JPS5944821B2 - Fm受信機 - Google Patents
Fm受信機Info
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- JPS5944821B2 JPS5944821B2 JP2523278A JP2523278A JPS5944821B2 JP S5944821 B2 JPS5944821 B2 JP S5944821B2 JP 2523278 A JP2523278 A JP 2523278A JP 2523278 A JP2523278 A JP 2523278A JP S5944821 B2 JPS5944821 B2 JP S5944821B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- output
- receiver
- demodulator
- oscillator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
- Superheterodyne Receivers (AREA)
- Noise Elimination (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は常に歪最小の状態で受信できるように制御され
たFM受信機に関する。
たFM受信機に関する。
従来からFM受信機において歪の発生原因となる個所は
中間周波バンドパスフィルタおよび復調器であることが
知られており、これら中間周波バンドパスフィルタおよ
び復調器のために定常においても歪が発生し、またFM
受信機の周囲温度の変化により歪に変化が生ずる。
中間周波バンドパスフィルタおよび復調器であることが
知られており、これら中間周波バンドパスフィルタおよ
び復調器のために定常においても歪が発生し、またFM
受信機の周囲温度の変化により歪に変化が生ずる。
そこで受信周波数が変化しないように種々のロック機構
を設けたFM受信機により前記の歪を抑制する方法が使
用されている。
を設けたFM受信機により前記の歪を抑制する方法が使
用されている。
しかし従来の方法によるときは不充分で、常に歪が最小
の状態で受信することは出来ない欠点があつた。
の状態で受信することは出来ない欠点があつた。
本発明は上記にかんがみなされたもので、上記の欠点を
解消し、歪そのものを検出して常に歪が最小の状態で受
信できるFM受信機を提供することを目的とする。
解消し、歪そのものを検出して常に歪が最小の状態で受
信できるFM受信機を提供することを目的とする。
本発明はFM受信機において、所定の変調周波数で前記
FM受信機の中間周波信号を周波数変調する手段と、前
記変調周波数で周波数変調された中間周波信号を復調す
る手段と、前記復調手段よりの復調出力を前記変調周波
数の2倍の周波数で同期検波する手段と、前記同期検波
後の検波出力で前記FM受信機の局部発振器の発振周波
数を制御する手段とを備えたことを特徴とするもので、
同調難訓時に依存する中間周波バンドパスフィルタの振
幅特性または位相特性による歪を最小の状態に制御して
、常に歪が最小の状態で受信できるものである。
FM受信機の中間周波信号を周波数変調する手段と、前
記変調周波数で周波数変調された中間周波信号を復調す
る手段と、前記復調手段よりの復調出力を前記変調周波
数の2倍の周波数で同期検波する手段と、前記同期検波
後の検波出力で前記FM受信機の局部発振器の発振周波
数を制御する手段とを備えたことを特徴とするもので、
同調難訓時に依存する中間周波バンドパスフィルタの振
幅特性または位相特性による歪を最小の状態に制御して
、常に歪が最小の状態で受信できるものである。
以下、本発明を実施例により説明する。
第1図は本発明の第1の実施例のFM受信機のブロック
図である。
図である。
第1図において1はアンテナを、2は高周波増幅器を、
3は混合器を、4は電圧制御発振器からなる局部発振器
を、5は中間周波バンドパスフィルタを、6は中間周波
増幅器を、7は復調器を、8は低周波増幅器を、9はス
ピーカを、それぞれ示しFM受信機を構成するように接
続し、混合器3と中間周波バンドパスフイルタ5との間
にFM変調器10を接続する。11はFM変調器10へ
