JPS594438B2 - アスコルビン酸の燐酸エステルの製法 - Google Patents

アスコルビン酸の燐酸エステルの製法

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JPS594438B2
JPS594438B2 JP1667077A JP1667077A JPS594438B2 JP S594438 B2 JPS594438 B2 JP S594438B2 JP 1667077 A JP1667077 A JP 1667077A JP 1667077 A JP1667077 A JP 1667077A JP S594438 B2 JPS594438 B2 JP S594438B2
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    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/547Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom
    • C07F9/655Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom having oxygen atoms, with or without sulfur, selenium, or tellurium atoms, as the only ring hetero atoms
    • C07F9/65515Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom having oxygen atoms, with or without sulfur, selenium, or tellurium atoms, as the only ring hetero atoms the oxygen atom being part of a five-membered ring

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は広範囲の食品に使用しうる安定な栄養20価値
のあるビタミンC源として有用なホスホリル誘導体類を
製造するためのモノアスコルビルーおよびジアスコルビ
ルー2−ホスフェートの合成法に関する。
さらに詳しくは、、本発明は、アスコルビン酸誘導体と
ホスホリル化剤とを第三級アミン25の存在下に反応さ
せ、かつそのホスホリル化反応の全期間にわたつて反応
混合物のpH値を比較的高水準に保つことを特徴とする
合成法に関する。このようにすると、目的のホスホリル
化生成物の極めて高い収率を達成することができ、そし
て分30折曲に高純度な化合物が生成し、このものはビ
タミンC添加物として使用することができる。ジアスコ
ビルホスフエトの生成を目的とする場合には第三級アミ
ンを除外することができ、そして反応温度を高めること
ができる。35L−アスコルビン酸(ビタミンC)は均
衡栄養食の必須成分であり、、このビタミンの推奨摂取
許容量は確立されている。
しかし、ビタミンCは空気中の酸素と非常に反応性であ
るので、食品中で最も低安定なビタミンである。例えば
アスコルビン酸は酸素と迅速に反応してデヒドロアスコ
ルビン酸になることが知られている。このデヒドロアス
コルビン酸は完全なビタミンC活性を保有しているが、
このものは迅速かつ不可逆的に分解して、ビタミンC効
力のない化合物類になつてしまう、またアスコルビン酸
は酸性媒中で高温度において脱水反応により分解される
。従つてトウまたはバターに直接L−アスコルビン酸を
配合して、これを焼いたり、フライにしようとする試み
は、効果のないことが示されている。この理由はL−ア
スコルビン酸のビタミン活性の小量だけが高温における
調理に残存するにすぎないからである。その他の場合、
普通ビタミンCのすぐれた担体と考えられるある種の食
品の色が、アスコルビン酸の添加により悪変することが
ある。例えば、ツルコケモモ(クランペリイ)・ジユー
ズ中の色素類はL一アスコルピン酸の添加により褪色し
、一方予備調理したジヤガイモのフレークにL−アスコ
ルビン酸を散布すると望ましくない桃色が発現する。L
−アスコルビン酸の2−ホスフエートエステル類はL−
アスコルビン酸自体ほどには還元力の強い化合物でない
ので、かかるエステル類を用いれば上記の如き望ましく
ない変色反応のいずれも発生しないと思われる。L−ア
スコルビン酸は、それを特定の化学誘導体に変えること
によつて、酸素および熱に対して=層安定化されうるこ
とが知られている。
特にL−アスコルベート2−ホスフエートまたはL−ア
スコルベート2−サルフエートの如きアスコルビン酸の
2一位置の無機エステル類は、L−アスコルビン酸のよ
うには容易に酸化されない。さらには、L−アスコルビ
ン酸の2−ホスフエートおよび2−サルフエート誘導体
