JPS5943357Y2 - クレ−ン - Google Patents
クレ−ンInfo
- Publication number
- JPS5943357Y2 JPS5943357Y2 JP2870080U JP2870080U JPS5943357Y2 JP S5943357 Y2 JPS5943357 Y2 JP S5943357Y2 JP 2870080 U JP2870080 U JP 2870080U JP 2870080 U JP2870080 U JP 2870080U JP S5943357 Y2 JPS5943357 Y2 JP S5943357Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boom
- heat
- stage
- crane
- booms
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Jib Cranes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は伸縮可能な複数段のブームを備えたクレーンに
関する。
関する。
近年構築物の高層化に伴い、伸縮可能な複数段のブーム
を備えて高揚程作業を可能としたクレーンが開発されて
いる。
を備えて高揚程作業を可能としたクレーンが開発されて
いる。
゛ところで、ブームを全伸張ししかも大きな起伏角度で
起立させる高揚程作業時においては、このブーム全長に
亘って太陽からの輻射熱が作用し、ブームが熱膨張して
彎曲する虞れがある。
起立させる高揚程作業時においては、このブーム全長に
亘って太陽からの輻射熱が作用し、ブームが熱膨張して
彎曲する虞れがある。
すなわち、ブームは起倒方向つまり吊上物の荷重が加わ
る方向への剛性は必要十分に大きく設定されているが、
通常の作業時には荷重が作用することがない上記起倒方
向とは直交する横方向への剛性は、起倒方向のそれより
も小さいものである。
る方向への剛性は必要十分に大きく設定されているが、
通常の作業時には荷重が作用することがない上記起倒方
向とは直交する横方向への剛性は、起倒方向のそれより
も小さいものである。
このようなブームの起倒方向に沿う一方の側面に太陽熱
が長時間照射されると、この一方の側面が他方の側面よ
りも大きく熱膨張し、この結果特にブームの先端側が上
記剛性が低い横方向に彎曲変形、いわゆる横曲りを起す
虞れがあり、したがってブームの円滑な伸縮が妨げられ
たり、ブームの横方向に過大な荷重が作用してブームの
折損や横転倒を招く等の不具合がある。
が長時間照射されると、この一方の側面が他方の側面よ
りも大きく熱膨張し、この結果特にブームの先端側が上
記剛性が低い横方向に彎曲変形、いわゆる横曲りを起す
虞れがあり、したがってブームの円滑な伸縮が妨げられ
たり、ブームの横方向に過大な荷重が作用してブームの
折損や横転倒を招く等の不具合がある。
本考案は上記の不具合を除去するためになされたもので
、その目的とするところは、吊揚性能を損なうことなく
ブームの彎曲変形を防止でき、安全に作業を行えるクレ
ーンを得ようとするものである。
、その目的とするところは、吊揚性能を損なうことなく
ブームの彎曲変形を防止でき、安全に作業を行えるクレ
ーンを得ようとするものである。
以下本考案を第1図ないし第4図に示す第1実施例にも
とづいて説明する。
とづいて説明する。
第1図はクレーンを示し、1はクレーン基台である。
このクレーン基台1には伸縮可能な例えば4段のブーム
2a 、2b 、2cおよび2dを設けである。
2a 、2b 、2cおよび2dを設けである。
そして、最下位に位置する1段ブーム2aを上記クレー
ン基台1に起倒可能に枢着してあり、この1段ブーム2
aは油圧シリンダ3,3によって水平位置および最大の
起伏位置ならびにこれら両位置間の所望の起伏位置に起
倒操作されるようになっている。
ン基台1に起倒可能に枢着してあり、この1段ブーム2
aは油圧シリンダ3,3によって水平位置および最大の
起伏位置ならびにこれら両位置間の所望の起伏位置に起
倒操作されるようになっている。
そして、各ブーム2a、2b、2cおよび2dは帯板状
の超高張力鋼板を断面矩形状に溶接したもので、1段ブ
ーム2aの内側に2段ブーム2bを、2段ブーム2bの
内側に3段ブーム2cを、および3段ブーム2cの内側
に4段ブーム2dを夫々軸方向に伸縮可能に嵌入してあ
り、これら2段、3段、4段ブーム2b 、 2c 、
2dはそれぞれ油圧シリンダ4によって各別に伸縮操
作されるようになっている。
の超高張力鋼板を断面矩形状に溶接したもので、1段ブ
ーム2aの内側に2段ブーム2bを、2段ブーム2bの
内側に3段ブーム2cを、および3段ブーム2cの内側
に4段ブーム2dを夫々軸方向に伸縮可能に嵌入してあ
り、これら2段、3段、4段ブーム2b 、 2c 、
2dはそれぞれ油圧シリンダ4によって各別に伸縮操
作されるようになっている。
そして、1段ブーム2aの内周と2段ブーム2bの外周
、2段ブーム2bの内周と3段ブーム2cの外周、およ
び3段ブーム2cの内周と4段ブーム2dの外周との間
には、所定の摺動間隙を形成してあり、この摺動構造に
ついて1段ブーム2aと2段ブーム2bを代表して説明