変調信号を出力する変調周波数発振器であり、中間周波
数を変調周波数発振器11の出力角周波数pで変調する
ように構成する。
3は混合器を、4は電圧制御発振器からなる局部発振器
を、5は中間周波バンドパスフィルタを、6は中間周波
増幅器を、7は復調器を、8は低周波増幅器を、9はス
ピーカを、それぞれ示しFM受信機を構成するように接
続し、混合器3と中間周波バンドパスフイルタ5との間
にFM変調器10を接続する。11はFM変調器10へ
変調信号を出力する変調周波数発振器であり、中間周波
数を変調周波数発振器11の出力角周波数pで変調する
ように構成する。
変調角周波数pはFM受信信号に影響を与えない角周波
数に選択する。一方、変調周波数発振器11の出力は遅
延回路12に入力し、遅延回路12の出力は2逓倍器1
3に入力し、2逓倍器13の出力はローパスフイルタ1
5とともに同期検波器を構成する乗算器14の一方の入
力とし、乗算器14の他方の入力は復調器7の出力とし
、乗算器14の出力は乗算器14とともに同期検波器を
構成するローパスフイルタ15に入力し、ローパスフイ
ルタ15の出力は増幅器16に入力して、増幅器16の
出力を局部発振器4の出力周波数調節用入力端子に印加
する。
数に選択する。一方、変調周波数発振器11の出力は遅
延回路12に入力し、遅延回路12の出力は2逓倍器1
3に入力し、2逓倍器13の出力はローパスフイルタ1
5とともに同期検波器を構成する乗算器14の一方の入
力とし、乗算器14の他方の入力は復調器7の出力とし
、乗算器14の出力は乗算器14とともに同期検波器を
構成するローパスフイルタ15に入力し、ローパスフイ
ルタ15の出力は増幅器16に入力して、増幅器16の
出力を局部発振器4の出力周波数調節用入力端子に印加
する。
以上の如く構成したFM受信機において高周波増幅器2
の出力をS1−COSω,tとし、局部発振器4の出力
をS2−COSω2tとし、高周波増幅器2の出力S,
、局部発振器4の出力S2が混合器3に印加されると、
混合器3の出力S3には(ω1−ω2)と(ω1+ω2
)の両周波数成分の出力が現われるが、今(ω1−ω2
)成分のみをとるとS3=COS(!)。
の出力をS1−COSω,tとし、局部発振器4の出力
をS2−COSω2tとし、高周波増幅器2の出力S,
、局部発振器4の出力S2が混合器3に印加されると、
混合器3の出力S3には(ω1−ω2)と(ω1+ω2
)の両周波数成分の出力が現われるが、今(ω1−ω2
)成分のみをとるとS3=COS(!)。
0tとなる。
ただしω。。=ω1−ω2である。混合器3の出力S3
は変調周波数発振器11の出力S4=COsptにて周
波数変調されてFM変調器10の出力S5はS5=CO
S(ω00t+缶Sinpt)のFM波となる。
は変調周波数発振器11の出力S4=COsptにて周
波数変調されてFM変調器10の出力S5はS5=CO
S(ω00t+缶Sinpt)のFM波となる。
pこのFM変調器10の出力S5が中間周波バンドパス
フイルタ5を通過した後の出力FM波は、一般にその位
相分に歪を生じ、この歪を生じたFM波を復調器7にて
復調した出力は、第2高調波にのみ注目すればΔωCO
sptなる基本波に対しての歪成分を生ずることが知ら
れている。
フイルタ5を通過した後の出力FM波は、一般にその位
相分に歪を生じ、この歪を生じたFM波を復調器7にて
復調した出力は、第2高調波にのみ注目すればΔωCO
sptなる基本波に対しての歪成分を生ずることが知ら
れている。
ここでp;変調角周波数
α3;中間周波バンドパスフイルタ5の振幅特性の第3
次微係数 β2;中間周波バンドパスフイルタ5の位相特性の第2
次微係数 Δω;角周波数偏位 である。
次微係数 β2;中間周波バンドパスフイルタ5の位相特性の第2
次微係数 Δω;角周波数偏位 である。
従つて、復調器7の出力S6は
となる。
いま、振幅特性の歪Dα=k1α3P2Δω2c0s2
ptと位相特性の歪分Dβ=K2β2PΔω2sin2
ptが、Dα〉〉Dβである場合について説明する。
ptと位相特性の歪分Dβ=K2β2PΔω2sin2
ptが、Dα〉〉Dβである場合について説明する。
この場合の前記復調器7の出力S6はS6′とな.り、
出力S6′はとなる。
