JPS5944485B2 - シ−ル装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はエンジン運転中ロータディスクと隣接する静止
ベーンのインナリングとの間の漏洩を最小限にする熱的
に応答する装置を容易に取外しし得る状態にて装着する
ことに係る。

当技術分野に於ては多くの装置がシールのために使用さ
れてきた。

それらの例は米国特許第３．０２３９９８号、３．４５
５，３５７号及び３，８４１，７９２号に開示されてい
る。

本発明の主要な目的は、回転シール部材と静止シール部
材との間に確実なシールを維持する取外し可能な段間シ
ール装置をディスクに設けることである。

本発明の他の一つの目的は、ブレードをディスク上に保
持し且つブレードを特外すべく現場に於て容易に取外し
し得る段間シール装置を装着する装置を提供することで
ある。

本発明の他の一つの目的は、ディスクフランジとの確実
なシールを維持しつつ環状Ｕ字状部材が一時的変動に対
して半径方向に応答し得るよう二重のスナップ係合にて
断面Ｕ字状の環状部材を軸線方向に延在する環状ディス
クフランジに軸線方向に又周縁方向に固定する複数個の
ピンを提供することである。

本発明の更に他の一つの目的は、遠心力により半径方向
位置に保持されており且つ保持リングにより装着されて
いる時には外れることがないようににされた複数個の頭
付ピンを提供することである。

以下に添付の図を参照しつつ、本発明をその好ましい実
施例について詳細に説明する。

第１図にファン型のガスタービンパワープラント１が図
示されている。

このパワープラントはファン及びコンプレッサセクショ
ン２と燃焼セクション４とタービンセクション６と排気
セクション８とを有している。

タービンセクション６は本発明を説明すべく破断されて
いる。

かかる部分の拡大図が第２図に示されている。

タービンロータはロータディスク１０を含む従来の型の
ロータである。

これらのうちの一つのロータの一部が第１図及び第２図
に図示されている。

ブレード１６のルート部１４を受けるべくロータディス
ク１０はその外周縁の周りに複数個の外形溝１２を有し
ている。

ディスク１０に接触してブレードを共働する溝１２内に
軸線方向に配置すべくタブ１８が各ブレードの前方側よ
り内方へ延びている。

軸線方向に延在する環状フランジ２０がタブ１８の内面
の内側に近接した点に於てディスク１０の前方へ延びて
いる。

この環状フランジ２０はディスク１０に近接するその外
側に隆起した環状部２２を又その自由端に於るその内側
に隆起した環状部２４を有するよう構成されている。

複数個の開孔２６が以下に説明する目的でフランジ２０
の周りに配されている。

複数個のベーン３０がアウタケーシングに固定されてタ
ービンセクション６内に配置されており、それらの内端
部にインナシールリング３２にはアウタ環状突起装置３
４が設けられており、この装置３４は隣接するベーン３
０の隣接するフランジ３８．４０の間に形成された環状
溝３６内に延在している。

環状突起装置３４は、フランジ４０に固定されたピン４
２を突起装置３４の半径方向溝４４内に配置することに
より、それ自身を中心位置に保持しつつ環状溝３６内に
これに対し相対運動し得るよう配置されている。

階段状環状シールランド４６．４８がインナシールリン
グ３２の内側に配置されている。

このランド４６．４８は従来の多くのシール材料及び連
成のうちの任意のものにて形成されてよい。

かかる材料のうちの一つは金属ハニカムである。

外方に延在する二つの環状ナイフ状エツジシール５１．
５３を有する環状回転シール部材５０が、それぞれシー
ルランド４６．４８とシール係合すべくディスク１０の
フランジ２０上に固定的に装着されている。

このシール部材５０の断面は異なったアーム長さを有す
るＵ字状である。

インナ環状アーム５２は長さが短く且つフランジ２０の
隆起環状部２４に係合するその端部の外側面を有してお
り、アウタ環状アーム５４は長さが長く且つフランジ２
０の隆起環状部２２に係合するその端部の内側面を有し
ている。

これらのアーム５２゜５４は隆起環状部２４上の内面と
隆起環状部２２上の外面との間の距離よりも小さな距離
だけ隔置されている。

このことによりシール部材５０とフランジ２０との間の
二つの接触位置に於てスナップ係合が与えられている。

アウタ環状アーム５４の軸線方向端面がタブ１８の前面
に接触してブレード１６を所定の位置に保持している。

複数個の開孔５６がアウタ環状アーム５４の周りに配置
されている。

このアーム５４はフランジ２０の周りの開孔２６と数が
等しく且つこれらの開孔と整合されている。

ヘッドを有するピン６０が各組の整合孔２６．５６を貫
通して配置されており、そのヘッドは半径方向内側に且
つフランジ２０に近接して配置されている。

環状フランジ６２がアーム５２の端部より内方へ延在し
ている。

ピン保持リング６４がリベット６３によりフランジ６２
にリベット止めされて図示されており、且つピン６０の
ヘッドに近接して軸線方向に延びる環状フランジを有し
ている。