類は動物中でビタミン活性を示し、動物によつて有用な
安定なビタミンC誘導体とされ、このものは例えば魚の
餌の補充剤として用いられることが知られている。ホス
フエートエステル基を開裂することが知られている酵素
が動物の消化系に存在するから、かかる2−ホスフエー
トエステルは、殆ど全ての動物中で活性を示すと考えら
れる。L−アスコルベート2−ホスフエートを合成する
いくつかの方法が過去に提案されてきておりまた該ホス
フエートエステルが期待通り高ビタミンC効力を有する
ことが示されている。
例えば、クトロ(E.CutOlO)およびラリツア(
A.Larizza)は、モルモツト(Guineap
ig)にL−アスコルベート2−ホスフエトマグネシウ
ム塩を給餌または注射すると、モルモツトが尿中にL一
アスコルベートを排泄することを発表している〔Gaz
z.Ghim.Ital.9l(1961)、964〕
。L−アスコルベート2−ホスフエートを与えられた動
物によつて排泄されたL−アスコルビン酸の量は、当量
のL−アスコルビン酸を与えた動物によつて排泄された
量と同じであつた。これらの結果は、L−アスコルベー
ト2−ホスフエートは腸内で定量的にL−アスコルベー
トと無機燐酸塩とに変化することを示している。同様な
結果は、ヒトの消化系におけるアルカリ性燐酸塩の作用
によつて、ヒトにおいても期待されよう。分析化学的に
純粋と見られるL−アスコルベート2−ホスフエトおよ
びその誘導体を工業的に実施しうる収率で合成しようと
する先行試行は、殆ど成功していない。かかる先行試行
は前述のクトロ等の文献、ならびにノムラ等のChem
.Pharm.Bull.l9(7)(1971)14
33;ピンクレーの米国特許第3671549号明細書
;およびドイツ特許第1805958号明細書に記載さ
れている。しかし、一般にこれまでに提案されている方
法は、目的生成物の収率が比較的低いものや、ビタミン
C源として食品系に使用しうる分析化学的に純粋なホス
フエートエステル誘導体を与えることができないもので
ある。従つて、本発明の最も重要な目的は、分析化学的
に純粋な状態に容易に回収でき、しかも酸素の存在によ
りまたは高熱条件下で活性を失うことなく食品系中にお
けるビタミンC源またはビタミンプレミツクスとして使
用しうるアスコルビン酸のホスフエートエステルを高収
率で製造するための工業的に使用しうる方法を提供する
ことにある。
本発明によれば、5・6−イソプロピリデン一L−アル
コルビン酸の2一燐酸エステルを製造するに際して、約
0.3〜0.6モル濃度の5・6−イソプロピリデン一
L−アスコルビン酸、約1.5〜3.0モル濃度のピリ
ジンおよび初期にPHを約12〜13の値に上昇させる
に足る量のアルカリ金属水酸化物を水培質中で混合し、
その混合物に対してある量のオキシ塩化燐をホスホリル
化剤として添加し、その混合物の成分を約−10℃〜1
0℃の温度で反応させ、この反応中に追加量のオキシ塩
化燐(ホスホリル化剤)、および反応の全期間にわたり
混合物のPHを約12〜13の値に維持するための追加
量のアルカリ金属水酸化物を混合物に添加して、5・6
−インプロピリデン一L−アスコルビン酸の2一燐酸工
、スチルを主として生成させる、各工程からなることを
特徴とする製法が提供される。
最も好ましい態様において、水中で5−6−0−イソプ
ロピリデン一L−アスコルビン酸、オキシ塩化燐および
該アスコルビン酸に対して約5倍過剰のピリジンを、約
−5℃〜+5℃の温度において、かつそのホスホリル化
反応の全期間中に反応混合物のPH値を約12〜13に
維持するに足る量のカリウム、セシウムもしくはルビジ
ウムの水酸化物の存在下で反応させることにより該アス
コルビン酸の2一燐酸エステルが得られる。
反応混合物に添加されるアルカリ金属水酸化物は、反応
混合物に混和性であり、適度な塩基強度を有し、かつ反
応混合物からピリジンを相分離させない。ジアスコルビ
ル一2・2′−ジホスフエートを実質上含まないL−ア
ルコルベート一2−ホスフエートを高収率で生成させる
のに最も好ましいアルカリ金属水酸化物は、カリウム、
ルビジウムまたはセシウムの水酸化物である。水酸化ナ
トリウムは実質上定量的な2−ホスホリル化を生じさせ
るが、反応生成物が可成りの量のホスフエートジエステ
ルを含むことがある。中程度の可溶性の水酸化リチウム
の存在下では、ホスホリル化反応はいく分か遅くなる。
この理由のため、水酸化リチウムを用いると反応混合物
中にいく分かの未反応アスコルビン酸原料が残る。従つ
て水酸化リチウムの使用は余り望ましくない。本発明方
法において2−ホスホリル化物の生成を増加するために
は、存在させる反応剤の量および反応条件を適切に制御
すべきことが判明した。
例えば原料のアスコルビン酸の量に対するピリジンの量
は最終収率に関係する一因子である。原料アスコルビン
酸に対してピリジンを約5倍程度(モル基準)の過剰で
存在させるのが有利であることが判明した。アルカリ性