出力S6′はとなる。
この出力S6′が乗算器14の他方の入力となる。
また、乗算器14の一方の入力S7は変調周波数発振器
11の出力S4を遅延回路12を通さずに直接2逓倍器
13に入力すれば、2逓倍器13の出力S72はS7′
=COs2Ptとなる。従つて乗算器14の出力S8′
はとなり、ローパスフイルタ15の出力SJは乙 ″
一”となる。
11の出力S4を遅延回路12を通さずに直接2逓倍器
13に入力すれば、2逓倍器13の出力S72はS7′
=COs2Ptとなる。従つて乗算器14の出力S8′
はとなり、ローパスフイルタ15の出力SJは乙 ″
一”となる。
一方、中間周波バンドパスフイルタ5の振幅特性の第3
次微係数α3は通常、中間周波バンドパスフイルタ5の
中心角周波数をω。
次微係数α3は通常、中間周波バンドパスフイルタ5の
中心角周波数をω。
とし、横軸に中心角周波数ω。からの離調角周波数をと
つて示せば、第2図に示す如く変化する。従つて中心角
周波数ω。付近において中間周波バンドパスフイルタ5
の振幅特性の第3次微係数α3はα3=−KO(ω−ω
o)で近似することができる。
つて示せば、第2図に示す如く変化する。従つて中心角
周波数ω。付近において中間周波バンドパスフイルタ5
の振幅特性の第3次微係数α3はα3=−KO(ω−ω
o)で近似することができる。
ここでK。は定数である。そこでローパスフイルタ15
の出力S,′は乙となり、ローパスフイルタ15の出力
S9′は動作角周波数ωがω一ωoのとき零、ω〉ωo
のときは負、ωくω。
の出力S,′は乙となり、ローパスフイルタ15の出力
S9′は動作角周波数ωがω一ωoのとき零、ω〉ωo
のときは負、ωくω。
のときは正となり、動作角周波数ωにより中心角周波数
ω。を中心とし正負に変化する直流電圧である。従つて
、このローパスフイルタ15の出力S9′は増幅器16
により増幅され局部発振器4の出力周波数調節用入力端
子に印加されて、ローパスフイルタ15の出力S,″に
より、混合器3の出力S3の角周波数ω。
ω。を中心とし正負に変化する直流電圧である。従つて
、このローパスフイルタ15の出力S9′は増幅器16
により増幅され局部発振器4の出力周波数調節用入力端
子に印加されて、ローパスフイルタ15の出力S,″に
より、混合器3の出力S3の角周波数ω。
oを常に中間周波バンドパスフイルタ5の中心角周波数
ω。に近ずけるように制御作用をして、FM受信機を常
に振幅特性の歪分Dαを最小の状態において動作させる
ことができる。尚、以上の説明において変調周波数発振
器11の出力S4を、遅延回路12を通さずに直接、2
逓倍器13に入力して説明したが、FM変調器10の出
力S5は中間周波バンドパスフイルタ5などを通過する
ために、復調器7の出力S6′は変調周波数発振器11
の出力S4より遅延するため、この遅延時間と同一の遅
延時間を遅延回路12で与えて変調周波数発振器11の
出力S4と、復調器7の出力S6′とが乗算器14の入
力端子においてその位相が合致するようにする。かくす
ることにより上記の説明の結果が得られることになる。
つぎに振幅特性の歪分Dαくく位相特性の歪分Dβ、の
関係にある場合について説明する。この場合の復調器7
の出力S6″はS6″=ΔωCOSPt−K2β2PΔ
ω2sin2ptとなり、この出力S6″が乗算器14
の他方の入力となる。
ω。に近ずけるように制御作用をして、FM受信機を常
に振幅特性の歪分Dαを最小の状態において動作させる
ことができる。尚、以上の説明において変調周波数発振
器11の出力S4を、遅延回路12を通さずに直接、2
逓倍器13に入力して説明したが、FM変調器10の出
力S5は中間周波バンドパスフイルタ5などを通過する
ために、復調器7の出力S6′は変調周波数発振器11
の出力S4より遅延するため、この遅延時間と同一の遅
延時間を遅延回路12で与えて変調周波数発振器11の
出力S4と、復調器7の出力S6′とが乗算器14の入
力端子においてその位相が合致するようにする。かくす
ることにより上記の説明の結果が得られることになる。
つぎに振幅特性の歪分Dαくく位相特性の歪分Dβ、の
関係にある場合について説明する。この場合の復調器7
の出力S6″はS6″=ΔωCOSPt−K2β2PΔ
