JPS5943066B2 - 熱硬化性被覆組成物 - Google Patents

熱硬化性被覆組成物

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JPS5943066B2
JPS5943066B2 JP13166478A JP13166478A JPS5943066B2 JP S5943066 B2 JPS5943066 B2 JP S5943066B2 JP 13166478 A JP13166478 A JP 13166478A JP 13166478 A JP13166478 A JP 13166478A JP S5943066 B2 JPS5943066 B2 JP S5943066B2
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JP
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acid
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viscosity
thermosetting coating
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修 名倉
淳一 松坂
哲 松本
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Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、長期間の貯蔵安定性を有する熱硬化性被覆組
成物に関するものである。
グリシジル基を含有するビニル共重合体の有機溶剤溶液
とカルボキシル基を含有するビニル共重合体の有機溶剤
溶液とを適当な割合に混合し、グリシジル基とカルボキ
シル基との反応によつて架橋し得る熱硬化性被覆組成物
が特公昭43一25650号によつて提案されている。
しかし、この熱硬化性被覆組成物は、貯蔵安定性の点で
重大な欠陥を有しており、長期間の貯蔵や、夏期のよう
な気温の高いときは、反応が進んでゲル化したりするた
め実用的でなかつた。
本発明者らは、この点に鑑み鋭意研究の結果、架橋剤と
して多価カルボン酸またはその酸無水物の微粉末をグリ
シジル基を含有するビニル共重合体の有機溶剤溶液中に
分散させることによつて上記の欠陥を解消できることを
見出し、本発明を完成するに至つたものである。すなわ
ち、本発明は、含窒素ビニル単量体が1〜20重量%、
グリシジル基を含有するビニル単量体が5〜45重量弊
およびこれらと共重合し得るその他のビニル単量体がそ
の残部からなるビニル単量体混合物を共重合させて得ら
れる共重合体溶液に、融点が80〜200℃であつて、
粒子径が100μ以下である、多価カルボン酸またはそ
の酸無水物の微粉末を分散させてなる熱硬化性被覆組成
物に関するものである。
本発明において用いられる含窒素ビニル単量体としては
、たとえばアクリルアミド、メタクリルアミド、、−メ
チロ〜−ルアクリルアミド、N−メチロールメタクリル
アミド、N−ブトキシメチルアクリルアミド、N−ブト
キシメチルメタクリルアミド、ジアセトンアクリルアミ
ド、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジエチルア
ミ、ノエチルメタクリレート、アクリロニトリル、メタ
クリロニトリル、ビニルピリジン、ビニルピロリドンな
どがある。
これらの含窒素ビニル単量体は、1種または2種以上混
合して、単量体混合物中、1〜20重量%になるように
用いるものであり、1重量?未満である場合は、多価カ
ルボン酸またはその酸無水物の微粉末の分散安定性が低
下し、20重量?を超える場合は、塗膜が黄変したり、
タワミ性、耐水性、耐薬品性が低下する。また、グリシ
ジル基を含有するビニル単量体としては、たとえばグリ
シジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、β−
メチルグリシジルアクリレート、β−メチルグリシジル
メタクリレー卜、アリルグリシジルエーテルなどがある
これらのグリシジル基を含有するビニル単量体は、1種
または2棟以上混合して、単量体混合物中、5〜45重
量?になるように用いるものであり、5重量?未満であ