反応媒質中における濃度範囲に関しては、ピリジンは約
1.5〜3Mの濃度となる量で添加されるべきであり、
一方原料アスコルビン酸はその濃度が約0.3〜0.6
Mになるような量で添加されるべきである。最も好まし
い態様では、ピリジンおよび原料アスコルビン酸の濃度
範囲は、それぞれ約2.2〜2.6Mおよび約0.4〜
0.5Mである。ホスホリル化反応の間に反応混合物に
添加するアルカリ金属水酸化物の量も2一燐酸エステル
生成物の生成を最大化するように制御でき、ホスホリル
化反応中に反応混合物のPH値を約12〜13に維持す
るのがその目的に適切であることが判明した。
反応温度は約−10℃〜+10℃の値に維持するのが適
当である。
反応温度は、反応混合物が液体状態に留まり、かつピリ
ジンが分離して分離相を形成しないような最も低い温度
であるのが好ましく、上記の温度範囲は本発明方法にお
いて満足すべきであることが判明した。アルカリ金属水
酸化物およびオキシ塩化燐(ホスホリル化剤)も必要な
時間間隔で反応混合物に間欠的に添加することにより2
一燐酸エステル生成物の生成を最大化できる。ホスホリ
ル化反応の完結後、2−ホスフエートモノエステルは、
無定形マグネシウム塩の形でまたは結晶性トリシクロヘ
キシルアンモニウム塩(TCHAP)の形で単離するこ
とができる。
この塩のトリシクロヘキシルアンモニウム基は、ナトリ
ウム、バリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム
、鉄、コバルトおよび亜鉛の如きカチオン置換元素で置
換しうる。好ましい回収工程において、上記マグネシウ
ム塩およびトリシクロヘキシルアンモニウム塩は、ホス
ホリル化反応完結後に、反応混合物を水素イオン型の第
1のイオン交換塔に通し、その第1のイオン交換塔を洗
浄し、その流出物を捕集し、そして水酸化マグネシウム
をその流出物に添加してエステルのマグネシウム塩を形
成させることからなる工程によつて作られる。不溶性リ
ン酸マグネシウム除去後、水性溶液を蒸発させて小容積
とし、エタノールを添加してマグネシウムL−アスコル
ベートを沈澱させる。95%エタノールで洗浄すること
によりマグネジウムL−アスコルベート2−ホスフエー
トを捕集および精製することができる。
このエタノール洗浄によつて、塩化マグネシウムおよび
マグネシウムジアスコルビル2・2′−ホスフエートが
除去される。この時で、単離されたマグネシウム塩は実
質的に純粋なL−アスコルベート2−ホスフエートであ
り、このものは痕跡の無機マグネシウム燐酸塩および塩
化物を含んでいる。結晶性TCHAPを単離するために
上記の単離マグネシウム塩を酸型の第2のイオン交換塔
に通し、その第2のイオン交換塔を水で洗浄し、その流
出物に適量のシクロヘキシルアミンを添加することによ
りアルカリ性のPHに調整する。この時点でトリシクロ
ヘキシルアンモニウム塩(L−アスコルベート2−ホス
フエートの場合にはトリシクロヘキシルアンモニウムL
−アスコルベート2−ホスフエート)は、結晶化法によ
り精製し、次いで水溶液として、これを水素イオン型強
酸性カチオン交換樹脂に通す。このイオン交換の流出物
を炭酸ソーダのような塩で塩基性PHに調節し、得られ
る溶液を蒸発させる。このような操作によつて、ナトリ
ウムL−アスコルベート2−ホスフエートが高収率で得
られる。本発明方法によるアスコルビン酸の2−モノホ
スフエートエステルの高収率の原因となる機構は、完全
には解明されていない。
しかしながら、反応の全期間にわたるPH維持が、小量
のホスホリル化剤を用いて、2一位置に迅速かつ実質上
完全なホスホリル化を可能にしているものと考えられる
。さらにはアスコルビン酸誘導体とオキシ塩化燐との間
の反応で生ずる初期生成物(L−アスコルベート2−ホ
スホルジクロジデート)と第3級アミンとが、反応して
中間体L−アスコルベート2−(ピリジニウムホスホル
クロリデート)を生じ)次いでこの中間体が迅速に加水
分解して目的モノエステルになるものと考えられる。反
応混合物にピリジンその他の第3級アミンが存在しなけ
れば、初期生成ジクロリデート中間体は、第2のアスコ
ルビン酸誘導体分子と反応して、ジアスコルビルホスフ
エート生成物を与えるものと考えられる。これに関連し
て、約107以下のイオン化定数(水中)を有する第3
級アミンを用いると、反応媒中でのホスホリル化剤の分
解が減少するであろうから、かかるアミンは一般に好ま
しい。下記実施例により本発明を説明する。
実施例 1 25a(310ミリモル)のピリジンおよび100WL
Iの蒸留水(予め沸騰させ、窒素ガスでパージしたもの
)を、PH電極、磁気式撹拌棒および窒素導入管を備え
た小形ビーカ一に入れた。
Can.J.Chem.47(1969)、2494に
記載のK.G.A.ジヤクソンおよびJ.K.N.ジヨ
ンズの方法で作つた5・6−Q−イソプロピリデン一L
−アスコルビン酸(以下、IAAと略記する)の12.