ω2sin2ptとなり、この出力S6″が乗算器14
の他方の入力となる。
また、乗算器14の一方の入力は変調周波数発振器11
の出力S4を遅延回路12により牙ラジアン遅くらせて
2逓倍器13に入力し、2逓倍器13の出力をSfとす
れば2逓倍器13の出力S7″は法乙 となる。
の出力S4を遅延回路12により牙ラジアン遅くらせて
2逓倍器13に入力し、2逓倍器13の出力をSfとす
れば2逓倍器13の出力S7″は法乙 となる。
従つて乗算器14の出力S8″はS8″=S6″×S7
″となり、ローパスフイルタ15の出力S9″はとなる
。
″となり、ローパスフイルタ15の出力S9″はとなる
。
一方、中間周波バンドパスフイルタ5の位相特性の第2
次微係数β2は通常、中間周波バンドパスフイルタ5の
中心角周波数を6。
次微係数β2は通常、中間周波バンドパスフイルタ5の
中心角周波数を6。
とし、横軸に中心角周波数ω。からの離調角周波数をと
つて示せば、第3図に示す如く変化する。従つて中心角
周波数ω。付近において中間周波バンドパスフイルタ5
の位相特性の第2次微係数β2はβ2−KO′(ω−ω
o)で近似することができる。
つて示せば、第3図に示す如く変化する。従つて中心角
周波数ω。付近において中間周波バンドパスフイルタ5
の位相特性の第2次微係数β2はβ2−KO′(ω−ω
o)で近似することができる。
ここでk♂は定数である。そこでローパスフイルタ15
の出力Slは乙 となり、ローパスフイルタ15の出力S,〃は前出の出
力S,″と同様にその極性は異なるが、動作角周波数ω
により中心角周波数ω。
の出力Slは乙 となり、ローパスフイルタ15の出力S,〃は前出の出
力S,″と同様にその極性は異なるが、動作角周波数ω
により中心角周波数ω。
を中心として正負に変化する直流電圧である。従つて、
このローパスフイルタ15の出力S9″は増幅器16に
より増幅され局部発振器4の出力周波数調節用入力端子
に印加されて、ローパスフイルタ15の出力S,″によ
り、混合器3の出力S3の角周波数ω。
このローパスフイルタ15の出力S9″は増幅器16に
より増幅され局部発振器4の出力周波数調節用入力端子
に印加されて、ローパスフイルタ15の出力S,″によ
り、混合器3の出力S3の角周波数ω。
oを常に中心角周波数ω。に近ずけるように制御作用を
し、FM受信機を常に位相特性の歪分Dβを最小の状態
にて作動させることができる。尚、以上の説明において
は、変調周波数発振器π11の出力S4を、遅延回路1
2により了ラジアン遅くらせて2逓倍器13に入力して
説明したが、前述の如く復調器7の出力S6″は変調周
波数発振器11の出力S4より遅延するため、この遅延
時間と同一の遅延時間を前記三ラジアンに加えて遅延回
路12を設定することにより、上記に説明した結果がそ
のま\得られることになる。
し、FM受信機を常に位相特性の歪分Dβを最小の状態
にて作動させることができる。尚、以上の説明において
は、変調周波数発振器π11の出力S4を、遅延回路1
2により了ラジアン遅くらせて2逓倍器13に入力して
説明したが、前述の如く復調器7の出力S6″は変調周
波数発振器11の出力S4より遅延するため、この遅延
時間と同一の遅延時間を前記三ラジアンに加えて遅延回
路12を設定することにより、上記に説明した結果がそ
のま\得られることになる。
以上、振幅特性の歪分Dαと、位相特性の歪分Dβのそ
れぞれがDα〉〉Dβ、Dαく〈Dβの場合について説
明したが、通常FM受信機の中間周波パンドパスフイル
タが決まれば、そのフイルタによつてDα〉〉DβかD
α〈くDβが決まる。
れぞれがDα〉〉Dβ、Dαく〈Dβの場合について説
明したが、通常FM受信機の中間周波パンドパスフイル
タが決まれば、そのフイルタによつてDα〉〉DβかD
α〈くDβが決まる。
従つて対象の中間周波バンドパスフイルタ5により決ま
る歪DαとDβの大小の関係により遅延回路12の遅延
時間を設定すればよい。つぎに、第2の実施例について
説明する。
る歪DαとDβの大小の関係により遅延回路12の遅延
時間を設定すればよい。つぎに、第2の実施例について
説明する。
第4図は本発明の第2の実施例のFM受信機のプロツク
図であり、第1の実施例における2逓倍器13の出力S