る場合は、十分な架橋が得られず、得られる塗膜の耐溶
剤性、硬度が低下して実用に適さないものとなり、45
重量?を超える場合は、塗膜のタワミ性が失われて折り
曲げ性、耐衝撃性などが不良になる。また、これら(含
窒素ビニル単量体およびグリシジル基を含有するビニル
単量体)と共重合し得るその他のビニル単量体としては
、たとえばメチルアクリレート、メチルメタクリレート
、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、プロピ
ルアクリレート、プロピルメタクリレート、イソプロピ
ルアクリレート、イソプロピルメタクリレー卜、n−ブ
チルアクリレート、n−ブチルメタクリレート、イソブ
チルアクリレート、イソブチルメタクリレート、ターシ
ヤリブチルアクリレート、ターシヤリブチルメタクリレ
ート、オクチルアクリレート、オクチルメタクリレート
、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシ
ルメタクリレート、シクロヘキシルアクリレート、シク
ロヘキシルメタクリレート、ラウリルアクリレー卜、ラ
ウリルメタクリレート、β−ヒドロキシエチルアタリレ
ート、β−ヒドロキシメチルアクリレート、ヒドロキシ
プロピルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレ
ート、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン
、酢酸ビニル、塩化ビニルなどがあり、1種または2種
以上混合して、単量体混合物中、含窒素ビニル単量体お
よびグリシジル基を含有するビニル単量体の合計量を差
し引いた残部になるように用いるものである。
以上の各ビニル単量体の混合物を共重合させて共重合体
溶液を得るには、塊状重合、エマルシヨン重合、懸濁重
合などによつて共重合体を得た後、そのままを、または
溶媒を除去して固体状としたものを有機溶剤に溶解して
もよいが、各ビニル単量体および得られるビニル共重合
体を溶解し得る有機溶剤中で重合開始剤の存在下で共重
合させる溶液重合によるのが容易である。しかして、溶
液重合は、公知の方法で行うことができる。この溶液重
合の方法において用いられる有機溶剤としては、たとえ
ばミネラルスピリツト、ゴム揮発油、ソルベントナフサ
、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシク
ロヘキサンなどの脂肪族炭化水素、トルエン、キシレン
などの芳香族炭化水素、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸
イソブチルなどのエステル系溶剤、アセトン、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノ
ンなどのケトン系溶剤、エチルエーテル、ブチルエーテ
ル、エチレングリコールモノエチルエーテルなどのエー
テル系溶剤、イソプロピルアルコール、n−ブチルアル
コール、イソブチルアルコール、アミルアルコールなど
のアルコール系溶剤などがあり、1種または2種以上混
合して用いられる。
また、重合開始剤としては、たとえばべンゾイルパーオ
キサイド、ターシヤリブチルパーオキサイド、ターシヤ
リブチルパーべンゾエート、ターシヤリブチルパーヘキ
ソエートなどの過酸化物や、アゾビスイソブチロニトリ
ル、アゾビスイソバレロニトリルなどのアゾ化合物など
があり、有機溶剤および各ビニル単量体の沸点や重合温
度を考慮して、1種または2種以上混合して用いられる
これらの重合開始剤の使用量は、とくに制限されないが
、通常、ビニル単量体混合物100重量部に対してO.
5〜5重量部であることが好適である。なお分子量調節
を必要とする場合は、オクチルメルカプタン、ドデシル
メルカプタンなどの連鎖移動剤をその使用量がとくに制
限されることなく、用いることができる。
また、多価カルボン酸またはその酸無水物としては、融
点が80〜200℃であるもの、たとえばコハク酸、グ
ルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼ
ライン酸、セバシン酸、デカンニ酸、イタコン酸、エチ
ルマロン酸、マレイン酸、β−ヒドロキシグルタル酸、