する。
、2段ブーム2bの内周と3段ブーム2cの外周、およ
び3段ブーム2cの内周と4段ブーム2dの外周との間
には、所定の摺動間隙を形成してあり、この摺動構造に
ついて1段ブーム2aと2段ブーム2bを代表して説明
する。
すなわち、第2図および第3図に示されるように、2段
ブーム2bにおけるブームの起倒方向に直交する側の上
下板5aおよび5bの側縁は、起倒方向に沿う両側板6
aおよび6bよりも側方に突出しているとともに、基端
開口側の上下板5a、5bの外側面には、1段ブーム2
aの上下板7a、7b内面に摺接する第1のスライド部
材8・・・・・・を固定しである。
ブーム2bにおけるブームの起倒方向に直交する側の上
下板5aおよび5bの側縁は、起倒方向に沿う両側板6
aおよび6bよりも側方に突出しているとともに、基端
開口側の上下板5a、5bの外側面には、1段ブーム2
aの上下板7a、7b内面に摺接する第1のスライド部
材8・・・・・・を固定しである。
そして、1段ブーム2aの両側板9a、9bの先端開口
側内面には、上記2段ブーム2bの上下板5a、5bの
側線に摺接可能な第2のスライド部材10・・・・・・
を固定しであるとともに、この1段ブーム2aの下板7
bの先端開口側内面には、2段ブーム2bの下板5b外
面に摺接する第3のスライド部材11・・・・・・を固
定しである。
側内面には、上記2段ブーム2bの上下板5a、5bの
側線に摺接可能な第2のスライド部材10・・・・・・
を固定しであるとともに、この1段ブーム2aの下板7
bの先端開口側内面には、2段ブーム2bの下板5b外
面に摺接する第3のスライド部材11・・・・・・を固
定しである。
したがって、これら第11第2および第3のスライド部
材8・・・、10・・・11・・・・・・によって2段
ブーム2bの摺動が案内されるとともに、1段ブーム2
a内面と2段ブーム2b外面との間に摺動間隙が形成さ
れるようになっている。
材8・・・、10・・・11・・・・・・によって2段
ブーム2bの摺動が案内されるとともに、1段ブーム2
a内面と2段ブーム2b外面との間に摺動間隙が形成さ
れるようになっている。
なお、2段、3段ブーム2b 、2cの先端開口側内面
には、上記1段ブーム2aと同様に第2、第3のスライ
ド部材10・・・、11・・・・・・を固定してあり、
また3段、4段ブーム2c 、 2dの基端開口側外面
には、上記2段ブーム2bと同様に第1のスライド部材
8・・・・・・を固定しであるのはもちろんである。
には、上記1段ブーム2aと同様に第2、第3のスライ
ド部材10・・・、11・・・・・・を固定してあり、
また3段、4段ブーム2c 、 2dの基端開口側外面
には、上記2段ブーム2bと同様に第1のスライド部材
8・・・・・・を固定しであるのはもちろんである。
しかして、このような2段、3段、4段ブーム2b 、
2c 、2dの両側板6a、6b外面には、太陽熱を遮
熱する遮熱表面処理を施しである。
2c 、2dの両側板6a、6b外面には、太陽熱を遮
熱する遮熱表面処理を施しである。
この第1実施例における表面処理は、第4図に示される
ように上記側面板6a 、6bの外面に粘着テープ12
を介して断熱シート13を被着したものであって、この
断熱シート13は好ましい例として肉厚が21EIIな
いし3iE1B程度の発泡ウレタンを使用している。
ように上記側面板6a 、6bの外面に粘着テープ12
を介して断熱シート13を被着したものであって、この
断熱シート13は好ましい例として肉厚が21EIIな
いし3iE1B程度の発泡ウレタンを使用している。
しかして、このような構成によれば断熱シート13によ
って各ブーム2b、2c、2dに作用する太陽熱を遮熱
するようにしたので、ブーム2b。
って各ブーム2b、2c、2dに作用する太陽熱を遮熱
するようにしたので、ブーム2b。
2c、2dの昇温を阻止できるのはもちろん、方の側板
6aと他方の側板6b相互間の熱膨張差を少なくするこ
とができ、ブーム2b、2c、2dの起倒方向に対する
横方向への彎曲変形を防止できる。
6aと他方の側板6b相互間の熱膨張差を少なくするこ
とができ、ブーム2b、2c、2dの起倒方向に対する
横方向への彎曲変形を防止できる。
したがって、ブーム2b 、2c 、2dの折損事故や
横転倒を未然に防止できるとともに、ブーム2b 、2
c 、2dの伸縮操作を円滑に行うことができる。
横転倒を未然に防止できるとともに、ブーム2b 、2
c 、2dの伸縮操作を円滑に行うことができる。
しかも、各ブーム2a 、 2b 、 2cおよび2d
相互間の摺動部分には摺動間隙を設けであるので、上記
断熱シート13が不所望に剥離することもなく、長期に
亘り確実に太陽熱を遮熱できる。
相互間の摺動部分には摺動間隙を設けであるので、上記
断熱シート13が不所望に剥離することもなく、長期に
亘り確実に太陽熱を遮熱できる。
また断熱シート13に発泡ウレタンを用いたから、断熱
性能に優れるとともに、各ブーム2b。
性能に優れるとともに、各ブーム2b。
2c 、2dに対する重量増加も極僅かで済み、吊場性
能が損なわれることはない。
能が損なわれることはない。
なお、本考案は上記第1実施例に制約されるものではな
く、第5図に本考案の第2実施例を示す。