7をフエーズ・ロツクド・ループ回路を用いて得る場合
を示している。
図であり、第1の実施例における2逓倍器13の出力S
7をフエーズ・ロツクド・ループ回路を用いて得る場合
を示している。
第4図において第1図と同一構成要素には同一の符号を
付してある。
付してある。
第4図において1はアンテナを、2は高周波増幅器2を
、3は混合器を、4は電圧制御発振器からなる局部発振
器を、5は中間周波バンドパスフイルタを、6に中間周
波増幅器を、7は復調器を、8は低周波増幅器を、9は
スピーカを、それぞれ示しFM受信機を構成するように
接続し、混合器3と中間周波バンドパスフイルタ5との
間にFM変調器10を接続する。
、3は混合器を、4は電圧制御発振器からなる局部発振
器を、5は中間周波バンドパスフイルタを、6に中間周
波増幅器を、7は復調器を、8は低周波増幅器を、9は
スピーカを、それぞれ示しFM受信機を構成するように
接続し、混合器3と中間周波バンドパスフイルタ5との
間にFM変調器10を接続する。
11はFM変調器10へ変調波を出力する変調周波数発
振器であり、中間周波数を変調周波数発振器11の出力
角周波数pで変調するように構成する。
振器であり、中間周波数を変調周波数発振器11の出力
角周波数pで変調するように構成する。
変調角周波数pは第1の実施例の場合と同様の周波数で
ある。
ある。
一方、復調器7の出力は乗算器14の一方の入力とする
とともに、位相比較器18、ループフイルタ19、電圧
制御発振器20、分周比1/2の分周器21からなるフ
エーズ・ロツクド・ループ回路17の位相比較器18に
入力し、フエーズ・ロツクド・ループ回路17の出力す
なわち電圧制御発振器20の出力は移相器22を通して
乗算器14の他方の入力とする。
とともに、位相比較器18、ループフイルタ19、電圧
制御発振器20、分周比1/2の分周器21からなるフ
エーズ・ロツクド・ループ回路17の位相比較器18に
入力し、フエーズ・ロツクド・ループ回路17の出力す
なわち電圧制御発振器20の出力は移相器22を通して
乗算器14の他方の入力とする。
乗算器14の出力はローパスフイルタ15、増幅器16
を通して、局部発振器4の出力周波数調節用入力端子に
印加する。以上の如く構成したFM受信機において、復
調器7の出力S6中には第1の実施例において説明した
如くΔωCOsptの成分を含んでいるため電圧制御発
振器20の出力はΔωCOsptに位相同期した2逓倍
信号となる。従つてフエーズ・ロツクド・ループ回路1
7によつて、第1の実施例において示した2逓倍器の出
力が作られる。
を通して、局部発振器4の出力周波数調節用入力端子に
印加する。以上の如く構成したFM受信機において、復
調器7の出力S6中には第1の実施例において説明した
如くΔωCOsptの成分を含んでいるため電圧制御発
振器20の出力はΔωCOsptに位相同期した2逓倍
信号となる。従つてフエーズ・ロツクド・ループ回路1
7によつて、第1の実施例において示した2逓倍器の出
力が作られる。
この第2の実施例の作用は第1の実施例と同様であるた
めにその詳細な説明は省略する。つぎに、第3の実施例
について説明する。
めにその詳細な説明は省略する。つぎに、第3の実施例
について説明する。
第5図は本発明の第3の実施例のFM受信機のプロツク
図である。
図である。
第5図において第1図と同一構成要素には同一の符号を
付してある。第5図において、1はアンテナを、2は高
周波増幅器を、3は混合器を、23は第1および第2の
入力端子を有し、第1の入力端子に印加される変調周波
数発振器11の出力周波数で出力が周波数変調され、第
2の入力端子に印加される直流電圧すなわち増幅器16
の出力電圧により出力周波数が変化する局部発振器を、
5は中間周波バンドパスフイルタを、6は中間周波増幅
器を、7は復調器を、8は低周波増幅器を、9はスピー
カをそれぞれ示しFM受信機を構成するように構成する
。一方、変調周波数発振器11の出力は遅延回路12に
入力し、遅延回路12の出力は2逓倍器13に入力し、
2逓倍器13の出力はローパスフイルタ15とともに同
期検波器を構成する乗算器14の一方の入力とし、乗算
器14の他方の入力は復調器7の出力とし、乗算器14
の出力は乗算器14とともに同期検波器を構成するロー