3y(57.0ミリモル)をビーカ一に入れ、10M水
酸化カリウム水溶液約12m1の添加により反応混合物
のPHを13に調節した。このPH調節の間、反応混合
物に窒素を吹き込み、かつ反応混合物を塩/氷浴で約−
5℃に冷却した。この時点における反応混合物中のピリ
ジンおよびIAAの濃度はそれぞれ約2.3Mおよび約
0.44Mであつた。次いでオキシ塩化燐(7.3rn
1179.8ミリモル)を注射ポンプを用いてプラスチ
ツク管(内径0.25m71L)を介して、3rn1/
時の一定速度で反応混合物中へ圧入した。
この注射ポンプはハワード・アパラタス社(米マサチウ
セツツ州、メリス)製のコンパクト・インフユウジヨン
(COmpactInfusiOn)MOdel應97
5であつた。反応混合物の温度を約−5℃〜+5℃の範
囲内に維持し、PHを10M水酸化カリウム水溶液の周
期的添加によつて約13の水準に維持した。反応の間に
添加した10M水酸化カリウム水溶液の量は約46m1
であつた。オキ乞塩化燐の添加を完了した後、反応混合
物に水を加えて、約250dの容積とし、この混合物の
1m1を水素イオン型の強酸性カチオン交換樹脂(15
m1)に通した。
次いでイオン交換樹脂コラムを水(150a)で洗浄し
、流出液を約250dの容積として、この最後の溶液の
1.0m1をPHlO.Oの水で50TILI,の容積
にした。このPHlO.Oの溶液の吸光度を264nm
で測定し、トリクロルヘキシルアンモニウム−L−アス
コルビン酸2−ホスフエートエステルの分子吸光係数(
ε=16.0×103)を用いて、2−ホスホリル化率
を推定した。溶液の吸光度は0.350であり、これは
2一位置のホスホリル化96.3%に相当するものであ
つた。2−ホスホリル化度を推定するために264nm
およびPHlOにおける吸光度を使用することは、下記
の理由により可能である。
(1)未反応1AAおよび3−ホスホリル化物は2一ホ
スホリル化物よりも低い吸光度を与えると考えられる。
(2) IAAのホスホリル化における主要な副生物す
なわちビス一(5・6−0−イソプロピリデン一L−ア
スコルビル)2・2′−ホスフエートの分子吸光係数は
30.1X103(PHlOにおいて)であり、従つて
この数値はL−アスコルビン酸2−ホスフエートの分子
吸光係数の殆ど2倍に達する大きさである。
これらの理由故にPHlOにおいて測定される高吸光度
は高度の2−ホスホリル化を示すものである。
しかしこのUVデータはL−アスコルビン酸2−ホスフ
エート、ホスフエートジエステルまたは他の可能な生成
物(例:2−ピロホスフエート)の間の区別のために使
用できない。反応混合物中の未反応1AAの量は沃素滴
定法により測定した。
前記の250m1の容積にした全反応混合物の一部(5
.0d)を3%メタ燐酸水溶液50rn1で稀釈し、こ
の混合物を濃塩酸でPH2に調整し、0.1M沃素溶液
によつて未反応1AAを滴定した。[AAの対照試料の
滴定量から、IAAのわずかに2.2%のものが、その
末端ジオール基でホスホリル化されていないことが判つ
た。反応混合物中のホスホリル化された成分の数とそれ
らの量は、高圧液体クロマトグラフイ(以下11PLC
と略記)で測定した。使用クロマトグラフイ装置は、U
V検出器(254nm)を備えた米マサチユセツツ洲ミ
ルポートのウオータース・アゾシェード社製モデルM−
6000であつた。粒子寸法37〜50ミクロンのアニ
オノ交換樹脂〔ウオータース・アゾシェード製のボンダ
パク(BOndapalc)AX/コラシル(COra
sil)型〕を詰めた4フイートX1/8インチのステ
ンレス鋼管のコラムを用いて分析を実施した。濃塩酸で
PH4.4に調整した0.1M燐二水素カリウム水溶液
を溶離液として用いて、0.5m1/分の流量で50ポ
ンド/平方インチおよび25℃においてコラムを操作し
た。イソプロピリデン基の加水分解除去前および後の両
方で、反応混合物をHPLCで分析した。
このθ点に関して、イソプロピリデン基の除去前にHP
LCによつて反応混合物を試験すると、反応混合物のそ
の各成分への分離が良好であるので、イソプロピリデン
基除去前のl[PLC分析の方が有利である。