く、第5図に本考案の第2実施例を示す。
このものは側板6a 、6bに被着した断熱シート13
の表面にさらにアルミ箔等の光反射性被膜21を被着し
たものである。
の表面にさらにアルミ箔等の光反射性被膜21を被着し
たものである。
この第2実施例によれば、太陽熱は光反射性被膜21に
よって外方に全反射されるので、ブーム2b 、2c
、2dが太陽熱を吸収する割合が断熱シート13のみを
被着した場合よりも一層少なくなり、ブーム2b)2c
。
よって外方に全反射されるので、ブーム2b 、2c
、2dが太陽熱を吸収する割合が断熱シート13のみを
被着した場合よりも一層少なくなり、ブーム2b)2c
。
2dの昇温に伴う彎曲変形をより確実に防止できる。
またブームの側板を例えば白色に塗装するようにしても
ある程度は太陽熱を遮断でき、このことから遮熱表面処
理は、上記第1、第2実施例に示されるような別体のシ
ートを被着するものに特定されない。
ある程度は太陽熱を遮断でき、このことから遮熱表面処
理は、上記第1、第2実施例に示されるような別体のシ
ートを被着するものに特定されない。
さらに、遮熱表面処理は側板全面に施さなくともよく、
例えば部分的に施すようにしても良い。
例えば部分的に施すようにしても良い。
また、ブームの数も4段に特定されず、何段でも良い。
以上説明したように本発明は、伸縮可能なブームの起倒
方向に沿う両側面に、遮熱表面処理を施したから、太陽
熱によるブームの昇温を防止できるのはもちろん、一方
の側面と他方の側面相互間の熱膨張差を少なくすること
ができ、ブームの起倒方向に対する横方向への彎曲変形
を防止できる。
方向に沿う両側面に、遮熱表面処理を施したから、太陽
熱によるブームの昇温を防止できるのはもちろん、一方
の側面と他方の側面相互間の熱膨張差を少なくすること
ができ、ブームの起倒方向に対する横方向への彎曲変形
を防止できる。
したがって、ブームの折損事故を未然に防止できるとと
もに、ブームの伸縮操作を円滑に行うことができる等の
優れた効果を奏する。
もに、ブームの伸縮操作を円滑に行うことができる等の
優れた効果を奏する。
第1図ないし第4図は本考案の第1実施例を示し、第1
図は正面図、第2図はブームの断面図、第3図は第2図
中1[−I線に沿う断面図、第4図は第3図中■部を拡
大して示す断面図、第5図は本考案の第2実施例を示す
断面図である。 2a 、 2b 、 2 c 、 2 d・・”・ブー
ム、1断熱シート(遮熱表面処理)。 3・・・・・・
図は正面図、第2図はブームの断面図、第3図は第2図
中1[−I線に沿う断面図、第4図は第3図中■部を拡
大して示す断面図、第5図は本考案の第2実施例を示す
断面図である。 2a 、 2b 、 2 c 、 2 d・・”・ブー
ム、1断熱シート(遮熱表面処理)。 3・・・・・・
Claims (3)
- (1)伸縮可能な複数段のブームを有するものにおいて
、上記ブームにおける起倒方向に沿う両側面に太陽熱を
遮熱してブームの熱膨張に伴う彎曲を阻止する遮熱表面
処理を施したことを特徴とするクレーン。 - (2)上記遮熱表面処理は、ブームの両側面に発泡ウレ
タンからなる断熱シートを被着したことを特徴とする実
用新案登録請求の範囲第1項記載のクレーン0 - (3)上記遮熱表面処理は、ブームの両側面に断熱シー
トを被着するとともに、この断熱シートの表面に光反射
性被膜を被着したことを特徴とする実用新案登録請求の
範囲第1項記載のクレーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2870080U JPS5943357Y2 (ja) | 1980-03-05 | 1980-03-05 | クレ−ン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2870080U JPS5943357Y2 (ja) | 1980-03-05 | 1980-03-05 | クレ−ン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56132291U JPS56132291U (ja) | 1981-10-07 |
JPS5943357Y2 true JPS5943357Y2 (ja) | 1984-12-21 |
Family
ID=29624619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2870080U Expired JPS5943357Y2 (ja) | 1980-03-05 | 1980-03-05 | クレ−ン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5943357Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-03-05 JP JP2870080U patent/JPS5943357Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56132291U (ja) | 1981-10-07 |
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