JPS5943265Y2 - タオルなどの布製品用包装箱 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、タオル、パスタオル、敷布、ふとん数置な
ど比較的高張る布製品を包装するさいに使用する包装箱
に関する。

従来、この種包装箱は、方形状の箱本体と、該箱本体に
被嵌自在な蓋体とより構成されており。

タオルなどを実際に包装するさいには、箱本体内にタオ
ルなどを折り畳んで詰めたのち、透明な合成樹脂製フィ
ルムなどにより箱本体を被覆し、しかるのち、蓋体を外
嵌せしめることにより包装していた。

しかしながら、上記従来品は、商品陳列のさいに一々蓋
体を取り外さなければならず、しかも。

長期にわたって陳列するさいには製品の表面が単ニフイ
ルムのみで被覆せられているため日光などに晒されて色
が退色し、部品価値を失わしめるおそれがあり、また、
購買者にとっても製品が折り畳まれているため商品の一
部のみしか見えず、柄。

その他商品の内容を充分に認識し得ないものであった。

この考案は、従来品の問題点を一挙に解決し、見栄えが
よく、包装形態そのままで商品陳列することができるの
みならず、商品購買者にとっても外面より商品内容を確
実に認識することができ。

しかも、長期の陳列にさいしても製品の退色のおそれが
全くない便利な包装用箱を提供しようとするものである
。

以下に、この考案を図面に示す１実施例について説明す
る。

１は方形状の厚紙製箱本体、２は該箱本体１に被嵌自在
とされた方形状の厚紙製蓋体、３は該蓋体２の頂壁４に
形成された隅丸方形状の開口部。

５は該開口部３を閉塞するように頂壁４内面に張設せら
れた方形状のタオル見本片、６は上記蓋体２の外表面を
被覆する透明な合成樹脂製フィルムである。

その他、Ｔはタオルを示す。この考案に係る包装箱は、
第を図及び第３図に示すように１箱本体１内にタオル７
を折り畳んで詰め、しかるのち、蓋体２を被嵌すること
により包装する。

また、陳列するさいには、蓋体２を取り外すことなくそ
のままの状態で陳列棚に並べればよい。

なお、上記実施例はタオル１の見本片６を示したが、こ
れに限定されるものでなく、パスタオル敷布、ふとん数
置なと布製品の種類に応じて適応する見本片を張設する
ことができるものである。

また１箱本体１．及び蓋体２は厚紙製とされているが１
合成樹脂、その他の材質を採用してもよいこと勿論であ
る。

この考案によれば以上の次第で１箱本体１と該箱本体１
に被嵌自在とされた蓋体２とよりなり。

上記蓋体２の頂壁４には所要形状の開口部３が形成せら
れると共に、該開口部３を閉塞するように頂壁４内面に
タオル７など布製品の見本片５が張設せられ、しかも、
蓋体２の外表面は透明フィルム６で被覆せられているか
ら１箱本体１内に布製品を折り畳んで詰め、しかるのち
、蓋体２を被嵌するという極めて簡単な操作で包装を簡
便に行うことができ、しかも、包装した状態で見本片５
を明確に視覚することができる。

したがって、商品陳列のさいにおいても、従来品のよう
に一々蓋体２を取り外すことなく包装状態のままで陳列
することができ、しかも製品は開口部３において見本片
５、及び透明フィルム６により覆われているため日光な
どに直接的されて色が退色するおそれは殆んどないもの
である。

しかも、購買者にとっては開口部３を通して製品見本片
５を視覚することができ、商品内容な充分に認識するこ
とができる。

また、包装時においても、見本片５に合わせて適応する
製品を箱本体１に詰めることができ、製品の詰め違いを
確実に防止することができる。

なお、開基して製品を取出して使用するさいには、同時
に見本片５を取り外し、布巾などの用途に供することが
できる利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案のｌ実施例を示すもので、第１図は閉蓋
状態を示す１部破砕斜視図、第２図は蓋体２の底面を示
す斜視図、第３図は第１図のＡ−Ａ線に沿う断面図であ
る。 １・・・・・箱本体、２・・・・・・蓋体、３・・・・
・・開口部、４・・・・・・頂壁、５・・・・・・見本
片、６・・・・・・透明フィルム。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 箱本体１と、該箱本体１に被嵌自在とされた蓋体２とよ
   りなり、上記蓋体２の頂壁４には所要形状の開口部３が
   形成せられると共に、該開口部３を閉塞するように頂壁
   ４内面にタオルなどの布製品の見本片５が張設せられ、
   しかも、蓋体２の外表面は透明なフィルム６で被覆せら
   れてなるタオルなどの布製品用包装箱。