他方、脱アセトネート化生成物のHPLC分析によると
、反応生成物のクロマトグラフイ特性と、充分に特性の
明らかな物質〔ビス+L−アスコルビル)2・2′−ホ
スフエートバリウム塩およびトリシクロヘキシルアンモ
ニウムL−アスコルベート2−ホスフエート〕の分析化
学的に純粋な試料のクロマトグラフイ特性との直接比較
が可能であつた。従つて、予め250aに稀釈してあつ
た全反応混合物の一部(1.0rn1)を50℃以下で
減圧下に蒸発させてピリジンを除いた。残留したアルカ
リ性溶液を水で25.0m1に稀釈し、この溶液の2部
(1.0m1)を、100m1目盛付フラスコ中のバリ
ウム−L−アルコルベート2−サルフエート・ジハイド
レートの標準溶液(水100a中100η)の1dと一
緒にした。得られた溶液の10.0マイクロlの3試料
(それぞれ2.34ナノモルのL−アスコルベート2−
サルフエート含有)をクロマトグラフイ装置に注入し、
5・6−0−イソプロピリデン一L−アスコルベート2
−ホスフエートおよびビス(5・6−0−イソプロピリ
デン一L−アスコルビル)2・2′−ホスフエートの量
を、L−アスコルビン酸のクロマトグラフイ易動度に相
対して、それぞれ3.4および6.0のクロマトグラフ
イ易動度(Ra)をもつ両ピーク下の領域(面積)から
求めた。反応試料の注入容積のわずかな差異に基く誤差
は、1.0m1の内部標準溶液を10.0WLIに稀釈
して得られた溶液を8回、10マイクロlづつ注入する
ことによつて現れた平均面積を用いて相殺した。反応混
合物について現れた5・6−0−イソプロピリデン一L
一ァスコルベート2−ホスJャGートの修正面積は、等モ
ル量のトリシクロヘキシルアンモニウムL−アスコルベ
ート2−ホスフエートと同じ面積を与えるものと仮定し
た。5・6−0−イソプロピリデン一L−アルコルベー
ト2−ホスフエートへのIAAの転化率は計算で97%
であつた。
2−ホスフエートエステルへのIAAの高転化率は、イ
ソプロピリデン基の加水分解除去後のHPLC試験によ
つて確認された。
前記の250aにした反応混合物の一部(1.0a)を
、水素イオン型強酸性カチオン交換樹脂(15m1)の
コラムに入れた。コラムを水(150m1)で洗浄し、
その流出液を250m1の容積とした。ここに得られた
溶液の10マイクロlの三試料を注入し、Ra−2.8
におけるピーク下の面積を積分した。分析化学的に純粋
なトリシクロヘキシルアンモニウムL−アスコルベート
2−ホスフエートの標準溶液(0.5f7/l)を10
マイクロl注入し、その純粋化合物に対する装置の応答
領域を決定した。3試料のそれぞれの領域(面積)を用
いて計算したところ、出発物質(IAA)の96.2%
がL−アスコルベート2−ホスフエートに転化したこと
が認められた。
吸着帯もまた反応混合物には痕跡のホスフエートジエス
テルが含まれているにすぎないことを示した。さらには
吸着帯は、反応生成物がイオン交換コラムから溶離され
るやいなや、そのイソプロピリデン基は完全に除去され
ることも示した。UVおよびHPLCにより分析した反
応混合物の残部(247a)を水素イオン型強酸性カチ
オン 二交換樹脂(600m1)のコラムに通した。
合計流出液が2000rn1になるまでコラムを洗浄し
た。そのコラム流出液のPHlOおよび264nmにお
ける吸光度は、IAAの化学量論的2−ホスホリル化に
対して期待されるL−アルコルベート22一ホスフエー
トの理論量(57ミリモル)の93.4%の回収率(5
3.1ミリモル)を示した。コラム流出液(PHlO)
を25℃で2時間靜置し固体炭酸マグネシウム(約11
y)を加えてPHを約90に調節した。次いでこの混合
物を53℃で一晩静置し、F過した。戸液におけるL−
アスコルベート2−ホスフエートの回収率は91.7%
であつた。次にF液を減圧下で濃縮して50dの容積に
し、この濃縮液を無水アルコール(300m1)に加え
た。沈澱したマグネシウムL−アスコ 3ルベート2−
ホスフエートを遠心分離で捕集し、95%エタノール(
2×100TILI)で洗浄した。エタノール洗液を高
圧液体クロマトグラフイ0止LC)で試験したところ、
マグネシウムビスー(L−アスコルビル)2・2′−ホ