パスフイルタ15に入力し、ローパスフイルタ15の出
力は増幅器16に入力して、増幅器16の出力は前述の
如く局部発振器23の第2の入力端子に印加する。
付してある。第5図において、1はアンテナを、2は高
周波増幅器を、3は混合器を、23は第1および第2の
入力端子を有し、第1の入力端子に印加される変調周波
数発振器11の出力周波数で出力が周波数変調され、第
2の入力端子に印加される直流電圧すなわち増幅器16
の出力電圧により出力周波数が変化する局部発振器を、
5は中間周波バンドパスフイルタを、6は中間周波増幅
器を、7は復調器を、8は低周波増幅器を、9はスピー
カをそれぞれ示しFM受信機を構成するように構成する
。一方、変調周波数発振器11の出力は遅延回路12に
入力し、遅延回路12の出力は2逓倍器13に入力し、
2逓倍器13の出力はローパスフイルタ15とともに同
期検波器を構成する乗算器14の一方の入力とし、乗算
器14の他方の入力は復調器7の出力とし、乗算器14
の出力は乗算器14とともに同期検波器を構成するロー
パスフイルタ15に入力し、ローパスフイルタ15の出
力は増幅器16に入力して、増幅器16の出力は前述の
如く局部発振器23の第2の入力端子に印加する。
尚、変調周波数発振器11の出力角周波数pはFM受信
信号に影響を与えない角周波数に選択する。
信号に影響を与えない角周波数に選択する。
以上の如く構成した第3の実施例のFM受信機において
、局部発振器23の出力は変調周波数発振器11の出力
角周波数Pにより周波数変調され、受信信号中の中間周
波信号中に角周波数pなる一定レベルの変調信号が発生
する。
、局部発振器23の出力は変調周波数発振器11の出力
角周波数Pにより周波数変調され、受信信号中の中間周
波信号中に角周波数pなる一定レベルの変調信号が発生
する。
いま高周波増幅器2の出力をS,−COsω1tとし、
変調周波数発振器11の出力が無い場合の局部発振器2
3の出力をS2′−COSω2tとし、高周波増幅器2
の出力S1、局部発振器23の出力S2′が混合器3に
印加されると、混合器3の出力S3′には(ω,−ω2
)と(ω1+ω2)の両周波数成分の出力が現われるが
、今(ω1−ω2)成分のみをとるとS3′=COS(
!)。
変調周波数発振器11の出力が無い場合の局部発振器2
3の出力をS2′−COSω2tとし、高周波増幅器2
の出力S1、局部発振器23の出力S2′が混合器3に
印加されると、混合器3の出力S3′には(ω,−ω2
)と(ω1+ω2)の両周波数成分の出力が現われるが
、今(ω1−ω2)成分のみをとるとS3′=COS(
!)。
0t
となる。
ここでω。o=ω1−ω2である。そこで、変調周波数
発振器11の出力S4=COsptにて局部発振器23
の出力を周波数変調すると混合器3の出力S3はS3=
COS(ω00t−麺Sinpt)のFM波となpる。
発振器11の出力S4=COsptにて局部発振器23
の出力を周波数変調すると混合器3の出力S3はS3=
COS(ω00t−麺Sinpt)のFM波となpる。
此のFM波が中間バンドパスフイルタ5を通過すること
により中間周波バンドパスフイルタ5の振幅特性、位相
特件によりおよび復調器7により歪む。
により中間周波バンドパスフイルタ5の振幅特性、位相
特件によりおよび復調器7により歪む。
復調器7の出力を変調角周波数pの2倍の周波数で同期
検波し、同期検波後の検波出力で局部発振器23の発振
周波数を制御する。
検波し、同期検波後の検波出力で局部発振器23の発振
周波数を制御する。
従つて、第1の実施例の場合と同様に、中間周波バンド
パスフイルタの振幅特件による歪分Dα、または位相特
性による歪分Dβをそれぞれについて常にω。
パスフイルタの振幅特件による歪分Dα、または位相特
性による歪分Dβをそれぞれについて常にω。
oを中間周波バンドパスフイルタ5の中心角周波数に近
ずけるように制御作用が行われ、FM受信機を常に振幅
特性の歪分Dα、または位相特性による歪分Dβを最小
の状態に動作させる。此の間の作用は第1の実施例の場
合と同じであるため詳細な説明は省略する。つぎに第1
、第2、第3の実施例において、変調波数発振器11の
出力角周波数pの値について説明する。
ずけるように制御作用が行われ、FM受信機を常に振幅