ジブロムマレイン酸、ガンボロン酸、フタル酸、1,3
−シクロジカルボン酸、無水コハク酸、無水マレイン酸
、無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、無水トリ
メリツト酸などが好適であるが、融点が80℃未満であ
る場合は、高温下での貯蔵時に溶解しやすく、本発明の
熱硬化性被覆組成物の利点である貯蔵安定性が低下して
実用に供し得ず、200℃を超える場合は、均質な塗膜
を得るために通常の焼付け温度よりも、はるかに高い焼
付け温度を必要とするために実用に供し得ない。
これらの多価カルボン酸またはその酸無水物は、粒子径
が100μ以下のものを用いるのが好ましく、100μ
を超える場合は、分散粒子の沈降が早くなり、実用的で
ない。これらの多価カルボン酸またはその酸無水物の使
用量は、共重合体中のグリシジル基:カルボキシル基を
1:0.1〜1:2,0(重量比)にすることが好まし
く、グリシジル基1に対してカルボキシル基が0.1未
満である場合は、十分な架橋が得られず、塗膜の耐溶剤
性、硬度が劣り、2.0を超える場合は、架橋に関与し
ない多価カルボン酸またはその酸無水物が塗膜中に遊離
し、耐水性が低下する。
各ビニル単量体の混合物を共重合させて得られた共重合
体溶液に多価カルボン酸またはその酸無水物の微粉末を
分散させるには、高速デイゾルバー、サンドミル、ボー
ルミルなどで10分間以上混練するのがよい。
なお、混練時においては、グリシジル基:カルボキシル
基の重量比は、とくに制限されず、混練後や熱硬化性被
覆組成物の調製時にその重量比を調整するようにしても
よい。しかして、混練時における混練物の温度は、用い
る多価カルボン酸またはその酸無水物の融点に達しない
ことが必要である。なお、ビニル共重合体を微粉末にし
たものと、多価カルボン酸またはその酸無水物の微粉末
とを乾式混合した後、上記有機溶剤を加え、ビニル共重
合体の微粉末を溶解してビニル共重合体溶液としたもの
に、多価カルボン酸またはその酸無水物を分散させるよ
うにしてもよい。
本発明の熱硬化性被覆組成物は、分散安定性、貯蔵安定
性などにすぐれたものであるが、実用に際して顔料、染
料、金属粉末などの着色材料:セルロース誘導体などの
バインダー成分;可塑剤などを加え、スプレー塗装、浸
漬塗装、ローラー塗装などの通常の塗装法によつて各種
被塗物に塗装した後、130〜200℃で10〜60分
間焼付けることによつて、光沢があり、熱安定性、付着
性、耐侯性などにすぐれた強じんな硬化塗膜を得ること
ができる。
つぎに、本発明を実施例によつて説明する。
例中における部は、重量部、?は、重量?を示す。実施
例 1からなるビニル単量体混合物530部を還流温度
に保つた酢酸ブチル470部中に2時間かけて徐徐に滴
下した。
滴下終了後、さらに還流温度で3時間、加熱、かくはん
を続けて不揮発分50%、粘度R(25℃、カードナー
気泡粘度計)の無色透明、粘稠などビニル共重合体溶液
を得た。このビニル共重合体溶液500部にセバシン酸
の微粉末(セバシン酸を微粉砕した後、200メツシユ
のブルーにかけて粒子径を74μ以下にしたもの)50
部を加えて高速デイゾルバ一で30分間分散させて熱硬
化性被覆組成物を得た。この熱硬化性被覆組成物をキシ
レンで希釈して粘度(20℃、クレブス・ストーマ粘度
計)を75KUにしたもの200gを250m1のガラ
ス瓶に入れ、50℃に保たれた恒温器中に1週間貯蔵し
て貯蔵安定性を試験したが、増粘していなかつた。また
、この熱硬化性被覆組成物をキシレンで希釈して粘度(
20℃、ブルソクフイールド粘度計)を0.5ポイズに
したものを25m1共栓付試験管に15CT!Lの高さ
に入れ、20℃に保たれた恒温室中にその試1験管を垂
直に立てたまま、3日間おいて分散安定性を調べたが、
沈降物を認めなかつた。
また、上記貯蔵安定性試験後の熱硬化性被覆組成物をさ
らにキシレンで希釈して粘度(20℃、フオードカツプ
#4粘度計)を25秒にしたものをリン酸亜鉛処理鋼板
にスプレー塗装し、170゜Cで25分間焼付けて硬化
塗膜を得た。この硬化塗膜の試験結果を第1表に示した
実施例 2からなるビニル単量体混合物505部を還流
温度に保つたキシレン495部中に2時間かけて徐々に
滴下した。
滴下終了後、さらに還流温度で3時間、加熱、かくはん
を続けて不揮発分50%、粘度N−N(25℃、カード
