている。
相互に連通され、第1、第2拡張室2゜3は排気導入管
10で相互に連通され、第2拡張室3は排気出口管11
で大気と連通されている。
しかして第1、第2共鳴室4,5の有効容積はVl、
V、、、第1、第2共鳴管7,8の長さはll。
V、、、第1、第2共鳴管7,8の長さはll。
12、その断面積はS3.S2、その内径はd3.d2
、その音響的有効長さはlSl 、152にそれぞれ設
定すれ、Sl 、ctl、z31 p lS2はそれぞ
れ51−83−82.d1=2A、18、−11+0.
8d1゜l、2=12+0,8d2と定義される。
、その音響的有効長さはlSl 、152にそれぞれ設
定すれ、Sl 、ctl、z31 p lS2はそれぞ
れ51−83−82.d1=2A、18、−11+0.
8d1゜l、2=12+0,8d2と定義される。
第5図に図示の実施例は前記したように構成されている
ので、図示されないエンジンから排出される排気ガスは
矢印のように排気管6から第1拡張室2に入るが、その
時、排気管6より消音装置に進入する音圧エネルギーは
、第1、第2共鳴室4.5で下記に示された周波数f1
.f2に関して直接器められる。
ので、図示されないエンジンから排出される排気ガスは
矢印のように排気管6から第1拡張室2に入るが、その
時、排気管6より消音装置に進入する音圧エネルギーは
、第1、第2共鳴室4.5で下記に示された周波数f1
.f2に関して直接器められる。
この場合、第1、第2共鳴室4,5は小孔9により相互
に連通しているため、第1、第2共鳴室4.5内を排気
ガスが成る程度流れ、第6図に図示されるように、小孔
が設けられていない状態の点線で示されている音圧レベ
ルに比べて、実線で示されるように音圧レベルがエンジ
ンのどの回転速度でも低下し、両共鳴室4,5、特に第
2共鳴室5の減音効果が著しく向上する。
に連通しているため、第1、第2共鳴室4.5内を排気
ガスが成る程度流れ、第6図に図示されるように、小孔
が設けられていない状態の点線で示されている音圧レベ
ルに比べて、実線で示されるように音圧レベルがエンジ
ンのどの回転速度でも低下し、両共鳴室4,5、特に第
2共鳴室5の減音効果が著しく向上する。
さらに排気ガスは第1、第2拡張室2,3で膨張し、音
波は減衰されて排気出口管11より外部へ排出される。
波は減衰されて排気出口管11より外部へ排出される。
このように第5図に図示の実施例によれば、消音効果が
極めて優れている。
極めて優れている。
また第7図に図示するように第1、第2共鳴室4.5を
小孔9で連通ずる代りに、小管12で連通してもよく、
このような実施例でも、第5図に図示の実施例と同様な
作用効果を奏しうる。
小孔9で連通ずる代りに、小管12で連通してもよく、
このような実施例でも、第5図に図示の実施例と同様な
作用効果を奏しうる。
第5図および第7図に図示の実施例では、円筒状の第1
、第2共鳴管7,8を同心状に配設したが、管13を長
手方向に指向した板で区分し、第1、第2共鳴室4,5
にそれぞれ連通する半筒状の第1、第2共鳴管14,1
5を形成してもよく、このような実施例でも、前記実施
例と同様な作用効果を奏しうる。
、第2共鳴管7,8を同心状に配設したが、管13を長
手方向に指向した板で区分し、第1、第2共鳴室4,5
にそれぞれ連通する半筒状の第1、第2共鳴管14,1
5を形成してもよく、このような実施例でも、前記実施
例と同様な作用効果を奏しうる。
以上本発明を実施例について説明したが、勿論本発明は
このような実施例にだけ局限されるものではなく、本発
明の精神を逸脱しない範囲内で種種の設計の改変を施し
うるものである。
このような実施例にだけ局限されるものではなく、本発
明の精神を逸脱しない範囲内で種種の設計の改変を施し
うるものである。
第1図ないし第4図はそれぞれ従来の消音装置の縦断面
図、第5図は本発明に係る消音装置の縦断面図、第6図
はその消音効果を図示した特性図、第7図は他の実施例
の縦断面図、第8図さらに他の実施例の要部斜面図であ
る。 1・・・・・・本体、2,3・・・・・・第1、第2拡
張室、4゜5・・・・・・第1、第2共鳴室、6・・・
・・・排気管、7,8・・・・・・第1、第2共鳴管、
9・・・・・・小孔、10・・・・・・排気導入管、1
1・・・・・・排気出口管、12・・・・・・小管、1
3・・・・・・管、14,15・・・・・・第1、第2
共鳴管。
図、第5図は本発明に係る消音装置の縦断面図、第6図
はその消音効果を図示した特性図、第7図は他の実施例
の縦断面図、第8図さらに他の実施例の要部斜面図であ
る。 1・・・・・・本体、2,3・・・・・・第1、第2拡
張室、4゜5・・・・・・第1、第2共鳴室、6・・・
・・・排気管、7,8・・・・・・第1、第2共鳴管、
9・・・・・・小孔、10・・・・・・排気導入管、1
1・・・・・・排気出口管、12・・・・・・小管、1
3・・・・・・管、14,15・・・・・・第1、第2
共鳴管。
Claims (1)
- 1 エンジンに接続された排気管の管端がその内部で開
口するように設けられた拡張室と、前記排気管の延長側
に順次配設された第1、第2共鳴室と、前記排気管の延
長線上に略位置し該排気管の管端から所定の間隙を存し
て前記拡張室に開口され前記第1、第2共鳴室にそれぞ
れ連通ずる第1、第2共鳴管とよりなることを特徴とす
る消音装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7802978A JPS594522B2 (ja) | 1978-06-29 | 1978-06-29 | 消音装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7802978A JPS594522B2 (ja) | 1978-06-29 | 1978-06-29 | 消音装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS557905A JPS557905A (en) | 1980-01-21 |
JPS594522B2 true JPS594522B2 (ja) | 1984-01-30 |
Family
ID=13650374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7802978A Expired JPS594522B2 (ja) | 1978-06-29 | 1978-06-29 | 消音装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS594522B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5835611U (ja) * | 1981-08-31 | 1983-03-08 | トヨタ自動車株式会社 | 消音器 |
KR20130073710A (ko) * | 2011-12-23 | 2013-07-03 | 삼성전자주식회사 | 연료 전지 시스템의 소음을 저감하기 위한 소음기 |
-
1978
- 1978-06-29 JP JP7802978A patent/JPS594522B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS557905A (en) | 1980-01-21 |
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