スフエートが 4そのエタノール洗液中に比較的高濃度
で存在し、固体残渣はかかるビス化合物の痕跡量を含む
にすぎないことが判つた。この不溶性物質を減圧下で乾
燥して、実質上純粋なマグネシウムL−アスコルベート
2−ホスフエート(19.57)を自由流動粉末として
得た(収率約86%)。遠心分離工程の上澄液およびエ
タノール洗液を一緒にして得た溶液(このものは理論量
のL−アスコルベート2−ホスフエートの6%を含んで
いた)を減圧下に蒸発乾固した。
得られた固体残渣を水(50wL1)中に溶解し、水酸
化バリウム(2y)を加えて、バリウムL−アルコルベ
ート2一ホスフエートを沈澱させた。このバリウム塩は
PH7の水に難溶性であつたが、PH3〜4で可溶性に
なつた。バリウムL−アスコルベート2一ホスフエート
を遠心分離で捕集し、上澄液を棄てた(UV損失率0.
24%)。沈澱バリウムL−アスコルベート2−ホスフ
エートを固体マグネシウムL−アスコルベート2−ホス
フエートと一緒にした混合物を、水素イオン型強酸性カ
チオン交換樹脂(600a)のコラムに通した。コラム
流出液(2000a;このものはUV法で測定して理論
量のL−アスコルベート2−ホスフエートの82%含有
)を、シクロヘキシルアミンでPH9に調整し、減圧下
で濃縮して、濃厚なシロツプ状にした。無水アルコール
を添加し、一晩冷却することによつて、18yの結晶性
トリシクロヘキシルアンモニウムL−アスコルベート2
−ホスフエート(TCHAP)を得た。このものはMp
l78〜182(分解)および旋光度〔α〕+30l(
Ql.O,.H2O)を有していた。結晶の二回目の回
収(3.1f7)によつて、全収量は21.1y(70
%)になつた。母液はUV分析により測定して、約18
%のL−アスコルベート2−ホスフエートを保持してい
た。得られたTCHAPの構造を元素分析、UV吸光法
および核磁気共鳴(Nmr)法によつて決定した。TC
HAPの元素分析により、生成化合物ぱ、L−アスコル
ベートモノーホスフエートエステルであることが認めら
れた。この元素組成と、NmrおよびUV法のデータに
よれば、ピリジンとアルカリとの混合物中における5・
6−0−イソプロピリデンL−アスコルピン酸およびオ
キシ塩化燐の反応から単離される主生成物がL−アスコ
ルベート2−ホスフエートであることは、殆ど疑いがな
い。
実施例 2 5・6−0−イソプロピリデン一L−アスコルビン酸(
[AA)のホスホリル化に対するPH増大の効果を測定
するため下記の実験を行なつた。
6.15y(28ミリモル)のIAA(初期には0.4
4M)、10m1のピリジン(初期には約1.9M)お
よび55m1の水酸化カリウムの水溶液からなる反応混
合物を用いて、実施例1の一般操作で実施した。
オキシ塩化燐(6.1y140ミリモル)を点滴添加し
反応混合物のPHを、必要により *:く10M水酸化
カリウム溶液の添加により、一定に維持した。すべての
反応における温度を−5℃〜+5℃の範囲に維持した。
5つの別々の実験を、それぞれ、PH8、10、12、
13および14の水準で実施した。
それぞれの反応から回収したホスホリル化生成物を、実
施例1で述べたようにして、UVl高圧液体クロマトグ
ラフイ(HPLC)および沃素滴定により分析して、2
一位置におけるホスホリル化度ならびにモノおよびジエ
ステル生成物のそれぞれの量を測定した。反応生成物に
ついてのこれらの分析の結果を下記の表1に示す。
上記のUデータから、反応混合物のPHが8から13に
増大すると、2−ホスホリル化度が67%から93%に
増加する一方、未反応1AAが24%から6.7%に減
少することが判る。
すべての反応混合物(1〜5)の最大UV吸収はPH7
において258nTrLで起こつた。このことは主たる
ホスホリル化反応が3−0H位置よりもむしろ2−0H
位置で起こることを示している。L−アスコルベート3
−ホスフエートの最大UV吸収*引よ、PH7.Oにお
いて238nmであると予想された。この値はL−アス
コルビル3−フエニルホスフエートの最大吸収である(
A.S.ボンド等、Arch.BlOchem.BlO
phys.、1972、153、P.2Ol)。下記表