ナー気泡粘度計)のやや黄色を帯びた粘稠なビニル共重
合体溶液を得た。このビニル共重合体溶液500部にア
ジピン酸の微粉末(アジピン酸を微粉砕した後、150
メツシユのブルーにかけて粒子径を100μ以下にした
もの)45部を加えてサンドミルで1時間分散させて熱
硬化性被覆組成物を得た。この熱硬化性被覆組成物をキ
シレンで希釈して粘度(20℃、クレブス・ストーマ粘
度計)を75KUにしたものを実施例1におけると同様
にして貯蔵安定性を試験したが、増粘していなかつた。
また、この熱硬化性被覆組成物をキシレンで希釈して粘
度(2『C1ブルツクフイールド粘度計)を0.5ポイ
ズにしたものを実施例1におけると同様にして分散安定
性を調べたが、沈降物を認めなかつた。
また、上記貯蔵安定性試験後の熱硬化性被覆組成物をさ
らにキシレンで希釈して粘度(20℃、フオードカツプ
#4粘度計)を25秒にしたものをリン酸亜鉛処理鋼板
にスプレー塗装し、190℃で25分間焼付けて硬化塗
膜を得た。
この硬化膜の試験結果を第1表に示した。
実施例 3 に保つたキシレン200部、酢酸ブチル150部からな
る混合溶剤中に3時間かけて徐々に滴下した。
滴下終了後、さらに還流温度で2時間、加熱、かくはん
を続けた後、冷却し、キシレツ103部で希釈して不揮
発分50%、粘度T(25゜C1カードナー気泡粘度計
)の無色透明、粘稠などビニル共重合体溶液を得た。こ
のビニル共重合体溶液500部にデカンニ酸の微粉末(
デカンニ酸を微粉砕した後、150メツシユのブルーに
かけて粒子径を100μ以下にしたもの)55部を加え
て高速デイゾルバ一で30分間分散させて熱硬化性被覆
組成物を得た。
この熱硬化性被覆組成物をソルベツソ/F6l5O(芳
香族炭化水素の混合溶剤、エツソ社製)で希釈して粘度
(20℃、クレブス・ストーマ粘度計)を75KUにし
たものを実施例1におけると同様にして貯蔵安定性を試
験したが、増粘していなかつた。また、この熱硬化性被
覆組成物をソルベツソNO.l5O(エツソ社製)で希
釈して粘度(20℃、ブルツクフイールド粘度計)を0
.5ボイズにしたものを実施例1におけると同様にして
分散安定性を調べたが、沈降物を認めなかつた。
また、上記貯蔵安定性試験後の熱硬化性被覆組成物をさ
らにキシレンで希釈して粘度(20℃、フオードカツプ
#4粘度計)を25秒にしたものをリン酸亜鉛処理鋼板
にスプレー塗装し、170℃で20分間焼付けて硬化塗
膜を得た。
この硬化塗膜の試験結果を第1表に示した。
実施例 4実施例3におけるビニル共重合体溶液200
部にカーボンブラツク、ラーベン420(コロンビアカ
ーボン社製)20部を加えてロールミルで分散混練して
カーボンブラツク分散物を得た。
ついで、実施例3におけるビニル共重合体溶液400部
にデカンニ酸の微粉末(実施例3におけると同様にして
微粉末にしたもの)45部を加えて高速デイゾルバ一で
30分間分散させたもの445部と上記カーボンブラツ
ク分散物100部とを混合して熱硬化性被覆組成物であ
る黒色塗料を得た。この黒色塗料を酢酸ブチルで希釈し
て粘度(20℃、クレブス・ストーマ粘度計)を75K
Uにしたものを実施例1におけると同様にして貯蔵安定
性を試験したが、増粘していなかつた。
また、この黒色塗料を酢酸ブチルで希釈して粘度(20
℃、ブルツクフイールド粘度計)を0.5ポイズにした
ものを実施例1におけると同様にして分散安定性を調べ
たが、沈降物を認めなかつた。また、上記貯蔵安定性試
験後の黒色塗料をさらに酢酸ブチルで希釈して粘度(2
0℃、フオードカツプ#4粘度計)を25秒にしたもの
をリン酸亜鉛処理鋼板にスプレー塗装し、150℃で3
0分間焼付けて硬化塗膜を得た。この硬化塗膜の試験結
果を第1表に示した。
比較例 1からなるビニル単量体混合物510部を還流
温度に保つた酢酸ブチル490部中に2時間かけて徐徐
に滴下した。
滴下終了後、さらに還流温度で3時間、加熱、かくはん
を続けて不揮発分50%、粘度P−Q(25℃、カード
ナー気泡粘度計)の無色透明、粘稠なビニル共重合体溶
液(カルボキシル基を反応性基とする)を得た。このビ
ニル共重合体溶液500部と実施例1におけるビニル共
重合体溶液500部とを混合して熱硬化性被覆組成物を
得た。
この熱硬化性被覆組成物をキシレンで希釈して粘度(2
0℃、クレブス・ストーマ粘度計)を75KUにしたも