特性の歪分Dα、または位相特性による歪分Dβを最小
の状態に動作させる。此の間の作用は第1の実施例の場
合と同じであるため詳細な説明は省略する。つぎに第1
、第2、第3の実施例において、変調波数発振器11の
出力角周波数pの値について説明する。
尚、以下、説明の便宜のため角周波数pを周波数Fpに
変換しFpにて説明する。変調周波数発振器の出力周波
数Fpは38×NkHzl但しn−2、3、4・・・・
・・、または19×4kHzに選択することが最適であ
る。変調周波数Fpは現行FMステレオ放送において、
本来メインチヤンネル信号およびサブチヤンネル信号の
帯域外の周波数すなわち53kHzより大きい周波数で
あれば良いのであるが、FMステレオ放送受信時にマル
チブレツク復調器においてサブチヤンネル信号復調時に
38kHzにてスイツチングが行われる。
変換しFpにて説明する。変調周波数発振器の出力周波
数Fpは38×NkHzl但しn−2、3、4・・・・
・・、または19×4kHzに選択することが最適であ
る。変調周波数Fpは現行FMステレオ放送において、
本来メインチヤンネル信号およびサブチヤンネル信号の
帯域外の周波数すなわち53kHzより大きい周波数で
あれば良いのであるが、FMステレオ放送受信時にマル
チブレツク復調器においてサブチヤンネル信号復調時に
38kHzにてスイツチングが行われる。
このため38kHzの高調波と変調周波数Fpとがビー
ドを生じ可聴周波帯に混入することが生ずる。そこでマ
ルチフレックス復調器のローパスフイルタの遮断周波数
を15kHzとした場合は、38kHz176kHz,
.114kHz1152kHzを中心に±15kHzの
周波数幅を可聴周波数として復調することになる。
ドを生じ可聴周波帯に混入することが生ずる。そこでマ
ルチフレックス復調器のローパスフイルタの遮断周波数
を15kHzとした場合は、38kHz176kHz,
.114kHz1152kHzを中心に±15kHzの
周波数幅を可聴周波数として復調することになる。
そこでビードを生ずる変調周波数Fpは15kHzとな
る。
る。
ここでnは2、3、4・・・・・・である。従つて変調
周波数Fpを に選択すれば変調周波数Fpにより可聴周波数として復
調されることはない。
周波数Fpを に選択すれば変調周波数Fpにより可聴周波数として復
調されることはない。
また変調周波数Fpが38kHzの高調波すなわちFp
−n×38kHzに選択しても出力は零ビードとなつて
可聴周波数のビードは発生しない。
−n×38kHzに選択しても出力は零ビードとなつて
可聴周波数のビードは発生しない。
以上説明した如く本発明によれば、FM受信機において
、FM受信機の受信信号に影響を与えない変調周波数で
前記FM受信機の中間周波信号を変調する手段と、前記
変調周波数で変調された中間周波信号が前記FM受信機
の復調器にて復調された出力を前記変調周波数の2倍の
周波数で同期検波する手段と、前記同期検波後の直流分
で前記FM受信器の局部発振器の発振周波数を調節する
ことにより、同調1離調時に依存する中間周波バンドパ
スフイルタの振幅特件または位相特性による歪を最小の
状態に制御するため、常に歪が最小の状態で受信するこ
とができる。また、従来の如く単にロツクするものでな
いため、歪が変化しても常に歪が最小の状態に維持され
る。
、FM受信機の受信信号に影響を与えない変調周波数で
前記FM受信機の中間周波信号を変調する手段と、前記
変調周波数で変調された中間周波信号が前記FM受信機
の復調器にて復調された出力を前記変調周波数の2倍の
周波数で同期検波する手段と、前記同期検波後の直流分
で前記FM受信器の局部発振器の発振周波数を調節する
ことにより、同調1離調時に依存する中間周波バンドパ
スフイルタの振幅特件または位相特性による歪を最小の
状態に制御するため、常に歪が最小の状態で受信するこ
とができる。また、従来の如く単にロツクするものでな
いため、歪が変化しても常に歪が最小の状態に維持され
る。
第1図は本発明の第1の実施例のFM受信機のプロツク
図。 第2図および第3図は本発明の第1の実施例のFM受信
機の作用の説明に供する図。第4図は本発明の第2の実
施例のFM受信機のプロツク図。第5図は本発明の第3