に、5・6−Q−イソプロピリデンL−アスコルビン酸
(IAASを出発物質として得たホスホリル化反応混合
物のHPLC分析の結果を示す。
PHlOにおいて得られた反応混合物(表11反応滝2
)についてのP(31)核磁共鳴の測定値によると、そ
の混合物にはわずかに2種類の有機ホスホリル化生成物
が存在することが証明された。
主31P共鳴シグナルは50%燐酸水溶液の外部標準の
シグナルから2.79ppmにおいて観察され、弱い方
のシグナル成分は該標準から0.4ppmにおいて観察
された(いずれもダウンフイールドDOwnfield
)。主31Pシグナルは、反応混合物に加えて純粋トリ
シクロヘキシルアンモニウムL−アスコルベート2−ホ
スフエートのシグナルと同一であつた。31Pの第3共
鳴シグナルも反応混合物に観察され、これはオルトホス
フエートのものと同一であつた。
実施例 3 本発明のホスホリル化反応に対するピリジンの効果を下
記のような実験により検討した。
さらにピリジンの代りにトリエチルアミンを用いること
による効果も試験した。実験6〜9は下記の表の脚注(
a)のようにして実施した。それぞれの反応でピリジン
濃度を変えた。出発物質は5・6−0イソプロピリデン
一L−アスコルビン酸であつた。表に示した結果から、
約12〜13の最も好ましいPH水準において、ピリジ
ンの量を調節してホスフエートジエステルの生成を抑制
し、それにより、L−アスコルベート2−ホスフエート
の殆ど定量的な収率(96%)を得られるようにすべき
ことが判る。
経済的な理由によつては、もちろん、低濃度ピリジンを
用いて所望の効果が得られる。反応混合物中において5
%のビス一(Lアスコルビル)2・2′−ホスフエート
は少ないように思えるけれども(表、実験廠6)、この
程度の量の不純物は、トリシクロヘキシルアンモニウム
L−アルコルベート2−ホスフエート(TCHAP)の
結晶化を妨害する問題を引き起こしうる。
さらには、かかる不純物ホスフエートジエステルは、分
別結晶によつてTCHAPから分離するのが困難であつ
た。もしピリジンの使用量が少なすぎると反応混合物中
のビス一(L−アスコルビル)2・i−ホスフエートの
量が増大すると考えられる。他方、もしピリジンの使用
量が多すぎると、反応混合物が二つの相に分離してしま
つて、出発物質1AAについての反応を完結するのに必
要なオキシ塩化燐の量を著しく増大させる。別の一連の
3実験において、表の実験7を繰返したが、この場合に
は、ピリジンの代りに等量基準でトリエチルアミンを用
い、そしてオキシ塩化燐を3種の濃度(1.4、1.8
および3.0当量)で用いた。これらの反応において、
未反応1AAはそれぞれ21%、19%、および20%
であつたが、2−ホスホリル化率はそれぞれ62%、6
7%および62%であつた。1.4当量のPOX3を用
いて得た反応混合物のHPLC分析によつてその反応混
合物が52%のL−アスコルベート2ホスフエートおよ
び13%のジアスコルビル2・2′−ホスフエートを含
んでいることが認められた。
ホスホリル化反応から第3級アミンを完全に除いた場合
の効果を表に示す。ホスフエートジエステルの収率が3
%(PH8)から32%(PHl3)まで増大し、一方
、一未反応出発物質の量は38%から〈1%まで減少し
た。出発物質は5・6−0−イソプロピリデン一L−ア
スコルビン酸であつた。上記の実験は、ホスホリル化反
応においては高PH値と共に比較的高いピリジン濃度が
、5・6一O−イソプロピリデン一L−アスコルベート
を高率でその2−ホスフエートエステルに変えるために
好ましいことを、示している。
これに関連して高PH値は反応初期ばかりでなく、ホス
ホリル化反応の間ずつと、反応混合物中で維持されるこ
とが重要である。実施例 4 種々のアルカリ金属水酸化物を用いて5・6一0−イソ
プロピリデン一L−アルコルビン酸(工AA)のホスホ
リル化を行なつた。
水(50mι)とピリジン(12.5m1)との混合物
中にN2二を吹き込みつつ、6.15y(7)IAAを
溶解した。混合物を、IOM濃度の水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水酸化ルビジウムまたは水酸化セシウ