のを実施例1におけると同様にして貯蔵安定性を試験し
たところ、3日目からいちじるしく増粘し、1週間後に
はゲル化した。
また、この熱硬化性被覆組成物をキシレンで希釈して粘
度(20℃、フオードカツプ#4粘度計)を25秒にし
たものをリン酸亜鉛処理鋼板にスプレー塗装し、170
℃で25分間焼付けて硬化塗膜を得た。この硬化塗膜の
試験結果を第1表に示した。
比較例 2からなるデカンニ酸溶液110部と実施例3
におけるビニル共重合体溶液500部とを混合して熱硬
化性被覆組成物を得た。
この熱硬化性被覆組成物をn−ブチルアルコールで希釈
して粘度(20℃、クレブス・ストーマ粘度計)を75
KUにしたものを実施例1におけると同様にして貯蔵安
定性を試験したところ、3日目でゲノレ化した。
また、この熱硬化性被覆組成物をn−ブチルアルコール
で希釈して粘度(20℃、ブルツタフイールド粘度計)
を0.5ポイズにしたものを実施例1におけると同様に
して分散安定性を調べたが、沈降物を認めなかつた。
また、この熱硬化性被覆組成物をn−ブチルアルコール
で希釈して粘度(20℃、フオードカツプ#4粘度計)
を25秒にしたものをリン酸亜鉛処理鋼板にスプレー塗
装し、170℃で25分間焼付けて硬化塗膜を得た。
この硬化塗膜の試験結果を第1表に示した。
比較例 3からなるビニル単量体混合物530部を還流
温度一に保つた酢酸ブチル470部中に2時間かけて徐
”徐に滴下した。
滴下終了後、さらに還・流温度で3時間、加熱、かくは
んを続けて不揮発分50%、粘度P(25℃、カードナ
ー気泡粘度計)の無色透明、粘稠などビニル共重合体溶
液を得た。このビニル共重合体溶液500部にセバシン
酸の微粉末(実施例1におけると同様にして微粉末にし
たもの)50部を加えて高速デイゾルバ一で30分間分
散させて熱硬化性被覆組成物を得た。この熱硬化性被覆
組成物をキシレンで希釈して粘度(20℃、クレブス・
ストーマ粘度計)を75KUにしたものを実施例1にお
けると同様にして貯蔵安定性を試験したが、増粘してい
なかつた。また、この熱硬化性被覆粗成物をキシレンで
希釈して粘度(20℃、ブルツクフイールド粘度計)を
0.5ポイズにしたものを実施例1におけると同様にし
て分散安定性を調べたところ、1時間目で多量に沈降し
た。
また、この熱硬化性被覆組成物をキシレンで希釈して粘
度(20℃、フオードカツプ#4粘度計)を25秒にし
たものをリン酸亜鉛処理鋼板にスプレー塗装し、170
℃で25分間焼付けて硬化塗膜を得た。
この硬化塗膜の試験結果を第1表に示した。
比較例 4 実施例2におけるビニル共重合体溶液500部に粒子径
が150μ以上のものを多量に含んでいるアジピン酸粗
砕物45部を加えて高速デイゾルバ一で30分間分散さ
せて熱硬化性被覆組成物を得た。
この熱硬化性被覆組成物をキシレンで希釈して粘度(2
0℃、クレブス・ストーマ粘度計)を75KUにしたも
のを実施例1におけると同様にして貯蔵安定性を試験し
たが、増粘していなかつた。
また、この熱硬化性被覆組成物をキシレンで希釈して粘
度(20℃、ブルツクフイールド粘度計)を0.5ボイ
ズにしたものを実施例1におけると同様にして分散安定
性を調べたところ、1時間目で多量に沈降した。
また、この熱硬化性被覆組成物をキシレンで希釈して粘
度(20℃、フオードカツプ#4粘度計)を25秒にし
たものをリン酸框鉛処理鋼板にスプレー塗装し、170
℃で25分間焼付けて硬化塗膜を得た。
この硬化塗膜の試験結果を第1表に示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 含窒素ビニル単量体が1〜20重量%、グリシジル
    基を含有するビニル単量体が5〜45重量%およびこれ
    らと共重合し得るその他のビニル単量体がその残部から
    なるビニル単量体混合物を共重合させて得られる共重合
    体溶液に、融点が80〜200℃であつて、粒子径が1
    00μ以下である、多価カルボン酸またはその酸無水物
    の微粉末を分散させてなる熱硬化性被覆組成物。
JP13166478A 1978-10-27 1978-10-27 熱硬化性被覆組成物 Expired JPS5943066B2 (ja)

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