の実施例のFM受信機のプロツク図。2;高周波増幅器
、3;混合器、4および23;局部発振器、5;中間周
波バンドパスフイルタ、6:中間周波増幅器、7;復調
器、10:FM変調器、12;遅延回路、13;2逓倍
器、14;乗算器、15;ローパスフイルタ、16:増
幅器、17;PLL回路、18;位相比較器、19:ル
ープフイルタ、20;電圧制御発振器、21;分周器、
22;移相器。
図。 第2図および第3図は本発明の第1の実施例のFM受信
機の作用の説明に供する図。第4図は本発明の第2の実
施例のFM受信機のプロツク図。第5図は本発明の第3
の実施例のFM受信機のプロツク図。2;高周波増幅器
、3;混合器、4および23;局部発振器、5;中間周
波バンドパスフイルタ、6:中間周波増幅器、7;復調
器、10:FM変調器、12;遅延回路、13;2逓倍
器、14;乗算器、15;ローパスフイルタ、16:増
幅器、17;PLL回路、18;位相比較器、19:ル
ープフイルタ、20;電圧制御発振器、21;分周器、
22;移相器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 アンテナからの入力信号を増幅する高周波増幅器と
、前記高周波増幅器の出力と局部発振器の出力を混合す
る混合器と、前記混合器からの信号を増幅する中間周波
増幅器と、前記中間周波増幅器の出力を復調して音声信
号を出力する復調器とを有するFM受信機において、所
定の変調周波数で前記FM受信機の中間周波数信号を周
波数変調する手段と、前記変調周波数で周波数変調され
た中間周波信号を前記復調器に入力する手段と、前記復
調器よりの復調出力を前記変調周波数の2倍の周波数で
同期検波する手段と、前記同期検波後の検波出力で前記
FM受信機の局部発振器の発振周波数を制御する手段と
を備えたことを特徴とするFM受信機。 2 nを2以上の整数として、所定の変調周波数を〔(
2n−1)×19−4〕kHzと〔(2n−1)×19
+4〕kHzとの間の任意周波数に選択したことを特徴
とする特許請求の範囲第1項に記載のFM受信機。 3 nを2以上の整数として、所定の変調周波数をn=
38kHzの周波数に選択したことを特徴とする特許請
求の範囲第1項に記載のFM受信機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2523278A JPS5944821B2 (ja) | 1978-03-06 | 1978-03-06 | Fm受信機 |
US06/017,815 US4237556A (en) | 1978-03-06 | 1979-03-05 | Superheterodyne receiver having distortion reducing circuitry |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2523278A JPS5944821B2 (ja) | 1978-03-06 | 1978-03-06 | Fm受信機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54117609A JPS54117609A (en) | 1979-09-12 |
JPS5944821B2 true JPS5944821B2 (ja) | 1984-11-01 |
Family
ID=12160221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2523278A Expired JPS5944821B2 (ja) | 1978-03-06 | 1978-03-06 | Fm受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5944821B2 (ja) |
-
1978
- 1978-03-06 JP JP2523278A patent/JPS5944821B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54117609A (en) | 1979-09-12 |
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