ムの水溶液の約6ゴの添加によりPHl3に調整した。
1.4当量のオキシ塩化燐を用いて実施例1と同様にホ
スホリル化反応を行なつた(一定反応PH=13、反応
温度−5℃〜+ 5℃)。
種々の塩基を用いて得た反応混合物を前述のように分析
した。その結果を表Vに示す。上記の結果から、カリウ
ム、ルビジウムおよびセシウムの水酸化物は、アスコル
ビン酸の2−ホスフエートエステルを製造しようとする
場合には、最も好ましい塩基であることが判る。
低い水溶性の強塩基(例えば水酸化リチウム、水酸化バ
リウム、水酸化マグネシウムおよび水酸化カルシウム)
は、ホスホリル化反応において、反応PHの維持に際し
て大量の水を導入しなければならないので、余り良い成
績を与えない。実施例 5 この実施例は、ホスホリル化反応において工AAの代り
にL−アスコルビン酸(AAと略記する)を用いた場合
の効果を検討するために行な>.つた。
この〒連の比較実験の結果を下記表に挙げる。この結果
から、L−アスコルビン酸の使用は可能であるが、IA
A使用の場合と比較して収率がやや低下することが判る
。さらには、二つの実験(魔22および23)において
公知方法を用いた。実験魔22ではピリジンを用いず、
PHを初期達成水準に維持しなかつた。そして実験魔2
3において反応中のPHは約5.7〜 4.5の範囲に
あつた。これら両実験において、収率は低く、それぞれ
24%(魔22)および18%(▲23)であつた。こ
れらの実験(魔18〜23)の結果を、反応条件と共に
、下表に示す。
上記の結果を検討すると、PHを高め、それを維持する
と、2−ホスホリル化が向上する。
さらには、L−アスコルベートから出″発して得られた
ホスホリル化反応混合物のペーパークロマトグラフイ試
験によつて、5・6−0−イソプロピリデン一L−アス
コルベート(IAA)から出発した反応混合物のクロマ
トグラムよりも、クロマトグラムの二量体またはジホス
JャGート領域において一層赤く着色したスポツト(塩化
第二鉄湿色剤)が観察された。L−アスコルベートにつ
いて達成された最大2−ホスホリル化率は90%であつ
たのに対しIAAについては96%であつた(表、滝1
9および21)。L−アルコルベートの2−ホスホリル
化率がこのように低いことは、L−アスコルベートから
出発して得られる反応混合物中に多くのジホスJャGート
エステルが生成していることを示すものでもある。なん
となれば、L−アスコルベートホスフエートジエステル
は、PHlOおよび264nmにおいてL−アスコルベ
ート2−ホスフエートよりも約6%低い吸光係数を有す
る。最後にホスホリル化反応中にPH値を比較的高水準
に維持することの重要性は、実験腐22および23の極
めて悪い成績から明らかである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 約0.3〜0.6モル濃度の5・6−イソプロピリ
    デン−L−アスコルビン酸、約1.5〜3.0モル濃度
    のピリジンおよび初期にpHを約12〜13の値に上昇
    させるに足る量のアルカリ金属水酸化物を水培質中で混
    合し、その混合物に対してある量のオキシ塩化燐を添加
    し、その混合物の成分を約−10℃〜10℃の温度で反
    応させ、この反応中に追加量のオキシ塩化燐、および反
    応全期間にわたり混合物のpHを約12〜13の値に維
    持するための追加量のアルカリ金属水酸化物を混合物に
    添加して、5・6−イソプロピリデン−L−アスコルビ
    ン酸の2−燐酸エステルを主として生成させる、各工程
    からなる5・6−イソプロピリデン−L−アスコルビン
    酸の2−燐酸エステルの製法。 2 初期混合物中に5・6−イソプロピリデン−L−ア
    ルコルビン酸を約0.4〜0.5モル濃度で存在させる
    特許請求の範囲第1項に記載の方法。 3 初期混合物中にピリジンを約2.2〜2.6モル濃
    度で存在させる特許請求の範囲第1項に記載の方法。
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