ピン６０はリベット６３を取外し且つピン６０のヘッド
が現われるようになるまでピン保持リング６４を後方へ
移動することにより容易に取外され得ることが理解され
よう。

以上に於ては本発明を特定の実施例について詳細に説明
したが、本発明はかかる実施例に限定されるものではな
く、本発明の範囲内にて種々の修正並びに省略が可能で
あることは当業者にとって明らかであろう。

【図面の簡単な説明】

第１図は航空機のガスタービンファンエンジンを示す解
図であり、本発明による装置の位置を図示すべく部分断
面されている。 第２図は第１図に於る部分断面図部分の拡大図である。 第３図は第２図の線■−■による断面の斜視図である。 １・・・・・・ガスタボビンパワープラント、２・・・
・・・ファン及びコンプレッサセクション、４・・・・
・・燃焼セクション、６・・・・・・タービンセクショ
ン、８・・・・・・排気セクション、１０・・・・・田
−タディスク、１２・・・・・・溝、１４・・・・・・
ルート部、１６・・・・・・ブレード、１８・・・・・
・タブ、２０・・・・・・環状フランジ、２２．２４・
・・隆起環状部、２６・・・・・・開孔、３０・・・・
・・ベーン、３２・・・・・・インナシールリング、３
４・・・・・・突起装置、３６・・・・・・環状溝、３
８・・・・・・カバー、４０・・・・・フランジ、４２
・・・・・・ピン、４４・・・・・・半径方向溝、４６
．４８・・・・・・シールランド、５０・・・・・・回
転シール部材、５１・・・・・・ナイフ状エツジシール
、５２・・・・・・インナ環状アーム、５３・・・・・
・ナイフ状エツジシール、５４・・・・・・アウタ環状
アーム、５６・・・・・・開孔、６０・・・・・・ピン
、６２・・・・・・環状フランジ、６３・・・・・・リ
ベット、６４・・・・・・ピン保持リング。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ ブレードを有する回転ディスクとベーンの内端部と
   の間に使用されるシール装置にして、その上にブレード
   を装着されており且つ回転し得るよう装着されたディス
   クと、前記ブレードに近接して装着されたベーンと、前
   記ベーンの内端部に接続されたリングと、前記リングの
   内側に固定された第一の環状シール部材と、前記ディス
   クより軸線方向に延びており且つ自由端を有する環状フ
   ランジと、前記フランジに固定された第二の環状シール
   部材とを含み、前記第二の環状シール部材はインナアー
   ムとアウタアームとを有する断面がＵ字状であり、前記
   インナアームの自由端は前記フランジの内面に接触して
   おり且つ前記アウタアームの自由端は前記フランジの外
   面に接触しており、整合孔が前記フランジ及び前記Ｕ字
   状シール部材内にその周縁の周りに穿孔されており、前
   記第二の環状シール部材を前記フランジに保持すべく拡
   大されたヘッドを有するピンがそのヘッドを前記フラン
   ジの内側に配置された状態にて各組の整合孔内に配置さ
   れており、半径方向内方に延在するフランジが前記イン
   ナアームの端部に固定されており、前記ピンを所定の位
   置に保持すべくピン保持リングが前記半径方向内方に延
   在するフランジに固定されており、前記第二の環状シー
   ル部材の前記アウタアームは前記第一の環状シール部材
   と共働すべくナイフ状エツジシールを有していることを
   特徴とするシール装置。 ２、特許請求の範囲第１項のシール装置に於て、前記環
   状フランジは前記Ｕ字状シール部材のインナアームとア
   ウタアームとの間にきつく嵌合する隆起部をその内面と
   外面上に有しており、前記拡大されたヘッドを有するピ
   ンは少なくとも一つのスナップタイトを維持しつつ一時
   的な変動中に自由に半径方向に応答すべく、前記環状フ
   ランジと前記Ｕ字状シール部材の少なくとも一方のアー
   ムとを貫通していることを特徴とするシール装置。 ３ 特許請求の範囲第１項のシール装置に於て、前記ピ
   ン保持リングは容易に取外しし得るよう前記内方に延在
   するフランジにリベット止めされていることを特徴とす
   るシール装置。